【2025年】おすすめ電気圧力鍋の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.1.12[更新]
電気圧力鍋は、火を使わずに圧力調理ができる便利な家電です。ですが、ガスコンロやIHコンロで使用する一般的な圧力鍋との違いがわからない、という方も多いのでは?また、圧力調理自体をしたことがないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、電気圧力鍋の特長や、ご自身に合ったモデル選びのポイント、主要なメーカーの特長を解説します。また、Joshin webの家電担当者がプロの目で選んだ、おすすめ電気圧力鍋もご紹介。ぜひ、参考にしてください。
Joshin web 家電担当者「えむ」が、電気圧力鍋のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
電気圧力鍋は電気の力で圧力調理をする家電
電気圧力鍋とは、その名のとおり「電気」を使って圧力調理をする調理器具のこと。圧力調理とは、蓋を密閉できる鍋を使い、加熱中に発生する水蒸気を閉じ込めて鍋の中の圧力を高めることで沸点を高め、鍋内部の温度を100℃以上にする調理方法です。高温・高圧調理ができるので、短時間でしっかり火を通すことができるのが特長。長時間煮込まなくては作れない料理も、3分の1から4分の1程度の時間で調理できます。
一般的な圧力鍋との違い
圧力調理をする調理器具は、電気圧力鍋のほかに、一般的な「圧力鍋」があります。電気圧力鍋と圧力鍋の違いは、「電気」を使うか「火」を使うかという点が大きなポイント。火を使う場合は「火加減」や「調理時間」を自分で調整する必要がありますし、調理中は火元から離れることができません。一方、電気圧力鍋は、スイッチを押すだけで最適な圧力調理をしてくれるので、調理中に別の作業をしていても大丈夫です。
圧力調理以外にも使える
電気圧力鍋は、圧力調理以外にも、無水調理や低温調理、蒸し調理、炒め調理など、さまざまな調理に利用できるのが特長。どのような調理ができるかはメーカーやモデルによって異なりますが、調理方法のバリエーションが増えることで、料理のレパートリーがさらに増加します。
電気圧力鍋を使うメリット・デメリット
圧力調理をするだけであれば、一般的な圧力鍋でも対応できます。ですが、電気圧力鍋ならではの特長もあるもの。ここでは、電気圧力鍋のメリット・デメリットをご紹介します。
電気圧力鍋ならではのメリット
電気圧力鍋には、コンロで加熱する一般的な圧力鍋にはない特長があります。まずは、電気圧力鍋ならではのメリットを見ていきましょう。
調理中、そばにいなくていい
電気圧力鍋は、火を使用しないため、調理中そばにいる必要がありません。圧力鍋の場合、鍋の様子を見ながら火力調節を手動で行う必要がありますし、何より火をつけたまま放置するのは危険です。電気圧力鍋なら、調理を鍋任せにして、別の作業をすることもできます。
予約調理で出来立て料理を味わえる
前述のように、電気圧力鍋は調理中に鍋のそばにいる必要がありません。そこで、外出前に食材を投入して、帰宅時間に合わせて予約調理機能をセットしておけば、帰宅と同時に出来立ての料理を味わうことができます。
保温機能でいつでも熱々料理
一般的な圧力鍋の場合、料理が冷めてしまったらガスで再加熱するか、電子レンジで温める必要があります。一方、電気圧力鍋には保温機能を備えたモデルがあります。保温機能付きであれば、調理終了から時間が経っていても、温かい料理が食べられます。
電気圧力鍋のデメリット
電気圧力鍋には、圧力鍋にはないメリットがありますが、電気圧力鍋ならではのデメリットもあります。ご自身の調理シーンにおいて問題になるかどうか、ご確認ください。
予熱と蒸らしの時間が必要
電気圧力鍋は火力の強いガスではなく、電気の力で加熱して圧力を高めるため、圧力調理の前に予熱の時間が必要です。また、調理内容によっては、圧力調理後に蒸らしが必要なケースも。ただし、電気圧力鍋は調理中そばにずっといる必要がないので、外出中にタイマーで自動調理したり、圧力調理と並行して別の調理を行ったりするのであれば、予熱や蒸らしの時間の長さは気にならないでしょう。
本体サイズが大きい
一般的な圧力鍋には小型のモデルもありますが、電気圧力鍋は、本体サイズが大きめのモデルが多くなっています。キッチンの周辺に、設置や収納スペースがあるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
消費電力が大きい
電気圧力鍋は消費電力が大きいため、ほかの家電と併用する際は注意が必要です。電子レンジや電気ケトル、ドライヤーなど、瞬間的に大きな電力を使用する家電を使うときは注意してください。
電気圧力鍋は、圧力鍋と比べて高額という点もデメリットといえるかもしれません。ですが、圧力鍋にはないメリットをたくさん持つ家電ですから、価格差が生じるのは仕方ないといえるでしょう。
電気圧力鍋を選ぶ際のポイントとは?
