
【おすすめ】卓上IHクッキングヒーターの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.6.13[更新]
卓上IHクッキングヒーターは、ガスを使わず電気の力で鍋やフライパンを加熱する調理家電です。細かい温度調整機能やオートメニューが搭載されたモデルを選べば、テーブル上での簡単な調理だけでなく、キッチンでの本格的な調理にも利用できます。今回は、卓上IHクッキングヒーターの最新のトレンドや選び方について詳しく解説。さらに、Joshin webの家電担当者が、プロの視点で厳選したおすすめのメーカーと注目のモデルもご紹介します。

Joshin web 家電担当者「たかさん」が、卓上IHクッキングヒーターのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
卓上IHクッキングヒーターは、火を使わずに安全に調理できる
卓上IHクッキングヒーターは、電磁誘導加熱(IH)技術を利用して調理をする家電製品です。火を使わずに電気で加熱するため、安全性が高くコンパクトなサイズで扱いやすいのが特長。特に、食卓で家族や友人と鍋を囲んで楽しむ場面はもちろん、多彩な機能を使って普段の調理に活用することもできます。まずは、卓上IHクッキングヒーターのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

卓上IHクッキングヒーターのメリット
卓上IHクッキングヒーターのメリットは、大きく下記の4つがあります。
安全性が高い
卓上IHクッキングヒーターは火を使わないため、衣類や紙などへの引火による火事のリスクが低く、ガス漏れの心配もありません。また、夏場でも室温を上昇させることなく使用できるので、快適な調理が叶うでしょう。
カセットボンベが不要
卓上IHクッキングヒーターは、ガス式のカセットコンロと異なり電気で動作するため、カセットボンベの交換や保管が不要です。また、使用後にボンベのゴミが出ない点もうれしいポイントといえるでしょう。
温度調整が容易
卓上IHクッキングヒーターは、デジタル制御による細かな温度調整が可能で、一定の温度をキープしやすいのが特長です。最近のモデルには、自動調理機能も搭載されているものもあり、より便利に使えます。
お手入れが簡単
卓上IHクッキングヒーターは、五徳がなくフラットなプレート状になっているため、汚れをサッと拭くだけで簡単にお手入れできます。また、コンパクトサイズなので、収納もスムーズです。

卓上IHクッキングヒーターのデメリット
卓上IHクッキングヒーターには、注意すべきデメリットもあります。特に、これまでガス式の卓上カセットコンロを使っていた方は、使用時の違いを理解しておくことが重要です。
IH対応の調理器具が必要
IHは、特定の金属を加熱する仕組みのため、卓上IHクッキングヒーターを使用する場合は、IH対応の鍋やフライパンしか使用できません。既存の調理器具が使えない場合、新しく購入する必要があります。
停電時に使用不可
卓上IHクッキングヒーターは電気で動作するため、停電時には使用できません。災害時などの非常用調理器具としては不向きです。
電気代に注意が必要
卓上IHクッキングヒーターは、使用時間や使用頻度によっては、電気代が高くなる可能性があります。特に、長時間使用する場合は、電力消費量を考慮する必要があるでしょう。

卓上IHクッキングヒーターは、安全かつ便利で、途中で燃料切れする心配もありません。ただし、ポータブル電源などを用意しない限り、野外での使用はできないので注意しましょう。
卓上IHクッキングヒーターの最新トレンド
最近の卓上IHクッキングヒーターは、高機能化 ・高性能化が進み、便利な機能を搭載したモデルが次々と登場しています。ここでは、押さえておきたい最新のトレンドをご紹介します。
高精度な温度制御機能
最新の卓上IHクッキングヒーターには、精密な温度制御機能を備えたモデルが増えています。鍋底の温度を検知する高感度センサーを搭載し、均一な加熱や繊細な温度調整を実現するモデルなどが登場。煮込み料理や揚げ物、低温調理など、火加減が難しい料理も簡単にこなせるようになり、料理の幅が広がります。

