
【おすすめ】開放型ヘッドホンの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.3.30
ヘッドホンで音楽を楽しみたいものの、長時間の使用で耳が蒸れてしまったり、圧迫感で疲れてしまったりするのが気になる方も多いのではないでしょうか。こうした悩みを解決する選択肢のひとつが、「開放型ヘッドホン」です。今回は、開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの違いのほか、開放型ヘッドホンの選び方のポイントと、メーカー別の特長について解説します。Joshin web オーディオ担当者が厳選した、おすすめの開放型ヘッドホンもご紹介しますので、参考にしてください。

Joshin web オーディオ担当者「ジョニ」が、開放型ヘッドホンの選び方のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
ハウジングがメッシュ状になった開放型ヘッドホン
開放型ヘッドホンとは、ヘッドホンのハウジング(ドライバーユニットを覆っている部分)が密閉されておらず、メッシュ状の構造になっているヘッドホンのことです。オープンエア型ヘッドホンとも呼ばれます。開放型ヘッドホンの特長は、音がこもりにくく、自然な広がりを感じられる点。また、密閉型ヘッドホンと比べて、本体が軽量なモデルが多く、長時間の使用でも快適に装着しやすい点もポイントです。
開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの違い
開放型ヘッドホンと密閉型ヘッドホンの大きな違いは、ハウジングの背面が開放されているか、密閉されているか、という点です。
開放型ヘッドホン
開放型ヘッドホンは、ハウジング背面が密閉されていないため、自然で広がりのある音を楽しめます。また、長時間装着していても耳が蒸れにくいことや、外部音が聞こえやすいことも大きな特長。外部音がほぼダイレクトに聞こえることから、静かな環境での使用に適しています。

密閉型ヘッドホン
密閉型ヘッドホンは、ハウジング背面が密閉されており、音が外に漏れにくく、迫力ある低音を楽しめる点が特長です。一方で、外部音を遮断しやすい半面、耳が蒸れやすい傾向があり、人によっては長時間装着していると疲れを感じてしまう場合もあります。密閉型ヘッドホンの使用時に蒸れや疲れを感じてしまう方には、開放型ヘッドホンが適している可能性があるでしょう。

開放型ヘッドホンのメリット
開放型ヘッドホンのメリットとして、音の広がりを感じられることや圧迫感が少ないことが挙げられます。高音域の抜けが良く、高い音でも音割れせず再生されやすい点もメリットのひとつです。また、ハウジングが密閉されていないため、通気性が良く蒸れにくく、軽量モデルが多いのもポイント。
開放型ヘッドホンのデメリット
開放型ヘッドホンのデメリットとして、音漏れしやすいことや環境音などのノイズが入りやすいことが挙げられます。外部音が聞こえやすいので、屋外での使用には適さないケースも少なくありません。

開放型ヘッドホンにもノイズキャンセリング機能を備えたモデルはありますが、密閉型ヘッドホンのほうが選択肢の幅は広がります。ノイズキャンセリング機能の必要性を考慮しながら、どちらのタイプがご自身に合っているかを判断することをおすすめします。
開放型ヘッドホンを選ぶ際のポイントとは?
ここからは、開放型ヘッドホンを選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。ご自身にとって重視したいポイントの優先順位を決めておくと、モデル選びを進めやすくなるでしょう。
フィット感:イヤーカップやイヤーパッドが装着感を左右
開放型ヘッドホンは、ヘッドホンを装着した際にフィットしやすいモデルを選びましょう。ヘッドホンのフィット感は、イヤーカップの形状によって大きく異なります。イヤーカップの形状は、主にオンイヤー型とオーバーイヤー型の2種類に分けられます。
オンイヤー型
オンイヤー型とは、耳にのせるようにして装着するタイプのイヤーカップのことです。耳の周りにイヤーカップが接触しないため、メガネやマスクを使用する際にも快適に装着できます。

オーバーイヤー型
オーバーイヤー型とは、耳全体を覆うように装着するタイプのイヤーカップのことです。オンイヤー型よりも接触面が大きいため、安定感があり、しっかりとしたフィット感を求める方におすすめ。また、イヤーパッドの素材にも注目してください。イヤーパッドとは、ヘッドホンの耳にあたる部分で、クッション性があり、長時間の使用でも快適に装着できるよう設計されています。やわらかい革素材のイヤーパッドは快適な装着感を実現できますが、汗をかきやすい季節には蒸れやすいため、イヤーパッドカバーを併用するのをおすすめします。

