
【おすすめ】ボイスレコーダーの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.5.25[更新]
講演や講義、会議、商談、インタビューなど、ボイスレコーダーを必要とする機会は意外と多いものです。最近のボイスレコーダーには、音質が非常に優れたものや文字起こし機能が搭載されたものなど、さまざまな種類があります。本記事では、Joshin web 家電担当者が、ボイスレコーダーを選ぶ際のポイントや、人気メーカーの製品から厳選したおすすめのボイスレコーダーをご紹介します。

Joshin web 家電担当者「ジョニ」が、ボイスレコーダーのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
ボイスレコーダーの基礎知識
ボイスレコーダーは、音声を記録することを目的とした機器です。音声をデジタル信号に変換し、内蔵メモリやSDカードに記録することができます。コンパクトな形状と高音質な録音性能から、ボイスレコーダーはさまざまなシーンで利用されています。講演会、会議、ミーティング、インタビューなど、いつでもどこでも簡単な操作で音声を記録できることが特長です。
スマートフォンには録音機能を備えたアプリがありますが、アプリを開く、録音を開始する、保存するなど数ステップの操作が必要です。一方、ボイスレコーダーはボタンを押すだけで簡単に各種操作を行えます。
また、ボイスレコーダーは長時間の録音、音質の調整など、録音に関する専門的な機能を備えています。バッテリー持続時間も長く、スマートフォンの録音機能を備えたアプリと異なり、ほかのアプリの使用や通知による録音の中断を心配する必要もありません。これらの理由から、特定の用途や状況では、ボイスレコーダーのほうがスマートフォンの録音機能より優れた選択となるでしょう。

最近のボイスレコーダーは、CDよりも高解像度な録音ができる「ハイレゾ」対応の高音質モデルや、文字起こしを自動で行う機能を備えたモデルも登場しています。使い道が広がっているので、ぜひチェックしてください。
ボイスレコーダーを選ぶ際のポイントとは?
ボイスレコーダーを選ぶ際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、主なポイントをご紹介しますので、購入する際の参考にしてください。
用途:ご自身の用途に適したモデルを
ボイスレコーダーの用途は多種多様です。講演会、講義、会議、ミーティング、インタビュー、ヒアリング、商談などの記録・録音のほか、語学の学習、音楽の演奏や環境音の録音に使用する方もいます。
ボイスレコーダーを選ぶ際は、用途に適したモデルを選ぶことが重要です。例えば、会議や講義の録音では、広範囲の音声を明瞭に捉えられるモデルが適しています。一方、音楽の演奏や環境音を録音したいときは、高解像度の録音が可能な「リニアPCM」対応のモデルが向いているでしょう。また、ラジオの語学講座を録音して学習に利用できるよう、ラジオ受信・録音・再生が可能なモデルも登場しています。
マイクの性能:録音の目的に合ったマイクを
ボイスレコーダーを購入する際には、録音する目的に合ったマイクを備えたモデルを選びましょう。マイクの性能は、録音の明瞭さと音の細部の再現性を左右します。ステレオ録音が可能なモデルは、音の位置情報を保持して立体的な音響を再現可能です。モノラル録音は、位置情報の保持はできませんが、音声を明瞭に収録することに向いています。
さらに、特定の方向からの音声をより多く拾う指向性マイク、全方向から音声を均等に拾う無指向性マイク(全指向性マイク)、低ノイズを実現するマイクを備えたモデルもあります。なお、ほとんどのボイスレコーダーは、内蔵マイクのほかに外付けのマイクも使用可能です。限られた範囲の音を拾えるガンマイクを使うと、遠くの音源をピンポイントで狙うことなどができます。
録音ファイル形式:MP3が一般的
録音ファイル形式とは、録音データを保存するフォーマットのことです。音声データの圧縮方式により、録音ファイル形式も異なります。音声データの3つの圧縮方式「非可逆圧縮」「可逆圧縮」「非圧縮」の特長と、各方式の録音ファイル形式をご紹介します。
