
【おすすめ】タイガーの炊飯器の比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.6.7[更新]
炊飯器業界では老舗メーカーであるタイガー。スタンダードモデルからハイエンドモデルまで、独自の発想と工夫をもとに、多くの製品がラインナップされています。ここでは、Joshin web 家電担当者がプロの視点からタイガー炊飯器の選び方のポイントと、おすすめモデルをご紹介します。

Joshin web 家電担当者「えむ」が、タイガーの炊飯器のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
タイガーの炊飯器の魅力とは?
炊飯器業界のリーディングカンパニーであるタイガー魔法瓶株式会社は、名前からわかるように、1923年、魔法瓶の製造販売からスタートした企業です。魔法瓶は水筒を二重構造にし、外側と内側の隙間を真空にして、断熱効果を高めた水筒です。当時の人々にとっては、まさに魔法のようなアイテムとして人気を博しました。そのため、多くの企業が魔法瓶製造に参入し、タイガーもそうした企業のひとつだったのです。やがてタイガーは、魔法瓶だけでなく、炊飯器や電気ポット、ステンレスボトル、調理器具の分野でトップクラスの企業にまで成長しています。特に炊飯器は、土鍋で炊いたご飯の再現や、充実した調理メニューが人気です。
土鍋で炊いたご飯の再現
製品の信頼感と、そこから生まれるブランド力。そして、便利さとおいしさを実現してくれる数々の機能など、タイガーの炊飯器には、実に多くの魅力があります。そのうちのひとつを挙げるなら、「土鍋炊きを再現している」という点でしょう。
土鍋は蓄熱性が高く、遠赤外線効果も高いという特性を持ちます。その特性を炊飯器で再現することで、大火力による高熱を閉じ込めるとともに、お米を細かな泡で包み、弾力に富んだご飯を炊き上げることができます。さらに、段階的に圧力を調整したり、過剰な熱と蒸気を取り除いたりして、ご飯本来の旨みと甘み、ハリと弾力を引き出してくれるのです。

充実した調理メニュー
近年、炊飯器をケーキづくりや煮物づくりに利用する方もいます。そうしたニーズに対応するため、炊飯器にも調理機能が搭載されるようになり、タイガーの炊飯器にも豊富な調理メニューが用意されているのです。
高温で一気に熱を通す「クイック調理」、最初は高めの温度で調理した後、弱火でじっくり加熱する「スロー調理」、食材から出る水分だけで調理する「無水調理」などに幅広く対応。麻婆豆腐やアクアパッツァ、ローストポーク、ドリアなど、「こんなメニューも?」と驚くような料理も可能です。もちろん、炊き込みご飯やお粥、中華おこわ、赤飯など、ご飯もののメニューもあります。材料を入れたらスイッチひとつで調理をしてくれる機能は、とても魅力的といえるでしょう。

