
【おすすめ】ホームシアターの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.1.14[更新]
ホームシアターは、自宅にいながら、映画館や音楽ホール、スタジアムにいるかのような、迫力ある映像と臨場感あふれるサウンドが楽しめるシステム。ホームシアター環境を構築するには、立体的なサウンドを生み出すスピーカーシステムと、没入感のある大画面が必要です。本記事では、ホームシアター環境を作るためのスピーカーやテレビ・プロジェクターの種類と、モデル選びのポイントを解説。人気のメーカーや、Joshin webのオーディオ担当者がプロの目で選んだおすすめ機種も紹介します。

Joshin web オーディオ担当者「きったん」が、ホームシアターのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
ホームシアターで自宅が映画館やライブ会場に!

ホームシアターは、自宅で迫力のある映像と、音響を体験できる設備です。テレビ番組はもちろん、動画配信サービス(VOD)の映画やライブ、スポーツ中継、リアルな3Dゲームなども、その場に居合わせているかのような臨場感で楽しむことができます。
ホームシアターに必要なアイテム
ご自宅にホームシアターを構築したいと思ったとき、何をそろえればいいのでしょうか。ホームシアターを構築する上で欠かせないものは、立体的な音響を生み出すスピーカーと、大画面のテレビ・プロジェクターです。
スピーカー
スピーカーは、ホームシアターの音響を担当する重要な要素です。立体的な音響により、前後左右から音に包まれることで、その場に居合わせているかのような臨場感を体験できます。また、テレビに搭載されたスピーカーよりも高音質で、繊細な息づかいから深みのある重低音まで、リアルに再現できます。

ホームプロジェクター/テレビ
ホームプロジェクターやテレビは、ホームシアターの映像部分を担当する要素です。壁やスクリーンに映像を投射するプロジェクターは、映画館さながらの大画面で映像を楽しむことができます。白い壁などに映像を投射することもできますが、専用のスクリーンを用意すれば、さらに色の再現性や明るさが向上します。また、大画面のテレビは導入が簡単な上、スイッチひとつで視聴できる手軽さが魅力。近年は、8Kなどの高精細モデルも登場しています。


一般的なテレビの場合、搭載したスピーカーから直線的に音が伝わります。一方、ホームシアターでは、観ている人を取り囲むように前後左右から音が伝わります。さらに、テレビの内蔵スピーカーでは出せないような音域をカバーできるため、圧倒的な臨場感が生まれるのです。
ホームシアターの最新トレンド
ホームシアターの近年のトレンドとしては、テレビの前に設置する、サウンドバータイプのスピーカーの人気が挙げられます。設置が簡単で、テレビに搭載されたスピーカーよりも格段に音質が向上するのがポイント。 また、単に設置が簡単なだけでなく、Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響にも対応したモデルなら、音に包まれるような臨場感も味わうことができます。

NetflixやPrime Videoなど、VODサービスが充実したことで、「手軽に良い音を楽しみたい」という需要が増えています。特に近年では、立体音響に対応したサウンドバーが人気です。
ホームシアター用スピーカーを選ぶ際のポイント
ホームシアターで、臨場感を生み出す重要な役割を果たしているのがスピーカーです。スピーカー選びは難しいイメージがありますが、種類やチャンネル数、接続方法などの項目で絞っていけば、ご自身の求めるモデルを探しやすくなります。ここでは、ホームシアター用スピーカーを選ぶ際のポイントをご紹介します。
スピーカーの種類:大きく3種類に分けられる
スピーカーの種類は、大きく「サウンドバー」「セパレートタイプ」「マルチスピーカー」の3つに分けることができます。スピーカーの種類によって、音響効果や設置の手間などが変わるため、ご自身の求めるサウンド環境に合ったものを選ぶことが大切です。
サウンドバー
サウンドバーは、スリムなバーのような形状のスピーカーを一台使用するタイプです。ホームシアターでは、主に大画面テレビと併用することが多く、テレビの前に設置したり、壁に掛けたりして使用します。ワイヤレスモデルが多く、設置や設定に手間がかからないので、手軽にホームシアターを始めてみたい方におすすめです。バーチャルサラウンドシステムを搭載したモデルなら、一台のスピーカーにもかかわらず、広がりのある音を再現してくれます。

