ケースを開けると、私の嫌いな変則稲妻の車が2本も入っている事に驚いた。変則塗装のサロは別として一般的でない非対称稲妻を入れる意図は何なのか？何か色をつけたかったのならば、コストがかかるが全く別物の冷房準備車を入れるべきでは？造形もNSEや最近では営団や129系等素晴らしい作品を送り出している同じメーカーとは思えない。ほんと関水はJNRの車は苦手なんだなと、他のレビューの方と同じく進歩のないワクワクしないセットでした。

待望のK社455…造形と動力は良い部類ですが、塗装が最近ダメですね…濃い色に薄い色を厚塗りした結果、僅かな段差に気泡と塗料が溜まって乾燥した感じです。　　　

ばんだい6輌セットと合わせて13輌なんとか揃えました。

K社のモデルはコスパが良いので買っていましたが、フル編成で定価が¥50kを超えるとなると流石にもうギブです。小学生が小遣いをコツコツ貯めて買うような商品ではなくなりました。社会人でも躊躇するレベルです。

しかし、モデル自体は悪くありません。湘南顔もようやく実車に似て来ました。素晴らしい。

ただ、国鉄時代の早くからサロの回送運転台側はクリーム色省略だったので、違和感があります。旧モデルのサロも省略されていたのに。更に実車は屋根肩も明るい灰色に赤13号がうっすら乗っていました。そこまではやり過ぎですが、実車を思い出すにはとても良いモデルです。大事にします。

165系のリニューアルの際、即時457系もリニューアルされるものと思ってましたが、10年待たされました。

塗装に関してはTOMIXより上と言えます。

それ以外は、胴受けをセットすると首を振らないカプラー、信号炎管はかなり古いパーツの使い回しで実車と異なる造形のパーツ、動力はまともに動作する事が前提となるので論外、正直リニューアル迄に40年経過した割に寂しい内容です。

引っ掛けたりして破損しやすい検電アンテナはランナー1枚くらい予備を付属しても良いのではと思います。

最近のカトー製品は、TOMIXのように次はどんなギミックを投入するのかと言ったワクワク感が無いですね。

「まつしま」「ばんだい」の両方を買いました。なんちゃって交直流急行型をやめ、165系リニューアルレベルでのリニューアルであろうことは模型化発表時点で予想していましたし、事実手に取ってそれを確認した次第です。今、KATOの模型化で出来る最大限での模型化と言えます。

ただT社が先だって発売した453系｢ときわ｣とどうしても比べてしまいます。車端部配管の再現や実感的かつ実用的な先頭車連結器などで劣っているのは事実です。

収納用のウレタンは編成の方向が、車両の収納方法が限られてしまいます。他社のウレタンと入れ替えて、このウレタンは捨てるしかないですね。これはKATOの社風そのもの。自分の考えを押し付けるのは今の時代にそぐわないのでは？