CPUはパソコンの処理速度に大きく影響するパーツです。CPUは性能が高いほど早く高度な処理が可能ですが、逆にCPUの性能が低いと動作が重くなる原因に。なるべく用途に適した性能のもの、もしくは少し高性能なCPUを選びましょう。

CPUはIntel社「Core i」シリーズが主流で、最近ではAMD社の「Ryzen」も高いコストパフォーマンスで人気です。プレゼンテーションでパワーポイントやエクセルでの作業が多い学生には、比較的どのソフトも快適に動作する「Core i5」がおすすめ。 プログラミングをしたり、CADやAdobe系の高い荷のかかるソフトを扱う学生には高性能な「Core i7」がおすすめです。

※世代によって、CPUの性能が逆転する場合もございます。

メモリはデータ・プログラムの一時保存を行うパーツで、パソコンの作業机のようなものです。容量が少ないと一度に複数のソフトを使えない場合があります。

快適に使うなら、8GB以上のメモリを搭載したパソコンがおすすめ。画像や動画処理を行う場合は場合は16GB以上あると安心です。

購入後に別途メモリを増設することでパソコンのスペックあげられるモデルもあります。増設する場合はメモリの規格を必ず確認しましょう。見た目はよく似ていますが、メモリの規格が異なると認識できずパソコンが起動しなくなる場合があります。

ストレージはデータの書き込みと保存をする装置で「HDD(ハードディスク)」と「SSD(ソリッドステートドライブ)」またはどちらも搭載したモデルがあります。
おすすめはSSDを搭載したパソコン。SSDはHDDより読み込み・書き込み速度が速いため、HDDに比べ目的のアプリをスムーズに起動させることができます。またSSDの静音性が高い点や、発熱が少なく消費電力が少ないメリットがあるので、ノートパソコンを持ち運ぶことが多い学生にはおすすめです。

おすすめのサイズは12インチ～14インチ、中でも人気なのはA4と同等サイズである13.3インチサイズです。この大きさだと持ち運びもしやすく、画面も小さすぎずキーボードも打ちやすい大きさです。

15インチ以上になるとカバンにも収納しにくく、2kgを超える機種が多いので持ち運びにはおすすめできません。
人にもよりますが2kgを超えるとそれなりに重く感じますので、頻繁に持ち運ぶのであれば1.5kg以下がおすすめです。どこにも持ち運ばず、据え置きで使う場合は15インチ以上のノートパソコンが高スペックなモデルが多く、作業もしやすいのでおすすめです。

タッチパネル搭載のノートパソコンは、スマートフォンやタブレットと同じように速く直感的な操作が可能です。360度画面が回転するコンバーチブル型や、キーボードと画面が分離できるセパレート型などタブレットのように使えるものは特にタッチパネルの使い勝手が良いです。寝転んでネットサーフィンや動画視聴も快適にできます。
専用のペンや筆圧感知を搭載しているパソコンなら液晶タブレットとしても利用できます。

バッテリーの駆動時間が長いと、外出先でもバッテリー残量を気にすることなく作業できたり、充電用のACアダプターを持ち運ぶ必要なかったりと、ノートパソコンを持ち運ぶことが多い学生にはメリットがたくさん。 ただ、バッテリーは使えば使うほど劣化して駆動時間が短くなってしまうので、駆動時間は余裕をもって見積もったほうが良いでしょう。

学生は講義やプレゼン、就職活動でエクセルやパワーポイントなどOffice系のソフトが必要になってくることも多いでしょう。 就職先でもWordやExcelのスキルを求めてくる企業も多いので、あらかじめ基本的なスキルをつけておくと安心です。 学校によってはOfficeのライセンスを提供しているところもあるので、確認してから必要かどうか検討しましょう。

パソコンを使うのに欠かせないマウスやキーボードなどの周辺機器。そのほかにも、学生生活ではレポートを印刷したり、データを共有するときなどにUSBメモリ・SDカードなどが必要になってきます。さらに、安全にパソコンを使うためにもセキュリティソフトも必須です。

パソコンでゲームをする場合はゲーミングマウスやゲーミングキーボードがあると快適にプレイできます。また、ノートパソコンにはカメラやマイクが内蔵されているものがほとんどですが、より高画質なwebカメラや雑音をカットする機能のついたヘッドセットを使うとよりコミュニケーションが快適になります。

持ち運ぶ場合は必ず耐衝撃のインナーバッグやケースなどに入れ、さらに耐衝撃のアウターバッグ(リュックやカバン)に入れて背負って持ち運びましょう。 自転車やバイクのカゴにノートパソコンを入れると衝撃が直に伝わるので故障の原因に！　パソコンは精密機器ですので丁寧に扱いましょう。