タイガーの炊飯器の種類
タイガーの炊飯器は、スタンダードなマイコン方式からIH方式、圧力IH方式、さらに土鍋圧力IH方式と、生活者が求める幅広いラインナップをそろえています。まずは、それぞれの特長についてご紹介しましょう。
マイコン方式:機能を絞ったシンプルさが魅力
マイコンを使った方式は、内釜の底面部分をヒーターで加熱するタイプの炊飯器です。加熱温度や時間をマイコンで制御するため、ふっくら炊き上げたおいしいご飯を楽しめます。ちなみにマイコンとは、「マイクロコントローラー」あるいは「マイクロコンピューター」のことです。マイコン方式は、IH方式に比べると「炊き上がりが今ひとつ」というイメージがあるかもしれません。確かに、高火力という点ではIHには及びませんが、開発・製造のコストが低いという強みがあります。また、タイガーでは内釜の材質や厚みを工夫し、蓄熱性と遠赤外線効果を向上させ、内釜を包み込むようにヒーターを配置することで、IH方式に迫る炊き上がりを実現しています。
IH方式:電磁誘導加熱で高火力を実現した
IH方式は、「電磁誘導加熱」という現象を利用した加熱方式です。炊飯器本体に設置したコイルに電流を流すと、コイルの周囲に磁力が発生します。このとき、コイルのすぐ近くに電力を通す内釜があると、コイルとのあいだに渦電流という特殊な電流が発生し、内釜が発熱します。この熱を使って「お米を炊く」という仕組みです。IHは、昔ながらの電熱線と混同されることもあるようです。しかし、電熱線はそれ自体が発熱するのに対し、タイガーのIH炊飯器は、内釜の底と側面にあたる部分にIHコイルを設置。内釜全体を高火力で包み込み、お米を芯からふっくらさせます。
さらに、110~115℃という高温で蒸らすことで、ご飯の粘りを出し、甘みと旨みを引き出してくれます。IH方式は高火力が使えるだけでなく、コイルに流す電流をコントロールすることで火力調整がしやすいというメリットがあります。マイコン式に比べると価格が高いという弱点がありますが、最近では手頃な価格のものも登場するようになりました。
圧力IH方式:圧力をかけて高温で炊き上げる
圧力IH方式は、IH方式に加えて、内釜を密閉することで圧力をかけながら加熱し続ける方法です。通常、水は100℃で沸騰し、それ以上いくら加熱しても温度は上がりません。ところが、鍋を密閉して圧力をかけると、水は100℃では沸騰せず、さらに高温になっていきます。これは、圧力鍋と同じ原理で、高温で加熱し続けることでお米の芯まで熱を通し、短時間でふっくらと炊き上げます。特に、タイガー独自の「ご泡火炊き」モデルは、内釜の外側を「土鍋蓄熱コーティング&かまどコーティング」でコーティングすることで炊飯中の温度差を生み出し、釜の中に強い対流を起こして、お米の一粒一粒にしっかり熱を加えています。さらに、内鍋の内側には遠赤外線効果の高い「遠赤土鍋コーティング」を施し、細かな泡でお米を包み込むことで、激しい対流を起こしながらもお米の傷つきを防いでいます。
土鍋圧力IH方式:土鍋炊きのおいしさを再現する
おいしいご飯を炊き上げる、圧力IH方式。さらに、「土鍋炊き」のおいしさを追究し、工夫を加えて作り上げたのが、タイガー独自の土鍋圧力IH方式です。ずっしりと重量感のある土鍋は、蓄熱性の高さが特長です。十分に煮立った土鍋は、火から下ろしても煮立っていますが、これは蓄熱性が高いしるし。分厚い土鍋の内側には、たっぷりと熱がこもっているため、簡単に冷めることがありません。
また、遠赤外線効果が高いのも、土鍋の特長です。高火力で一気に炊き上げた後に、じっくりと火を通していくことで、ふっくらと粒が立ち、旨みと甘みを引き出したご飯が出来上がるのです。タイガーでは、この土鍋圧力IHの内釜に、本物の土鍋を組み合わせています。素材となる土から吟味して成型・焼成し、IHによる発熱効率を高めるためのコーティングを施します。
タイガーの炊飯器を選ぶ際のポイントとは?
タイガーはトップメーカーだけあって、スタンダードモデルからハイエンドモデルまで、多くのモデルをラインナップしています。炊飯器に限らず、多様な製品の中からひとつを選ぶ際には、「どの要素を優先するか」を決めておくことが大切です。下記でご紹介する選び方のポイントから何を優先するかを決めて比較検討していけば、最適な炊飯器が見つかるでしょう。
容量:家族の人数や状況に合ったものを
タイガーの炊飯器は容量別に、3.5合、5.5合、1升と、3つのクラスに分かれています。ですから、家族の人数に合わせて、容量を選ぶのが基本です。お1人あるいは2人なら3.5合、4人家族までは5.5合、5人以上なら1升炊きがおすすめです。
ただし、容量選びは炊飯器の使い方やご家庭ごとに異なります。「ご飯はまとめて炊いて、冷凍保存しておく」あるいは「食べ盛りのお子様がいる」場合、また「頻繁にお客様が来る」というご家庭ならば、一回り大きなモデルを選んだほうが安心です。タイガーの炊飯器には、複数の容量が設定されたモデルがいくつもありますので、まずは必要な容量を決めるといいでしょう。

