
【おすすめ】急速充電器の比較&選び方! 人気のメーカーもご紹介
2025.6.20[更新]
スマートフォンやタブレットパソコン、ノートパソコンなどの充電器は、モデルによって充電スピードが異なります。急いでいるときに便利なのが、素早く充電ができる急速充電器です。急速充電器があれば、うっかりバッテリー切れになってしまったときも、スピーディーに充電できます。
最近では、新たな規格や技術により、コンパクトで使いやすい急速充電器も増えてきました。ただ、急速充電器はさまざまなメーカーから販売されているため、何を基準に選べばいいか迷う方も多いかもしれません。
そこで今回は、Joshin web のパソコン担当者が、急速充電器を選ぶ際のポイントや人気のメーカーの特長などを、おすすめのモデルとともにご紹介します。

Joshin web のパソコン担当者「うぇげいん・すま緒」が、急速充電器のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
デバイスをスピーディーに充電できる急速充電器
スマートフォンの充電をしているとき、すぐに出掛けたいのになかなか充電が完了せず、イライラしたことがある方も多いのではないでしょうか。そのようなときに役立つのが、急速充電器です。まずは、急速充電器の特長について見ていきましょう。
出力するワット数が大きく、短時間で充電できる
急速充電器は、一般的な充電器よりも出力する電力(ワット数)の大きいことが特長です。
充電器の充電性能は、「W(ワット)」という単位で表します。ワット数は「電流(A)×電圧(V)」で計算でき、この数値が大きいほど供給される電力が多く、短時間で充電できます。
例えば、スマートフォンに付属されている一般的な充電器は5W程度ですが、急速充電の規格のひとつであるUSB PDは100Wから最大240Wです。一般的な充電器に比べて、単純計算で20~48倍ものパワーを持っていることになり、充電スピードも速くなります。
高出力ながらコンパクト化しているモデルもある
「出力する電力が大きい急速充電器は、サイズも大きくなるのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、近年では充電器の性能が大きく進化し、高出力でありながらコンパクトなモデルも登場しています。
急速充電器のコンパクト化を実現した要因のひとつが、「GaN(窒化ガリウム)」と呼ばれる半導体素材です。GaNは、それまで主に使われていたシリコンに比べてエネルギー効率が高く、電力損失が少ないという特長があります。さらに、熱伝導率が高いことから、充電器の内部に熱を逃がすための空洞が不要です。
そのため、充電器にGaNを採用することで、コンパクトなサイズであっても、高出力を維持できるようになりました。また、充電中に充電器本体が熱くなりにくいというメリットもあります。

最近では、スマートフォン購入時に充電器が付属されないケースも増えています。古い充電器を使い続けている場合、急速充電器に切り替えることで、充電スピードが数倍アップすることも。GaNを採用した急速充電器なら、シリコン搭載充電器の半分程度の大きさでも同じ出力の維持が可能です。
急速充電器を選ぶ際のポイントとは?
急速充電器を選ぶ際には、出力やポート数、充電規格など、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。購入する前に、下記のポイントを押さえておきましょう。
出力:充電したいデバイスに合う大きさを選ぶ
急速充電器を選ぶときに、まずチェックしたいのが出力(ワット数)です。デバイスにはそれぞれ入力可能な最大ワット数があり、それを超えた電力を供給しても充電速度は上がりません。
一般的に、充電器は高出力になるほど本体サイズが大きく、価格も高くなります。100Wの急速充電器でも20Wのスマートフォンの充電は可能ですが、ほかに充電したいデバイスがないなら、無駄に大きくて値段の高い充電器を購入することになりかねません。
急速充電に必要な出力は、一般的なスマートフォンなら20W前後、タブレットパソコンやハイエンドモデルのスマートフォンなら30W前後、小型ノートパソコンは45W以上、一般的なサイズのノートパソコンを充電する場合は65W以上が目安となります。
お得でコンパクトな充電器を選びたい場合は、出力が充電したいデバイスに合っているかどうかを確認しましょう。
ポート数:同時に充電が必要なデバイスの数で選ぶ
1つの充電器で同時に充電できるデバイスの数は、ポート(挿し込み口)の数が最大です。スマートフォンとタブレットパソコンなど、複数のデバイスを一度に充電したい場合は、ポートを2個以上備えた急速充電器を選ぶ必要があります。
充電器のポートの数はモデルによって異なり、1ポートしかないものから、2~3ポートを搭載したもの、8ポート以上を備えた大型のものまでさまざまです。普段、複数のデバイスを使っている場合には、コンパクトながら2~3ポートを備えた急速充電器を検討するといいでしょう。汎用性の高さを求めるなら、USB Type-AポートとUSB Type-Cポートの両方を備えたモデルが便利です。
なお、複数のデバイスを同時に充電すると、1ポートあたりの出力が下がるため、充電速度が落ちる可能性もあります。そのため、複数のデバイスを急速充電したい場合には、出力が大きめのモデルがおすすめです。