セパレートタイプ
セパレートタイプは、サウンドバーと別体のサブウーファー(低音用のスピーカーユニット)がセットになっているタイプです。サウンドバー単体で使用するよりも、さらに臨場感あふれる音を楽しむことができます。音響が物足りなくなったとき、後からスピーカーを追加できるモデルもあるので、ホームシアタービギナーのエントリーモデルとしておすすめです。

マルチスピーカー
マルチスピーカーは、複数のスピーカーを部屋の周囲に配置することで、立体的な音響を実現するタイプです。スピーカーを制御するための「AVアンプ」が必要で、スピーカーの設置にも手間がかかりますが、臨場感あふれるダイナミックな音響を実現します。本格的なホームシアターの構築を目指す方におすすめです。初めから複数のスピーカーとAVアンプがセットになった、シアタースピーカーセットもあります。

サブウーファー:ビギナーにはセットになったモデルがおすすめ
サブウーファーは、メインのスピーカーでは出せない低音域を強調するためのスピーカーです。特に、アクション映画や音楽鑑賞時、サブウーファーの有無で音の厚みが大きく違います。これからホームシアターを始めるという方には、初めからサブウーファーがセットになったモデルがおすすめ。スピーカーの追加が可能なモデルなら、後から好みのサブウーファーを導入することもできます。

チャンネル数:スピーカーの数と配置を表す
チャンネル数(ch)とは、スピーカーの数と配置を示すものです。1chは1つのメインスピーカー、0.1chは1つのサブウーファー、0.01chは1つの天井に設置するスピーカーを表します。チャンネル数が多い=スピーカーの数が多いほど、より臨場感のあるサウンド環境を構築できると考えていいでしょう。なお、サウンドバーの中には、5.1chといった多チャンネル環境を疑似的に再現するバーチャルサラウンドシステムを搭載したモデルもあります。

2.1ch
2.1chは、前方左右に置いた2台のスピーカーと、サブウーファー1台の構成です。設置が簡単で、手軽にステレオサウンドを楽しむことができます。ワンルームマンションや、コンパクトな部屋に最適です。

5.1ch/5.1.2ch/5.1.4ch
5.1chは、前方真中に1台、前方左右に2台、後方左右に2台の計5本のスピーカーと、サブウーファー1台の構成です。前後左右から音が聞こえてくるので、映画鑑賞やゲームなどに適しています。より立体的な音響を実現するため、さらに天井スピーカーを2台追加した5.1.2ch、4台追加した5.1.4chもあります。5.1chは8畳程の広さ、5.1.2ch/5.1.4chは12畳以上の広さがある部屋への設置がおすすめです。

7.1ch/7.1.2ch/7.1.4ch
7.1chは、5.1chにさらに左右のスピーカーを追加した構成で、より音に包まれて、その場にいるような臨場感を味わうことができます。さらに、天井スピーカーを2台、4台と追加して、上方向からの音も再現した7.1.2chや7.1.4chもあります。7.1chは12畳以上、7.1.2ch/7.1.4chはスピーカー数が多いため、さらに広い部屋への設置がおすすめです。

9.1ch以上
9.1ch以上は、より本格的なホームシアター環境を構築したい人のための構成です。スピーカーの設置や調整、パワーアンプの設定、配線など大変な手間がかかりますが、まさにプライベート映画館ともいえる最高のサウンド環境を実現できます。スピーカーの数が増える分、設置するには広いスペースが必要です。

スピーカー出力:音の大きさや迫力の目安
ホームシアターの音の迫力を決める要素のひとつが、スピーカーの出力(W)です。Wの数値が大きいほど大音量での再生が可能ですが、設置する部屋の広さなどに応じて適切な出力を選ぶことが重要です。一般的に、リビングルームに設置するなら、出力は20~30W程度で十分。スピーカー出力が100Wあれば、ほとんどのホームシアター環境に対応できるでしょう。
接続方法:こだわりの有線、手軽なワイヤレス
テレビやブルーレイレコーダーなどとスピーカーを接続する方法として、有線接続とワイヤレス接続があります。接続する機器の数やチャンネル数、部屋の構造、設置の手間などを考慮しながら、ベストなものを選んでください。
有線接続
有線接続は、HDMIケーブルなどを使用して、機器同士を直接接続する方法です。信号の遅延や劣化が少なく、高品質な音を楽しむことができます。音質にこだわりのある方におすすめです。

