Bluetooth スピーカーのスペックを見るとき、まず確認しておきたいのがアンプ出力です。基本的に、アンプ出力のワット数（W数）の数字が大きいほど最大音量が大きいことを示し、迫力のある音を出すことができます。デスクの上などの狭い場所で使用するなら、10W程度あれば十分です。リビングや屋外などの広い場所で使用する場合は、10～40Wの出力を持つスピーカーが適しています。最近は100W以上など、大出力のBluetooth スピーカーも登場しています。

一般的に、持ち運びしやすいコンパクトなスピーカーは、低音域の表現が苦手といわれます。そこでこれを克服するための技術として使われているのが、パッシブラジエーターです。パッシブラジエーターは、スピーカー内部の空気の動きを利用して低音を増強するためのユニットのこと。これが搭載されているモデルは、迫力のある深い低音を再生することが可能です。 低音が際立つようなサウンドが好みという方は、パッシブラジエーター搭載モデルかどうかを確認してみてください。

Bluetooth スピーカーの出力方式には、ステレオとモノラルの2つのタイプがあります。ステレオは、左右の2つの独立したチャンネルから音を出力する方式です。立体的な音響を再現できるため、音楽の広がりを感じることができます。Bluetooth スピーカーで音楽ライブの鑑賞や映画などの動画視聴をするなら、ステレオが適しています。一方のモノラルは、1つのチャンネルから音を出力する方式です。シンプルでコンパクトな構造にできるため、持ち運びやすい小型のBluetooth スピーカーによく採用されています。

コンパクトなBluetooth スピーカーは、家の中のさまざまな場所で使えるほか、外出先や旅行先に持ち運んで使うのにも適しています。小さいものでは手のひらに収まる程度のサイズで、形は横⾧のものから円筒状、円盤状のものまでさまざまです。また、アウトドアでの使用を想定し、堅牢性や耐久性に優れたモデルも多くラインナップされています。 基本的にどのモデルも軽量設計、⾧時間バッテリーが特⾧。ハンドルやストラップ、カラビナなどを備えていて、バッグなどに取り付けられるようなモデルも増えています。

• ポータブルタイプ

据え置きタイプは、室内のリビングなどで使うことを想定したBluetooth スピーカーを指します。据え置きタイプはサイズが大きめで高機能のモデルが多く、音質や音量にこだわる方向きです。 また、インテリアに合わせやすいデザインのものがそろっています。

• 据え置きタイプ

空間に音が広がる、360°タイプのBluetooth スピーカーも人気があります。前方に音を出す通常タイプのスピーカーと異なり、スピーカーユニットの構造や反射板の配置により、一台で全方向に均等に音を響かせることが可能です。モノラル再生のモデルが多く、どの角度から聴いても違和感が少ないのが特⾧。携帯性に優れたコンパクトタイプのほか、据え置きタイプもあります。

パーソナルな使用なら、ネックスピーカータイプのBluetooth スピーカーもおすすめです。首や肩にかけて使用するタイプで、耳元で臨場感や立体感のあるサウンドを楽しめます。 ヘッドホンと違って耳をふさがないため、耳への圧迫感がないこともメリット。ゲームやウェブ会議などで使うのにも適しています。

• ネックスピーカー

フロントスピーカーとリアスピーカーを分離できるBluetooth スピーカーも登場しています。リアスピーカー分離型は、フロントスピーカーとリアスピーカーをそれぞれ自分の周囲に配置すると、簡単に立体音響空間が作れて、シアター気分が味わえるというものです。 例えば、スマートフォンやタブレットで映画や音楽のライブ映像を観ながらこのスピーカーで音を聴けば、簡単にシアターのようなサウンドを楽しめます。

キャンプやビーチ、プールサイド、浴室などでBluetooth スピーカーを使用するときは、雨や水対策が必須です。IPX5以上の防水仕様のモデルを選べば、突然の雨や水しぶきからスピーカーを保護することができます。防塵・防水性能はIP規格によって定められており、IPの文字に続く1桁目の数字が防塵性能、2桁目が防水性能を表します。IPX5 であれば「あらゆる方向からの噴流水による影響がない」という意味です。水に沈む可能性を考慮するなら、「一時的に一定の水圧（水深）で水没しても内部に浸水しない」IPX7のモデルを選ぶといいでしょう。浴室での使用も安心です。また、防塵性能については、例えばIP5Xなら「有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない」仕様となります。