電気圧力鍋を選ぶときは、容量やサイズだけでなく、自動調理メニューや調理モードなど、さまざまな機能を見比べながらモデルを絞り込んでいくことが大切です。ここでは、電気圧力鍋を選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介しましょう。
容量とサイズ:一般的な目安容量は「人数+1(L)」
電気圧力鍋選びのポイントのひとつが、鍋の容量です。調理器具全般にもいえることですが、家族構成によって調理する分量は異なるため、必要な容量は違います。電気圧力鍋の場合、一般的な目安は「人数+1(L)」。二人暮らしなら3L、4人なら5L程度の容量が目安となります。もちろん、週末に料理の作り置きをして冷凍保存する、といったライフスタイルであれば、もっと容量の大きな電気圧力鍋を選ぶのもいいでしょう。
なお、圧力調理をする場合、食材の量は鍋の容量(満水容量)の3分の2以下(豆料理の場合は容量の3分の1以下)に抑える必要があります。カタログや説明書に、「満水容量」と「調理容量」として記載されているので、モデル選びの際はチェックをお忘れなく。また、必要な容量が増えればそれだけ電気圧力鍋のサイズは大きくなります。設置スペースがあるかどうかも重要ですが、ただ置けるだけでなく、上部の蒸気口をふさぐことがないかもご確認ください。
自動調理メニュー:レシピの種類と量を確認
自動調理メニューは、電気圧力鍋の最大の魅力のひとつ。食材を入れて作りたい料理を選んだら、あとは電気圧力鍋任せで調理ができます。料理ビギナーの方でも、失敗が少ないのがポイントです。自動調理できるレシピの種類や量は、モデルによって異なります。中には200を超えるレシピが登録されているモデルもあるので、作ってみたい料理があるかどうかで選ぶのもいいでしょう。
手動調理モード:料理のレパートリーが増える
多くの電気圧力鍋は、圧力調理以外にもさまざまな調理モードを搭載しており、調理法や時間などを手動で設定できます。搭載されている調理モードの内容はメーカーやモデルによって異なりますので、使いたい調理方法の有無で機種を選ぶのもいいでしょう。ここでは、電気圧力鍋に搭載されている、主な調理モードについてご紹介します。
無水調理
野菜に含まれている水分や、肉や魚に含まれる脂分などを水の代わりにして調理するのが、無水調理です。水分を加えないことでビタミンやミネラルなどの栄養素を逃さず、旨みも凝縮されます。素材のおいしさがぎゅっと詰まった、無水カレーなどを簡単に作ることができます。
低温調理
低温調理は、食材を直接加熱するのではなく、耐熱性のあるポリ袋に入れて湯せんする調理法です。40〜60℃という比較的低い温度で長時間加熱して、食材の芯まで熱を通します。食材の旨みや水分が逃げにくく、やわらかく仕上がるのが特長です。
蒸し調理
蒸し調理は、蒸気を使って食材を加熱する調理法です。茹でるよりも栄養素や旨みの流出が少なく、調理中に食材を動かさないので形が崩れにくいほか、焦げ目もつきにくいのが特長。電気圧力鍋の場合、専用の蒸し台を使用するモデルや、クッキングシートで食材を包むモデル、食材をそのまま鍋に入れてよいモデルなど、メーカーやモデルによって蒸し方が異なります。
炒め調理
食材をかき混ぜながら焼く炒め料理も、電気圧力鍋で調理できます。通常は蓋を開けた状態で、スパチュラ(へら)や菜箸などを使ってかき混ぜますが、中には、自動でかき混ぜてくれる機能を搭載したモデルもあります。
調理サポート機能:予約調理機能は対応レシピを確認
電気圧力鍋には、使い勝手を向上させる調理サポート機能を搭載したものもあります。例えば、作った料理を冷まさないようにする「保温機能」、冷めてしまった料理を温める「再加熱機能」、タイマーを使って指定した時間に調理を行う「予約調理機能」などです。ただし、予約調理機能はモデルによって設定できるレシピと設定できないレシピがあることも。ご自身の使いたいレシピに予約調理機能が対応しているか、事前にチェックすることをおすすめします。