ワイヤレス接続
ワイヤレス接続は、BluetoothやWi-Fiを使って機器同士を無線で接続する方法です。配線の手間がいらず、部屋の美観を損なわないほか、スピーカー設置の自由度が高いのも特長。また、スマートフォンの曲を、ホームシアターのスピーカーから流すといったことも簡単にできます。

音声フォーマット:立体音響に対応したものがおすすめ
ホームシアター用のスピーカーを選ぶときには、対応する音声フォーマットもご確認ください。対応フォーマットが多いほど、さまざまな音源を高品質で再生できます。こだわりの音質で楽しみたいのなら、「Dolby Atmos」や「DTS:X」「Auro-3D」といった、立体音響の最新フォーマットに対応したものがおすすめです。なお、音声フォーマットは接続する機器自体が対応していないと、本来の音質を発揮できません。テレビやブルーレイレコーダー、据置ゲーム機などの対応状況もご確認ください。

Dolby Atmos
Dolby Atmosは、一つひとつの音を立体的な空間に配置することで、リアルなサウンド体験を実現するフォーマットです。さまざまな映画作品などで採用されています。
DTS:X
DTS:Xは、立体感と広がりのあるサウンドを再現するために開発されたフォーマットです。ゲームプレイ時、相手を目で発見するより早く、音で察知することも可能です。
Auro-3D
Auro-3Dは、スピーカー配置に合わせて、より自然で臨場感豊かな立体的サウンドを実現するフォーマットです。ハイレゾ音源にも対応しています。

今からホームシアターを構築するなら、立体音響への対応は必須ともいえます。立体音響に対応したモデルの中から、「リアスピーカーやサブウーファーの追加が可能か」「サラウンド感はどうか」「高音質へのこだわりはどうか」といったメーカー独自の特徴を踏まえつつ、好みに合ったスピーカーを選ぶといいでしょう。
メーカー別・ホームシアター用スピーカーの特長
ホームシアター用スピーカーは、さまざまなオーディオメーカーから登場しています。メーカーごとに音へのこだわりが違うため、ハイエンドモデルはもちろん、エントリーモデルでも音質や機能は異なります。ここでは、ホームシアター用スピーカーメーカーの中でも、人気のある3社についてご紹介します。
ソニー:独自の立体音響機能を開発・搭載
ソニーは、テレビやオーディオ、据置ゲーム機など、AV機器を数多く開発・販売している、日本を代表する電機メーカーのひとつです。技術力の高さで知られ、ホームシアター用スピーカーでは、独自機能の「360 Spatial Sound Mapping」を搭載したモデルをラインナップしています。これは、スピーカーの外側に複数のファントムスピーカー(仮想音源)を作ることで、広大な立体音響空間を創り出すというもの。デザインもスタイリッシュで、リビングが音で満たされているような立体音響を体験できます。

デノン:老舗オーディオメーカーのこだわりサウンド
デノンは1910年に設立された日本のオーディオメーカーで、現在はディーアンドエムホールディングスが製造販売する、音響機器のブランドのひとつです。デノンのスピーカーの特長は、「ヨーロピアンサウンド」といわれるフラットで上品なサウンド。同社のホームシアタースピーカーは、手軽なサウンドバータイプであっても、老舗オーディオメーカーとしてのこだわりで、音質を徹底的に磨き上げています。映画だけでなく、音楽鑑賞にも使える逸品として評判です。

ヤマハ:世界最大級の楽器メーカーが作り出す音質
デノンは1910年に設立された日本のオーディオメーカーで、現在はディーアンドエムホールディングスが製造販売する、音響機器のブランドのひとつです。デノンのスピーカーの特長は、「ヨーロピアンサウンド」といわれるフラットで上品なサウンド。同社のホームシアタースピーカーは、手軽なサウンドバータイプであっても、老舗オーディオメーカーとしてのこだわりで、音質を徹底的に磨き上げています。映画だけでなく、音楽鑑賞にも使える逸品として評判です。

