
【おすすめ】電子キーボードの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.2.26[更新]
お子様の情操教育や新しく始める趣味として、電子キーボードは人気の高い楽器です。今回は、数多いモデルの中から、プロが選んだおすすめの電子キーボードをご紹介しましょう。また、電子キーボードを選ぶ際のポイントもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
<ご注意>音の聞こえ方やキータッチの感じ方には、個人差があります。あくまで目安とお考えください。

Joshin web 楽器担当者「メキシカン」が、電子キーボードのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
電子キーボードとは?
電子キーボードとは、鍵盤を弾くことで電気的に音を鳴らす電子楽器です。ピアノやオルガン、クラリネット、バイオリンなどの楽器音から、電子音や効果音、ノイズのようなものまで、数十種類以上の音色を搭載しており、さまざまな音色で演奏することができます。また、アンプとスピーカーを搭載しているため、電源を入れればすぐに演奏でき、電池で駆動するものなら場所を選ばずに使用可能です。
お子様の情操教育に適したものから、ライブパフォーマンスにも使える本格的なものまで、種類も豊富。アコースティックピアノのようなメンテナンスが不要で、手頃な価格で購入でき、ヘッドホンを使えば夜でも演奏を楽しめます。音楽を身近に、気軽に楽しむのにピッタリの楽器といえるでしょう。
電子ピアノやシンセサイザーとの違いは?
電子キーボードに似た楽器としては、電子ピアノやシンセサイザーなどがあります。見た目には違いがわかりにくく、混同しやすいところですので、簡単にご説明しましょう。
電子ピアノ
電子ピアノは、アコースティックピアノの代用、あるいは練習用に作られた楽器です。音色はもちろん、鍵盤やペダルのタッチまで、アコースティックピアノに限りなく近づけて作られています。電子キーボードに比べて大型で、価格も高価ですが、ゆくゆくは本格的にピアノを弾きたい…という場合には、こちらを選んだほうがいいかもしれません。

シンセサイザー
シンセサイザーは電子楽器の一種ですが、本体に内蔵された音を加工したり、新たに音を作り出したりできるのが特長です。音の加工や調整に重点が置かれており、ライブパフォーマンスやレコーディングなどでも使われています。ただし、電子キーボードにも、音を加工する機能を搭載したものが増えているので、その境界はあいまいになりつつあります。また、鍵盤楽器だけでなく、吹いて演奏する管楽器タイプのシンセサイザーもあります。


単体でさまざまな楽器の音が出せて、気軽に演奏を楽しめる。それが電子キーボードの良いところです。お子様だけでなく、家族で楽しめる「大人の趣味」として始める方も数多くいらっしゃいます!
電子キーボードを選ぶ際のポイントとは?
電子キーボードは種類が多く、いざ購入するとなると、鍵盤の数やサイズ、さまざまな機能など、何を基準に選んだらいいのか、迷ってしまいがち。そこで、まず考えていただきたいのが、「電子キーボードをどのように使いたいのか」という点です。新しい趣味として始めたいのか、情操教育の一環としてお子様に与えたいのか、家族といっしょに楽しみたいのか…。目的によって、どのようなモデルが適しているかも変わってきます。それを踏まえた上で、購入前にチェックしておきたいポイントについてご説明しましょう。
鍵盤の数とサイズ:鍵盤数で弾ける曲が変わる
電子キーボードの鍵盤数は、モデルによってまちまちです。鍵盤数が多ければ低音から高音まで、幅広い音を出せますが、本体のサイズは大きくなります。鍵盤数が少なければ軽くコンパクトですが、弾ける曲が限られますし、両手を使っての演奏が難しくなります。電子キーボードの一般的な鍵盤数は次のとおりです。用途や目的に合わせて選ぶといいでしょう。
電子キーボードの鍵盤数
- 49鍵以下:鍵盤数が少なく本体がコンパクト。お子様向けやエントリーモデルに多いタイプです。
- 61鍵:C2~C7の5オクターブ。コンパクトに持ち運べるので、バンド演奏などにも向いています。
- 76鍵:E1~G7の6オクターブと4鍵。大抵の曲を演奏することができます。
- 88鍵:A0~C8の7オクターブと4鍵。ピアノと同じ鍵盤数で、クラシックを弾きたい方におすすめ。
また、鍵盤のサイズにも違いがあり、ピアノと同じサイズの「標準鍵盤」と、サイズの小さい「ミニ鍵盤」があります。ミニ鍵盤は持ち運びしやすく、手の小さい方やお子様に向いていますが、手の大きい方には弾きづらいかもしれません。