充電規格:デバイスに対応する規格を選ぶ
急速充電にはさまざまな規格があり、それぞれ対応するデバイスが異なります。代表的なものが「USB PD」や「QC」で、急速充電をするには、充電器の規格にデバイスが対応していなければなりません。
USB PDは、USB Type-Cに対応した充電規格で、最新のスマートフォンやノートパソコンなどに幅広く採用されています。また、QCはアメリカのQualcomm社が開発したスマートフォンやタブレットパソコンの充電規格で、Android端末の多くに対応しています。
一般的に、急速充電器のパッケージには、「USB PD」「QC」などと充電規格が表示されているので、充電したいデバイスに合ったものを選びましょう。
サイズや重さ:コンパクトなモデルが使いやすい
急速充電器を選ぶ際には、サイズや重さも重要なポイントです。「急速充電器は自宅で使うから、大きさや重さは気にしない」という方もいるかもしれませんが、職場や学校、旅行先など、充電器を自宅以外で使用する場面は意外と多いものです。自宅で使う際にも、サイズが大きい充電器は電源タップなどに挿し込みにくいかもしれません。
最近では、高出力ながら小型で軽量のモデルも数多く登場しているので、できるだけコンパクトな充電器を選んだほうが使いやすいでしょう。

電源がない場所でもデバイスを充電したい場合には、バッテリーが搭載された急速充電器もおすすめです。バッテリー一体型なら、充電器とモバイルバッテリーの一台二役で、外出時の荷物も減らせますよ。
メーカー別・急速充電器の特長
急速充電器は、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。ここでは、急速充電器の人気メーカーと、それぞれの特長についてご紹介します。
Anker:バラエティ豊富なモデルがそろう
Anker(アンカー)は、中国の深圳市に本社を置く、スマートフォン・タブレットパソコン製品を開発・販売しているメーカーです。特に、充電関連製品については、世界トップレベルの販売実績があります。
折りたたみ式プラグのコンパクトな急速充電器は、持ち運びするのにピッタリ。ノートパソコンの充電にも対応する高出力モデルや、複数のポートを備えたモデルなど、バリエーションも豊富です。また、Anker独自技術の多重保護システムなど、安全設計にも定評があります。

CIO:モノトーンのスタイリッシュなデザインが魅力
CIO(シーアイオー)は、大阪に本社を構えるバッテリー関連製品メーカーです。スマートフォンの充電器やモバイルバッテリーなどを中心とした、デジタル製品の企画・開発・販売をしています。
CIOからは、高出力でありながらコンパクトな急速充電器が多数登場しています。モノトーンで統一された、シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力のひとつ。出力やポート数から目的に合った製品を選ぶことができるほか、どのポートを使用してもデバイスに適した電力で充電できる電力自動振り分け機能を搭載したモデルもあります。

VOLTME(ボルトミー):独自技術により、自動でデバイスに応じた出力で充電できる
VOLTME(ボルトミー)は、充電器やモバイルバッテリー、USBケーブルなどの充電製品を販売するブランドです。充電分野で20年以上の実績を持ち、有名メーカーにも製品を提供している株式会社Voltnex Innovations Technologyが立ち上げました。
急速充電の規格であるUSB PDやQCなどと互換性のある独自技術「V-Dynamic」により、接続したデバイスを検知して最適な出力で充電。充電中にデバイスの電力に応じて出力を調整するため、バッテリーを保護しながら急速充電が可能です。