多彩なオートメニュー機能
温度制御技術の進化により、オートメニュー機能を搭載した卓上IHクッキングヒーターも増えています。「炊飯モード」「煮込みモード」「揚げ物モード」などを搭載したモデルがあり、モードに合わせて自動で火加減を調整してくれます。これにより、調理中の火加減調整が不要で、忙しい家庭や料理初心者でも、手軽においしい料理を作ることが可能です。

安全機能の向上
元々、安全性が高い卓上IHクッキングヒーターですが、最新モデルではさらに高度な安全機能が充実。空焚き防止機能や切り忘れ防止機能、鍋検知機能などを備えた製品が増えています。小さなお子様がいる家庭や高齢者が使用する場合には、大きなメリットといえるでしょう。


最新の卓上IHクッキングヒーターは、安全性と多機能性を兼ね備えた調理器具へと進化しています。卓上カセットコンロとは異なり、初心者でも簡単に失敗せず調理ができることも大きな魅力です。
卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際のポイントとは?
卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際には、火力、機能性、安全性、操作性、収納のしやすさなど、いくつかのポイントをチェックすることが大切です。ここでは、ご自身のニーズに合った最適なモデルを選ぶためのポイントをご紹介します。
火力:1,400Wを目安に選ぼう
卓上IHクッキングヒーターの火力は、ワット数(消費電力)によって決まります。一般的には1,000~1,400Wのモデルが多く、高火力を求めるなら1,400Wのモデルが適しています。1,400Wの火力があれば、短時間で水を沸かしたり、揚げ物や炒め物を高温で素早く調理したりすることが可能です。ただし、高火力モデルは消費電力が大きくなるため、契約アンペア数によってはブレーカーが落ちやすくなることがあるので注意しましょう。
モード:オートメニュー機能搭載モデルがおすすめ
卓上IHクッキングヒーターで揚げ物、煮込み、炊飯などを簡単に行いたいなら、オートメニュー機能を搭載したモデルがおすすめです。
例えば、「揚げ物モード」では、160~200℃の温度を一定に保つことで、天ぷらや唐揚げをカラッと仕上げられます。「煮込みモード」では、吹きこぼれを抑えながらじっくりと煮込むことが可能。「炊飯モード」では、自動で火加減を調整し、おいしいご飯を炊くことができます。さらに、「温度調理モード」では、40~100℃までの範囲を細かく設定できるため、ローストビーフやサラダチキン、温泉卵といった低温調理料理にも対応可能。温度管理が難しい料理でも、失敗なく仕上げられます。

機能性:保温機能などの便利機能もチェック
卓上IHクッキングヒーターの保温機能は、鍋料理などを適温に保つときに便利です。これがあれば、鍋を囲むときに火加減を気にせず楽しめる上、冷めた料理を温め直す際にも役立ちます。ほかにも、あらかじめ設定した時間が経過すると自動停止するタイマー機能や、お子様による誤操作を防ぐチャイルドロック機能など、安全で便利な機能が搭載されたモデルもチェックしてみましょう。
安全性:安全機能がついたものを選ぼう
安全性を重視する場合は、卓上IHクッキングヒーターにどのような安全機能が搭載されているかも購入前に確認してください。空焚き防止機能、切り忘れ防止機能、鍋検知機能、温度過昇防止機能などがあり、モデルによって搭載機能が異なるため、必要に応じて取捨選択することが大切です。
操作性:操作がシンプルなタイプが人気
卓上IHクッキングヒーターには、主に「ボタン式」と「タッチパネル式」があります。ボタン式は押した感覚がわかりやすく、汚れた手でも反応しやすいなど操作の確実性が高いことが特長。タッチパネル式は表面がフラットなので、見た目がスッキリとしていて掃除がしやすいのが魅力です。
どちらも、ボタンやアイコンが必要最小限にまとめられており、シンプルに操作できるモデルが人気となっています。設定温度や調理モードが液晶ディスプレイに表示されるモデルなら、直感的に操作できるでしょう。

