
【おすすめ】一人暮らし向け電子レンジの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.3.26[更新]
食材や料理を簡単にあたためられる電子レンジは、一人暮らしをするなら、ぜひそろえておきたいキッチン家電。シンプルにあたため機能だけのものから、蒸し料理やオーブン料理が作れるものまで、各社から多種多様な製品が登場しています。どれがいいかは、電子レンジをどう使いたいかによって決まるので、ご自身の暮らし方に合ったものを選びましょう。
ここでは、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で選んだ一人暮らしにおすすめの電子レンジをご紹介します。選ぶ際のポイントやメーカーごとの特長も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「kei」が、一人暮らし向け電子レンジのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
一人暮らし向け電子レンジを選ぶ際のポイントとは?
一人暮らし向けの電子レンジ選びは、つい価格を重視してしまいがちですが、安いというだけで決めてしまうと、後で「使い勝手が悪い」「置きたい場所に入らない」など、困ったことになりがちです。まずは、一人暮らし向けの電子レンジを、価格以外で選ぶ際のポイントをご紹介します。
サイズ:レンジの本体サイズと設置場所の寸法を確認する
電子レンジを設置するには、天面と背面、左右に熱を逃がすための空間が必要なので、本体の大きさ以上の設置スペースが必要です。周囲にどのぐらいの空間が必要かはメーカーや製品によりますが、標準的な電子レンジでは、天面10~15cm以上、背面3~10cm以上、側面に3~10cm以上のスペースを空けておく必要があります。周囲に必要な空間も含めて、無理なく設置できるサイズの電子レンジを選びましょう。
ただし、製品の中には背面スペースが不要だったり、天面さえ空けておけばピッタリ置けたりするタイプもあるので、設置スペースが狭い場合は、このようなタイプの電子レンジを検討してみるのもおすすめです。

容量:一人暮らしなら20Lあると安心
電子レンジの容量は、L(リットル)で表記されます。1人分のお惣菜など少量のあたためが中心なら、15~20Lのコンパクトモデルがピッタリ。大皿での調理や少し大きめのお弁当をあたためることも考えるなら、20Lほどの容量があると安心です。容量が大きいほど、大きなものの調理・あたためができて便利ですが、電子レンジのサイズも大きくなるので、設置スペースを考えながらサイズと容量のバランスをチェックしましょう。

タイプ:自分が使いたい機能に合わせて選ぶ
電子レンジには大きく分けて、あたため機能のみの「あたため専用電子レンジ」、オーブン・グリル機能も備えた「オーブンレンジ」、オーブンレンジにスチーム機能が追加された「スチームオーブンレンジ」の3種類があります。
また、電子レンジの価格は、あたため専用電子レンジは数千円から1万円台前後、オーブンレンジは2万円から数万円、スチームオーブンレンジは数万円から10万円以上と、機能が充実したものほど高くなります。どんな場面で電子レンジを使うのかを想定すれば、必要なスペックやおおよその価格相場がわかってくるので、まずは電子レンジをどう使いたいのかを考えてみましょう。
あたため専用電子レンジ
あたため専用電子レンジは、マイクロ波によって庫内の食材をあたためる機能のみを搭載したシンプルなタイプです。操作がシンプルで簡単なのが魅力で、料理のあたため直しのほか、解凍にも使えます。小型で軽量タイプが多く、価格もリーズナブルなものがそろっているので、一人暮らしであたため機能だけで十分という方にピッタリです。

オーブンレンジ
オーブンレンジは、あたため機能に加え、オーブン・グリル機能を備えたタイプです。1台2役で、食材や料理をあたためるのはもちろん、グリル料理やグラタン、ピザなどのオーブン料理を作ったり、お菓子やパンを作ったりすることもできます。その分、価格はあたため専用電子レンジに比べて高めです。自炊中心で電子レンジを調理にも活用したい方、お菓子づくりやパンづくりが好きな方には、こちらがおすすめです。