Joshin webオーディオ担当者が厳選!おすすめホームシアター用スピーカー
ホームシアター用のスピーカーは、メーカー・モデル数ともに多いため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いはず。ここでは、Joshin webのオーディオ担当者がプロの目でセレクトした、おすすめホームシアター用スピーカーをご紹介します。
- 会員様web価格 257,400円 (税込)最短 6月22日( 日 ) 出荷2024年06月 発売◆リビングに溶け込む新デザインのプレミアムサラウンドシステム
◆スピーカーユニットの改良によりクリアな高音質と広い音場を両立
◆壁掛け・壁寄席設置でより部屋と一体化するデザインに進化 - 会員様web価格 120,582円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年11月 発売◆着脱可能な充電式ワイヤレス・サラウンドスピーカーでリアル・サラウンドが実現するサウンドバーシステム
◆Dolby AtmosとDTS:Xに、独自のMultiBeamを組み合わせ7.1.4chの完全な立体音響空間を再現
◆部屋の形状やスピーカーの設置場所、視聴位置にあわせて最適化する「ルーム・キャリブレーション」機能
- 会員様web価格 63,765円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年07月 発売◆7基のユニットを搭載したサウンドバーと大口径サブウーファーがセットになったサウンドバー・システム
◆JBL独自技術のMultiBeamによるリアルサラウンドとDolby Atmosのバーチャルハイトを組み合わせたハイブリッド・サラウンドを実現
◆「音」だけでなく「映像」も最新のデジタルフォーマットに対応 - 会員様web価格 36,850円 (税込)369 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月22日( 日 ) 出荷2022年05月 発売◆高度な7.1サラウンドサウンドは、ピンポイントの精度で空間に立体音響を再現
◆Bluetooth5.2ロスレス、低レイテンシーのオーディオ
◆18のライティングゾーン、無数のパターン、ダイナミックなゲームライティング効果 - 会員様web価格 30,728円 (税込)最短 6月22日( 日 ) 出荷2024年05月 発売◆"音楽を奏でる"をコンセプトに音質面を全面的にチューニングしたサウンドバー・システム
◆立体音響技術「Dolby Atmos」、ロスレスオーディオフォーマット「Dolby TrueHD」に対応
◆デノンサウンドが手軽に楽しめる"Pureモード" - ◆待望の立体音響「Dolby Atomos」に対応したヤマハのサウンドバー
◆4種のサウンドモードと専用アプリ「Sound Bar Remote」による操作に対応
ホームシアター用プロジェクター・テレビを選ぶ際のポイント
ホームシアター用のスピーカーが決まったら、次は映像を映し出すプロジェクターやテレビを選びます。ここでは、ホームシアターに適したプロジェクター・テレビを選ぶ際に、チェックすべきポイントをご紹介します。
種類:大画面ならプロジェクター、手軽さならテレビ
ホームシアター用の映像機器としては、ホームプロジェクターとテレビがあります。それぞれメリット・デメリットはありますが、選択の大きな基準となるのが、どれくらいの大きさで映像を見たいかです。家庭用のテレビでは、大きいサイズでも100インチクラスが限度。一方、プロジェクターなら100インチ以上の大画面で映像を楽しむことができます。ご自身のホームシアターを構築する部屋の広さなどを考慮しながら選んでください。
テレビ
ホームシアターの構築にテレビを使用することもできます。テレビは、設置が簡単な上、単体で手軽に使用できる点が魅力です。4Kや8Kの高解像度テレビなら、細部まで美しく描写された臨場感のある映像を楽しむことができます。また、パネル自体も、明るい場所で見やすい液晶と、色彩表現に優れた有機ELから選べるなど、選択肢も豊富です。一方で、画面サイズが大きくなるほど高額になりがちなのでご注意ください。

ホームプロジェクター
プロジェクターは、壁に映像を投射するタイプの機器です。テレビや映画など映像を楽しむためのホームプロジェクターと、会議やプレゼンなどでの使用をメインとしたビジネスプロジェクターがありますが、ホームシアターの構築にはホームプロジェクターが適しています。ホームプロジェクターは、100インチ以上の大画面映像を、手軽に楽しめるのがメリット。一方で、多くのモデルがテレビチューナーを搭載していないため、テレビ番組を視聴するには別途テレビチューナーが必要です。また、プロジェクター専用のスクリーンを導入すると、映像の鮮明度が格段に向上します。スクリーンを選ぶ際には、スクリーンサイズはもちろん、アスペクト比(画面の縦横の比率)やブラックマスク(スクリーンを囲む黒縁)の有無、スクリーンのタイプ(自立式、壁掛け式、電動・手動巻き上げ式)などを考慮することが重要です。