加熱方式:価格とのバランスも大切
タイガーでは、スタンダードなマイコン方式から土鍋圧力IH方式まで、すべての加熱方式をカバーしています。それぞれにメリットが異なりますので、炊飯以外の機能や価格とのバランスにも注意しながら、ご家庭の環境に合ったモデルを探しましょう。
抜群のコストパフォーマンスを誇る「マイコン方式」
マイコン方式は、IH方式、圧力IH方式に比べると火力を高めにくいという面はありますが、タイガーは内釜を包み込む「釜包みヒーター」で弱点を克服しているので、コストパフォーマンスという点ではベストの選択といえます。また、タイガーのマイコン炊飯器は、「極うま」「冷凍ご飯」「エコ炊き」「早炊き」と、目的に合わせた炊飯メニューが選べますので、これらの機能が欲しいご家庭もあるでしょう。調理メニューのバリエーションも豊富で、高温・低温と加熱温度帯を選べます。ローストビーフや豚の角煮、レトルト食品の加熱のほか、パン生地の発酵やパン焼きもできますので、炊飯器を調理に使いたい方に最適です。

リーズナブルで高性能の「IH方式」
IH方式の魅力は、お米の旨みや甘みを引き出し、ふっくらと仕上げることができますので、「毎日おいしいご飯を食べたい」という方におすすめです。また、通常の白米を炊くだけでなく、「極うま」「冷凍ご飯」「少量高速」といった、選べる炊飯モードもあるので、これらの機能が欲しい方にも向いています。お茶碗一杯分のご飯を最短15分で炊き上げる「少量高速」メニューは、忙しい朝にはぴったりの機能です。さらに、玄米などの炊飯に適した「雑穀米」、スポンジケーキが焼ける「ケーキ」といった、炊き分けメニューもあります。ほかにも、煮魚やスープ、焼餃子などの調理も可能です。

もっちりご飯を炊き上げる「圧力IH方式」
内釜内部に圧力をかけて炊き上げる圧力IH方式は、いわゆる「立ったご飯」や、もっちり感のあるご飯を求める方に最適な方式です。そのほか、炊きたてのおいしさをキープする「粒立ち保温プログラム」や、0.5合からおいしく炊き上げる「少量旨火炊き」メニューなど、うれしい機能が盛り込まれています。

土鍋炊きのおいしさが味わえる「土鍋圧力IH方式」
「土鍋圧力IH方式」は、かまど炊きに劣らないおいしい鍋炊きのご飯を手軽に楽しみたい方に最適です。タイガーの土鍋圧力IH炊飯器には、蓄熱性・遠赤外線効果がともに高い、本土鍋を内釜に使用しているので、つややかでハリと弾力のあるご飯を食べられます。もちろん、好みの食感を選べる炊き分け機能や、おいしさを保つ保温メニューも搭載しているので便利です。

内釜の材質:耐久性や扱いやすさも重要
内釜は加熱方法と並んで、炊飯性能を左右する要素です。それだけに、各社とも研究に力を入れています。タイガーは土鍋の特性に着目し、蓄熱性と遠赤外線効果の高い内釜を開発しました。土鍋そのものを使った「本土鍋」のほか、「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」と「黒遠赤厚釜」がその代表格です。いずれも土鍋炊きのご飯に近い、ふっくらしたおいしさを追求しています。
ムラなくふっくら炊ける「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」
土鍋は熱伝導率が低いため、熱を加えてもなかなか温まりません。しかし、一度沸き立たせてしまえば、火から下ろしてもその熱を保ち続けます。この特性を、タイガーは内釜に応用しました。まず、合金アルミと純アルミで複数の層を作り、さらにステンレスを合わせます。この複合素材で作った釜の内側と外側に、蓄熱性と遠赤外線効果の高い、土鍋の性質を持った特殊コーティングを施しました。

