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◆SFPの空きポートにも、終端とシールドを SFPmuteは、スイッチングハブなどの未使用SFP/SFP+ポートに挿入する、パッシブ型SFPターミネーターです。 ネットワークオーディオにおいて、ネットワークの空きポート対策は見過ごせないテーマとなりつつあります。 TOP WINGではこれまで、未使用LANポートに挿入するLANターミネーター・LANmuteによって、空きポートからの外来ノイズ流入や不要な高周波的振る舞いに対策してきました。 SFPmuteは、この考え方をSFP/SFP+ポートへ展開した製品です。 ・未使用SFP/SFP+ポートに挿入するパッシブ型ターミネーター ・高速差動ラインに対する終端構造 ・コモンモード成分に配慮したダンピング構成 ・SFPケージ全体を活用するフルメタルシールド構造 ◆SFPケージは、単なる差し込み口ではない SFP/SFP+ポートで見落とされがちなのが、SFPケージそのものの役割です。 SFPケージは、SFPモジュールを固定するための金具であると同時に、モジュール全体を覆うシールド構造体でもあります。 SFPモジュールを挿入すると、モジュールの金属シェルとホスト側のSFPケージが接触し、前面パネルや筐体GND/シールドGNDと組み合わさることで、高速信号部を覆うシールド構造が形成されます。 この考え方は、RJ45のSTPポートにおける金属シェルと似ています、ただしSFP/SFP+ポートの場合、ケージはより大きな面積と奥行きを持ち、光モジュールやDAC(Direct Attach Cable)ケーブル全体を包み込む構造です。 さらに、SFP/SFP+ポートは高速差動信号を扱うため、ケージ周辺のシールド状態は見過ごせない要素となります。 未使用SFPポートでは、モジュールが挿入されていないため、SFPケージの前面は開口したままとなります。 これは単に“何も挿さっていない”というだけではなく、本来モジュールの金属シェルによって閉じられるはずのシールド構造が、未完成のまま残っている状態とも言えます。 SFPmuteは、この未使用SFP/SFP+ポートに挿入することで、SFPケージの開口部をフルメタル構造で塞ぎます。 空きSFPポートを、電気的にも機械的にもより整った状態へ近づけることを目指しました。 ◆高速差動ラインの終端 SFP/SFP+ポートは、高速差動信号を扱うインターフェースです。未使用時にSFPモジュールが存在しない場合、ホスト側から見た信号ラインは開放に近い状態となります。 SFPmuteでは、送受信それぞれの高速差動ペアに対して終端構造を設けることで、開放端に起因する反射や不要な共振を抑えることを目指しています。 機器側の制御によって未使用ポートの動作状態は異なりますが、空きSFPポートを開放状態のまま放置せず、終端やシールドによって整えることは、高速インターフェースにおける有効なアプローチの一つです。 ◆コモンモード成分への配慮 高速差動信号は、理想的には差動成分として伝送されます。 しかし実際の機器内部では、コネクタ、基板、ケージ、筐体、隣接ポートとの関係によって、差動成分の一部がコモンモード成分へ変換されることがあります。 SFPmuteでは、コモンモード方向の不要な振る舞いにも配慮し、ダンピング構成を採用しています。 これにより、未使用SFPポート周辺の高周波的な不安定要素を抑えることを狙っています。 ◆フルメタルシールド構造 SFPmuteで特に重視したのが、シールド構造です。 SFPケージはもともと金属で構成されていますが、未使用時には前面が開口した状態になります。 SFPmuteでは金属キャップを採用し、SFPケージと組み合わせることで、空きSFPポートを小さなシールド構造として完結させることを目指しました。 パッシブ型ターミネーターにおいては、終端回路部そのものが外来ノイズの影響を受けないようにすることも重要です。 SFPmuteのフルメタルシールド構造は、終端回路部を保護すると同時に、SFPポート開口部のシールド性を高める役割を担います。 |