
【おすすめ】USBメモリの比較&選び方! 人気のメーカーもご紹介
2025.5.22[更新]
USBメモリは、パソコン内のデータをほかのデバイスに移動 ・コピーをするときや持ち運びをするときなどに、幅広く利用されているアイテムです。最近ではスマートフォンやタブレットパソコンに接続して使う方も増えていますが、USBメモリは種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。ここでは、Joshin web のパソコン担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で選んだUSBメモリをご紹介します。選ぶ際のポイントやメーカーごとの特長も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web パソコン担当者「とうふ」が、USBメモリ選びのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
USBメモリはデータの持ち運びが簡単
USBメモリは、パソコンなどのUSBポートに接続して使用する、軽量でコンパクトな外部記憶装置(外部ストレージ)です。
製品についているUSBコネクターの端子を、パソコンなどのUSBポートに接続するだけで簡単に使用することができ、通常のファイル操作で、データのコピーや移動が可能です。例えば、パソコンの内蔵ストレージに保存されているデータをUSBメモリにコピーして、ほかのパソコンで読み込むことも簡単にできます。
ただし、USBメモリに使われているフラッシュメモリには寿命があり、一般的に、USBメモリ内のデータ保存期間は3年程度です。そのため、USBメモリはデータを移動・コピーしたり持ち運びしたりする目的で使用するほか、短期保存するためのストレージとして使用するのに適しています。

USBメモリは便利なツールですが、長期間使用しないとデータが消えてしまう性質があるため、年に数回は使用して、通電していただく必要があります。こうした性質から、USBメモリは、データの移動・コピーや持ち運びをメインとした使用を検討されている方に向いた製品といえます。
USBメモリを選ぶ際のポイントとは?
USBメモリには多くの種類がありますが、比較して選ぶ際にはどのような点に注目すべきなのでしょうか。容量や転送速度、セキュリティ機能など、チェックしておきたいポイントについて解説します。
容量:一般的な文書や画像データなら8GB~16GBが適している
USBメモリは、保存したいデータの量によってさまざまな容量の製品を選ぶことができますが、8GB~1TBの範囲の製品が一般的です。
WordやExcelの文書、一般的な画像などのデータを保存する場合は、8GB~16GBの容量で十分でしょう。大量の写真や動画、大規模なデータベースなどを保存する場合は、それ以上の容量のUSBメモリが必要になることがあります。
なお、容量が大きいほどさまざまな用途に使用できますが、その分、価格は高くなります。

転送速度:USB 3.1以上をサポートしている製品がおすすめ
転送速度が速いUSBメモリを選べば、データの読み込みや書き込みがスピーディーです。大量のデータを頻繁にコピー・移動する場合は、転送速度が高速なUSBメモリを選ぶと作業がスムーズになります。
なお、転送速度は、USBの規格によって変わります。主流は、USB 2.0、USB 3.0(USB 3.1 Gen1、USB3.2 Gen1)、USB 3.1(USB 3.1 Gen2、USB 3.2 Gen2)などです。なお、USB 2.0の転送速度は最大480Mbps、USB 3.0は最大5Gbps、USB 3.1は最大10Gbpsとなっています。
おすすめは、最大10Gbpsのデータ転送速度を持つUSB 3.1以上をサポートしているUSBメモリです。ただし、利用するには、使用するパソコンなどのデバイスも同じ規格をサポートしている必要があります。
接続端子:使用デバイスのUSBポートに適した製品を選ぶことが重要
USB メモリの接続端子は、使用するデバイスのUSBポートに適した製品を選びます。そのため、デバイスのUSBポートの種類や形状をしっかりチェックすることが必要です。主な接続端子の種類は下記のとおりです。