【プロジェクター】明るさ:1500lm程度が目安
プロジェクターを選ぶ際は、明るさが重要なポイントです。明るさはlm(ルーメン)という単位で表されます。ホームシアターは部屋を暗くして使用することが多いため、1,500lm程度の明るさがあれば十分です。一方で、明るい部屋で使用することが多い場合は、3,000lm以上あるものを選んでください。

【プロジェクター】解像度:4K対応なら高画質
プロジェクターの解像度は、映像の美しさに直結する重要な要素です。テレビ番組の視聴がメインの方であれば、フルHD(1,920×1,080)でも大丈夫。ですが、NetflixやPrime VideoといったVODサービスを視聴することが多い方には、より解像度の高い4K(3,840×2,160)対応のモデルがおすすめです。

【プロジェクター】投射方式:特長の異なる3方式
プロジェクターの投射方式には、「LCD」「DLP」「LCOS」の3種類があります。それぞれ特長があるため、ご自身のホームシアターの用途や、映像に求めるものなどを考慮して選んでください。
LCD方式
LCD(透過形液晶)方式のプロジェクターは、鮮やかな色再現性が特長。白を美しく表現できますが、黒の表現がやや苦手で、真っ黒なところがグレー風になる傾向があります。多くのモデルに採用されている投射方式です。
DLP方式
DLP(デジタルライトプロセッシング)方式のプロジェクターはコントラストの高さが特長で、メリハリのある映像表現に優れています。一方で、モデルによっては虹色の残像(レインボーノイズ)が気になることもあります。
LCOS方式
LCOS(反射型液晶)方式のプロジェクターは、高コントラストと滑らかな映像が特長です。高解像度・高画質なハイエンドモデルに採用されていることが多く、価格が高額になりがちです。
【プロジェクター】投射距離:短焦点モデルは歪みに注意
投射距離とは、プロジェクターの設置場所から壁(スクリーン)までのサイズです。一般的に、画面サイズを大きくしたいほど投射距離は長く(壁から遠く)なります。カタログやスペック表を確認して、ご自身の見たい画面サイズに適した投射距離がどれくらいか、チェックすることをおすすめします。なお、ワンルームマンションなど、コンパクトな部屋でプロジェクターを使用する場合には、投射距離が短くても大画面で楽しめる、短焦点モデルを選ぶ方法もあります。ただし、短焦点モデルは、一般的なプロジェクターよりも映像に歪みが生じやすいので、ご注意ください。

【プロジェクター】設置方式:使用頻度や部屋のサイズで選択
プロジェクターの設置方式としては、大きく「ポータブルタイプ」「天吊りタイプ」「据置タイプ」に分けられます。それぞれメリットが違うため、ご自身の使用頻度や部屋の大きさなどに合わせて選んでください。
ポータブルタイプ
ポータブルタイプのプロジェクターは、持ち運びが簡単で、好きな場所に手軽に設置できるコンパクトなサイズです。普段は収納しておいて、使用するときだけ設置するといった使い方に適しています。また、アウトドアなどに持ち出して使用することもできます。

天吊りタイプ
天吊りタイプのプロジェクターは、天井に固定するタイプのモデルです。設置する手間は必要ですが、床に置かなくて済むため、部屋のスペースを有効活用できます。