UGREEN(ユーグリーン):複数の安全機能が搭載されたモデルで安心
UGREEN(ユーグリーン)は、中国の深圳市に拠点を置く、デバイス周辺機器メーカーです。スマートフォンやパソコンをはじめとしたデバイス用周辺機器の製造・販売を行い、2023年にはユーグリーン・ジャパンが設立されました。
USB PD対応の急速充電器は、接続されたデバイスを自動的に認識し、最適な電力を供給。過電流保護、過電圧保護、過熱保護など複数の安全機能を搭載しており、安全かつ効率的な急速充電を実現します。ロボット型といった、遊び心あふれるデザインのモデルも人気です。

エレコム:コンパクトなモデルも多く、持ち運びにもおすすめ
エレコムは、1986年に大阪市で設立されたパソコン周辺機器メーカー。マウスやUSBメモリ、キーボードといったパソコン・デジタル周辺機器を、数多く製造・販売しています。
手のひらにすっぽり隠れるほどコンパクトな急速充電器も取りそろえており、外出時の持ち運びにもおすすめです。小型・軽量ながら高出力で、スマートフォンとタブレットパソコン、ノートパソコンなど、複数のデバイスの同時充電にも対応できます。

BELKIN:Apple製品対応のモデルに定評あり
BELKIN(ベルキン)は、1983年に設立されたアメリカのパソコン周辺機器メーカーです。特に、iPhoneをはじめとしたApple製品のアクセサリーには定評があり、BELKINの充電器はAppleの公式オンラインストアでも販売されています。
USB PDに対応したコンパクトな急速充電器は、シンプルなデザインで収納や持ち運びにも便利。複数のポートを備えたモデルなど、用途に合わせて選ぶことができます。

Joshin web パソコン担当者が厳選! おすすめの急速充電器
ここからは、Joshin web のパソコン担当者が、プロの目で厳選したおすすめの急速充電器をご紹介します。自分の希望に合ったモデルを見つけてください。
- 会員様web価格 5,990円 (税込)60 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷◆充電器は、これ1つ◆3台同時充電◆超コンパクト設計
- 会員様web価格 1,582円 (税込)16 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」 残り数量 2最短 7月1日( 火 ) 出荷2016年03月 発売◆iPhone/Androidを自動判別し、最適な充電を行うAutoPowerSelect機能搭載。
- 会員様web価格 1,109円 (税込)11 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷2022年02月 発売◆Type-Cポート搭載タブレット・スマホを急速充電
◆自動で最適な出力に切り替え
◆コンパクト&軽量 - 会員様web価格 2,620円 (税込)262 円相当(10%) ポイント進呈2022年08月 発売◆PPSテクノロジーによるダイナミックパワーデリバリーは、Galaxyスマートフォンで最大25W、iPhone 13 Proで最大27Wの電力量
◆USB-C PD 3.0認証
◆折り畳み式のプロングを備えたコンパクトで携帯しやすいデザイン
急速充電器のおすすめ関連商品
一般的な急速充電器は、充電する際に充電ケーブルが必要です。充電ケーブルと一体型になっているモデルでなければ、必要に応じて充電ケーブルを購入しましょう。
充電用ケーブル:充電器とデバイスの規格に合ったケーブルを選ぶ
急速充電器に接続する充電ケーブルを選ぶ際に注意しなければならないのが、充電器とデバイスそれぞれに対応したケーブルを選ぶこと。USB Type-AやUSB Type-Cといった規格をチェックしてから、充電用ケーブルを購入しましょう。
また、充電用ケーブルを選ぶ際には、ワット数の確認も必要です。急速充電に対応できない充電ケーブルを選んでしまうと、充電完了までのスピードが遅くなってしまいます。

急速充電器で素早く充電を完了させて、快適に過ごそう
急速充電器があれば、スマートフォンをはじめとした、さまざまなデバイスを素早く充電できます。
急いで充電したいときにも、イライラしながらフル充電できるのを待つ必要はありません。デバイスがバッテリー切れになっても、急速充電器で充電すればすぐに使用できます。
急速充電器はモデルによって出力やポート数、充電規格などが異なるため、デバイスに対応可能なものを選ぶことが大切です。自分のニーズに合った急速充電器を選び、デジタルライフを快適に過ごしましょう。