収納しやすさ:収納のしやすさは細かい点を確認
卓上IHクッキングヒーターは、フラットでコンパクトなデザインのものが多く、収納しやすいのが特長。さらに、縦置きで自立するタイプなら、棚の隙間などにスッキリと収納できます。また、コードがマグネット式のモデルなら、コードを簡単に取り外せるので、収納時に邪魔になりません。卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際は、収納のしやすさも考えて選ぶことをおすすめします。


卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際は、火力や機能性、安全性を重視しつつ、使用頻度や目的に合ったモデルを選ぶことが大切です。また、コードはマグネット式であることに加えて、使う場所に合った長さかどうかも確認しておきましょう。
メーカー別・卓上IHクッキングヒーターの特長
卓上IHクッキングヒーターは、さまざまなメーカーから発売されています。ここからは、代表的なメーカーと各社の製品の特長を見ていきましょう。
アイリスオーヤマ:リーズナブルで高機能なモデルを展開
アイリスオーヤマは、生活用品の企画、製造、販売を行う日本の総合生活用品メーカーです。卓上IHクッキングヒーターは、リーズナブルでありながら高機能で使いやすい点が魅力。1,400Wのハイパワーに加え、6段階の火力調整が可能なモデルを多数展開しています。
また、シンプルな操作パネルで表示がわかりやすく、小物検知機能や切り忘れ自動OFF、温度過上昇防止機能など、さまざまな安全機能を備えているのも魅力。パーティー向けのおしゃれなデザインや、鍋とセットになったモデルも用意されており、シーンに応じて選ぶことができます。

YAMAZEN:操作性の高いモデルをラインナップ
YAMAZEN(山善)は、工作機械、産業機器、機械工具などのものづくりを支える「生産財」と、住宅設備機器、家庭機器など、豊かな暮らしを提供する「消費財」を取り扱う日本の専門商社です。
卓上IHクッキングヒーターは、シンプルでコストパフォーマンスの高いモデルを複数発売。1,400Wのハイパワーで、煮る・焼く・揚げるの一台3役で使えるモデルがあります。電源コードを本体に収納できるモデルもあり、使わないときもスッキリ収納可能。また、操作パネルがボタン式なため、手が汚れていても操作しやすく、扱いやすいのもうれしいポイントです。

パナソニック:使いやすさと機能性を追求したモデルが魅力
パナソニックは総合電機メーカーとして、幅広い家電製品を開発 ・製造しています。卓上IHクッキングヒーターは最新技術を搭載し、使いやすさと機能性を両立させたモデルが特長です。
「KZ-PH34」は、2重のIHコイルと2つのセンサーを搭載し、均一な加熱と精密な温度制御を実現。7段階の加熱コースに加え、「炊飯コース」「煮込みコース」「揚げ物コース」などオートメニュー機能を搭載し、調理コースに合わせて自動で火加減を調整します。安全機能も充実しており、空焼き検知機能や揚げ物そり鍋自動OFF(予熱時に鍋底に約1mm以上の変形があると通電を停止する機能)、1000Wセーブ機能など、最新技術を採用したモデルとなっています。

