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【おすすめ】HDMIケーブルの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介

【おすすめ】HDMIケーブルの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介

2025.3.18[更新]

HDMIケーブルは、テレビチューナーやパソコン、ゲーム機などの映像・音声信号を、モニターやテレビ、外部スピーカーなどに伝送するためのケーブルです。ただし、同じHDMIケーブルでも、異なる種類の端子を持つ製品や別の規格を備えた製品があります。この記事では、Joshin web のパソコン担当者が、HDMIケーブルの比較と選び方のポイントを解説。おすすめの人気製品についてもご紹介します。

担当者
とうふ

Joshin web パソコン担当者「とうふ」が、HDMIケーブル選びのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!

映像機器の接続に欠かせないHDMIケーブル

HDMIケーブルは、現在のデジタルエンターテインメントにおいて重要な役割を果たしています。まずは、さまざまなデジタル機器とテレビやモニター、スピーカーなどを接続する際に使用する、HDMIケーブルの概要についてご説明します。

HDMIとは?

HDMIはHigh-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略称です。高解像度の映像と音声のデジタル信号を1つのケーブルで伝送する規格で、2002年に半導体メーカーや家電メーカーが中心となって策定しました。以来、HDMIはデジタルエンターテインメントの標準的な接続方法となっています。HDMIケーブルは、テレビチューナーやパソコン、ビデオカメラ、ブルーレイレコーダー、ゲーム機などのデジタル機器からの信号を、テレビやモニターへ送信する際に使用されます。 HDMIケーブルの最大の特長は、映像と音声の両方を1本のケーブルでフルデジタル伝送できること。そのため、複数のケーブルを使用する必要がなく接続が簡単なほか、信号の劣化が非常に少なく、高解像度の映像や高品質の音声を、品質を損なうことなく伝送することができます。また、容量の大きなデータも非圧縮で送信できるため、映画やゲームなどの高品質なコンテンツを楽しむことに適しているのも特長です。 ただし、ケーブルの種類によっては、接続するデジタル機器の性能を最大限に活かせないことがあります。例えば、4KやHDR対応の映像を存分に楽しむためには、それらに対応した適切なHDMIケーブルを選ばなくてはならず、製品を選ぶ際には注意が必要です。

HDMIとは?
担当者
とうふ

HDMIケーブルを使って、チューナーやレコーダー、ゲーム機、パソコンなどをテレビ・モニターに接続している方は多いと思います。ですが、ご使用になる機器によって、端子の種類や規格(バージョン)に違いがあることに注意しましょう。

HDMIケーブルを選ぶ際のポイントとは?

HDMIケーブルには、端子の種類や規格の違い、ケーブルの長さなど、確認することがいくつかあります。ここでは、HDMIケーブルを選ぶ際に押さえておくべきポイントについて見ていきましょう。

端子の種類:使用する機器に合ったものを選ぶ

HDMIケーブルを選ぶ際に重要なポイントのひとつが、端子(コネクター)の種類です。HDMIケーブルには端子の形状が異なる複数のタイプがあります。間違ったタイプを選ぶと、デバイスに接続することができません。主な端子の種類は下記の3タイプです。

HDMI(タイプA)

HDMI(タイプ A)は、最も一般的なタイプの端子です。家庭用のデジタル機器に広く採用されている標準的なサイズの端子で、多くのテレビやブルーレイレコーダー、家庭用ゲーム機などの接続に使用します。

HDMI(タイプA)

ミニHDMI(タイプC)

ミニ HDMI(タイプC)は、デジタルカメラやビデオカメラなど、一部のコンパクトなデバイスで使用される小型の端子です。通常のHDMI端子よりも小さく、持ち運びすることの多い機器に適しています。

ミニHDMI(タイプC)

マイクロHDMI(タイプD)

マイクロHDMI(タイプD)は、スマートフォンやタブレットパソコンなどのさらに小型のデバイスで使用される端子です。サイズが非常に小さく、携帯性を重視したデバイスに用いられます。

