□Story□
『RRR × TAKA”R”AZUKA 〜√Rama〜』
1920年。インドでは、大英帝国の植民地支配に対する民衆の怒りが募り、各地で反英運動の炎が燃え上がっていた――。
デリー郊外において、逮捕された反英活動家の釈放を求める暴動が起こった。
大挙して押し寄せる群衆にイギリス警察が慄く中、ある男がたった一人で暴徒の中に飛び込み、首謀者を捕えて鎮圧する。
男の名はA・ラーマ・ラージュ。インド人でありながらイギリス警察に身を置く彼には、秘めたる大義があった。
一方その頃――
ゴーンド族が穏やかに暮らす南インド、アーディラーバードの森。かの地を訪れたインド総督夫妻は、部族の少女を気に入り、いくばくかの小銭と引き換えに強引に連れて行ってしまう。
仲間達の悲痛な叫びを受け、ゴーンド族の守護者にして不屈の英雄、コムラム・ビームが立ち上がった。
インド総督府に、ゴーンド族の守護者が少女を取り戻すべくデリーに潜伏したとの情報が入った。
その男を捕まえた者は特別捜査官に昇進できると聞き、ラーマは勇んで任務に名乗り出る。
先日の暴動鎮圧の働きをもってしても昇進は叶わず、インド人である自分が出世するには他に方法がないと意を決するラーマ。
彼の本当の目的、それは、武器管理を任される特別捜査官となり、故郷を守る為にイギリス警察から大量の武器を奪うことだった。
かつて反英運動を率いたラーマの父は、わずかな武器でイギリス人と勇敢に闘い、村人達を守って命を落とした。
いずれ全ての同胞に武器を行き渡らせ、敵をこの国から退却させる・・・・・・その大義を託されたラーマは、許婚のシータを故郷に残し、叔父と共にイギリス警察に入り込んだのだ。
自分を信じて待ち続けるシータの為にも、使命を果たして故郷に帰らなければならないと、苦悩を隠して冷徹に任務にあたるラーマ。
そんなある日、ラーマは川のほとりで少年が火災に巻き込まれているところへ遭遇する。
ラーマが危険を顧みず炎の中へ向かおうとすると、同じく少年の救出を試みるビームの姿が目に入る。
二人は阿吽の呼吸で協力し合い、無事、彼を助け出すのだった。こうして運命的に出会ったラーマとビームは、熱い友情を育んでいく。
互いの素性も、真の目的も知らぬまま、兄弟のような絆を感じるラーマとビーム。
だが、やがてラーマは、ビームこそが自分の追っている相手だと知り・・・・・・。
自由に生きる権利を得る為、そして、人としての尊厳を守る為、命を懸けて闘う男達。
宿命に導かれた彼らが進む先は、友情か、使命か、それとも、愛か――。
音楽の割愛はございません。
Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’.
脚本・演出/谷貴矢
主な出演者(公演プログラム記載順)
暁千星・詩ちづる・瑠風輝・天飛華音・美稀千種・輝咲玲央・朝水りょう
(専科)ひろ香祐
CD/TCAC-729~730/星組/宝塚大劇場
収録日:2026年9月16日/収録時間:約150分(予定)