十分な厚みが炊きムラを抑える「遠赤黒特厚釜」
マイコン方式の炊飯器には「遠赤黒特厚釜」が採用されており、約3mmの厚さで高い蓄熱性と遠赤外線効果を発揮しています。また、火力の高い「釜包みヒーター」を採用することで、内釜全体を高い熱で包み込み、お米に高熱を加えます。そのため、炊きムラを抑えつつ、お米本来の味わいをしっかり引き出します。従来の内釜と比較すると、粘りが約25%、弾力は約10%も向上しているのです。

付加機能:炊飯以外の便利な機能も搭載
タイガーの炊飯器には、炊飯以外にも便利な機能が数多く搭載されています。これらの中に「ぜひ使いたい」というものがあれば、それが搭載されている炊飯器を選びましょう。ここでは、炊飯以外の機能として、調理機能・おひつ保温・3段階の火かげん調節の3つをご紹介します。
レパートリーが広がる「調理機能」
スタンダードモデルであるマイコン炊飯器にも、タイガーは調理機能を搭載しています。ポトフや肉じゃがなどの料理はもちろん、低温モードを使えば、サラダチキンやローストビーフも可能です。また、温度調整が難しい料理でも、下ごしらえをして炊飯器に入れれば、ボタンひとつで調理ができます。ほかにも、調理メニューのひとつとして、レトルトパックの加熱にも対応していますので、内釜に水とレトルトパックを入れてボタンを押せば自動で加熱します。

温度と湿度をコントロールする「おひつ保温」
炊きたてのおいしさを長持ちさせるために、日本では古来「おひつ」が使われてきました。木製のおひつは、湿気を吸い取り外気を取り込む性質を持つため、ご飯が乾燥してパサパサしたり、水分過多になったりすることが少なくなります。この性質に着目して生まれたのが「おひつ保温」です。本体の底部に温度センサーを設け、必要に応じて内釜の熱や蒸気を放散したり、外気を取り込んだりして、ご飯の湿度を細かく調整。炊きたてのおいしさを保ちます。

香ばしいおこげがうれしい「3段階の火かげん調節」
かまど炊きや土鍋炊きのご飯は、釜の底のおこげも楽しみのひとつですが、火力が弱いと香ばしくなりませんし、強すぎると黒く焦げてしまいます。その微妙な火加減を調整してくれるのが、「3段階の火かげん調節」機能です。おこげは水加減やお米の種類などでつき具合が変わるものですが、それも楽しみのうちと考えれば、炊き上がりが待ち遠しくなるのではないでしょうか。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめタイガーの炊飯器
ここでは、数あるタイガー炊飯器の中から、おすすめのモデルをご紹介しましょう。いずれも家電のプロである、Joshin web の担当者によるセレクトですので、どのモデルがいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
担当者おすすめのタイガーの炊飯器
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◆進化したおいしさ&粒立ち保温
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◆内釜:遠赤黒特厚釜(厚さ3.0mm)
多機能で便利なタイガーの炊飯器
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◆土鍋性能をアップする「250℃ダブルレイヤーIH」
◆容量:0.63L(3.5合炊き)
◆内釜:本土鍋釜(土鍋厚み最大:5.0mm) - 会員様web価格 159,500円 (税込)15,950 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2025年06月 発売◆泡立ちと高火力が生み出す「土鍋ご泡火炊き」
◆土鍋性能をアップする「300℃ダブルレイヤーIH」
◆容量:1.0L(5.5合炊き)
◆内釜:本土鍋釜(土鍋厚み最大:5.0mm) - 会員様web価格 49,320円 (税込)「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年06月 発売◆土鍋の泡立ちと蓄熱性を再現「ご泡火炊き」
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◆容量:1.0L(5.5合炊き)
◆内釜:遠赤5層土鍋蓄熱コート釜(厚さ3mm)
選び方のポイントをチェックして、最適なタイガーの炊飯器を探そう
炊飯器を取り扱い、長い歴史と多くのノウハウを持つタイガーですから、どのモデルも期待を裏切らないご飯を楽しめます。ここで挙げた選び方のポイントをチェックしながら各モデルを比較検討して、ご家庭に合った一台をぜひ見つけてください。
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