ハンズフリーイヤホンを使用すると、ウェブ会議が快適に行えるようになります。イヤホン本体のボタンを押すだけでウェブ会議に参加でき、会議中にマウスなどを操作することなく、イヤホン本体で音量調整が可能です。また、会議終了後は、ボタン操作で瞬時に音楽再生などへの切り替えもできます。

ハンズフリーイヤホンを使用すると、スマートフォンを手に持たなくても通話が可能なため、屋外の散歩中や料理中、掃除中など、手がふさがっているときでも簡単に通話ができます。荷物を持って外を歩いている際など、鞄からスマートフォンを取り出しにくいシーンでも、快適に通話が可能です。

ゲームをプレイしながらでも、ハンズフリーイヤホンを使ってボイスチャットが可能です。ゲームの没入感を損なうことなく、友人やほかのプレイヤーとコミュニケーションをとることができます。

運転中にハンズフリーイヤホンの操作をするのは避けたほうが無難です。運転中にハンズフリーイヤホンを使って通話すること自体は、道路交通法違反にはなりません。ただし、イヤホンとの接続設定を行うなど、運転中にスマートフォンの画面を注視したり、スマートフォンを手に持って操作したりする行為は、罰則の対象となっています。また、都道府県によっては、条例によって運転中のハンズフリーイヤホンの使用が禁止・制限されている場合も。例えば、東京都の「東京都道路交通規則」の第8条では、運転者の遵守事項として、イヤホンなどを使用して周囲の声や交通状況に関する音が聞こえない状態で運転しないことが定められています。ハンズフリーイヤホンの使用は、状況によっては交通規則違反と見なされることがあるのです。

運転中のハンズフリーイヤホン利用に関するルールは都道府県ごとに異なるため、各都道府県の道路交通規則を確認しておきましょう。ルールが曖昧だったり、違反となる可能性が少しでもあったりする場合、運転中には使わないほうが無難です。

ハンズフリーイヤホンは、特定のスマートフォンOSにのみ対応していることがあります。互換性のないOSではイヤホンが機能しないか、限定的な機能しか利用できない場合があるため、購入前にしっかり確認しておきましょう。

片耳タイプは、片耳のみに取り付けるハンズフリーイヤホンで、無線のモデルが主流です。⾧時間の使用でも疲れにくく、通話中でも周囲の環境音を聞き取りやすいのが特長。そのため、ランニングや街歩きをする際など、周囲の状況に気を配りながら使用したいシーンに最適です。一方で、片耳での使用に限られるため、ステレオ再生はできず、音楽鑑賞には向きません。主に通話に使いたい方におすすめです。

両耳タイプは、両耳につけて使用するハンズフリーイヤホンです。無線のモデルと有線のモデルがあります。両耳タイプは、両耳で音声が聞けるので音楽などに没入しやすく、ステレオサウンドでの音楽鑑賞や動画視聴に最適です。しかし、両耳がふさがることで周囲の音が遮断されやすくなるため、屋外での移動中などの使用は安全とはいえません。静かな室内やウェブ会議中など、集中して聞く必要がある場面で活躍します。

有線のモデルは、無線のモデルに比べて取り回しに制限がありますが、安定した音質が魅力です。ケーブルで物理的に接続するため、音の遅延が少なく、クリアな音声を楽しめます。特に、ウェブ会議やオンライン授業など、途切れのない安定した通信が求められる状況での使用に最適です。また、電池切れの心配がないため、⾧時間の使用にも向いています。

骨伝導タイプは鼓膜ではなく、頭蓋骨を通じて音を伝えるタイプのイヤホンです。無線のモデルが主流ですが、有線のモデルも存在します。耳をふさがないので、音楽鑑賞や通話をしながら、周囲の環境音も同時に聞くことが可能です。そのため、交通の多い道路を歩く際など、周囲の状況を認識しながら音楽などを楽しむのに適しています。ただし、音漏れしやすいため、公共の場では音量に注意が必要です。

