
【おすすめ】防水イヤホンの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.4.24[更新]
屋外でのランニングやジムでのトレーニングでは、イヤホンが雨や汗で濡れる心配がありますが、防水イヤホンなら安心です。防水イヤホンとは、音楽を聴きながらのランニングやトレーニングに励む方のニーズにマッチした、防水性を高めたイヤホンのこと。音楽のリズムにのって体を動かすことは、トレーニングのペースを保つ効果がありますし、お気に入りの曲を聴いたほうが、気持ち良くトレーニングできるでしょう。ここでは、さまざまなメーカーがラインナップしている防水イヤホンの中から、Joshin web家電担当者がプロ視点で選んだおすすめモデルや、防水イヤホンの選び方についてご紹介します。

Joshin web オーディオ担当者「青汁」が、防水イヤホンのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
防水イヤホンを選ぶ際のポイントとは?
一口に防水イヤホンといっても、防水レベルはモデルによって異なりますし、価格にも幅があります。加えて、ノイズキャンセリング機能はあるか、ハイレゾ対応かどうかなど、防水性以外の機能も気になるはず。まずは、防水イヤホンを選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。
防水機能:IP規格の等級表示をチェック
防水イヤホンで最初にチェックするべきは、どの程度の防水性能(防水保護)を持っているかという点です。「どんな場所でどのように使うか」によって、求める防水レベルは違ってくるでしょう。精密機器の防塵・防水性能を示すものとしては「IP規格」があります。これは、決まったルールにもとづいてテストを行い、ほこりや水をどれくらい防げるかをチェックし、性能を数字で表したものです。例えば「IP34」なら、防塵性能が3で防水性能が4になります。防塵性能部分に数字の代わりに「X」が入っている場合は、防塵性能については試験をしていないということです。防水性については0~8までの9段階で評価され、数字が大きいほど防水性能が高いということになります。ですから、「IPX7」なら防塵性能はテストしていないが、防水性能は7の評価ということです。詳しくは、下記の表でご確認ください。

■IP規格・防水保護および保護等級
名称 | 保護の程度 | テスト方法 |
---|---|---|
IPX0 | 水の浸入に対して特には保護されていない | テストなし |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより3〜5mm/分の水滴、10分 |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより15°の範囲から3〜 5mm/分の水滴、10分 |
IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより60°の範囲から10L/分の放水、10分 |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | 300〜500mmの高さより全方向から10L/分の放水、10分 |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離より全方向から12.5L/分、30kpaの噴流水、3分間 |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離より全方向から100L/分、100kpaの噴流水、3分間 |
IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に没しても、水が浸入しない | 水面下15cm〜1m、30分間 |
IPX8 | 水面下での使用が可能 | メーカーと機器の使用者間の取り決めによる |
IP規格は世界共通で使われており、日本では日本工業規格(JIS)によって段階的に表示するよう、規定されています。ランニングやトレーニングなどに使うのであれば、IPX4以上のものがおすすめです。このクラスであれば、突然の雨でも安心できます。シャワーやプールで使うなら、より防水性能の高いIPX7、IPX8が必要です。なお、IP規格はあくまでも防水レベルの目安であって、防水性能を保証するものではありません。ですから、たとえ防水モデルであっても、イヤホンの劣化や使用状況によっては、十分な防水性を発揮できないことは覚えておいてください。

IP規格でのテスト内容と、実際の使用状況は違います。イヤホンは精密機器ですから、水がかからずに済めば、それに越したことはありません。
防汗・防サビ性能:汗や海水、温泉などの成分は想定外
前項でご紹介したIP規格のテストは、真水で行われます。しかし、汗には塩分が含まれますし、プールや海の水も真水ではありませんし、温泉や洗剤で洗ったらどうなるのかも気になります。ですが、IP規格によって防水性が確認されているモデルであれば、あまり心配しなくても大丈夫です。また、統一された規格はないものの、各メーカーが独自の基準を設け、防汗・防サビ性能をうたっている場合もあります。どうしても気になる方は、防汗・防サビ性能を特長としたモデルを選ぶといいでしょう。

