
【おすすめ】一人暮らし向け炊飯器の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.5.6[更新]
簡単においしいご飯が炊ける炊飯器は、一人暮らしにあると便利な家電のひとつ。一人暮らしや少人数の家族向けに、1~3合炊きサイズの小型モデルも数多く登場しています。炊飯機能だけのシンプルなものから、さまざま機能を搭載し調理も可能なものまで選択肢の幅は広く、価格にもかなりの違いがあるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で選んだ一人暮らしにおすすめの炊飯器をご紹介します。選ぶ際のポイントやメーカーごとの特長も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「えむ」が、一人暮らし向け炊飯器のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
一人暮らしに炊飯器がおすすめな理由
毎日自炊するなら炊飯器は必須ですが、そうでなければ「一人暮らしだし、炊飯器はいらないかな…」とも思えます。確かに必須ではありませんが、少しでも迷うなら、炊飯器は持っておくことをおすすめします。毎日は食べないとしても、食べたいときにスイッチひとつで手軽に炊き立てのご飯が食べられるのはとても便利ですし、週に数日でも自炊すれば、食費の節約にもつながります。
一人暮らしに適した容量は3合炊き
炊飯器の容量は「◯合炊き」と表示され、最大何合のお米が炊けるかを示しています。なお、米1合を炊いたときの分量は、中盛りだとだいたいご飯茶碗2.5杯分、大盛りだと2杯分ぐらいです。
一般的なサイズの炊飯器は5~5.5合炊きですが、一人暮らしに適しているのは1.5~3合炊きサイズになります。自炊の頻度が高い場合は、1回で最大2~3日分のご飯が炊ける3合炊きサイズ、自炊の頻度が低い場合は、1~1.5合炊きのコンパクトサイズを選ぶといいでしょう。また、一人暮らしでも白米をたくさん消費する場合は、5~5.5合炊きがあると便利です。ただ、3合炊きに比べるとサイズが1~2周り大きくなるので、置くスペースがあるのかは考えておきましょう。


炊飯器の中には、材料を入れてボタンを押せば、煮物などのおかずの調理が可能なモデルもあります。上手な活用方法としては、ご飯をまとめて炊いて冷凍しておき、その日のおかずを炊飯器で作るといった使い方が提案されています。
一人暮らし向け炊飯器を選ぶ際のポイントとは?
一人暮らし向けの炊飯器を選ぶポイントとなるのは、容量のほか、炊き上がったお米の味、炊飯以外にも調理にも活用できるか、便利な機能が備わっているかといったところです。一つひとつ見ていきましょう。
加熱方式:お米の炊き上がりを左右する
炊飯器のお米の炊き方、つまり加熱方式によってお米の炊き上がりが変わってきます。加熱方式には「マイコン式」「IH式」「圧力IH式」「ガス式」の4種類があり、それぞれの仕組みや特性が異なります。
マイコン式
マイコン式は炊飯器の底にヒーターがあり、ヒーターが内釜を加熱することでお米が炊ける仕組みです。構造がシンプルなだけに価格もリーズナブルで、一人暮らし用のサイズだと、安価モデルなら3,000円台から購入できます。基本的には底面のみ加熱する仕組みのため、3合以上炊く場合は炊きムラが出やすいですが、1~3合炊き程の少量であれば、ほとんど気になりません。価格重視で、最低限の機能が備わっていれば問題ないという方におすすめです。

IH 式
IH 式は外釜にコイルが取り付けられており、電磁誘導によって内釜自体を発熱させることでお米を炊き上げます。内釜全体が発熱してまんべんなく加熱するので、米の量に関係なく炊きムラが少なく、粒立ちの良い炊き上がりに。ただし、価格はマイコン式より高めです。一度に3合以上炊く方や、マイコン式よりワンランク上の味を求める方に向いているといえるでしょう。