加熱方式:機能性とランニングコストで検討を
電気圧力鍋の加熱方式には、「IH式」と「マイコン式」があります。火力や消費電力だけでなく、価格にも影響しますので、ご自身にとって最適な方式をお選びください。
IH式
IH式の電気圧力鍋は、本体底部のIHコイルに電気を通して発生させた磁力線を利用して、内鍋そのものを発熱させます。鍋全体を均等に加熱してムラなく調理できるほか、高火力で細かい温度調節も得意です。一方で、消費電力は大きめな傾向があります。
マイコン式
マイコン式の電気圧力鍋は、本体底部に組み込んだマイコン制御のヒーターで鍋を加熱します。鍋底から加熱するので、IH式に比べると加熱ムラが生じやすいといえます。一方で、消費電力はIH式よりも少ない傾向があり、構造もシンプルなので本体価格も比較的リーズナブルです。
操作性:蓋の種類や圧力表示ピンをチェック
電気圧力鍋の蓋には、回転させて開閉する「スライド式」と、炊飯器のように開く「プッシュ式」があります。スライド式のモデルは、蓋が取り外せるのでお手入れが簡単。ただし、蓋の開け閉めは両手で行わなければならず、また、料理を取り分けるときに蓋を置くスペースが必要です。プッシュ式のモデルは、片手で蓋を開け閉めできる使い勝手の良さがポイント。一方で、蓋が取り外すことができないタイプの場合、お手入れしにくいのが難点です。また、内鍋にフッ素樹脂コーティングが施されていれば、焦げや汚れがつきにくいので洗いやすいでしょう。
そのほか、圧力表示ピンの見やすさも使い勝手に影響します。圧力表示ピンは、鍋内に圧力がかかると上がり、圧力の低下とともに下がるピンで、安全のためピンが完全に下がった状態でなければ蓋を開けてはいけません。ピンの位置や高さなどがわかりやすいモデルは、調理状況がひと目で判断しやすいといえます。
安全性:高温・高圧を扱うため、安全にも配慮を
電気圧力鍋は高温・高圧を扱う調理器具なので、安全性も重要です。蓋が完全に閉まった状態でなければエラーが出て動作しないモデルや、何かの拍子に簡単に蓋が開かないように、「ロックピン」を備えたモデルもあります。また、コンセントが着脱可能な「マグネットコンセント」を採用したモデルなら、万が一コードに足を引っ掛けたときでもコンセントが外れるだけで済みます。そのほか、生活用品の安全性を証明する「PSCマーク」や「SGマーク」、電気用品の安全性を認める「PSEマーク」などがついているかもチェックしてください。
電気圧力鍋はとても便利ですが、大きく重いため、キッチンに出したままにしておかないと使わなくなる傾向があるようです。まずは置き場所を決めて、そのスペースに収まるサイズのものをお選びください。
メーカー別・電気圧力鍋の特長
電気圧力鍋は、多くのメーカーから、たくさんのモデルが登場しています。お気に入りの一台を見つけるための参考となるよう、人気のメーカーとその特長をご紹介しましょう。
ティファール(T-fal):200 を超える多彩なレシピを誇る
ティファール(T-fal)は、元々1956年にフランスで設立された調理器具メーカー。現在はセブ社の傘下で「ティファール」というブランド名として展開しています。ティファールの電気圧力鍋の特長は、自動調理メニューの数が豊富なこと。200を超える多彩なレシピがプログラムされており、食材や分量、調理手順など、本体の画面に従っていくだけで、初めての料理でも失敗せずにおいしく作ることができます。また、冷蔵庫にある食材からレシピを検索できる、スマートフォンアプリ「ティファールアプリ」なども用意しています。
アイリスオーヤマ:ヘルシーメニューが充実
