
【おすすめ】10畳用エアコンの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.6.3[更新]
10畳用エアコンは、広めの部屋やLDKに最適なエアコンです。ここでは、各メーカーからラインナップしているエアコンの中から、Joshin web のエアコン担当者がプロの視点で選んだおすすめのモデルをご紹介します。エアコン選びのポイントや注意点などについても解説しますので、参考にしてください。

Joshin web エアコン担当者「マルちゃん」が、10畳用エアコンのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
10畳用エアコンの適用畳数
10畳用エアコンは、エアコンのサイズとしては、中型クラスに位置付けられます。マンションや一戸建て住宅の場合、各個室の広さは6畳や8畳相当であることが多いため、それに見合ったサイズのエアコンが使われます。しかし、LDKや広めのワンルームなど、やや広めの部屋では、10畳用エアコンが適している場合もあるのです。
エアコンの冷暖房能力は「◯~◯畳」という形式の「適用畳数」で表されます。これは、エアコンの能力がどれほどの広さの部屋に合っているかを示すもので、前の数字は木造住宅の場合、後ろの数字は鉄筋コンクリート住宅の場合を表します。エアコンを選ぶ場合は、この数字を目安にしてください。10畳用エアコンの適用畳数は、冷房時で8~12畳、暖房時で8~10畳というのが一般的です。冷房よりも暖房のほうがパワーを必要とするため、暖房の畳数は小さめの数字になります。
■8~12畳用エアコンの一般的な適用畳数
サイズ | 適用畳数 | |
---|---|---|
冷房時 | 暖房時 | |
8畳用 | 7~10畳 | 6~8畳 |
10畳用 | 8~12畳 | 8~10畳 |
12畳用 | 10~15畳 | 9~12畳 |
なお、10畳の部屋でも、部屋が連続している場合や広めのワンルーム、ロフト付きの部屋などは、実際の畳数以上に空間が広いため、10畳用エアコンでもパワーが足りないケースもあります。こうした場合、消費電力は大きくなりますが、ワンサイズ上のモデルを選ぶのがおすすめです。

適用畳数はエアコン選びのポイントです。部屋の状況に合わせて、ワンサイズ大きめのモデルを選んでおくと余力がある分、安心して使えます。
10畳用エアコンを購入する前の確認事項
10畳用エアコンを新しく取り付けたり、現在ついている古いエアコンと交換したりする場合には、購入前に確認しておきたい点がいくつかあります。余計な手間やコストをかけず、エアコンの性能を十分に発揮するためにも、忘れずに確認するようにしてください。
設置場所を確認しておく
比較的新しい建物の多くは、エアコンの設置を前提に設計されています。ですから、配管用の穴やエアコン用コンセントがすでに用意されているケースが多いので、設置場所に迷うことはありません。しかし、大きな部屋を間仕切りで区切ってある場合や、新たに増築した部屋に設置する場合などは注意が必要です。例えば、室外機につなぐ配管をどのように通すかを考えなくてはなりませんし、重量物であるエアコンをしっかり支えられる壁か、強度の確認も必要です。もしも不安があるようなら、室内の様子を撮影しておき、それを見せながら販売店や工事業者に相談してください。

コンセントの形状を確認する

エアコンは家電の中でも消費電力が大きく、モデルによっては一般家庭用よりも電圧の高い電源が使われます。そのため、ほかの屋内配線とは別に、専用のコンセントが配線されるのが一般的です。エアコンのコンセントは4種類あり、それぞれ形状が異なりますので、コンセントに合ったエアコンを選ぶようにしましょう。もしも専用コンセントがない場合は、新たに配線工事をしなくてはなりません。その場合はまずエアコンを選び、それに合った電源を設置するよう工事業者に依頼してください。
ブレーカーの容量は十分か
新たにエアコンを取り付ける場合には、ブレーカー容量の確認も必要です。エアコンは消費電力が大きいため、ブレーカーの容量が不足すると、頻繁にブレーカーが落ちることになります。どれほどの容量が必要なのかは、次の式で割り出すことができます。
<電流・消費電力・電圧の関係>
電流(A)= 消費電力(W)÷ 電圧(V)
例えば、カタログなどに記載されているエアコンの消費電力が4,000Wで、使用電圧が200Vなら、電流は20Aです。しかし、ほかの家電で使う電流量もありますので、最低でも30A、可能であればそれ以上の容量は必要でしょう。ブレーカーの容量は、電力会社に申し込めば変更することができますので、「もう少し余裕が欲しい」という方は相談してください。

室外機の置き場所も重要
盲点になりやすいのが、室外機の置き場所です。置き場所が狭く、風通しが悪かったり、直射日光があたったりすると、室外機が熱を持つため、エアコンのパフォーマンスが悪くなることがあります。また、落ち葉や砂ぼこりなどのゴミが溜まりやすい場所に放置しておくと、室外機の中に汚れが溜まり、騒音や性能低下などの原因になるので注意が必要です。室外機は前後左右にある程度の余裕が必要ですので、そのスペースを考慮して置き場所を選んでください。

