
【おすすめ】一人暮らし向け空気清浄機の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.3.25[更新]
室内に漂うカビや細菌、花粉といった、空気の汚れを除去してくれる空気清浄機。実は、一人暮らしの部屋にこそ欲しいアイテムです。今回は、一人暮らしの部屋に適した空気清浄機の選び方や、主要メーカーの特長をご紹介します。さらに、Joshin web 家電担当者が、プロの視点でピックアップした、おすすめのモデルについても見ていきましょう。

Joshin web 家電担当者「つくね」が、一人暮らし向け空気清浄機のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
一人暮らしにも空気清浄機がおすすめな理由
「一人暮らしに空気清浄機って必要?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。ですが、むしろ一人暮らしにこそ、空気清浄機が必要ともいえます。一人暮らしの場合、外出中は窓を閉めきることになります。すると、帰宅後にも前日の食事のにおいが残っていたり、上手に換気ができずカビやハウスダストが発生してしまったりといったことが起こりかねません。
空気清浄機は、部屋の中に漂う雑菌やカビの胞子、花粉などをキャッチして室内の空気を常にクリーンに保ってくれます。また、消臭機能を備えているので、喫煙される方やペットを飼っている方の場合、空気清浄機があれば、より快適な暮らしができるといえるでしょう。

空気清浄機には、風量設定の機能も付いていますが、電源を入れたらあとはセンサーに任せて、自動運転するのが基本的な使い方です。においやほこりをセンサーが感知すると、自動的に強運転に切り替えてくれます。
一人暮らし向け空気清浄機を選ぶ際のポイントとは?
空気清浄機を選ぶ際、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。ご自身の求める性能を備えているか、ニーズに合っているかを確認しながら比較検討していくと、購入候補を絞り込むことができます。ここでは、空気清浄機を選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。
適用床面積:実際の広さよりも大きめのモデルを
空気清浄機には、モデルごとにどれくらいの広さの部屋の空気をきれいにできるかを表す「適用床面積」が設定されています。これは、一般社団法人日本電機工業会が定めた規格で、「規定の濃度の空気の汚れを、30分で清浄にできる部屋の広さ」です。
空気清浄機は、使用する部屋に合った適用床面積のモデルを選ぶのが基本ですが、おすすめなのは、実際の部屋の広さよりも適用床面積が大きなモデルを選ぶこと。
部屋の広さに対して余力のある空気清浄機なら、より素早く空気をきれいにできます。フル稼働する時間が短くて済むため節電にもなりますし、フィルター性能が落ちてきても、余裕があります。可能であれば、部屋の広さの2倍から3倍の適用床面積を持つモデルを選びたいところです。


空気清浄機は「適用床面積20畳」クラスのモデルが多いのですが、このタイプは一人暮らしの部屋にもおすすめです。性能が過剰だと思われるかもしれませんが、パワーが強ければそれだけ速く部屋をクリーンにできます。喫煙される方やペットと暮らしている方には、特におすすめです。
サイズ:清浄機能とコンパクトさのバランスを考える
空気清浄機は、実際に部屋に置いてみると意外と大きいもの。大きなモデルを設置すると、部屋が狭く感じられてしまうため、事前に本体寸法のチェックをおすすめします。また、モデルによっては壁からある程度離して設置しなくてはならないので、そこも考慮してください。
中にはコンパクトなモデルもありますが、空気清浄機の場合、本体が小さいと適用床面積も小さくなりがちです。適用床面積の大きいパワフルな清浄機能を優先するか、場所を取らないコンパクトさを優先するか、バランスを考えながら比較検討してみてください。

内蔵フィルター:目的に合ったフィルターを搭載しているか
空気中の異物をキャッチするフィルターは、まさに空気清浄機の心臓部。空気清浄機の性能を決める部分であり、性能の異なるいくつかの種類があります。ご自身の使用目的に合ったフィルターを搭載しているかどうか、確認してください。 また、フィルターは消耗品です。交換時期や費用などもチェックしておきましょう。
HEPA フィルター
多くの空気清浄機に搭載されているのが、0.3マイクロメートル(1000分の3mm)の粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルターです。花粉やハウスダスト、黄砂、PM2.5といった微細な異物もキャッチすることができます。
さらに、抗菌性を高めた「抗菌HEPAフィルター」や、静電気で粒子を吸着させる「静電HEPAフィルター」などのバリエーションもあります。