据置タイプ
据置タイプのプロジェクターは、設置場所を決めて使用するタイプのモデルです。設置の手間が簡単で、大型モデルなどにも適しています。

【プロジェクター】そのほかの便利機能:用途・環境に適した機能を選択
ホームシアター用のプロジェクターには、これまで紹介したほかにも、さまざまな便利機能が搭載されています。ご自身の用途や環境と照らし合わせて、必要な機能を搭載したモデルを選んでください。ここでは、プロジェクターに搭載された代表的な便利機能をご紹介します。
ワイヤレス接続
Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス接続に対応したプロジェクターは、配線のわずらわしさを解消し、設置の自由度を高めてくれます。また、パソコンやスマートフォンの映像を大画面に映し出すことも簡単にできます。一方で、ゲームプレイに使用する場合は、遅延や映像が途切れるといったトラブルを防ぐため、HDMIケーブルを使用した有線接続がおすすめです。
歪み補正機能
プロジェクターは、設置した場所や角度により、投射した映像が台形に歪んだり、左右の大きさが偏ったりしてしまうことがあります。歪み補正機能が搭載されていれば、そうした歪みを直すことが可能です。また、自動で歪みを補正してくれるモデルもあります。
スピーカー内蔵
プロジェクター自体に、スピーカーが内蔵されているモデルもあります。常にホームシアターのスピーカーを使用するのであれば必要ありませんが、手軽に映像と音だけを楽しみたいときなどに便利です。
OS搭載
プロジェクターにAndroidなどのOSを搭載したモデルもあります。OSを搭載していれば、テレビチューナーやパソコンなどを接続しなくても、単体でVODサービスやアプリなどを使用できます。
ゲームモード(遅延低減モード)
ゲームモードを搭載したプロジェクターは、映像の遅延を最小限に抑え、快適なゲームプレイをサポートしてくれます。一瞬の判断の遅れが敗北につながる、対戦ゲームなどには必須の機能です。

手軽に導入できるテレビと、大画面を実現できるプロジェクター。ホームシアターを構築する上で、どちらが良いかは環境や用途によって異なります。使用シーンなどを考慮して選んでください。
メーカー別・ホームシアター用プロジェクター・テレビの特長
ホームシアターに適したプロジェクターやテレビは、数多くのメーカーから登場しています。ここでは、特に人気のある、ホームシアター用のプロジェクターメーカーについてご紹介します。
エプソン:プロジェクターの国内シェアトップクラス
プリンターやパソコンの周辺機器で有名なエプソンですが、プロジェクターにおいては、国内シェアトップクラスのメーカーです。ホームプロジェクターは、4KやHDRに対応した高画質・高機能モデルや、画質と機能、価格のバランスが良いカジュアルモデル、小型で持ち運びが可能なポータブルモデルなどを多数ラインナップしています。

BenQ(ベンキュー):高機能&コストパフォーマンスの高さが魅力
BenQ(ベンキュー)は、パソコンのモニターや周辺機器などで知られる、台湾を拠点とする電子機器メーカーです。同社のホームプロジェクターは、高機能ながら値頃感のある価格設定という、コストパフォーマンスの高さが魅力。4K対応のプロジェクターも、比較的リーズナブルな価格帯で展開しています。

Anker:4K対応の高画質モデルからモバイルモデルまで展開
Ankerは、中国・深圳に拠点を置く、モバイルバッテリーや急速充電機、ワイヤレスイヤホンなどで広く知られているメーカーです。同社のホームプロジェクターは、4Kに対応した高画質モデルを展開。また、持ち運びやすいコンパクトサイズで、Androidを搭載したモバイルプロジェクターなどもラインナップしています。

Joshin web家電担当者が厳選!おすすめホームシアター向けプロジェクター・テレビ
ホームシアターに適したプロジェクターやテレビについて、モデル選びのポイントをご紹介してきましたが、チェック項目が多すぎて、何を選べばよいのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。そこで、Joshin webの家電担当者がプロの目で選んだ、ホームシアターに適したプロジェクターとテレビをご紹介します。
- ◆3LCD方式とレーザー光源採用
◆2軸シフトテクノロジーによる4K
◆明るい2,700lm(ルーメン) - ◆IMAX Enhanced認証の技術で、まるで本当の映画館にいるよう
◆大画面でも驚くほど鮮明な画像を再現
◆スタンド一体型 - 会員様web価格 188,000円 (税込)お届け:2~3ヶ月◆巨大な100型画面で4K UHD 830万画素かつ鮮明なHDRカラーで実現
◆迫力のサウンドを実現する「TreVolo」によって、深みのある低音と高音域を実現
◆最新の家庭用ゲーム機との接続にも対応し、滑らかなスポーツ視聴やゲームプレイが楽しめる - 会員様web価格 24,800円 (税込)248 円相当(1%) ポイント進呈「おひとり様3点まで」最短 6月22日( 日 ) 出荷2021年05月 発売◆外部機器との接続端子も充実、多様な機器と接続OK
◆地デジチューナー内蔵
◆ワイヤレスモニター出力機能のあるスマートフォンやPCなどと本機を無線で接続し、大画面に投影
- 会員様web価格 366,786円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2024年11月 発売◆大きな感動をもっと身近に、楽しみやすく
◆高輝度Mini LEDとレグザエンジンZRで大画面ならではの高画質を実現
◆スタンダードモデル - 会員様web価格 337,104円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2023年06月 発売◆ネット動画も放送波も色鮮やかな4K高画質で楽しめる
◆Google TV機能、スマホ連携など多彩な便利機能を搭載 - 会員様web価格 255,084円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2024年05月 発売◆明るく高コントラストな映像を実現する「Mini LEDバックライト」を採用
◆パネルの表面に低反射素材を採用
◆視聴環境に合わせて音響特性を自動調整
ホームシアターのおすすめ関連商品
ホームシアターをさらに快適に楽しむために、便利な関連商品があります。必ずしも初めからそろえる必要はありませんが、充実したホームシアター環境を構築する上で、外せないものをご紹介します
AVアンプ:スピーカーを増やすには多チャンネル対応モデルが必要
AVアンプは、映像や音声信号を処理してスピーカーに送る役割を果たす、ホームシアターの中心となる機器です。サウンドバーやホームシアターセットでは、AVアンプがスピーカーに内蔵されていたり、セットになったりしているもの。ですが、ホームシアター環境をよりグレードアップするには、別途AVアンプを導入する必要が出てくるでしょう。なお、AVアンプを購入する際は、「多チャンネル対応」や「自動音場補正機能」を備えたモデルがおすすめです。