工事費は工事内容で変わる
エアコンは、本体価格+標準据付工事を含む価格で表示していますが、現場の状況や必要な工事の内容によって工事費は変わってきます。室内に配管用の穴やコンセントが用意されており、部屋のすぐ外に室外機が置けるスペースがあれば、標準的な工事費で収まります。ですが、配管長が長くなる場合や、壁の内側に配管を通す「隠蔽配管」にする場合、エアコン専用のコンセントがない場合などは、追加コストがかかります。実際にどのような工事が必要なのか、その内容によって別途費用がかかることもありますので、事前に販売店に相談して、工事費の見積もりを取っておくと安心です。

古いエアコンの処分には費用がかかる
エアコンは家電リサイクル法の適用品目ですから、粗大ゴミとして捨てることができません。必ず規定のルートで処分しましょう。エアコンの処分にかかるリサイクル料金はエアコンのメーカーやモデルによって異なりますが、990~2,000円程度です。古いエアコンを処分する際には、この料金がかかることは覚えておいてください。


工事費は、一般的に1万~2万円程度ですが、ご自宅の状況や室内機・室外機の設置場所によって、必要な費用は変わってきます。事前に販売店に相談して、どのような工事が必要か、追加費用はどれくらいかかるのかを確認しておけば安心です。
10畳用エアコンを選ぶ際のポイントとは?
ここからは、10畳用エアコンを選ぶ際に、チェックするべき機能やポイントについて解説します。いずれも重要なことばかりですので、ポイントや機能差を見比べながら、機種を絞り込んでいきましょう。
定格出力:部屋の環境によってはパワフルなものを
定格出力はエアコンの冷暖房能力を表す数値で、kW(キロワット)で表されます。数値が大きければ、それだけ冷暖房能力が強いと考えてください。ご紹介したように、エアコンを選ぶ際には適用畳数が目安になります。しかし、夏場に陽当たりの良い部屋は冷えにくいですし、冬場に陽当たりの悪い部屋は暖まりにくいです。このような部屋に設置する場合は、適用畳数だけでなく、定格出力をチェックしてパワフルなモデルを選ぶことをおすすめします。
省エネ性能:長い目で見て選ぶことが大切
エアコンは継続的に稼働させる電気製品なので、長い目で見ると省エネ性能の良し悪しは、大きな差になります。エアコンには「統一省エネラベル」が表示されていますので、購入前に内容をチェックし、年間の電気代の目安などを確認しておきましょう。家電の多くは、モデルチェンジのたびに省エネ性能が高められています。エアコンも、10年、15年前のモデルと最新モデルでは省エネ性能の違いは大きいです。ですから、古いエアコンを使い続けている方は、そろそろ買い替えを考えてもいいかもしれません。


エアコンは一年を通して、長く使うもの。そのため、できるだけ省エネ性能の高いモデルを選ぶのがおすすめです。特に、電気の使用量が増えると、省エネモデルかどうかで電気代の差は大きくなります。購入前にしっかりチェックしてください。
その他の機能:快適さと便利さを生む、さまざまな機能
ご紹介したポイント以外にも、エアコンには快適な環境を生み出すさまざまな機能が搭載されています。欲しい機能があるかをチェックし、エアコン選びの際にお役立てください。
自動清掃機能
自動清掃機能は、フィルター清掃を自動的に行ってくれる機能です。エアコンの吸入口にはエアフィルターが取り付けられており、2週間に1度の清掃が推奨されています。このメンテナンスを怠るとフィルター詰まりを起こし、冷暖房能力が落ちてしまいます。ですが、自動清掃機能があれば、エアコンが自動的にフィルター掃除を行ってくれますので、手間がかからず、パフォーマンスが落ちることもありません。

空気清浄機能
空気清浄機能は、室内の空気中にあるカビの胞子や雑菌、花粉、PM2.5など、有害な物質を取り除き、きれいな空気を維持してくれる機能です。小さなお子様やお年寄りがいるご家庭や、花粉やほこりに敏感な方には、おすすめの機能といえます。イオンを使う方法や帯電した水のミストを使う方法など、清浄化の方法はメーカーによって異なりますので、カタログを見比べて選んでください。

除湿・加湿機能
除湿・加湿機能は、空気の状態に合わせて除湿あるいは加湿を行い、適切な湿度を保つ機能です。梅雨時から夏の蒸し暑い時期、冬場の乾燥しやすい時期でも、この機能があれば快適に乗り切れます。また、髪や肌へのダメージを少なく抑えることもできるでしょう。除湿運転をすると、室温以上に肌寒さを感じやすくなりますが、それを回避するよう少し室温を上げてくれるモデルもあります。

換気機能
換気機能は、運転中に外気を取り込み、室内の空気と入れ替えてくれる機能です。鉄筋コンクリート造りの建物は気密性が高いため、どうしても室内に空気がこもりやすくなります。ですが、汚れた空気を換気せずにいると、健康被害を起こすことにもなりかねません。換気運転ができるモデルであれば、冷暖房を切った状態でも空気の入れ替えが可能です。