スチームオーブンレンジ
スチームオーブンレンジは、オーブンレンジに水蒸気を発生させて調理するスチーム機能が追加されたタイプです。あたため機能・蒸す機能を備えた「簡易スチーム式」と、食材をふっくら焼き上げる機能も備えた「加熱水蒸気式」の2種類があり、蒸し調理やヘルシー調理などが可能です。中には、低温調理や発酵調理に対応した高機能モデルもあります。スチームオーブンレンジは大型のものが多いため、あまり一人暮らし向きではありませんが、調理法にもこだわって、自宅で多彩な料理やお菓子を作りたい方にはおすすめです。

庫内形状:使いやすさとコスト、どちらを重視するか
庫内の形状には、円盤状のテーブルの上に食品を置いて回転しながらあたためる「ターンテーブルタイプ」と、直接食品を置いてあたためる「フラットタイプ」があります。
ターンテーブルタイプは、テーブルを回転させることで側面から放射されるマイクロ波が、食品に均一にあたるようにしたもの。フラットタイプは、底面から放射したマイクロ波を拡散させることで、食品にムラなくあたるようにしたものです。
フラットタイプは、庫内のスペースが広くて掃除がラク、回転時に引っかかることがないので大きめのお弁当などもあたためやすいといったメリットがあります。ただ、その分価格は高めなので、使いやすさと価格のバランスを考えて選びましょう。

あたため性能:最大出力W数が高いものを選ぶ
電子レンジは出力W(ワット)数が高いほど、食材を短時間でムラなく加熱できます。食材をあたためるだけなら500~700Wで十分ですが、食材をできるだけ速くあたためたい、頻繁に料理にも使いたいのであれば、最大1,000Wの出力のものを選ぶのがおすすめです。
ほかにも、ボタンを押すだけで食材を自動であたためてくれる機能はとても便利ですが、出来上がりはセンサーの性能に左右されることも。電子レンジのセンサーには、赤外線センサー、温度センサー、湿度(水蒸気)センサー、重量センサーの4種類があり、それぞれ異なった特性があります。一般的にセンサーの中では、赤外線センサーの性能が高いといわれています。赤外線センサーは食材から放射される赤外線の量を測定し、食材の表面温度を検知しながら加熱していくので、食材のあたためムラが少なくなるでしょう。

お手入れのしやすさ:フラットタイプなら、お手入れがラクラク
電子レンジは、ほぼ毎日使う場合もあるので、使いやすさのほかにお手入れのしやすさもチェックしておきましょう。お手入れのしやすさを考えるなら、お掃除のたびにテーブルを取り外す手間がかかる「ターンテーブルタイプ」よりも、庫内が広くそのままサッと拭ける「フラットタイプ」がおすすめです。

扉の開き方:設置する場所によって選ぶ
電子レンジを選ぶときは、扉の開き方も確認しておきます。電子レンジの扉は、上から下に開く「縦開き」と、右から左または左から右へ開く「横開き」の2タイプがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。食材の出し入れがしにくいと不便を感じるので、設置場所を考慮して選ぶ必要があるでしょう。
縦開き
縦開きは、上から下に向かって開く仕様。開いた扉の上に一時的に取り出したお皿を置ける、左右にそれほどスペースがなくても設置できるメリットがあります。ただし、高い所に設置すると使いづらくなります。

横開き
横開きは、左右どちらかに開く仕様で、多少高いところに設定しても問題なく使えるのがメリット。一方、扉が開く側にスペースを残しておかないと使いづらいのがデメリットです。

デザイン:色やデザインにこだわり、インテリアとして活用する
デザインも、電子レンジを選ぶときにチェックすべきポイントです。操作ボタンを極力少なくしたシンプルなデザインや丸みのあるかわいらしいフォルムのほか、アイボリーやペールアクアのようなくすみカラーなどが、さまざまなメーカーから登場しています。最近では、レトロ風なおしゃれなタイプもあるので、お部屋の雰囲気に合わせたデザインの電子レンジを選び、インテリアとして活用するのもいいでしょう。

