| ■SS-47 概要 ◆素材・配合比 数値こそがすべて――そのようなものづくりに対し、オヤイデ電気はそこに“感性”というエッセンスを加えることを追求してきました。 これもまた、オヤイデのフィロソフィです。 オヤイデは常に最良の素材を選択することで、品質の向上を図ってきました。音響専用はんだ“SS-47”も例外ではありません。 SS-47の開発はベースとなる錫の選定から始まりました。音質は素材の純度に大きく関与することを体感しているからです。 一般的なはんだは、コスト面の理由から錫の純度が99.9%(3N)程度にとどまります。 しかし“SS-47”では、さらに錫の純度を高め、不純物を極限まで排除。実に99.993%(4N)以上という高純度錫を採用しました。 さらに、導電率の向上とはんだの“食われ”防止を目的として銀と銅を配合。 通常の銀入り合金はんだでは銀の配合比が3〜3.5%程度であるのに対し、“SS-47”では4.7%という高配合を惜しみなく投入しています。 加えて、銀に次いで高い導電率を誇る銅を1.7%配合。この最適な配合比により導電率を飛躍的に高めました。 もちろん、これらの配合比は数値データや作業性だけで決定したものではありません。オーディオ用はんだと名乗る以上、最優先されるべきは音質であるとオヤイデは考えます。 さまざまな配合比によるプロトモデルを用いて幾度もヒアリングテストを重ね、“個性の排除”という理想を具現化しました。 そして、ついに完成した音響専用はんだ――それが“SS-47”なのです。 ◆使いやすさの追求 オヤイデほどユーザビリティに優れた製品は、他に類を見ないでしょう。 なぜならオヤイデは、販売の現場を通じて常にエンドユーザーと直接向き合い、そこで得られるリアルな声を製品開発へ迅速に反映できる環境にあるからです。 “SS-47”にも、そのスピリットは確かに息づいています。 SS-47が誇る「広がり率83%」という数値は、卓越したぬれ性と作業性の高さを示すものです。 40Wクラスのはんだごてでも、わずか数秒でスムーズに浸透し、確実なはんだ付けが可能です。 また、共晶点217℃により溶融から凝固までが非常にスムーズで、素早く安定した接合を実現。 周辺素材への熱ダメージを最小限に抑えながら作業を完了できます。はんだづけ技術を問わず、その圧倒的な作業性と仕上がりの美しさを実感していただけるでしょう。 交流電流は電流密度が導体の表面に集中する性質があります。これは「表皮効果」と呼ばれ、特に高周波帯域において顕著です。 共晶はんだであるSS-47は凝固時の結晶構造が安定しているため、接合面が平滑に仕上がることが特長です。 接合面の平滑性は、不要な凹凸による微小な電気的影響を抑え、寄生容量の増加を抑制します。その結果、信号伝送時のひずみを最小限にとどめることにつながります。 経験の多寡は問いません。ビギナーからプロフェッショナルまで、誰もが安心して扱える抜群の作業性をお約束します。 ◆豊富なラインナップ 今回リリースする2m巻に加え、ボビン巻きやはんだ径違いのバリエーションもご用意しています。 φ1.0mmは一般的なケーブル製作をはじめとした面積の広い箇所へのはんだ付けに適しています。 φ0.6mmはイヤホンケーブルの補修をはじめとする細径線材の作業などに最適です。 用途に応じて最適なサイズをお選びいただけます。 【各ラインナップの長さ目安】 ・φ1.0mm 50g巻:約9m ・φ1.0mm 100g巻:約18m ・φ1.0mm 1,000g巻:約186m ・φ0.6mm 20g:約10m |
※仕様及び外観は改良のため予告なく変更される場合がありますので、最新情報はメーカーページ等にてご確認ください。