TAFU フィルター
静電HEPAフィルターに撥水・撥油加工を施して、集塵能力の低下を抑えたのがTAFUフィルターです。一般社団法人日本電機工業会の規格にもとづいた試験では、使用開始から10年後の集塵性能が、HEPAフィルターでは50%にまでダウンしていたのに対し、TAFUフィルターは72%の性能を維持していました。
TAFU フィルターなら、本来の性能を長くキープできるというわけです。

活性炭フィルター
活性炭フィルターは、においを除去する目的で搭載されるフィルターです。
喫煙される方やペットを飼っている方は、知らず知らずのうちに室内ににおいがこもってしまいがち。そのような場合は、活性炭フィルターを搭載した空気清浄機を選べば、空気の汚れだけでなくにおいも取り除くことができます。

除湿・加湿機能:空気の浄化だけでなく湿度管理もできる
空気清浄機の中には、除湿・加湿機能を搭載したモデルもあります。除湿機能を搭載したモデルは、不快なジメジメを取り除いて、爽やかな空気に変えることができるので、カビの発生を抑え、洗濯物の部屋干しにも役立ちます。
また、喉が弱い、肌が乾燥しやすいという方には、加湿機能の付いた空気清浄機がおすすめ。乾燥しがちな冬場でも、室内の空気に適度な潤いを与えてくれます。
除湿・加湿機能を搭載した空気清浄機は、1台で3役をこなすため、部屋のスペースが限られた一人暮らしの方に適しているといえるでしょう。

イオン発生機能:イオンの力で空気をきれいに
イオン発生機能は、放電や電気分解により作ったイオンを使用して、空気をきれいにする機能です。イオンの力で、空気中を漂う細菌やウイルスに働きかけたり、においの原因物質に作用して消臭効果を発揮したりします。
イオン発生機能には、室内に向けてイオンを放出するタイプと、本体内に吸入した空気にイオンを作用させるタイプの2つがあります。
前者は部屋中に漂っている異物だけでなく、壁や天井、家具の裏側などに付着した異物にも効果を発揮するのが特長。後者は、吸入した空気にしか作用しませんが、大量・多種類のイオンを発生させることができます。
また、中にはイオン放出機能と内部作用機能の両方を備えたモデルもあります。

お手入れのしやすさ:機能を維持するためにも重要な要素
空気清浄機は、ゴミやほこりが溜まりやすいため、定期的なお手入れが必要。そこで、お手入れのしやすさは、機能を維持するためにも大切な要素です。
空気清浄機のメインであるフィルターは、ほとんどの機種が数年に一度の交換で大丈夫です。ただし、フィルター交換は不要でも、溜まったほこりは定期的に掃除機で取り除いたほうが、運転効率は上がります。
また、除湿・加湿機能が付いたモデルは、カビやぬめりを防ぐため、加湿フィルターや加湿タンクをきれいにする必要があります。こうした、日常的なお手入れがしやすいかどうかをご確認ください。

脱臭機能:現在の主流は2タイプ
多くの空気清浄機に脱臭機能が搭載されていますが、脱臭のメカニズムは2種類に分けられます。ひとつは、室内や本体内にイオンを発生させ、においの原因物質を分解する「イオン方式」。もうひとつは、ファンで吸引した空気を脱臭フィルターに通し、におい成分を吸着させる「ファン方式」です。
いずれの方式でも、脱臭機能という点では能力にさほど大きな差はありません。

そのほかの機能:必要な機能を見極めることが大切
これまでご紹介したほかにも、空気清浄機にはさまざまな機能が搭載されています。
空気清浄機を選ぶ際には、「自分に必要な機能は何か」「何を優先させるのか」を見極めることが大切。代表的な便利機能をご紹介しますので、ご自身のニーズに合っているかどうか、チェックしてみてください。

タイマー・節電機能
空気清浄機は、基本的には24時間常に稼働させるもの。ですが、一人暮らしで数日不在にするようなときはオフにしておけば、無駄な電力を使いません。タイマー機能があれば、消し忘れを防ぐことができます。
また、節電モードを搭載したモデルは、室内の空気環境をセンサーで監視して、必要に応じて自動運転してくれるので、効率良く空気を浄化しながら節電も図れます。
静音モード
空気清浄機のモデルによっては、動作音を抑えて運転する「静音モード」や「寝室モード」を備えたものもあります。
家電の動作音が気になるワンルームや1Kなどのコンパクトな部屋では、こうしたモードを備えたモデルから選ぶといいでしょう。
アロマ機能
一般の空気清浄機は、アロマの香りも「におい成分」と認識して消臭してしまうため、アロマディフューザーとの併用はできません。
ですが、中にはアロマ機能を備えた空気清浄機もあります。こうしたモデルを使えば、部屋の空気をクリーンにしながら、アロマの香りでリラックスすることができます。