圧力IH 式
圧力IH 式は、IH 式と同じ電磁誘導による加熱に加えて、炊飯時に圧力をかけて高温で炊き上げます。IH式に比べて、より甘みがありもっちりした炊き上がりで、炊飯時間も短くなるのが特⾧。また、ケーキづくりやヨーグルトづくりなど、炊飯以外にも使えるものが多いです。価格は、ほかの加熱方式の炊飯器に比べて、圧力IH 式が最も高くなります。炊き上がりのおいしさを重視する方におすすめです。

ガス式
ガス式は、ガスの炎で釜底を熱して炊き上げるタイプです。直火炊きなので、かまどで炊いたご飯のようにふっくらとした炊き上がりになります。また、火力が高いので、炊飯時間も短くてすみます。現在は電気炊飯器が主流となっており、ガス式の炊飯器はあまり多くありません。オール電化住宅でガス式の炊飯器を使う場合は、ガスの設備工事が必要になります。

内釜の素材:素材の違いが炊き上がりや保温性能に影響する
お米の味や炊き上がりに影響するのは、加熱方式だけではありません。炊飯器の内釜の素材が違うと、お米の炊き上がりや保温性能が違ってきます。
鉄釜
鉄釜は、発熱効率と熱伝導率に優れているので、短い時間で炊飯が可能。ムラがなく、ふっくらとした炊き上がりになります。ただし、内釜自体が重いので、米を研いだり、炊飯器にセットしたりするのに少し手間がかかります。

銅釜
銅釜は、鉄釜よりさらに熱伝導率が高く、お米一粒一粒にしっかりと熱が伝わるので、やわらかくふっくらした炊き上がりになります。ただし、発熱効率は鉄釜に劣るので、炊き上がりまでの時間は、鉄釜より⾧くなります。

土鍋釜
土鍋コーティングが施された土鍋釜は遠赤外線効果に優れており、蒸すように炊き上げることで、お米のもっちり感を引き出します。一度炊いたお米が冷めにくいのも特⾧です。

セラミック釜(炭釜)
セラミック釜は、金属側に炭コーティングが施されたもの。熱伝導率と遠赤外線効果に優れており、ムラなくふっくらした炊き上がりになります。

内釜の構造:内釜の構造で炊き上がりや扱いやすさも変わる
内釜の素材だけでなく、内釜の構造によってもお米の炊き上がりは変わってきます。内釜の構造には「厚釜」「多層釜」「真空釜」の3種類があり、それぞれ特⾧が異なります。また、真空釜はほかの内釜に比べて軽量なので、洗うときや持ち運ぶときも扱いやすいです。
厚釜
厚釜は、一般的に厚さ2.3mm以上のものを指します。熱い釜全体でお米を包み込むように炊き上げるので、ムラができにくく、ふっくらした炊き上がりに。熱も逃げにくいので、⾧く炊き立てのおいしさを味わえます。

多層釜
多層釜とは、素材を何層も重ねたもので、7層、8層、9層などが多いです。中心に熱伝導率の高い素材、外側に断熱性の高い素材を組み合わせることで、各金属の良さを活かしています。IH炊飯器や圧力IH炊飯器では、多層釜が主流です。

真空釜
魔法瓶と同じ構造で、中に真空の部分がある真空釜。熱が逃げにくいので炊き上がった米が冷めにくいメリットがあります。厚釜や多層釜より軽量で、扱いやすいのも魅力です。

炊き分け機能:お米の状態や銘柄に応じた炊き方ができる
玄米や無洗米など、お米の種類によって炊き分けてくれる機能がついた炊飯器もあります。また、高機能モデルでは、お米の硬さを炊き分けたり、カレー用や酢飯用などメニューに合わせて炊き分けたりしてくれる機能も。ほかには、コシヒカリやあきたこまちといったお米の銘柄別に炊き分けてくれる機能を搭載したモデルもあります。
一人暮らしでは、無洗米コースがあると便利です。無洗米は肌ヌカが取り除かれている分、通常の精白米より粒が小さいので、計量カップで測った際に通常の精白米より多くのお米がカップに入ります。そのため、炊飯の際は水も多めに入れなくては水が足りずに硬くなってしまうので、炊飯器の内釜には「白米」と「無洗米」用で、2つの目盛りが書かれているのが一般的です。無洗米コースのある機種は、この無洗米用の目盛りがありません。通常の分量の水を入れて無洗米コースを押せば、お米をちょうど良いやわらかさに炊き上げてくれます。

