古いキットのリニューアル再販品です。

コンパクトなハッチバック車ですが、大きく張り出したタイヤのフェンダーが迫力があります。

本来ならばボンネットとリアウインドウにラリーイベント名が記されたステッカー（RALLYE MONTE-CARLOとか)が貼られるはずですが、キットのデカールには含まれていない点がちょっと残念。

80年代前半に発売されたこのキットですが、実質市販車のラリールックで競技車両とは若干異なります。目出つ＆簡単に手直しできて効果的な所を挙げると●左側だけのサイドミラーはヴィタローニのカリフォルニア調を他キットから調達（両側）●特徴的なダッシュボードはキットのままで可だが（トリップメーターを付ければ尚良し）シートはバケットを2脚調達、色はインストどおりドラが赤でコドラが青●妙な所にあるロールフープは曲がるソフトプラ材（丸棒）で新造。Bピラーに沿って床から生やす。斜めの支柱の下側付け根はCピラーの陰あたり。余力があればバンパーの黄色いフォグ等をクリア化、でも面倒。なお、顎は突き出ていないので、気になる方は削ってください。シャシー裏のインスト指定色は黒ですが、実車（レストア車）の色は赤。内装も赤だし、フランス車なら在り得るんだよなぁ……モンテのイベントデカールが無いのは残念ですが、とにかく当時のキット化＆今回の再生産に感謝！!（なお市販車の内装はマリオ・ベリーニと言われますが、ベルトーネ時代のガンディーニ作です。トリムを担当したマルティーヌ・ヴィランと、ベリーニをメディアが取り違えた模様）

最近は懐かしいものを売りに出してくるタミヤさんですが、それが懐かしく有難いです。キットは古いのですが、古い製品でもタミヤ製です。

この時代のラリーカーが好きでしたね。

後側がワイドトレッドな独特なボディが存在感たっぷり。

子供の頃はサンクの意味を三輪駆動だと思っていて、四駆や二駆ターボもあるんだろうと思った、恥ずかしい思い出です。

キット自体は古い物ですが、タミヤだけあって作りは問題ないです。

カラーの選択も今の時代に合わせて案内してあるので選んで作りやすいと思います。

休日にボチボチと作って行こうと思います。

再販キット、塗装が前提でシャーシ等も白成形です。初版は黒だった思います