さまざまな生活用品の企画・製造・販売を行うアイリスオーヤマ。開発力の高さとスピード感で、生活者の求めるニーズに合致する製品を、次々と送り出しています。同社の電気圧力鍋は、エントリーユーザーに最適な、6種の自動メニュー&6種の手動調理モードを持つモデルから、100種以上のレシピを搭載したハイエンドモデルまでをラインナップ。カロリーからレシピを選べるヘルシーメニューを搭載したモデルは、家族の健康が気になる方にもおすすめです。
シロカ:発酵や糖質オフ炊飯も可能
シロカは、2000年に設立された、調理家電や生活家電、季節家電などを扱うメーカーです。日常になじむデザインや、快適に使える工夫などを凝らした製品づくりで人気があります。「おうちシェフ」シリーズと名付けられた同社の電気圧力鍋は、シックな色合いとスタイリッシュなデザインが特長。見やすい高精細ディスプレイや使いやすいダイヤル操作、1台12役の調理方法など、機能も充実しています。また、「発酵」や「糖質オフ炊飯」など、健康志向の方にもうれしいメニューを搭載したモデルもあります。
ショップジャパン:お手頃で多機能な「クッキングプロ」が人気
ショップジャパンは、「明日を、もっと、ハッピーに!」のスローガンのもと、さまざまな製品を取り扱うショップブランドです。電気圧力鍋のラインナップとしては、「クッキングプロ」シリーズを展開。上位モデル「クッキングプロ V2(CKPV2WS1)」は、「圧力調理」のほかに、ヨーグルトや自家製みそも作れる「発酵調理」や、「炊飯」「無水調理」「蒸し調理」「スロー調理」など、9つの調理モードを搭載。お手ごろな値段で豊富な自動メニューと多彩な調理方法で人気です。
圧力調理をしないのであれば、シャープの「ホットクック」シリーズのような自動調理鍋もおすすめです。圧力調理はできませんが、食材を入れれば、あとは鍋任せでおいしい料理が出来上がります。
Joshin web家電担当者が厳選!おすすめ電気圧力鍋
電気圧力鍋は種類や機能が多く、「どのモデルがいいのか、目移りしてしまう」という方も多いはず。ここでは、Joshin web の家電担当者が、プロの視点で厳選した電気圧力鍋をご紹介します。ご自身の生活スタイルや作りたい料理などに合った、ベストなモデルを探してみてください。
担当者おすすめの電気圧力鍋
- 会員様web価格 74,250円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年02月 発売
- 会員様web価格 64,692円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2024年08月 発売
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◆「炒め」メニューを追加
◆直感的でわかりやすい操作性
・満水容量:4.0L(最大調理容量:2.5L)
コスパの良い電気圧力鍋
- 会員様web価格 19,780円 (税込)1,978 円相当(10%) ポイント進呈「おひとり様3点まで」最短 1月24日( 金 ) 出荷2021年09月 発売◆1台10役 かんたん電気圧力鍋
◆簡単3ステップで圧力調理
◆「スマートプレッシャー技術」でもっとおいしく、もっと時短
◆83種類の豊富なオートメニューを搭載 - 会員様web価格 21,420円 (税込)「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2020年08月 発売
- 会員様web価格 16,800円 (税込)1,680 円相当(10%) ポイント進呈最短 1月24日( 金 ) 出荷◆たっぷり作れる大容量3.2Lサイズ
◆圧力調理、炊飯、無水調理、蒸す、スロー調理、温め直す、煮込み、炒め、発酵調理の1台9役
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電気圧力鍋で毎日の食生活が豊かに!
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