多チャンネル対応
将来的にスピーカーを増やしてサラウンドシステムを拡張するときには、多チャンネルに対応したAVアンプが必要です。スピーカーの数を増やすことで、臨場感がさらに高まります。
自動音場補正機能
自動音場補正機能を搭載したAVアンプは、部屋の音響特性に合わせて最適なサウンドに自動で調整してくれます。複雑な設定をしなくても、簡単に高品質な音響環境を実現できるのでおすすめです。
プロジェクターオプション:メンテナンスや機能拡張アクセサリー
プロジェクターの天井設置用器具や交換用部品、機能を拡張するアクセサリーなど、プロジェクターを長く楽しむためのオプションアイテムがいろいろあります。ご自身のモデルに対応したものを用意するといいでしょう。

天吊り金具
プロジェクターを天井に設置する場合、天吊り金具が必要です。天吊り金具を使用することで、部屋のスペースを有効活用できます。ご自身のモデルに合った金具を選んでください。
メンテナンス部品
プロジェクターを長く使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。エアーフィルターやランプは、定期的に交換する必要があります。特に、ランプが切れてしまうとプロジェクターが使用できなくなるため、予備を用意しておくと安心です。
3Dメガネ/3Dシンクロエミッター
映画や映像コンテンツの中には、立体(3D)映像のものもあります。3D映像に対応したプロジェクターなら、3Dメガネや3Dシンクロエミッターを使用することで、自宅で迫力ある3D映画を楽しむことができます。
プロジェクター台:据置タイプのプロジェクター設置に便利
据置タイプのプロジェクターを設置する際、専用のプロジェクター台があると便利です。映像の揺れやぶれを防ぎ、安定した視聴体験が可能となるでしょう。また、キャスターを備えたプロジェクター台なら、普段使用しないときや掃除のときなどに、簡単に移動できます。

スクリーンオプション:スクリーンの扱いがより簡単になる
プロジェクターの性能を、フルに発揮するために必要なスクリーン。スクリーンを天井面にきれいに取り付けるブラケットや、スクリーンを持ち運ぶためのケース、スクリーンの活用場面が広がるマグネットシートなど、さまざまなスクリーンオプションが用意されています。


ホームシアターの音質にとことんこだわる方には、HDMIケーブルや電源ケーブルの変更もおすすめ。ケーブルを変更することで音質も変化します。
ホームシアターで最上級の動画鑑賞環境を手に入れよう
近年、ホームシアター用のスピーカーのラインナップが増え、テレビの大画面化やプロジェクターの高機能化が進んだことから、比較的簡単にホームシアターが導入できるようになっています。VODサービスなどと組み合わせることで、自宅が映画館や音楽ホールに変わったかのような感動が味わえます。本記事を参考にホームシアターを導入して、最上級の鑑賞環境を手に入れてください。