音色:メーカー・モデルによって音の特長や音質は違う
電子キーボードは、豊富な音色が魅力。ピアノやオルガンはもちろん、ストリングスや木管・金管楽器、ギター、ベース、和楽器に打楽器、さらに電子的な効果音など、バラエティ豊かです。ただし、音の特長はメーカーごとに違いますし、音質はモデルによっても異なります。例えば、ピアノの音にしても、電子的に合成した音なのか、本物のグランドピアノから収録した音なのかによって、そのクオリティに差が生まれます。モデルによっては、メーカーのウェブサイトでデモ音色が公開されていますから、ご購入前に確認することをおすすめします。

タッチレスポンス:指先で音に表情をプラスできる
電子キーボードの鍵盤には、ピアノのような「打感」は基本的にありません。オルガンと同じく、軽く押すだけで音が鳴りますし、強く弾いても弱く弾いても出る音は変わらないのです。ですが、「タッチレスポンス」を搭載したモデルなら、鍵盤を弾く強さで音の強弱に変化をつけることができ、より表情豊かな演奏を楽しめます。また、タッチレスポンスを搭載した上で、鍵盤のタッチにピアノのような重さを持たせて、打鍵の強弱をつけやすくしているモデルもあります。

同時発音数:64~128音が一般的
同時発音数とは、一度に出すことができる音数の限度です。同時発音数が64音であれば、一度に64の音を出すことができます。「そんなにたくさん、同時に音を出さないよ」と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
例えば、同じ鍵盤を細かく連打する「同音連打」や、ダンパーペダル(サスティンペダル)で音の響きを残しながら旋律を奏でるときには、同時にかなりの音数が重なります。クラシック曲の演奏などで、こうした奏法を多用すると、発音数が足りずに音が途切れてしまう「音切れ」が起こることも。ポピュラーミュージックが中心であれば、64音から128音あれば、まず心配はないでしょう。ですが、クラシックを中心に楽しみたいのであれば、それ以上の発音数を持つモデルを視野に入れたほうがいいかもしれません。

携帯性・収納性:軽量モデルなら持ち運びもラクラク
屋外で音を出したい、仲間といっしょに演奏を楽しみたい…。こうした場合には、持ち運びのことを考え、携帯性も重視しましょう。鍵盤数が少ないモデルは軽くて小さいのですが、出せる音が限られるため、演奏に支障が出てしまうことも。61鍵モデルであっても携帯性を重視したものはあるので、電子キーボードをどのように使うのかをイメージしながら、候補を絞り込んでみてください。なお、大きさや重さは、収納性にも関係します。電子キーボードは「立てかけておく」ことができるので、収納の点では電子ピアノよりも有利といえますが、ご自宅での設置・収納スペースも考慮してモデルを選ぶのがおすすめです。


電子キーボードを携帯するときに入れるケースには、ソフトケースとハードケースがあります。別売りであることも多いので、この点についても確認しておきましょう!
そのほかの機能:電子キーボードでの演奏がより楽しく!
電子キーボードには、電子楽器ならではの、さまざまな機能が搭載されています。そうした機能から購入モデルを絞り込んでいくのも、ひとつの方法です。どんな機能が搭載されているのかはモデルによって違いがありますが、主なものをご紹介しましょう。
自動伴奏機能
自動伴奏機能は、ロックやジャズといったジャンルごとのリズムパターンをバックに、電子キーボードを演奏できる機能です。また、和音を出したりメロディーラインを弾いたりすると、それに合った伴奏をつけてくれる「演奏支援機能」を搭載したモデルもあります。

内蔵曲
一部の電子キーボードは、あらかじめ練習用の楽曲データを内蔵しています。こうした内蔵曲をスピーカーで流しながら、演奏の練習をすることが可能です。どんな曲が何曲収録されているかはモデルによって異なりますが、一般向けにはクラシックやポピュラーミュージック、お子様向けモデルであれば、童謡などが収録される傾向があります。また、曲をパートごとに分けて繰り返し練習できる、「レッスン機能」を持つモデルもあります。こうした機能を活用すれば、電子キーボードがまったく初めての方でも、楽しみながら練習することができるでしょう。