接続方法:有線タイプが主流
ヘッドホンの接続方法には、ワイヤレスタイプと有線タイプの2種類があります。開放型ヘッドホンに関しては、有線タイプのモデルが多い傾向があります。
有線タイプ
有線タイプは、端子をオーディオ機器などのデバイスに直接接続して使用するシンプルさが魅力。音の遅延や音質の劣化といった、音響上のトラブルが起こりにくく、安定した音質を楽しめる点が特長です。動画鑑賞やゲームなど、自宅で使用することが多い場合は、有線タイプがおすすめです。
ワイヤレスタイプ
ワイヤレスタイプにはケーブルがないため、ケーブルが絡んだり邪魔になったりする心配がありません。音質面が気になる場合は、高音質コーデックに対応しているモデルを選ぶといいでしょう。
サイズ・重さ:機能面とのバランスを考えて決める
開放型ヘッドホンは頭部に装着して使用するため、サイズや重さもモデル選びの重要なポイントになります。一般的には、機能が豊富なモデルほどパーツ数も多くなるため、サイズ・重さともに大きくなる傾向があります。機能面とサイズや重さを比較して、ご自身の求めているものを満たしたモデルを探しましょう。特に、長時間ヘッドホンを使用することが想定されるようなら、本体重量が300g前後のモデルを選ぶことをおすすめします。
デザイン:自宅用ならインテリアに合わせるのがおすすめ
開放型ヘッドホンのデザインも、選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。主に自宅でヘッドホンを使用する場合は、室内のインテリアなどに合わせて選ぶのもいいでしょう。モデルによっては、頭の形に合わせてヘッドバンドの長さを調整できます。見た目だけでなく、使いやすさの面からも好みのデザインのものを選ぶことが大切です。

そのほかの機能:好みに合わせて選ぼう
開放型ヘッドホンを選ぶ際は、基本的なポイントに加え、モデルごとの付加機能にも注目しましょう。音質や使用環境にこだわりたい方は、下記の機能が搭載されているかを確認すると、よりご自身に合ったヘッドホンを見つけやすくなります。
ノイズキャンセリング機能
外部音を取り入れやすい構造の開放型ヘッドホンですが、ノイズキャンセリング機能を搭載しているモデルも登場しています。ノイズキャンセリングとは、周囲の騒音と逆位相の音波を出すことにより、音をクリアにしてくれる機能のこと。開放型ヘッドホンは周囲の音を遮らないことが特長のひとつですが、状況や用途によってはノイズキャンセリング機能が搭載されているほうが便利な場合があります。
ハイレゾ対応
音質にこだわりたい方には、ハイレゾ対応モデルがおすすめです。ハイレゾとは、原音に忠実な音を再現する技術のことを指します。ハイレゾ再生に対応している音源とデバイスを用意する必要があるものの、きめ細かく深みのある音を楽しめる点が大きな特長です。ハイレゾ対応モデルなら、自然な音の広がりを再現できる開放型ヘッドホンの強みをより一層引き出せます。

ヘッドホンの音質は、聞く方の好みや感じ方によって左右される面があります。開放型ヘッドホンを選ぶ際には、試聴コーナーを設けているJoshinの店舗などで、実機を試した上で購入するのがおすすめです。購入候補のモデルをいくつかピックアップしておき、店頭で聞き比べてみるといいでしょう。
メーカー別・開放型ヘッドホンの特長
開放型ヘッドホンはメーカーごとに設計思想やサウンド特性が異なるため、各メーカーの特長を理解しておくと、ご自身に合ったモデルを選びやすくなります。ここでは、代表的なメーカーの開放型ヘッドホンの特長をご紹介します。
オーディオテクニカ:バランスのとれたサウンドが魅力
オーディオテクニカは、ヘッドホンやイヤホンをはじめとするオーディオ機器を提供している日本の音響メーカーで、リーズナブルなモデルからプロ仕様のモデルまで、幅広いラインナップを展開しています。開放型ヘッドホンにおいては、高音域のクリアさと、低音域の迫力を両立させたバランスの良い音質が特長。ジャンルを問わずさまざまな音楽に対応しやすいため、初めて開放型ヘッドホンを購入する方にも適しています。

ゼンハイザー:豊かな音の広がりと快適な装着感
ゼンハイザーは、ドイツ発祥の音響機器メーカーであり、世界で初めて開放型ヘッドホンを発売したメーカーとしても知られています。ゼンハイザーの開放型ヘッドホンは、広がりのある自然なサウンドと豊かな音の表現が特長。また、耳全体を包み込む大型イヤーパッドを採用しているため、長時間使用しても疲れにくい設計となっています。さらに、肌触りの良いベロア生地のイヤーパッドを採用したモデルもあり、装着感の良さにも定評があります。開放型ヘッドホンの特長である、自然な音の広がりを存分に味わいたい方におすすめのメーカーです。