非可逆圧縮
非可逆圧縮とは、原音に戻すことができない圧縮方式で、圧縮率が高いことが特長です。非可逆圧縮のファイル形式には、「MP3」や「WMA」などがあります。非可逆圧縮はデジタル音楽では最も一般的な圧縮方式で、ボイスレコーダーにもよく採用されています。
可逆圧縮
可逆圧縮は、原音に戻すことができる圧縮方式で、圧縮率は非可逆圧縮に比べて低くなります。ファイル形式には「FLAC」などがあります。
非圧縮
非圧縮は、音声を圧縮せず原音のまま収録する方式です。ファイル形式には「WAV」などがあります。
電源:乾電池式なら外出中も簡単に交換できる
ボイスレコーダーの電源は、「乾電池式」と「バッテリー内蔵式」に大きく分けられます。バッテリー内蔵式はUSB給電ができるものが一般的です。長時間の連続録音が必要な場合は、バッテリー駆動時間をよく確認しておく必要があります。乾電池式は、外出中でも簡単に交換して電源が確保できるという点がメリットです。また、乾電池とバッテリーの両方が使用できるモデルもあります。
サイズ・形状:バッテリー内蔵式がコンパクト
ボイスレコーダーを選ぶ際は、サイズや形状も重要なポイントとなります。頻繁に持ち運ぶ場合などは、ポケットに収まる小型軽量のタイプが便利です。ボイスレコーダーの電源は乾電池式やバッテリー内蔵式などがありますが、サイズはバッテリー内蔵式のほうがコンパクトです。中にはクリップ付きやペン型のモデルもあり、実際にペンとして使える製品もあります。
録音時間:長時間録音する場合は大容量モデルを
ボイスレコーダーの録音時間は、内蔵メモリの容量によって異なります。長時間録音が必要な場合は、大容量の内蔵メモリやSDカード(microSDカード)スロットがあるモデルを選びましょう。リニアPCM対応のモデルで録音するとファイルサイズが大きくなるため、より大容量の内蔵メモリを必要とします。しかし、モデルによってはリニアPCMとMP3のモード切り替えにより、録音時間を調整できるものもあります。
外部メモリ対応:バックアップやデータ転送をするなら外部メモリを
SDカード(microSDカード)などの外部メモリを利用できるボイスレコーダーなら、メモリ容量を増量して長時間の録音に対応可能です。また、外部メモリを用いることで、録音データのバックアップや、パソコンへのデータ転送も容易になります。
機能:目的に合わせて必要な機能を選ぼう
ボイスレコーダーの基本機能は、録音、再生、ファイル管理、パソコンへのファイル転送などですが、これ以外の機能を搭載したモデルも増えています。チェックしておきたい便利な機能を紹介しますので、購入する際は目的に合わせて選んでください。
リピート再生機能
リピート再生機能は、指定した録音の部分を繰り返し再生できる機能です。語学の学習や音楽の練習、文字起こしなど、特定の範囲を何度も聞き返す必要がある場合に役立ちます。
速度調整
速度調整機能は、音声の再生スピードを速くしたり遅くしたりすることができる機能です。長時間の録音を早送りでざっくりと内容を把握したい場合や、詳細な内容を把握するためにゆっくりと聞きたい場合に活用できます。
秒数送り・秒数戻し
秒数送り・秒数戻し機能は、再生中や再生停止中に一定の秒数ずつ送ったり戻ったりすることができる機能です。聞き取れなかった箇所を確認したり、聞かなくてもいい箇所を飛ばしたりするのに役立ちます。
文字起こし
文字起こし機能は、録音した音声をAI 技術などにより文字データに自動変換する機能です。この機能を搭載したモデルでは、録音した音声を自動で文字起こししてテキスト化し、メールで送信したり、液晶画面で確認したりすることができます。インタビュー原稿や会議の議事録を作成する際に便利です。
ノイズキャンセル
ノイズキャンセル機能は、外部からの雑音を軽減する機能です。雑音の多い環境でもある程度クリアな音質で録音することができます。また、再生時にこの機能を活用し、クリアな音声で聞くことが可能なモデルもあります。
ボイスバランサー
ボイスバランサーは、発話者によって声の音量が異なるとき、録音音量を自動で最適化する機能です。例えば、遠くに座っている方と近くにいる方など、人々の声量がまちまちであるとき、声の大小を均一化し、聞き取りやすくします。