USB Type-A
USB Type-Aは、最も一般的な接続端子です。多くのパソコンやゲーム機、テレビ、カーオーディオなどに搭載されています。
USB Type-C
USB Type-Cは、最近増えている新しいタイプの接続端子です。上下左右の区別がない形状なので、差し込む向きを気にせずに使用できます。なお、iPhone 15 シリーズなどの新しいスマートフォンや、最新のパソコンに多く見られます。
micro USB
micro USBは、主にAndroidスマートフォンやタブレットパソコン、プリンターなどの周辺機器で多く使用されている小型の接続端子です。一般的にUSB 2.0をサポートしており、転送速度はあまり速くありません。なお、最近はUSB Type-Cに移行しつつあります。
Lightning
Lightningは、iPhoneやiPad専用の接続端子です。使用する場合は、事前に専用アプリのインストールが必要になる場合があります。なお、今後はUSB Type-C に移行していくと考えられます。なお、2種類の端子がついたデュアルコネクタタイプや、4種類の端子が使える4in1タイプなど、複数の種類の接続端子を搭載した製品もあり、さまざまなデバイス間でデータを移動させる場合に便利です。
接続端子の収納方式:端子の保護、デザイン、操作性など、重視する点から選ぶ
USBメモリは、接続端子部分の収納方法にもいくつか異なるタイプがあります。それぞれの特長を把握して使いやすいタイプを選びましょう。主な接続端子の収納方式は下記のとおりです。
キャップ式
キャップ式は、USBメモリの接続端子部分を保護するためのキャップが付属しているタイプです。使用時はキャップを外して接続端子を露出させ、使用後はキャップを戻して接続端子を保護できます。なお、キャップの紛失に注意する必要があります。

スライド式
スライド式は、USBメモリの接続端子部分が本体内に収納されていて、使用時にスライドさせて接続端子を露出させるタイプです。使用後は再びスライドさせて接続端子を収納します。キャップを紛失する心配がなく、扱いやすいのがメリットです。

ノック式
ノック式は、ボールペンのようにノックするとワンタッチで接続端子を出し入れできるタイプです。スライド式と同様に、キャップを紛失する心配がなく、簡単に接続端子を出し入れでき、使い勝手が良いのがメリットといえます。

回転式
回転式は、使用時は本体の一部を回転させることで接続端子部分を露出させ、使用後も回転させて端子を収納するタイプです。扱いやすくスマートで、複数の接続端子を搭載した製品にも多く採用されています。

セキュリティ機能:暗号化機能や指紋認証機能を備えた製品がおすすめ
ビジネスで重要なデータを取り扱うときにUSBメモリを使用する場合は、セキュリティ機能が重要です。不正なアクセスからデータを守るための主なセキュリティ機能は下記のとおりです。

暗号化機能
暗号化機能は、特定のキーを用いてデータを読み取り不能な形式に変換して保存するものです。暗号化機能を備えていれば、USBメモリが紛失や盗難に遭ったとしても、第三者がデータの内容を読み取ることが困難になります。そのため、機密性が求められるビジネスシーンや個人情報を扱う場合は、暗号化機能が搭載されている製品をおすすめします。
指紋認証機能
指紋認証機能は、ユーザーがあらかじめ登録した指紋を認識して本人確認を行うものです。指紋認証機能を搭載したUSBメモリであれば、指紋を登録したユーザー以外はデータにアクセスできなくなります。
パスワード機能
パスワード機能は、ユーザーが事前に設定した文字列を入力することで本人確認を行います。パスワード機能を持つUSBメモリは、パソコンなどに接続するとパスワードの入力を求められ、事前に設定したパスワードが正しく入力された場合のみ、データにアクセスすることができます。このほか、セキュリティ対策として、USBメモリのストラップホールと鞄をセキュリティワイヤーなどでつないで、紛失のリスク自体を減らす方法もあります。
アクセスランプ:安全に使用するためには搭載モデルがおすすめ
アクセスランプは、USBメモリがデータの読み書きを行っていることを視覚的に示すためのものです。USBメモリが正常に作動し、デバイスとのあいだでデータのやりとりが行われていることがわかるため便利です。また、アクセスランプが点灯しているあいだは、USBメモリをデバイスから取り外さないようにすることで、データの破損を防ぐことができます。

耐久性:耐衝撃性能、防塵・防水性能を備えた製品なら心強い
USBメモリを頻繁に持ち運ぶ場合は、製品の耐久性にも注目しましょう。USBメモリの中には、落下などによる衝撃から保護したり、塵やほこり、水分の侵入を防ぐことで内部のデータを守ったりする耐久性を備えた製品があります。特に、屋外で使用することが多い場合は、こうした機能が搭載されているかチェックが必要です。