接続方法:スポーツ用ならワイヤレスがおすすめ
イヤホンと音楽プレイヤーの接続方法として、有線とワイヤレスがありますが、運動の種類によって向き不向きがあります。どのような用途で使うのかに注意して選びましょう。
有線方式
有線方式のイヤホンは、ワイヤレスと比べると音の遅延がなく、音質の劣化が少ないというメリットがあります。ですから、音質の良さにこだわりたい方や動画視聴がメインの方には、有線イヤホンがおすすめです。イヤホンと音楽プレイヤーがケーブルで接続されているので、激しいスポーツには向きませんが、ウォーキングや自転車でのツーリング、ボート・ヨットなどのウォーターアクティビティであれば、防水ケースなどで水対策をした音楽プレイヤーをポケットに収め、高品質サウンドを楽しむことができます。

ワイヤレス方式
ワイヤレス方式は、Bluetoothによる無線通信で接続するタイプです。オーディオデータを送信していることから、遅延したり、音質の劣化が起きたりしやすいというデメリットがあります。しかし、ヘッドホン本体にケーブルがないため、運動中にケーブルを何かに引っ掛けることはありませんし、運動をしていても邪魔になりません。また、音楽プレイヤーから少々距離があっても使えますので、音楽プレイヤーを携帯しなくても使える場合があります。ただし、充電式バッテリーで駆動していますので、バッテリー切れには注意しましょう。

形状の種類:種類が豊富なのは左右独立型
ワイヤレス方式のイヤホンには、Bluetoothの受信装置をどこに組み込むかによって「首かけ型」「ネックバンド型」「左右独立型」の3種類があります。それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
首かけ型
首かけ型は、左右のイヤホンを短いケーブルやネックバンドでつなぎ、Bluetoothの受信機を取りつけたタイプです。
ケーブルの場合、左右のイヤホンをつないでいるケーブルのあいだに受信機があり、受信機部分にはマイクやリモコンが組み込まれ、使い勝手を向上させています。ケーブルは、首の後ろに回しておけば、邪魔になることはありません。また、周囲の音を聞きたいときや誰かと会話したいときなど、イヤホンをちょっと外した際にも、そのまま首にかけておけます。これなら、運動中に外れてしまっても、なくす心配がありません。装着感が軽快ですので、ランニングやジムでのトレーニングにも使えます。
ネックバンド型は、ネックバンドの内部にBluetooth受信機やマイク、リモコン、大型のバッテリーを組み込んでいるので、操作性が高く長時間の連続使用ができます。また、安定性が高いこともスポーツ向きです。ただし、モデルによってはネックバンドが太く、長いものもあります。こうしたタイプは、ジムでのマシントレーニングの際に邪魔になるかもしれません。

左右独立型
左右独立型は、左右のイヤホンが独立したタイプで、「完全ワイヤレス型」とも呼ばれます。ケーブル類が一切ありませんので、スポーツ向きのイヤホンです。防水イヤホンの中でも種類が多く、多機能・高機能のものがそろっています。左右独立型は、大きなバッテリーを使えないため、連続使用時間は3~5時間程と短めです。ですが、急速充電機能を備えたモデルも多いので、休憩時間に充電すれば実用上は問題ありません。

装着方法:外れにくさを重視
イヤホンの装着方法には「カナル型」「インナーイヤー型」「耳かけ型」の3種類があります。激しく体を動かしながら使うのなら「イヤホンが外れるかも」と気にしないで済むよう、外れにくさを一番に選びましょう。装着方法によっては、違和感や圧迫感を覚えることもありますので、自分に合っているかを試してから購入するのがおすすめです。
カナル型
カナル型は、耳栓のように耳の穴に押し込んで使うタイプです。イヤホンの先端にやわらかなシリコンや低反発性のウレタンがつけられており、耳の穴に密着させて使います。遮音性が高いので音漏れしにくく、耳への水の浸入を抑える効果も期待できます。また、音の表現力が優れており、迫力のある低音域を楽しみたい方におすすめです。耳の形に合わないと圧迫感を感じたり、外れやすくなったりしますが、イヤーピースを交換することで改善できます。

インイヤー型
インイヤー型は、カナル型のように耳の穴に押し込むのではなく、耳の穴にはめ込むように装着するタイプです。一見するとすぐに外れてしまいそうに感じますが、そう簡単に外れるものではありません。音質は高音域の再現性が高い傾向がみられる点も特長です。装着感が開放的で耳への負荷が軽いため、長時間の連続使用でも苦になりませんし、周囲の音を聞き取りやすいため、街中でのジョギングにも適しています。

耳かけ型
耳かけ型は、カナル型あるいはインイヤー型のイヤホンにアームを取りつけ、メガネのように耳にかけて使うタイプです。装着したときの安定感が抜群で、少々動いたくらいでは外れる心配がありません。有線とワイヤレスの両方がありますが、左右独立型のワイヤレスであれば、激しい動きでも安定性を発揮してくれます。