センサー機能、AI機能
現在のエアコンには室温以外に、壁や床の温度を測る温度センサー、人がいる場所や体表温度を測定できる人感センサーなど、さまざまなセンサーが使われています。これらのセンサーから得られた情報をAIで分析し、より快適な空気環境を整える機能を持つモデルがあります。家族が多く、人の出入りが頻繁なご家庭では、室温の変化に合わせてリモコンを操作するのも手間がかかりますので、各種センサーを備えたモデルがおすすめです。

スマートフォン連携機能
スマートフォン連携機能を持つエアコンなら、アプリを使ってWi-Fi経由でエアコンを操作することができます。外出先からの操作もできますので、帰宅時間に合わせてエアコンを作動させ、快適な室温に調整しておくことも可能です。また、スマートスピーカーを使って操作したり、ほかのIT家電と連携させたりすることもできますので、エアコンの使い方が大きく広がるでしょう。


エアコンは各メーカーがそれぞれ、工夫を重ねた機能を盛り込んでいます。「目移りしてしまって、なかなか決められない」という場合には、どんな機能が必要なのかを見極め、モデルを絞り込んでいくことをおすすめします。
メーカー別・10畳用エアコンの特長
10畳用エアコンは、多くのメーカーから登場しています。各メーカーそれぞれの強みや製品開発のポリシーなどを知っておくと、エアコン選びにもきっと役立つはずです。ここでは、主なエアコンメーカー4社をピックアップしてご紹介しましょう。
ダイキン:世界のトップシェアを握るリーディングカンパニー
ダイキンは、創業90年以上の歴史を持ち、空調機器メーカーとして世界のトップシェアを持ちます。業務用分野の技術は、家庭用エアコンにも惜しみなく投入されています。ダイキンのエアコンは空調能力の高さや耐久性が特長で、室外機は室外温度50℃まで運転可能です。また、換気しながら除湿できる「さらら除湿」や、エアコン内部のカビや雑菌を抑制する「ストリーマ」など、さまざまな独自開発の機能があります。ですが、それ以上に頼もしいのがユーザーサポートの手厚さです。業務用はもちろん、家庭用エアコンに関しても、24時間・365日体制で対応してくれます。近年の夏の暑さや冬の寒さを考えると、エアコンの故障は重大な問題です。そんなときに、いつでもつながるサポートデスクは、大きな安心感を与えてくれるでしょう。

東芝:空気の質を追求する空気清浄機能が特長
東芝は日本を代表する総合電気機器メーカーで、発電所などのエネルギー産業から、家電・照明器具といった生活に身近なものまで、あらゆる電気製品を手掛けています。そんな東芝のエアコンの特長をひとつ挙げるなら、こだわり抜いた空気清浄機能です。プラズマ放電で汚れを熱交換器に吸着させ、結露水とともに排出する独自のシステムは、小さなお子様やご高齢の方のいるご家庭に最適でしょう。

三菱:国産にこだわり、ユニークな機能を満載
日本有数の総合電機メーカーである三菱。同社が開発・製造している「霧ヶ峰」シリーズは、誕生から半世紀以上という歴史を持ちます。国産にこだわり、全機種が静岡県内の工場で、厳重な管理のもとで製造されています。細かな組立作業は熟練の職人の手で行われ、完成後は全台を通電検査し、作動不良や異音がないかが確認されるので、品質の高さは保証付きです。また、ユニークな機能も三菱エアコンの特長。赤外線センサーとAIを組み合わせた「ムーブアイmirA.I.」や、有害物質を取り除く「ピュアミスト」、人の気持ちを読み取る「エモコテック」など、先進的な機能が数多く採用されています。

日立:清潔さと快適環境を生む「白くまくん」
日立は、世界的な総合電機メーカーです。「白くまくん」の愛称で親しまれる家庭用エアコンは、清潔さと快適さを追求した機能や構造を持っています。その代表格ともいえる機能が「凍結洗浄」です。汚れが溜まりやすい室内機・室外機の熱交換器や排水トレーを一度凍らせた後に一気に加熱し、水で洗い流します。また、快適環境を生み出す機能が「Premium プラズマ空清」です。室内を漂うさまざまな有害物質をプラズマイオンで捕獲して熱交換器に捕集し、汚れとともに排出することで、いつも快適な空気環境を作り出してくれます。

Joshin web エアコン担当者が厳選!おすすめ10畳用エアコン
ではここで、Joshin web のエアコン担当者が、プロの視点で選んだ10畳用エアコンをご紹介しましょう。いずれもおすすめエアコンばかりなので、ライフスタイルに合った一台が、きっと見つかるはずです。
担当者おすすめの10畳用エアコン
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小さな部屋も10畳用エアコンで室温調整をスムーズに
エアコンは、部屋の広さや環境に合ったものを選ぶことが何よりも大切です。安いからといって小さめのものを選んでしまうと、冷暖房能力が足りずに室温調整に時間がかかりますし、電気代が高くつく結果になりかねません。適用畳数が足りるからといって8畳用エアコンを選ぶよりも、10畳用エアコンを選ぶほうが室温調整に適している場合があります。エアコンサイズを検討する場合は、部屋に合ったモデルを選んでください。