デザイン:スタイリッシュ、リング付属などさまざまなモデルから選べる
USB メモリのデザインは、シンプルで洗練されたスタイリッシュなモデルや女性向けデザインのモデル、キャラクターやアニマルをフィーチャーしたかわいく楽しいモデルなど多種多様です。また、キーホルダーなどにつけられるように、本体にリングが付属しているものなども選ぶことができます。


昨今では、USB Type-Cの登場により、USBメモリとスマートフォンとの親和性も高くなっています。一部機種やデータ形式には対応していない場合もありますが、USB Type-C のUSB メモリは、パソコンとスマートフォンのデータ移動にも利用できるため人気です。
メーカー別・USB メモリの特長
USBメモリは、さまざまなメーカーから多数の製品が登場しています。ここでは、中でも注目したいメーカーを4社ピックアップして、代表的な製品の特長についてご紹介します。
エレコム:セキュリティ機能が付いたモデルを展開
エレコムは、パソコン周辺機器のさまざまなカテゴリーで高いシェアを持つ日本のメーカーです。エレコムのUSBメモリは、USB 2.0対応のモデルに加えて、高速なUSB 3.2 Gen1、USB 3.1 Gen1、USB 3.0対応のモデルをラインナップ。接続端子はUSB Type-AかUSB Type-Cを選ぶことが可能なほか、Lightningも用意されています。また、登録済みのパソコンではパスワードを入力せずにUSBメモリ内のデータにアクセスできる、パスワード自動認証機能などのセキュリティ機能がついたモデルもあることが特長です。なお、デザインはシンプルさと使いやすさを重視している印象ですが、お子様向けやコンパクトサイズのモデルもあるほか、カラーバリエーションが豊富なモデルも用意されています。

BUFFALO(バッファロー):さまざまな収納方式と多彩なカラーバリエーションが魅力
BUFFALO(バッファロー)は、デジタル機器およびパソコン周辺機器の開発・製造・販売およびデータ復旧サービスを事業内容とする日本のメーカーです。BUFFALO(バッファロー)のUSBメモリは、USB 2.0対応のモデルや高速なUSB 3.2 Gen1、USB 3.1 Gen1、USB 3.0に対応したモデルをラインナップ。なお、接続端子は、USB Type-Aの製品が中心です。また、接続端子の収納方式はスライド式やノック式などさまざまなほか、デザインはスマートフォン・タブレットパソコン向けや女性向け、超小型などを網羅しています。カラーバリエーションが多いのも特長です。ほかに、セキュリティ機能も充実しており、ウイルスチェックとパスワードロックのW機能を備えたモデルもあります。

I/Oデータ:多くのモデルにデータ暗号化ソフトが付属
I/Oデータは、主にコンピューターの周辺機器を製造・販売している日本のメーカーです。I/OデータのUSBメモリは、USB 2.0対応のモデルからハイスピードモデルまで幅広くラインナップ。さらに、抗菌モデルやデザインモデル、スタンダードモデル、法人向けスタンダードモデルといったカテゴリー分けでのシリーズも用意しています。接続端子は、USB Type-Aの製品が中心です。また、接続端子の収納方式は、キャップ式のほかスライド式やノック式も選ぶことが可能です。なお、多くのモデルにデータ暗号化ソフトが付属しているほか、管理ソフトウェア&アンチウイルスソフトを搭載したハイエンドモデルのセキュリティUSBメモリも数多くラインナップしています。

シリコンパワー:ほかのUSBデバイスと直接通信できる規格が特長
シリコンパワーは、台湾に本社を置く、メモリーカードなどのメディア関連のメーカーです。シリコンパワーのUSBメモリは、USB 2.0対応モデルや高速モデルのほか、USB OTGに対応したモデルもラインナップしています。OTGとは、USBデバイスがほかのUSBデバイスと直接通信できるようにする規格です。例えば、スマートフォンとUSBメモリを直接接続した状態でのデータ転送を可能にします。なお、デザインはシンプルなモデルからストラップホール付きのモデル、カラフルでポップなモデル、女性向けのモデルまで、豊富なバリエーションがあります。また、容量は4GB~1TBまで用意しており、ニーズに合ったモデルを選ぶことができるのも特長です。