蒸気カット:炊飯器の設置場所の幅が広がる
炊飯器は、炊飯中は高温の蒸気を吹き出すのが通常ですが、この蒸気の吹き出しがない蒸気カットモデルもあります。蒸気カットモデルなら、炊飯器の置き場所の上部に家具やほかの家電があっても大丈夫なので、炊飯器の設置場所の選択肢が広がります。

調理機能:料理のバリエーションが増え、時短効果も
炊飯器の中には、炊飯機能に加えて調理機能がついたものもあります。材料を入れてボタンを押せば自動で仕上げてくれるので手間もかからず、簡単に料理のバリエーションを増やせるので便利です。中には、炊飯時の蒸気を利用しておかずを作れるモデルもあります。

そのほかの便利機能:必要な機能や表示が見やすいモデルを選ぶ
炊飯器のそのほかの機能としては、必要最小限の電力のみに抑えることで電気代を節約できる「エコ炊飯」のほか、スマートフォンのアプリから炊き方の設定や炊飯器のオンオフができる「スマートフォン連携」なども便利です。また、操作パネルの位置は使いやすい所にあるか、炊飯時間の表示は見やすいかも大事なポイントになります。例えば、背の高いレンジ台の上段などに置く場合は、側面に操作パネルがあるものがおすすめです。


炊飯器の価格は、マイコン式、ガス式、IH式、圧力IH式の順に価格が高くなります。調理機能や銘柄ごとの炊き分け機能を備えた高級炊飯器は5~5.5合炊きサイズが多いですが、メーカーによっては、3合炊きサイズのモデルもあります。
メーカー別・一人暮らし向け炊飯器の特⾧
炊飯器は、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。ここでは、主要なメーカーとその代表的な製品の特長を紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
象印:あらゆるユーザーのニーズに応える、シェア1位の安心感
象印は、水筒・タンブラーやポット・ケトル、キッチン家電、生活家電などを製造する老舗メーカー・象印マホービンのブランド。炊飯器のシェアは1位です。一人暮らし~少人数向けの3~3.5合炊きサイズにも、マイコン式、IH式、圧力IH式の各タイプがそろっており、予算やこだわりに応じて選びやすいのが魅力。また、ほとんどのモデルが、無洗米、玄米、麦ご飯、雑穀米の炊き分け機能を搭載しており、3合炊きの圧力IH式2種類は、「すしめし」やカレーに合う「しゃっきり」といった炊き分けも可能です。

タイガー:お米のおいしさを最大限に引き出す老舗メーカー
タイガーは、象印マホービンと同じく大阪府に本社を置く老舗メーカー。真空断熱技術と熱コントロール技術に優れ、魔法瓶や炊飯器、電気ケトル・ポット、調理家電などを製造しています。3~3.5合炊きサイズは、マイコン式、IH式、圧力IH式のラインナップ。最高級モデルの「土鍋圧力IHジャー炊飯器」は、一流料亭のご飯を目指して開発されたもので、最高温度約300℃の大火力と土鍋ならではのやさしい泡で炊き上げる「土鍋ご泡火(ごほうび)炊き」が特長です。銘柄に合わせた炊き分け機能と食感炊き分け機能もついており、炊き上がりにこだわりたい方におすすめです。外観にも定評があり、スタイリッシュなデザインのものがそろっています。