ヘルツフリー:引越しや転勤予定がある場合はヘルツフリーを
東日本と西日本は電気の周波数が違い、西日本は60Hz、東日本は50Hzです。ヘルツフリーを表す「50Hz/60Hz」表記があるものはどちらでも使えますが、「50Hz」または「60Hz」としか表記がないものは、対応する周波数でしか使えません。将来、引越しや転勤の可能性がある場合は、ヘルツフリーの製品を選ぶと安心です。

そのほかの機能:目的に合わせた機能を選ぶ
電子レンジの中には、材料をそろえてボタンを押すだけで調理ができる「自動メニュー」や、においの軽減効果が期待できる「お手入れ機能」、使用後一定時間が経つと自動で電源が切れる「電源オートオフ機能」などを備えたモデルもあります。「自炊に活用したいから、自動メニューが充実したモデル」など、目的に合わせて選びましょう。


フラットタイプよりターンテーブルタイプのほうが、テーブルが回転するため食材全体がムラなくあたたまると思われがちですが、特にそういうことはありません。どちらか迷うようでしたら、フラットタイプをおすすめします。フラットタイプは庫内を広く使えて、お手入れもラクですよ。
メーカー別・一人暮らし向け電子レンジの特長
電子レンジは、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。ここでは、主要なメーカーとその代表的な製品の特長を紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
パナソニック:高機能で幅広いラインナップ、シンプルなデザインも魅力
パナソニックは、1918年創業の日本を代表する大手家電メーカーです。AV機器から家電、パソコン、住宅設備、照明まで、幅広く開発・製造・販売を手掛けています。電子レンジは、あたため機能のみのシンプルなモデルから「ビストロ」シリーズなどの高性能なスチームオーブンレンジまで、幅広いラインナップを展開しています。一人暮らしにピッタリの16~22Lサイズも種類が多く、機能のバリエーションも多いので使い勝手に合わせて選べます。シンプルなデザインで操作ボタンもわかりやすく、使いやすいのが魅力です。

シャープ:ユーザーが求める機能を選べる、多種多様なモデルを展開
シャープは大阪に本社を置く老舗家電メーカー。独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載した空気清浄機や洗濯機のほか、テレビ、冷蔵庫、情報機器、美容家電と、幅広く取り扱っています。シャープの電子レンジといえば、水を使って調理するウォーターオーブンレンジ「ヘルシオ」シリーズが有名です。一人暮らし向けでは、シンプルで使いやすい16~18Lのコンパクトタイプと22~23Lの小型タイプをラインナップ。ターンテーブルタイプとフラットテーブルタイプ、縦開きタイプと横開きタイプのどちらもそろっているので、設置スペースや用途に合ったものを選びやすいでしょう。

東芝:コンパクトサイズでも豊富な調理機能を搭載
東芝の白物家電事業は、2016年に中国の家電メーカーMideaグループの一員となり、生活家電、キッチン家電、空調機器、音響機器などを、広く製造・開発・販売しています。東芝の電子レンジは、業界最高350℃の高火力を使用した「石窯ドーム」機能が特長で、本格的なオーブン料理を簡単に作ることができます。ほかにも、容量23Lのコンパクトサイズの角皿式スチームオーブンレンジは、一人暮らしで設置スペースにそれほど余裕はないけれど、電子レンジでいろいろな調理をしたい方にピッタリ。間口も39cmと広く、フラットタイプなので、食材の出し入れもしやすくお掃除も簡単です。

象印:簡単調理機能で時短料理のバリエーションが増える
象印は、マホービンとキッチン家電のメーカー、象印マホービン株式会社のブランドです。電子レンジは、26Lモデルに加えて23Lモデルと18Lモデルが発売されました。新しい23Lモデルは、レンジとグリルを自動で切り替えて時短調理ができる「芯までレジグリ」、食材を庫内で浮かせて加熱することでムラなく全方位から加熱する「うきレジ」、あたためた揚げ物の衣をサクサクに仕上げる「揚げ物サクレジ」という、3つの機能を搭載。あたためにも調理にも活躍します。