• 骨伝導イヤホン

耳掛け型は、耳に掛けて使うタイプのハンズフリーイヤホン。フィット感に優れ、運動をする際につけても外れにくいのが特長です。耳にイヤーピースを挿し込まないので、耳の穴が疲れにくいという特長もあります。

カナル型は、本体についたイヤーピースを耳の中に挿し込んで装着するタイプのハンズフリーイヤホン。耳の穴にしっかりと密着するため、音漏れしにくいのが特長です。ほとんどのモデルは、複数サイズのイヤーピースが付属しているので、耳の穴のサイズや形状に合ったイヤーピースに付け替えることで、より快適に使用できます。

ノイズキャンセリング機能とは、周囲の雑音を低減し、イヤホンからの音声を聞きやすくする機能です。この機能を搭載しているハンズフリーイヤホンであれば、通話する相手の声をクリアに聞き取ることができます。

• ノイズキャンセリング

外音取り込み機能とは、イヤホンをつけた状態で車が走行する音などの環境音を聞くことができる機能です。環境音が聞きづらい両耳タイプやカナル型のハンズフリーイヤホンでも、この機能があれば周囲の状況に気を配りながら使用できます。

優れたマイク性能を備えたハンズフリーイヤホンを選ぶと、より快適な通話が可能です。マイクの数が多いモデルや、マイクの位置が口元に近いモデルは、音を拾いやすく通話する相手にクリアな音声を届けることができます。また、マイクに周囲の雑音を拾わないノイズキャンセリング機能がついているモデルもあります。

一般的なハンズフリーイヤホンは、スマートフォンにふれることなく電話の応答・終了操作が可能です。さらに、モデルによっては音楽の再生や一時停止、曲送り、音量調整などが可能なリモコン機能を搭載しています。リモコン機能には、物理的なボタンがあるタイプと、ボタンがなくタッチやスワイプで操作するタイプがあります。ボタンのないデザインはスタイリッシュに見えますが、物理ボタンのほうが直感的で使いやすいと感じる方もいるかもしれません。

ハンズフリーイヤホンを⾧時間使用する方は、重量にも注目しましょう。重いモデルを⾧時間装着していると、疲れを感じたり耳が痛くなったりすることがあります。⾧時間使用する場合は、20g以下の軽量モデルを選ぶと、つけているのが気にならないほど快適です。

ハンズフリーイヤホンを⾧時間使う方は、連続通話可能時間も確認してください。ワイヤレスイヤホンの場合、本体に搭載されたバッテリーを電源としているので、通話時間に限界があります。3～4時間の使用でバッテリーが切れてしまうモデルもありますが、連続通話可能時間が⾧いモデルは、バッテリーが10～20時間以上もつこともあります。仕事中ずっとウェブ会議をしたり音楽聞いたりするという方は、連続再生時間が8時間以上あるモデルが便利です。また、有線のハンズフリーイヤホンは充電の必要がないため、時間を気にせず使用することができます。

ハンズフリーイヤホンを屋外で使う機会が多い場合は、防水性能を備えたモデルがおすすめです。防水性能を確認するには、カタログやスペックに書かれた「IP規格」を確認してください。IP規格とは、水やほこりをどのくらい防げるかをテストし、数字で表したものです。例えば「IP34」という表記であれば、防塵性能が3で防水性能が4であることを意味します。「IPX4」など、防塵性能の部分にXが入っている場合は、防塵性能についてのテストは行われていないということです。防水性能が4以上であれば、突然の雨にあたったり、激しい運動で汗をかいたりしても、イヤホンが故障するリスクを減らすことができます。

※防水保護および保護等級の表はこちら

• 防水/防滴・スポーツ用

ソニーは、映像やオーディオ、カメラ、記録メディア、スマートフォン、ゲーム機器など、幅広い製品を手掛ける、日本を代表する大手総合電機メーカーです。同社のハンズフリーイヤホンは、Bluetooth 対応の両耳タイプのイヤホンが充実しており、低音と高音の奥行のあるサウンドに定評があります。音質にこだわりたい方におすすめです。