パナソニック:豊富なラインナップと最新の技術を搭載したモデルが魅力
パナソニックは、1918年創業の日本を代表する大手家電メーカーで、AV機器から家電、パソコン、住宅設備、照明まで、幅広く開発・製造・販売を手掛けています。3~3.5合炊きサイズは、IH式と圧力IH式の2タイプを展開。圧力IH式は、一気に圧力を抜いて減圧する際に、爆発的な沸騰力を実現し、一粒一粒にしっかり熱を伝えるパナソニックの特許技術「おどり炊き」を搭載しているのが特長です。また、無洗米専用の2合炊き「SR-AX1」は、米と水の計量から炊飯まで全自動で行ってくれる画期的な炊飯器。スマートフォン連携で遠隔操作が可能で、あらかじめタンクに米と水をセットしておけば、指示を出すだけで、自動で炊き上げてくれます。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ一人暮らし向け炊飯器
ではここで、プロの視点で厳選した炊飯器をご紹介しましょう。いずれも Joshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご家庭の環境に合った一台を見つけてください。
担当者おすすめの一人暮らし向け炊飯器
- 会員様web価格 29,480円 (税込)2,948 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年12月 発売◆強火で炊き続け、うまみを引き出す「豪熱沸とうIH」
◆選べる保温選択。30時間おいしく保温できる「うるつや保温」
◆発酵から焼き上げまで手作りパンが楽しめる「パン(発酵・焼き)」メニュー
◆容量:容量:0.54L(3合炊き)
◆内釜:黒まる釜厚(厚さ1.7mm) - 会員様web価格 22,600円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年10月 発売◆小容量ですっきりコンパクト
◆ごはんのおいしさと、豊富な時短調理メニューを両立
◆容量:0.54L(3合炊き)
◆内釜:遠赤5層 土鍋蓄熱コート釜(厚さ2.5mm) - 会員様web価格 21,780円 (税込)2,178 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年12月 発売◆高級感のあるフラットモデルIH
◆「本かまど」炊き分け3通り
◆容量:1.0L(5.5合炊き)
◆内釜:備長炭ダイヤモンド釜(釜底厚さ2.0mm) - 会員様web価格 18,200円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年11月 発売◆備長炭釜と旨み熟成浸水で旨みを引き出し、おいしく炊き上げ
◆設置しやすく、お手入れしやすく コンパクトデザイン
◆容量:1.0L(5.5合炊き)
◆内釜:備長炭釜 厚さ1.6mm
コスパの良い一人暮らし向け炊飯器
- ◆ふっくらおしく炊き上げる「本かまど」コース
◆美味しい麦ご飯がお手軽に「麦ごはん」コース
◆少量が計りやすい約0.5合計量カップ付
◆容量:0.54L(3合炊き)
◆内釜:黒コート釜(厚さ2.3mm) - 会員様web価格 9,882円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年01月 発売◆遠赤黒特厚釜でふっくら炊きあげ
◆お米本来の旨みを引き出す「極うま」メニュー
◆低温調理機能とレトルトあたため機能を搭載
◆容量:0.54L(3合炊き)
◆内釜:遠赤黒特厚釜(厚さ3.0mm) - 会員様web価格 12,200円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年11月 発売◆ふっくらおいしく炊けるゴールド厚釡&球面炊き
◆玄米や雑穀米もおまかせ多彩な炊飯メニュー
◆もちもちの「米粉入り」パンもできるパン調理機能
◆容量:0.54L(3合炊き)
◆内釜:ゴールド厚釜(厚さ3mm)
☆「KS-CF05E」をベースにしたJoshinオリジナルモデル
炊飯器で一人暮らしでも健全な食生活を
炊飯器は一人暮らしの必須アイテムとまではいえませんが、あると便利なアイテム。好きなときに炊き立てのご飯が食べられるのは大きなメリットですし、自炊は節約にもつながるので、迷ったらそろえておくのがおすすめです。一人暮らし向けの3~3.5合炊きサイズでは、3,000円台のシンプルモデルから10万円以上の高級モデルまで、多様なニーズに合わせた製品が登場しています。この記事を参考に、自分のこだわりや生活スタイルに合うものを探してみてください。
スタッフが実際に使ってみた試用レポート
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