象印:フルフラットでお手入れが簡単なモデルを用意
象印は、水筒や炊飯ジャー、ポット、ケトルなどの家庭用電化製品を製造する老舗メーカー・象印マホービンのブランドです。卓上IHクッキングヒーターは、薄型設計とフラットデザインが特長となっています。
「EZ-KG26」は、高さ約3cmの業界トップクラスの薄型ボディを実現し、テーブルでの使いやすさを追求。フルフラットなガラストッププレートとタッチパネル式の操作パネルにより、お手入れも簡単です。火加減は9段階調整可能で、ダブルセンサーによる「異常温度上昇防止」「切り忘れ防止」「なべなし検知」などの安全機能も備えています。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめの卓上IHクッキングヒーター
ここからは、プロの視点から厳選した卓上IHクッキングヒーターをご紹介します。すべて、Joshin web の家電担当者が選んだモデル。卓上IHクッキングヒーターの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
- 会員様web価格 22,710円 (税込)2,271 円相当(10%) ポイント進呈「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷◆電気工事なしですぐに使える、2口タイプのIHコンロです。
◆キッチンコンロスペースの高さ約18cmにピッタリおさまります。 - ◆お手入れしやすいガラストップタイプ
◆マグネットコンセントプラグで安心構造 - 会員様web価格 11,860円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月22日( 日 ) 出荷2021年09月 発売◆炊飯も、煮込み料理も、火加減おまかせ。
◆キッチンに食卓に、頼れる「もう1つのコンロ」 - ◆業界トップクラスの薄型ボディ高さ約3cm
◆象印のこだわり「5つの安全設計」
卓上IHクッキングヒーターを使う際の注意点
卓上IHクッキングヒーターを安全・効果的に使用するには、いくつか守るべき注意点があります。特に、下記の3つについては覚えておきましょう。
本体に水をかけない
卓上IHクッキングヒーターは電気製品なので、水をかけることは避けるべきです。水が内部に入ると、故障や感電の危険性があります。お手入れの際は、固く絞った布で拭くにとどめましょう。
プレートに調理器具以外のものを置かない
卓上IHクッキングヒーターのトッププレートはガラス製のものが多く、調理器具以外の重いものや金属製の小物を置くと傷やひびが入る原因となります。また、鍋やフライパン以外のものを置くと、小物検知機能が作動して加熱できなくなるモデルもあります。調理時以外は、トッププレートの上に何も置かないようにしましょう。
定期的に掃除をする
卓上IHクッキングヒーターを使用した後は、こまめに掃除をしましょう。汚れは、水拭きか中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。頑固な汚れはクリームタイプのクレンザー(研磨剤30%以下)を使用し、優しく円を描くように掃除します。

卓上IHクッキングヒーターを使用した後に毎回掃除することで、機器の性能を維持し、⾧く快適に使用できます。また、掃除の際は必ず電源を切り、本体が冷えていることを確認してから行いましょう。
卓上IHクッキングヒーターのおすすめ関連商品
卓上IHクッキングヒーターを使用する際は、IH対応の鍋やフライパンを用意する必要があります。IH対応の調理器具は、卓上IHクッキングヒーターの性能を最大限に引き出し、効率的かつ均一な加熱を可能にするため、併せて購入を検討しましょう。
IH対応の鍋
IH対応鍋は、磁力線を効率良く熱に変換できる特殊な構造を持っており、通常の鍋と比べて短時間で素早く加熱できるのが特⾧です。鍋全体を均一に加熱できるため、鍋料理や煮込み料理、炊飯など、さまざまな調理に適しています。IH対応鍋を選ぶ際は、鍋底の厚さや素材に注目してください。厚みのある鍋底は蓄熱性が高く、食材をムラなく加熱できます。

IH対応のフライパン
IH対応フライパンは、通常のフライパンと比べて底面が平らで厚みがあり、熱伝導性に優れています。これにより、均一に熱を伝え、食材をムラなく加熱できるので、料理の仕上がりが良くなるでしょう。また、IH対応フライパンは耐久性が高く、⾧期間使用できることも特⾧です。IH対応フライパンは、底面が平らでIHコンロと密着しやすいものを選ぶようにしてください。


IH対応の調理器具を使用すれば、卓上IHクッキングヒーターのメリットを十分に活かし、効率的においしい料理を作ることができます。通常の土鍋やアルミ製の調理器具は使用できないので注意してください。
卓上IHクッキングヒーターを便利に使いこなそう
卓上IHクッキングヒーターは、テーブルで鍋料理を囲むときはもちろん、煮込み料理や天ぷらなどの本格調理にも便利な調理家電です。火を使わないため安全性が高く、細かな温度調整ができる点も大きな魅力です。
卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際には、1,400W程の高火力モデルを選ぶと、短時間での加熱や高温調理が可能になります。また、多彩な調理モードを備えたモデルを選ぶと料理の幅が広がり、使い勝手がさらに向上するでしょう。自分のライフスタイルや調理スタイルに合った卓上IHクッキングヒーターを見つけて、便利で快適な調理時間を楽しんでください。
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