ボイスチェンジャー
ボイスチェンジャーは、人の声を、聞き取りやすい音程に変換して再生する機能です。文字起こしなどの際などに、耳が疲れない音程で音声を聞くことができます。
録音開始タイマー
録音開始タイマーは、設定した時間になると自動的に録音を開始する機能です。例えば、会議を録音する場合、開始時間をあらかじめ設定しておけば、会議が始まると同時に録音を開始できます。
Bluetooth
Bluetooth対応のボイスレコーダーは、ほかのBluetooth対応デバイスとワイヤレスで接続できます。これにより、スマートフォンやタブレット端末から録音の開始や停止を遠隔操作することが可能です。Bluetoothイヤホンやスピーカーを使えば、ボイスレコーダーで録音した音声を聞くこともできます。また、スマートフォンなどで録音状況をモニタリングできるモデルも登場しています。
Wi-Fi
Wi-Fiは、パソコンやスマートフォンなどの端末を無線で接続する無線LANの規格です。ボイスレコーダーをWi-Fiに接続すれば、Bluetoothによる接続と同じようにスマートフォンなどから遠隔操作できるほか、録音データをスマートフォンやパソコンに送信できます。

内蔵メモリ容量や録音時間、電池持ちの性能といった基本的な部分は、しっかりと確認しておくことが大切です。また、語学学習用ならリピート機能の使い勝手を調べておくなど、用途に応じたチェックポイントも押さえておきましょう。
メーカー別・ボイスレコーダーの特長
続いては、メーカー別にボイスレコーダーをご紹介します。メーカーごとに特長がありますので、購入する際の参考にしてみてください。
ソニー:優れた音質と操作性の良さが特長
ソニーは、テレビやオーディオ機器、デジタルカメラ、スマートフォンなどさまざまな製品を展開する大手メーカーです。ソニーのボイスレコーダーは、優れた音質と操作性の良さが特長です。リニアPCM対応のボイスレコーダーのほか、リニアPCMによる録音の「デジタル感」を払拭した録音方式「DSD」を用いた高音質モデルなどをラインナップしています。中でも、ハイレゾに対応したハイエンドモデルは、音にこだわるユーザーにとって満足度が高い製品です。一方で、直感的な操作ができるボタン配置やメニューを備えたモデル、パソコンにUSBでダイレクト接続できる機能を備えたモデルなども多く用意されています。

OMデジタルソリューションズ:さまざまな使用シーンを想定した幅広いラインナップ
OMデジタルソリューションズは、精密機械メーカーのオリンパスから事業移管した企業で、デジタル一眼カメラやコンパクトデジタルカメラ、双眼鏡などの製品を扱っています。OMデジタルソリューションズのボイスレコーダーは、さまざまなシーンを想定した使いやすいモデルがそろっていることが特長。講義の録音や語学学習などで使えるモデルのほか、音楽録音や野外録音、ポッドキャストにも使える高音質・高機能なモデル、会議や商談などビジネスシーンに最適化されたモデル、ポケットの中に入れて録音したときのこすれ音を抑えるフィルター機能を持つモデルなどが人気です。現在もおなじみのブランド名「OLYMPUS(オリンパス)」が使われています。

ソースネクスト:AIボイスレコーダー「オートメモ」シリーズが人気
ソースネクストは、主にパソコン用ソフトウェアを開発・製造している会社です。ボイスレコーダーは、録音した音声ファイルを自動文字起こしするAIボイスレコーダー「オートメモ」シリーズを扱っています。録音データを聞き直さなくても、テキストを検索して目的の情報をすぐに見つけられるので、取材メモや議事録作成などに使用可能です。

iFLYTEK:高度な文字起こし機能を備えたモデル
iFLYTEK(アイフライテック)は、AI技術や音声認識・音声合成技術で世界的評価を得ている中国のIT企業です。iFLYTEKもソースネクストと同様、録音した音声を文字に変換するAIボイスレコーダー「AIライティングレコーダー」をラインナップしています。文字起こし機能は精度が高く、間違えて起こした言葉もAI が文脈にもとづいて自動修正するといった高度な技術を備えているのが特長です。また、英語の文字起こしに対応しているモデルもあります。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめボイスレコーダー
ここでは、Joshin web 家電担当者によるおすすめのボイスレコーダーをご紹介します。プロの目線で選んだ製品の中から、ご自身にピッタリの一台を見つけてください。
担当者おすすめのボイスレコーダー
- 会員様web価格 39,600円 (税込)3,960 円相当(10%) ポイント進呈お届け:1~2週間2022年07月 発売◆オフラインモデルのAIライティングレコーダー
◆6つのマイクと高度な雑音除去技術搭載 - 会員様web価格 27,930円 (税込)2,793 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2018年10月 発売◆ハイレゾ対応リニアPCMレコーダー
◆16GBメモリ内蔵+外部マイクロSDスロット搭載
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・内蔵メモリー:16GB
・内蔵スピーカー:200mW
・電源:内蔵リチウムイオン充電池
・電池持続時間:最長約24時間
・PC接続:ダイレクト
・日本語表示:ディスプレイ=○、本体=○ - 会員様web価格 20,590円 (税込)2,059 円相当(10%) ポイント進呈「おひとり様3点まで」最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年09月 発売◆原音に忠実に音を取り込む新開発の高性能マイクシステム
◆コンパクトでありながら高性能なPCM録音
・内蔵メモリー:16GB
・電源:単4形乾電池×2本
・PC接続:USBダイレクト - 会員様web価格 19,800円 (税込)1,980 円相当(10%) ポイント進呈2022年01月 発売
- 会員様web価格 15,400円 (税込)154 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2018年02月 発売◆騒がしい環境下でもクリアな録音「2マイクノイズキャンセル」
◆高音質録音を実現する3マイクシステム「TRESMIC」
◆議事録作成、文書化が効率的に行える「声だけ再生」&「文字起こし」モード
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・内蔵メモリー:4GB
・内蔵スピーカー:150mW
・電源:単4充電池x1本(付属)
・電池持続時間:最長約52時間
・PC接続:USBダイレクト
・日本語表示:ディスプレイ=○、本体=× - 会員様web価格 9,635円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2016年10月 発売◆会議や講義の録音に最適な、充実の録音機能
◆USBダイレクト接続が可能、乾電池でも使える
◆ラジオや音楽を高音質で楽しむ
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・内蔵メモリー:4GB
・内蔵スピーカー:90mW
・電源:単四乾電池x2付属
・電池持続時間:最長約47時間
・PC接続:USB端子
・日本語表示:ディスプレイ=○、本体=○ - 会員様web価格 5,430円 (税込)543 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年08月 発売◆内蔵メモリー4GB
◆8段階で再生速度調整可能
◆バックライト付ディスプレイ、時計/アラーム、自動電源オフ機能 - 会員様web価格 5,480円 (税込)548 円相当(10%) ポイント進呈◆2つのボタンを押すだけで、かんたんに録る・聴くレコーダー
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・内蔵メモリー:512MB
・内蔵スピーカー:300mW
・電源:単4乾電池x3本(別売)
・電池持続時間:最長約26時間
・PC接続:×
・日本語表示:ディスプレイ=無、本体=○