マイクロHDMI(タイプD)

規格(バージョン):伝送速度に違いが出る

規格(バージョン)もHDMIケーブルを選ぶ際の重要なポイントです。HDMIケーブルにはさまざまな規格があり、それぞれが異なる性能と機能を持っています。適切な規格を選ぶことで、デバイスの性能を最大限に活かすことができます。なお、新しい規格のケーブルは、古い規格と互換性があるため、将来のアップグレードを見越して最新規格のケーブルを選ぶといいでしょう。規格ごとの違いは、下記のとおりです。

規格(バージョン):伝送速度に違いが出る

スタンダード(Ver.1.2 以前)

スタンダード(Ver.1.2 以前)は、4.95Gbpsの通信速度に対応した、基本的なHDMI機能を提供する初期の規格です。720p(1,280×720)、1080i(1,920×1,080)までの解像度をサポートしています。古いデバイスなどの接続には適していますが、高解像度や高度な機能を必要とする場合にはスペック不足となります。

ハイスピード(Ver.1.3~1.4)

ハイスピード(Ver.1.3~1.4)は、10.2Gbpsの通信速度に対応し、720p、1080iに加えて、フルHDと呼ばれる1080p(1,920×1,080)や4K 解像度(3,840×2,160)、3D映像のサポートを含む、より高度な機能を提供する規格です。また、イーサネットチャンネルをサポート(Ver.1.4以降)しており、インターネット経由でのデータ通信も可能です。

プレミアムハイスピード(Ver.2.0・Ver.2.0a)

プレミアムハイスピード (Ver.2.0 ・Ver.2.0a)は、18Gbpsの通信速度に対応し、ハイスピードと同様に4K 解像度までサポートする規格です。Ver.2.0a ではHDR(High Dynamic Range)のサポートも追加されています。HDR は、従来のSDR(Standard Dynamic Range)に比べて、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を持ち、豊かな色彩とコントラストを表現できる表示技術です。HDMI ケーブルの規格を選ぶ際に迷ったときは、プレミアムハイスピードを選んでおけばまず問題ないでしょう。

ウルトラハイスピード(Ver.2.1)

ウルトラハイスピード(Ver.2.1)は、48Gbps の通信速度に対応した最新の規格で、細部の描写も精密な8K解像度(7,860×4,320)や高フレームレート(120fps以上)をサポートします。また、最大10Kの解像度(10,328×7,760)まで対応しているので、BS8Kチューナーと8Kテレビの接続や、将来8K解像度のゲームが登場するとされるPlayStation 5 の接続などに使用するのがおすすめです。

ケーブルの長さ:5m以内が望ましい

ケーブルの長さもHDMIケーブルを選ぶ際に考慮すべきポイントです。HDMIケーブルには1m未満のものから10mを超えるものまでさまざまな長さの製品がありますが、使用環境によって適切な長さを選ぶことが重要です。

一般的に、HDMIケーブルが長すぎると信号の伝送効率が低下し、正常にデータを伝送できなくなることがあります。特に、5m以上の長さの場合、信号の劣化や映像、音声の品質低下の可能性が高まるため、家庭やオフィスで使用する場合は、5m以下の長さのケーブルがおすすめです。

なお、どうしても長いHDMIケーブルを使用しなくてはならないときは、距離による信号劣化が少ない光ファイバーHDMIケーブルや、信号の劣化を抑えて画像を補償するHDMIケーブル補償器(リピーター)を使用するといいでしょう。

ケーブルの長さ:5m以内が望ましい

ケーブルの形状:スリム・フラットタイプで周辺機器をすっきり

HDMIケーブルは、ケーブルの形状もいくつか選択肢があります。形状によって、ケーブルの取り回しやすさや設置の便利さが変わるため、使用する環境に合わせて適切なタイプを選びましょう。