Joshin web 家電担当者が厳選! おすすめ一人暮らし向け電子レンジ
ではここで、プロの視点で厳選した電子レンジをご紹介しましょう。
いずれも Joshin web 家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、キッチンにピッタリのモデルを見つけてください。
担当者おすすめの一人暮らし向け電子レンジ
- 会員様web価格 22,800円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年11月 発売◆必要な機能が選びやすい操作キー
◆あたためカンタン らくチン!センサー搭載
◆「取り出し忘れお知らせ音」搭載
◆庫内形状:フラット
◆庫内容量:16L
◆レンジ出力:500W・200W相当・650W(60Hz)
☆「RE-F165」をベースにしたJoshinオリジナルモデル - 会員様web価格 42,800円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年07月 発売◆過熱水蒸気を使った「ノンフライ」「過熱水蒸気調理」
◆おまかせで簡単オート調理
◆庫内容量:31L(1段調理)
◆レンジ出力:1000W、600W、500W、200W相当、100W相当 - 会員様web価格 49,800円 (税込)4,980 円相当(10%) ポイント進呈2023年07月 発売◆「2ヒート技術」でかなえる外はぱりっと、中はジュワッ
◆刺身の解凍も上手にできる「やさしさ解凍」
◆庫内形状:フラット
◆庫内容量:23L
◆レンジ出力:1000W、600W、500W、200W相当、100W相当 - 会員様web価格 59,400円 (税込)2,970 円相当(5%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年06月 発売◆毎日のあたためから、週末のごちそうまで。加熱性能が向上したレンジ
◆オーブン機能・料理もメンテナンスもしやすくなった庫内
◆庫内形状:フラットテーブル
◆庫内容量:20L
◆レンジ出力:800/600/500/100相当
コスパの良い一人暮らし向け電子レンジ
- ◆操作がしやすい、わかりやすい大型ツマミを採用
◆用途に合わせて設定できる出力5段階
◆見やすい!光るでか文字タイマー(15分)
◆庫内形状:ターンテーブル
◆庫内容量:17L
◆レンジ出力:600(60Hzのみ)、500、400(50Hzのみ)、300、200、120W - ◆カンタン操作で見やすいダイヤル式の「光るタイマー」を採用。
◆ヘルツフリーなので、全国どこでも使うことができます。
◆庫内形状:ターンテーブル
◆庫内容量:18L
◆レンジ出力:520W(50Hz)・650W(60Hz)・500W・解凍200W相当 - 会員様web価格 14,800円 (税込)1,480 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷◆ヘルツフリーなので周波数の違う引越し先でもそのまま、日本国内にて使用可能
◆縦開き扉で出し入れしやすい
◆庫内形状:フラットテーブル
◆庫内容量:18L - 会員様web価格 12,540円 (税込)627 円相当(5%) ポイント進呈「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年10月 発売◆「ダイヤル操作」で回すだけでスタート。
◆文字が光って見やすい。
◆「フラット庫内」だから食品の出し入れも、庫内のお手入れもラクラク。
◆庫内容量:17L
◆レンジ出力:500W、200W
電子レンジは一人暮らしの必需品!
弁当や総菜、作り置きの料理などを簡単にあたためられる電子レンジは、冷蔵庫や洗濯機と並んで、一人暮らしの必需品といえる家電です。料理を頻繁にする方であれば、オーブン・グリルやスチーム機能がついた電子レンジを選べば、いろいろな調理にも活用できます。
電子レンジは各メーカーから、さまざまな機能やデザイン、サイズのものが登場しており、目的に応じて選べるようになっています。注意すべき点としては、購入前に必ず設置スペースのサイズを測り忘れないようにすること。この記事を参考に、価格と機能のバランスがとれ、使い勝手がいい一台を探してみてください。
スタッフが実際に使ってみた試用レポート
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