Bluetooth スピーカーには、通話機能を持つモデルも多く存在します。例えば、据え置きタイプに通話機能がついていれば、ウェブ会議などにおいて、複数人でスピーカーからの音声を聴きながらマイクで話すことができます。車の運転中にハンズフリーで通話ができるのも便利です。 また、ラジオ機能を搭載したBluetooth スピーカーもあります。AM/FM ラジオの受信と再生ができるため、作業中やアウトドアなどいつでも簡単にラジオ番組を聴くことができます。

ソニーは、エンターテインメント・テクノロジー＆サービス事業を展開する日本の大手メーカーです。 Bluetooth スピーカーは、屋内外のさまざまなシーンで使えるモデルを多数リリースしています。コンパクトタイプ、据え置きタイプ、防塵・ 防水対応、ネックスピーカーなどを幅広くラインナップし、Bluetoothスピーカーがある生活を提案。LDAC コーデックによる、パワフルでクリアなサウンドを楽しめるモデルを、多くの中から選ぶことができます。 例えば、パワフルな大口径スピーカーユニットを搭載したモデルは、大人数が集まる広いスタジオや会議室でも十分な大音量を響かせることができます。屋内でスマートフォンやテレビに接続して使用できるほか、イベントや講義、会議などでも使いやすいBluetooth スピーカーです。 また、有機ガラス管を振動させて音を出す、「グラスサウンドスピーカー」という独自の技術によるBluetooth 対応スピーカーも発売しています。

• ソニー

JBLは、アメリカのオーディオ機器メーカー、ハーマンインターナショナルが展開するブランドです。一般向けのスピーカーやホームシアターシステムなどを提供する「JBL」ブランドのほか、プロフェッショナル向けの「JBL Professional」というブランドも展開しています。

Bluetooth スピーカーはポータブル性に優れ、防水・防塵性能を備えたモデルを中心にラインナップしています。洗練されたデザインと持ち運びやすい形状、ロングバッテリー、そしてJBLらしい深みのあるパワフルなサウンドを備えたモデルが多く、屋内のみならず、アウトドアでもスマートフォンなどに接続して音楽を楽しみたいユーザーに人気です。また、ラジオ機能を搭載したモデルや、音楽のビートとLEDがシンクロしたライトショーが楽しめる「パーティースピーカー」というBluetooth スピーカーも発売しています。

• JBL

マーシャルは、60年以上にわたり数々のエレキギターやベース用アンプを製造・提供してきたイギリスのブランドです。現在は、スウェーデンのオーディオメーカーZound Industries社がマーシャルのブランドを保有しています。

Bluetooth スピーカーは、 「ポータブル」と 「ホーム」という2つのカテゴリー別に各種モデルをリリースしています。ポータブルは、携帯性と堅牢性、バッテリーもちに優れ、シンプル操作で使いやすいモデルが中心。ホームは、部屋を満たす広がりのあるサウンドを堪能できるモデルをラインナップしています。ほとんどのモデルが黒と金を基調としたデザインで統一され、正面には「Marshall」のロゴも配置。サウンドは、歯切れの良い高音と力強いながらも制御された低音とのバランスが印象的で、ロックやジャズを聴くのに最適なBluetooth スピーカーとなっています。

• マーシャル

MUZEN AUDIO INC は、アメリカのカリフォルニア州に拠点を置く音響メーカーです。2018 年に設立され、デザイン性と機能性を重視した音響ブランドとしてMUZEN を展開しています。 Bluetooth スピーカーは独特なデザインのものが多く、レトロ、ワイルド、メカニカル、あるいはキュートなど、個性的なガジェット感のあるスピーカーをリリースしています。また、機能や仕様においても、コンパクトでありながらステレオ再生ができるモデル、磁石で冷蔵庫などに貼り付けて使用できるモデル、ラジオ機能を搭載したモデルなどユニークなものがそろっています。 サウンドはパワフルで鮮明なチューニングがなされており、音楽だけでなく音声も聴きやすいモデルが多い印象です。

• MUZEN