Joshin webパソコン担当者が厳選! おすすめUSBメモリ
ではここで、プロの視点で厳選したUSBメモリをご紹介しましょう。いずれもJoshin web のパソコン担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ご自身にピッタリの製品を見つけてください。
- 会員様web価格 980円 (税込)10 円相当(1%) ポイント進呈限定 残り数量 14最短 7月1日( 火 ) 出荷2022年06月 発売リラックマUSBメモリ(全6種)
※各容量2種類のデザインになります。
◆容量 : 16GB
◆USB3.0 スライド式USBメモリ - 会員様web価格 890円 (税込)9 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷◆USB 3.0インターフェース(USB2.0、USB1.1互換)
◆耐久性があり傷が付きにくいアルミボディー採用
◆USBポートに差し込むだけの簡単接続 - 会員様web価格 1,287円 (税込)最短 7月1日( 火 ) 出荷2020年11月 発売◆容量:32GB
◆USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)対応
◆Windows 10、Windows 8.1、macOS 10.11 ~ 10.15 - 会員様web価格 2,780円 (税込)28 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷2024年03月 発売◆USB Type-C/USB-A両方のコネクターを搭載したUSBメモリ
◆読み込み時最大100MB/sの高速データ転送
◆機器同士のデータ共有がこの1本で可能
- 会員様web価格 1,680円 (税込)17 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷2016年01月 発売◆容量:64GB
◆対応OS:Windows 10/8/8.1/7、Mac OS X 10.11~10.7
◆インターフェース:USB 3.0/2.0 - 会員様web価格 1,350円 (税込)14 円相当(1%) ポイント進呈最短 7月1日( 火 ) 出荷◆容量:128GB
◆USB 3.2 Type A 回転式
◆読み取り速度 最大70MB/s - 会員様web価格 2,950円 (税込)お届け:未定2022年11月 発売◆TransMemory U301はUSB 3.2 Gen 1に対応し、シンプルにファイル保存が可能です。
- 会員様web価格 10,130円 (税込)最短 7月1日( 火 ) 出荷2024年08月 発売◆最大400MB/sの高速性能
◆モダンとアイコニックの融合
◆オールラウンドな接続性
USBメモリを上手に使うコツ
USBメモリは、軽量でコンパクトな外部記憶装置で、非常に便利なアイテムです。ただし、USBメモリの利便性を最大限に活用するには、注意したいポイントがありますので覚えておきましょう。
紛失のリスクに備える
USBメモリは小型で持ち運びやすい反面、紛失しやすいリスクがあります。そのため、重要なデータを保存する場合は、データの暗号化やパスワードの保護できるモデルをおすすめします。また、バックアップ目的で使うときは、紛失や盗難、データの破損や消失に備えて定期的にバックアップを取っておくことも重要です。

データの⾧期保存には不向き
USBメモリは書き込み回数に制限があり、一定の回数を超えるとデータが破損する可能性があるため、データの⾧期保存には向いていません。また、⾧期間使用しないとデータが消失することもあります。そのため、データの⾧期保存を目的とする場合は、HDDやSSD、クラウドストレージを利用することをおすすめします。

USBメモリは価格が安く、手軽にデータの持ち運びができる便利なアイテムです。しかし、紛失などによるトラブルが起こりやすいほか、データの⾧期保存には向かないという点も知った上で活用しましょう。また、保管場所などにも注意してご利用ください。特に残しておきたいデータの保存には、100年以上のデータ保存ができる「M-DISC」(耐久性の高い光ディスク)がおすすめです。
USBメモリでデータを賢く持ち運ぼう
USBメモリは、パソコン内のデータをほかのデバイスに移動・コピーしたり、ほかの場所に持ち運んだりするときに活躍します。USBメモリを選ぶ際には、容量や転送速度に加えて、セキュリティ機能、耐久性、デザインなども比較することが大切です。ご自身の用途に合った、使いやすいUSBメモリをお選びください。