• ソニー

オーディオテクニカは、東京都に本社を置く音響機器・映像機器メーカーです。生活者向けのイヤホンやヘッドセット、レコードプレーヤー、マイク、スピーカーなどのほか、業務用のマイクや会議システムなどもラインナップしています。同社のハンズフリーイヤホンは、中高音域の表現を得意としており、癖のないクリアな音質を楽しめるのが特長。また、幅広いラインナップも強みとしており、さまざまなタイプや形状、機能を持ったモデルを展開しています。

• オーディオテクニカ

テクニクスは、日本を代表する総合電機メーカーのひとつである、パナソニックのオーディオ専用ブランドです。パナソニックの音響テクノロジーと先進のデジタル技術を融合し、音質にこだわった製品を強みとしています。特に、両耳タイプかつカナル型のモデルを豊富にラインナップしており、高音質と優秀なノイズキャンセリング機能により、さまざまな環境で音楽を楽しむことができます。

• テクニクス

JBLは、1946年に創業されたアメリカのオーディオメーカー。ヘッドホンやイヤホンをはじめ、スピーカー、ホームシアター、ゲーム関連のオーディオ機器など、さまざまな製品をラインナップしています。JBLのイヤホンは、同社のスピーカーと同じサウンド技術を採用しており、パワフルなサウンドが特長です。ハンズフリー通話対応の完全ワイヤレスホンは、十数種類を展開。1万円以下のモデルから3万円前後のモデルまでラインナップが幅広く、求める機能や予算に合わせて選びやすくなっています。

• JBL

Ankerは、中国に本社を置き、モバイルバッテリーや充電器、イヤホン、ケーブルなどを手掛けるハードウェアメーカーです。Ankerのイヤホンは、エントリーユーザーでも購入しやすい価格帯ながら高品質なのが特長。5,000円以下のモデルから2万円前後のモデルを豊富に取り揃えており、価格を抑えながらもノイズキャンセリング機能や防水機能などを搭載しているモデルもあります。

• Anker

Appleは、Mac BookやiPhoneをはじめ、イヤホン、タブレットなどを製造・販売するテクノロジー企業です。Appleのイヤホンは、同社のデバイスと互換性の良いモデルをラインナップしています。iCloudと連携しているAppleのデバイス同士なら、一度の設定で複数のデバイスとのペアリングが可能。通信の安定性も高く、途中で接続が途切れることはほとんどありません。Appleのデバイスを複数利用している方に特におすすめです。

• Apple

ショックスは、骨伝導イヤホンの開発・製造を手掛けるアメリカの企業です。ハンズフリーイヤホンは、スポーツ用の軽量でフィット感のあるモデルのほか、完全ワイヤレスで日常使いしやすいモデルまで、さまざまなモデルをラインナップしています。いずれのモデルも耳をふさがないので快適に音楽や通話を楽しめ、環境音もしっかり聞けるため屋外でも安心して使用できます。

• ショックス

ビクターは、日本ビクターなどを吸収合併したJVC ケンウッドが手掛ける、オーディオ機器や映像機器などのブランドです。ビクターのハンズフリーイヤホンは、エントリーユーザーにも手が届きやすい1万円以下から2万円弱の価格帯ながら、高品質なサウンドが特長。ワイヤレスでカナル型のモデルから耳掛け型まで、さまざまなタイプや形状をラインナップしており、用途に合わせて選ぶことができます。

• ビクター

Jabraは、デンマークに本社を置くGNグループのオーディオ機器ブランドです。ヘッドセットやイヤホンをはじめ、スピーカーフォン、パーソナルカメラ、会議用カメラなどをラインナップしています。Jabraのイヤホンは、通話性能が優れている上、ノイズキャンセリング機能や高性能なマイク機能を備えており、さまざまな環境で快適に通話ができます。また、機能性だけでなくシンプルかつスタイリッシュなデザインも特長です。

• Jabra