光る鍵盤
光る鍵盤は、練習曲のメロディーを弾くときに、次にどの鍵盤を弾けばいいかを光でガイドしてくれる機能です。楽譜が読めない方、まだ鍵盤に慣れていない方にとって、練習の助けになるうれしい機能です。

録音機能
録音機能があると、弾いたフレーズをそのまま記録し、再生することができます。演奏の癖というのは、自分ではなかなか気づきにくいものですが、録音したものを冷静に聞き返してみれば、良い点も改善すべき点も見えてきます。上達を後押ししてくれる、便利な機能です。

外部機器接続
Bluetooth対応の電子キーボードであれば、スマートフォンやタブレットといった外部機器と接続が可能です。オンラインの音楽コンテンツに合わせて演奏したり、楽譜をタブレットに表示したり、レッスンアプリを使用したりと、さまざまに活用できます。また、電子楽器の共通規格である「MIDI(ミディ)」端子を備えたモデルは、パソコンと接続してより多彩な音源を鳴らしたり、作曲や編集、レコーディングを楽しめたりもします。


多くの電子キーボードには、ビギナーユーザーの練習をサポートしてくれる機能が搭載されています。これらを活用すれば、周りに内緒で腕を磨く…ということもできます!
電子キーボードにあると便利なアイテム
電子キーボードは本体だけでも十分楽しむことができますが、あれば便利なアイテムもあります。必要に応じてそろえていくのがおすすめです。
ヘッドホンの変換プラグ:愛用ヘッドホンを電子キーボードでも
電子キーボードのヘッドホンジャックは、多くがステレオ標準ジャックという、太さ6.3mmの端子です。パソコンなどに挿すことができる端子は、太さが3.5mmのステレオミニプラグと呼ばれるもの。また、スマートフォンに使用できる、USB Type-CやLightningといったプラグを持つイヤホンもあります。こうした愛用ヘッドホンを電子キーボードでも使いたい場合は、変換プラグが必要です。

ペダル:演奏表現を広げるためにはあったほうがいい
すべての機種ではありませんが、多くの電子キーボードには、ピアノのようなペダルが別売りのオプションとして用意されています。音を伸ばすサスティンのみの1ペダル、ピアノ同様の3ペダルなど、モデルによって異なりますが、演奏表現をグンと広げてくれるアイテムですから、ぜひ活用したいところです。

スタンド、椅子:良い演奏は安定した姿勢が重要
ほとんどの電子キーボードは、スタンドや椅子が別売りとなっています。常に部屋に置いて演奏するのであれば、そのモデルに合ったスタンドを購入するのがおすすめです。また、良い演奏は、安定した姿勢が重要。高さ調整ができる椅子もそろえておけば、正しい姿勢で演奏できるでしょう。

メーカー別・電子キーボードの特長
電子キーボードは、多くのメーカーから発売されています。その中から、主要なメーカーをご紹介しましょう。どのメーカーも特長や強みが異なり、それが製品の機能や音色にも反映されています。モデル選択で悩んだときは、まずはメーカーから選んでみるというのもいいかもしれません。
カシオ:高品質と高いコストパフォーマンスが魅力
電卓や腕時計で広く知られる、カシオ計算機。同社がその技術を活かして電子キーボードを開発・発売したのは、1980年のことです。発売当時、29種類もの音色を再現する実力を持ちながら、値頃感のある価格に設定された「カシオトーン201」は、大きな話題となりました。また、翌1981年には、弾くべき鍵盤を光って教える「メロディガイド」機能を搭載した「カシオトーン701」が登場。こちらも大評判となりました。現在も、専業楽器メーカーと互角以上の実力を持つ製品を発売しており、その機能と音質、コストパフォーマンスは、幅広い層から支持を得ています。

ヤマハ:世界一の総合楽器メーカー
世界最大の総合楽器メーカーであるヤマハ。そのシンボルであるピアノをはじめ、シンセサイザーや電子キーボードの分野で、多くのモデルを生み出しています。また、世界中のトップミュージシャンに愛用されるプロ仕様モデルだけでなく、一般ユーザー向けの機種も充実しているのが特長。多くのモデルが、実際の楽器の音色をサンプリング(録音)して使用しているため、リアルな楽器音が楽しめます。弾く場所とタイミングを光で教えてくれるモデルや、「音当てクイズ」ができるモデルなど、楽しく音に親しめる機能も魅力です。