HIFIMAN:音の解像度や細部の再現性の高さが魅力
HIFIMANは2007年にアメリカで誕生し、現在は中国・天津に本社を構える高級オーディオメーカーです。音質に徹底的にこだわったヘッドホンを多く手掛けています。HIFIMANの開放型ヘッドホンは、振動板全体にコイルを配置した平面駆動型のドライバーを採用し、音の歪みを最小限に抑えつつ、より繊細な音を再現。音の解像度や細部の再現性を重視する方や、高性能なヘッドホンを求める方に適しています。

AKG:高解像度サウンドと快適な装着感
AKGは、オーストリアのウィーンで誕生したオーディオメーカーで、世界トップクラスのプロ向け音響機器ブランドとして知られています。開放型ヘッドホンにおいては、高い解像度と繊細な音の表現力に優れ、楽器のニュアンスや音のディテールをしっかりと感じ取れるのが特長。また、本体重量を軽量化し、長時間の使用でも快適な装着感を実現しています。さらに、装着する方に合わせて、イヤーパッドとヘッドバンドが自動調整されるセルフアジャスト機能を搭載したモデルもあり、フィット感を重視する人にもおすすめです。開放型ヘッドホンに求められる性能や装着感を、バランス良く備えたモデルを探している方に適しています。

Joshin web オーディオ担当者が厳選!おすすめの開放型ヘッドホン
開放型ヘッドホンは、音の広がりや自然な響きを楽しめるのが特長ですが、種類が豊富なため、どのモデルを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで今回は、Joshin web のオーディオ担当者が厳選した、おすすめの開放型ヘッドホンをピックアップ。開放型ヘッドホン選びの参考にしてください。
- 会員様web価格 165,000円 (税込)16,500 円相当(10%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2024年11月 発売◆限りなく快適な、音楽との時間
◆再生周波数帯域:5〜45,000Hz
◆着脱コード:3.0m/φ6.3mm 金メッキステレオ標準プラグ - 会員様web価格 48,717円 (税込)488 円相当(1%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2023年05月 発売◆立体的な空間表現を実現する背面解放型音響構造
◆専用開発されたドライバーユニットによる超広帯域再生
◆長時間使用にも快適な装着性
◆メンテナンスや多様な接続先に対応可能な着脱可能式ケーブル - 会員様web価格 54,450円 (税込)5,445 円相当(10%) ポイント進呈最短 4月28日( 月 ) 出荷2025年04月 発売◆日常の音楽鑑賞を次のレベルへと引き上げる一台
◆オーディオファイルクラスの音質、臨場感のあるサウンド体験を実現
◆向上したオープンフォームのイヤーパッド - ◆蒸れない、疲れにくい、長時間ストレスフリー
◆Bluetoothバージョン:5.3
◆電池持続時間:最大20時間(音楽再生時)
開放型ヘッドホンのおすすめ関連商品
開放型ヘッドホンの性能をさらに引き出し、より臨場感のあるサウンドを楽しむためには、アクセサリーの活用が効果的です。ヘッドホンアンプを取り入れることで、ポテンシャルを最大限に引き出せるでしょう。
ヘッドホンアンプ:クリアで迫力のあるサウンドを実現
開放型ヘッドホンの魅力をさらに引き出したい方には、ヘッドホンアンプの活用がおすすめです。ヘッドホンアンプを使用することで音声信号を増幅し、よりクリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。多くのオーディオプレーヤーにはアンプが内蔵されていますが、外付けのヘッドホンアンプを使用することで、音の解像度やダイナミックレンジを向上させることが可能です。また、ヘッドホンアンプには、本格的な据え置き型と持ち運びに便利なポータブル型があります。自宅でじっくりと音楽を楽しみたい方は据え置き型、外出先でも高音質を求める方はポータブル型を選ぶといいでしょう。

ご自身に合った開放型ヘッドホンを選んで、快適な毎日を過ごそう
開放型ヘッドホンは、密閉型にはない自然な音の広がりと開放感のある音質を楽しめる点が大きな特長です。長時間のリスニングでも耳が蒸れにくく、密閉型ヘッドホンの圧迫感が気になる方にも適しています。また、高音域の抜けが良く、伸びやかなサウンドを楽しめるため、クラシックやジャズなど繊細な音を求める方にもおすすめです。
今回ご紹介した開放型ヘッドホンの選び方やメーカーごとの特長を参考に、ぜひご自身に合ったモデルを見つけ、快適なリスニング環境を手に入れてください。
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