| ■ QUAD 33 概要 オリジナルのQUAD33が発売された当時の音楽ソースは主にレコードが主流でした。 その際にサウンドを微調整するコントロール機能としてバス・トレブル・スロープを備えていました。 その後、CDを初めとするデジタルオーディオの普及に伴い、QUAD33の後継機であるQUAD34には、QUAD創設者ピーター・ウォーカーによって考案されたトーン・コントロール機能であるチルトコントロールが追加されました。 新しいQUAD33には最新のコンピューターシュミレーションで解析したコントロール機能として、バス・チルト・バランス機能が搭載されています。 チルト・コントロールは周波数スペクトラムの両端を同時に調整し、低音を減衰させて高音を持ち上げるか、低音を持ち上げて高音を1dBステップで減衰させる方法があります。 基本的には、700Hzを軸に可聴周波数帯域を回転(傾斜)させることで音量を変えたり、または音の音に色を加えたりすることなくサウンド全体のバランスを調整する機能です。 オリジナルのQUAD33ではバスおよびトレブルコントロールでトーン・バランスを調整していましたが、この方法では大まかな調整しか出来ず、本来の音楽ソースに忠実とは言えませんでした。 新しいQUAD33ではバス・バランスコントロールに加え最新のチルトコントロールを搭載することにより、レコードからハイレゾ・デジタルファイルに至るまで今日私たちが聴く音楽ソースを、本来の音楽性を損なうことなく様々な音楽環境や好みに合わせてサウンド全体のバランス調整を可能にします。 オリジナルのQUAD33は入出力にDINソケットを採用していましたが、新しいQUAD33は入出力系統はシングルエンドのRCAとバランスXLRのミックスに変更され、ケーブルの選択肢と汎用性が向上しています。 その他2つの12Vトリガー出力と、ファームウェア・アップデート用のUSBデータ入力も装備されています。 トリガーおよびUSB入力はマイクロプロセッサーで制御されていますが、オーディオ信号経路は完全にアナログ信号になります。 アナログ信号は高品質なモーター駆動であるアルプス製のポテンションメーターが音量を調整し、バス・チルト・バランス用の3つのロータリー・エンコーダーはデジタル制御の精度を提供しつつも完全にアナログ領域で動作します。 オーディオ回路は、当時の画期的なデザインであったオリジナルの設計意図に忠実であると同時に、最新のオーディオパーツを用いてアップデートされています。 一例をあげると、低ノイズでカスタム仕様されたトロイダル・トランスや多数のリザーバーコンデンサ、スムースコンデンサを使用して、電源レールを含む全く新しい回路設計を生み出しオリジナルの理念を忠実に踏襲しつつ、そのサウンド・パフォーマンスを格段に向上させています。 |
※仕様及び外観は改良のため予告なく変更される場合がありますので、最新情報はメーカーページ等にてご確認ください。