スリム・フラットタイプ

スリムタイプのケーブルは、狭いスペースや家具の隙間を通す際に便利です。また、フラットタイプは床や壁面に沿って配線するとき、見た目をすっきりさせることができます。壁掛け・壁寄せテレビやスペースが限られたデスク周りに使うのに適しています。

      
ケーブルの形状:スリム・フラットタイプで周辺機器をすっきり

巻き取りタイプ

巻き取りタイプのケーブルは、使用しないときコンパクトに収納できるため、持ち運びや保管が容易にできます。携帯性を重視する場合や出張や旅行での利用に最適です。

ソフトタイプ

柔軟性の高いソフトタイプのケーブルは、曲げやすく取り回しがしやすいため、狭い場所や複雑な設置環境に適しています。また、ケーブルが柔軟なため、端子にかかるストレスが少なくケーブルの耐久性も向上します。

ソフトタイプ

ケーブルの機能:ネット接続したい場合はHEC対応が必要

ケーブルの機能もHDMIケーブルを選ぶ際のポイントです。HEC(HDMI Ethernet Channel)対応のHDMIケーブルは、映像や音声の伝送だけでなく、ネットワーク接続が可能です。

例えば、テレビとレコーダーの両方でインターネットを利用したいとき、どちらかをLANケーブルでインターネットに接続し、もう一方をHEC対応のHDMIケーブルでつなぐと、どちらの機器でもインターネットにアクセスすることができます。

また、テレビのHDMI入力端子からオーディオ機器のHDMI入力端子に音声を伝送したい場合は、ARC(Audio Return Channel)に対応したHDMIケーブルを選びましょう。なお、Ver.1.4 以降のHDMIケーブルであれば、HEC・ARCとも対応しています。

担当者
とうふ

HDMIケーブルを選ぶ際は、特に規格(Ver.)の違いに注意が必要です。規格が違うと映像を適切な解像度で再現できないことがあるので、使用するデバイスに合ったHDMIケーブルの規格を確認してください。

メーカー別・HDMIケーブルの特長

HDMIケーブルは多くのメーカーから登場しています。ここでは、中でもおすすめの2つのメーカーと代表的な製品の特長をご紹介します。

エレコム:独自のHDMIケーブルなど多彩なラインナップ

エレコムは、パソコンやスマートフォン、タブレット、デジタル機器などの周辺機器を開発・販売するメーカーです。エレコムのHDMIケーブルは、端子や規格、ケーブルの形状などが異なる多彩なモデルのほか、スーパースリムタイプなど独自のHDMIケーブルもラインナップしています。また、離れた場所のディスプレイに映像を出力したいときにケーブルが届かない場合、映像信号を変換してLANケーブルや無線を通じて出力できる、HDMIエクステンダーも扱っています。

エレコム:独自のHDMIケーブルなど多彩なラインナップ

サンワサプライ:5m以上のロングケーブルなどさまざまなモデルを展開

サンワサプライは、パソコン周辺機器の市場で高いシェアを持つメーカーです。サンワサプライのHDMIケーブルは、一般的なタイプ以外にもさまざまなモデルをラインナップしています。例えば、5m以上の長距離でも安定した信号を伝送できるロングケーブルや、HDMIとDVI(VGA)の変換ケーブル、DisplayPortやミニDisplayPortといった端子しかない出力機器からHDMI搭載モニターなどへ接続するためのケーブルも展開しています。

サンワサプライ:5m以上のロングケーブルなどさまざまなモデルを展開

Joshin web パソコン担当者が厳選!おすすめHDMIケーブル

ではここで、プロの視点で厳選したHDMIケーブルをご紹介します。いずれも Joshin web パソコン担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身にピッタリのモデルを見つけてください。

HDMIケーブルで高画質を存分に楽しもう

HDMIケーブルを選ぶ際は、端子の種類や規格、ケーブルの長さなどに注意することが大切です。また、ケーブルの形状にもいくつかのバリエーションがあります。使用する目的や環境に合った最適なHDMIケーブルを選んで、高画質な映像体験をお楽しみください。

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