イヤホンの形状や装着方法は、多くの種類があります。どれが良いかは、使い方と好みによって違います。可能であれば試着・試聴したり、ユーザーのレビューを参考にしたりして、ご自身に合ったモデルを探してみましょう。
ノイズキャンセリング機能:屋外なら外音取り込み機能も重要
ノイズキャンセリング機能とは、イヤホン本体に取りつけられたマイクで周囲の騒音を拾い、騒音とは逆位相を持つ音で騒音を相殺する機能です。ジムは意外と周囲の騒音が大きいので、「集中しにくい」という方もいます。そんなときでもこの機能があれば、周りの雑音に惑わされずトレーニングに集中できますし、音楽を再生せずにノイズキャンセリング機能だけをオンにして耳栓代わりに使うことが可能です。ただし、ノイズキャンセリング機能は、それなりに電力を消費します。バッテリー容量の小さなワイヤレスイヤホンの場合、使わないときはオフにしましょう。

ハイレゾ対応:どんなときでも高音質にこだわりたいなら
ハイレゾは「ハイレゾリューションオーディオ(High-Resolution Audio)」のことで、CDの約6倍の情報を持つ音源です。原音を細部まで忠実に再現できるため、リアルな高音質を楽しむことができます。ハイレゾを再生できるのは、これまでは有線接続が主流でしたが、最近ではワイヤレスの防水イヤホンにもハイレゾ対応モデルが登場してきました。なお、ハイレゾ音源を楽しむには、イヤホンだけでなく音楽プレイヤーもハイレゾに対応していなくてはいけません。対応モデルには日本オーディオ協会の「ハイレゾロゴ」がつけられていますから、購入時にはこれを目印にしてください。

メーカー別・防水イヤホンの特長
防水イヤホンは、いくつものメーカーから登場しています。それぞれに特長がありますが、ここでは2社をピックアップしてご紹介しましょう。
ソニー:防水だけではない、機能充実のモデルがそろう
映像・音響機器で世界的な人気を集めるソニーは、有線・ワイヤレスを問わず多くのイヤホンをそろえています。防水イヤホンについては、IPX4、IPX5相当の防滴・防水モデルを複数ラインナップし、ハイレゾ音源を楽しめる独自開発のコーデック「LDAC」への対応や、業界トップクラスと名高いノイズキャンセリング機能など、各種機能が充実しています。

ショックス:ユニークな骨伝導イヤホン
ショックス(Shokz)のイヤホンは、高音質・ノイズキャンセリングを指向する他メーカーとは、まったく違うアプローチで製品開発にあたっています。同社のイヤホンは、こめかみ部分から振動を音として伝える骨伝導イヤホンタイプが中心ですから、耳を一切ふさぎませんし、ホールド性も高いのでランニングやサイクリングなどのスポーツに最適です。また、防水性能の高いXTRAINERZ(エックストレーナース)は、音源を本体に内蔵することでIP68を実現し、水深2mで2時間音楽を聴くことができます。


ソニー、ショックス。それぞれ独自の哲学を持ち、優れた製品を生み出しているメーカーですが、防水イヤホンのメーカーは、ほかにも数多く存在します。ご自身の好みに合ったメーカーを探してみるのも、楽しいかもしれません!
Joshin web家電担当者が厳選!おすすめ防水イヤホン
ではここで、プロがおすすめする防水イヤホンをご紹介しましょう。いずれもJoshin web家電担当者がピックアップしたモデルばかり。ご自身の用途や好みに合った防水イヤホンが、きっと見つかるはずです。
担当者おすすめの防水イヤホン
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◆Bluetoothバージョン:5.3
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◆Bluetoothバージョン:5.3
◆対応プロファイル:A2DP, AVRCP, HFP, HSP
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◆連続再生時間(充電ケース込み):最大16時間 (ASMオン) / 最大22時間 (ASMオフ)
防水イヤホンの防水性能は、事前にチェックしておこう
イヤホンをスポーツ用に使うなら、ぜひチェックしておきたいのが防水性能です。防水性能のレベルはモデルによって異なりますので、IP規格の等級表示を参考にして選びましょう。また、「防水・防滴だから」といって雑な扱いは禁物。防水イヤホンは水に濡れたら早めに拭き取るなどして、大切に扱ってください。
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