ローランド:設立当初から電子楽器に強い、歴史あるメーカー
1972年の設立以来、リズムマシンやシンセサイザー、電子ピアノなどの電子楽器を数多く生み出してきたローランド。その豊富な経験と洗練された技術を投入した、本格的なステージキーボードをラインナップしています。近年では、映像と音楽を統合するためのハードやソフトの開発にも力を入れているのが特長。例えば、手持ちのスマートフォンやスマートスピーカーと連携して、お気に入りの楽曲を流しながら、同時に演奏する…ということも可能です。

コルグ:高機能キーボードからエントリーモデルまで
1963年の設立当初から、一貫して電子楽器の開発・製造を続けてきたコルグ。現在ではシンセサイザーを中心に、電子楽器やソフトウェアの開発・販売を行っています。電子キーボードでは特長的な高機能モデルや、ライブパフォーマンスで威力を発揮するステージモデルが中心。ですが、演奏をバックでサポートしてくれる「自動伴奏機能」など、練習効果を高めてくれる機能を搭載した、ビギナーに優しいエントリーモデルも用意しています。

Joshin web楽器担当者が厳選!おすすめ電子キーボード
ではここで、プロがおすすめする電子キーボードをご紹介しましょう。いずれもJoshin webの楽器担当者が厳選したモデルばかり。ご自身に合った電子キーボードが、きっと見つかるはずです。
担当者おすすめの電子キーボード
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◆鍵盤:76鍵、タッチレスポンス付き(3種類、オフ)
◆音源:AiX音源
◆最大同時発音数/音色数:64/61音色 - 会員様web価格 20,773円 (税込)208 円相当(1%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2024年05月 発売◆多彩な音色と豊富なレッスン機能を搭載した、タッチレスポンス付きスタンダードモデル。
◆鍵盤:61鍵
◆音源:AWMステレオサンプリング
◆最大同時発音数/音色数:48/650音色 - 会員様web価格 15,355円 (税込)154 円相当(1%) ポイント進呈お届け:6月上旬以降2024年05月 発売◆レッスン機能やクイズモードを搭載した、簡単操作で楽しく弾ける初心者に最適な電子キーボード
◆音源:AWMステレオサンプリング
◆最大同時発音数/音色数:32/410音色 - ◆選べるカラーリング。ポータブルデザインとシンプル操作も魅力。
◆鍵盤:61鍵
◆音源:-
◆最大同時発音数/音色数:48/400音色
- 会員様web価格 7,740円 (税込)774 円相当(10%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2019年08月 発売◆初めてのキーボードとして、練習やステップアップに最適
◆鍵盤:54鍵
◆最大同時発音数/音色数:-/300音色 - 会員様web価格 11,800円 (税込)118 円相当(1%) ポイント進呈「おひとり様3点まで」最短 4月28日( 月 ) 出荷2010年06月 発売◆スリムなボディで使いやすい
◆50曲内蔵のソングバンク搭載(楽譜集付属)。ソングバンク内蔵曲のメロディー部分を消して、自分で弾いてレッスンできるメロディー オン/オフ機能を搭載
◆鍵盤:49鍵
◆最大同時発音数/音色数:12/100 - ◆お子様にぴったりの49鍵ロールピアノ
◆鍵盤:49鍵
◆最大同時発音数/トーン数:9音/8 - 会員様web価格 4,860円 (税込)486 円相当(10%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2022年07月 発売◆コンパクトなボディに、たくさんの美しい音色、リズム、機能を搭載
◆電池でもAC100V電源でも使える2電源方式。ヘッドホン端子付き。
◆鍵盤:32ミニ
◆最大同時発音数/音色数:32/100(一部ステレオ音色)
電子キーボードで、音楽と過ごす毎日を!
電子キーボードは、特別な技術も必要なく、鍵盤にふれるだけで音を出せるのが特長。そして、毎日ふれて弾いているうちに、少しずつですが確実に上達していきます。電子キーボードは、音楽と過ごす毎日を始めるための、頼もしい相棒といえるでしょう。そのためにも、ご自身に合った電子キーボードを見つけることが大切です。難しい理屈がわからなくても心配はいりませんので、今回ご紹介した機種選択のポイントを参考に、「これがいい!」と感じた一台を探してみてください。
スタッフが実際に使ってみた試用レポート
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