除湿・加湿機能はハイクラスモデルに搭載されていることが多いのですが、搭載された機能を必ず使わなければならないわけではありません。除湿・加湿機能を使用しなければ、加湿フィルターの交換がなくなり、内部のお掃除もラクになります。
メーカー別・一人暮らし向け空気清浄機の特長
空気清浄機を開発・製造しているメーカーは多数あり、それぞれに特徴的なモデルを市場に提供しています。
それらメーカーの中から、代表的な6社をピックアップしてご紹介しましょう。
各社のモデルの特長を見比べながら、購入モデルを絞り込んでみてください。
シャープ:ユーザー目線の製品づくりを貫くメーカー
ユーザー目線の製品づくりを続ける家電メーカー、シャープ。シンプルな空気清浄機から、室内の湿度を管理できる加湿空気清浄機や除加湿空気清浄機までラインナップしています。
同社の製品の最大の特長は、独自技術の「プラズマクラスター」を搭載していること。室内に浮遊している花粉やダニのアレル物質をキャッチして、空気環境を清潔に保ちます。
また、比較的コンパクトな本体サイズながら、広い空間に対応できるのも同社製品の特長です。
種類 | イオン濃度 |
---|---|
プラズマクラスター 7000 | 7,000個/cm3 |
プラズマクラスター 25000 | 25,000個/cm3 |
プラズマクラスター NEXT | 50,000個/cm3 |

ダイキン:空気を快適にするトップメーカー
空調機器では世界的なシェアを持つトップメーカー、ダイキン。空気清浄機の分野でも、優れた製品をラインナップしています。
同社製品の特長は、全機種に搭載された「ストリーマ空気清浄」機能です。電子を高速で放出し、窒素や酸素と衝突・合体することで、強い分解力を発揮。空気中の有害物質をキャッチして分解します。また、高性能なHEPAフィルターを進化させたTAFUフィルターを採用しています。

VeSync(ウィーシンク):アメリカ発、小型家電のニューカマー
2011年設立とまだ若いながら、小型家電事業をグローバルに展開するVeSync(ウィーシンク)。同社の空気清浄機の特長は、十分な清浄能力を持ちながらコンパクトであること。小型のゴミ箱ほどの大きさですが、20畳の部屋にも対応できるパワーを持ちます。
また、4層構造のHEPAフィルターで花粉やほこり、たばこの煙などを99.97%までカット。清潔な空気環境を作り出してくれます。

アイリスオーヤマ:高い機能性とシンプルなデザイン
ユーザーの声をダイレクトに反映した製品を開発する、アイリスオーヤマ。
同社の空気清浄機は、空気の汚れを確認できるモニター搭載モデルもあるのが特長です。空気中のほこりやPM2.5の濃度を表示したり、その浄化度合を確認したりすることができます。また、シンプルな空気清浄機も、10畳から45畳まで、部屋の広さに合わせて選べるモデルを幅広くラインナップ。
どんな部屋にもマッチするシンプルなデザインとリーズナブルな価格も、同社製品ならではの特長といえるでしょう。

象印:静かでスリム、パワフルなモデルがそろう
象印は、炊飯器や電気ポットのイメージが強い家電メーカーですが、空気清浄機分野でも優れた製品をリリースしています。
同社の空気清浄機の特長は低騒音設計であること。静音モードで19dB、最大稼働時でも44dBで、静かな動作音を実現しています。また、ホコリセンサー&エアーサインなど、独創的な技術をふんだんに盛り込んでいるのも魅力です。

LG エレクトロニクス:マルチな機能を搭載したテーブル形の空気清浄機
韓国・ソウルに拠点を置くLG グループの中核会社が、LG エレクトロニクスです。スマートテレビで広く知られていますが、モニターやパソコン、生活家電も手掛けています。
同社の空気清浄機といえば、「Aero Furniture」が代表格。これまでの常識をくつがえすテーブル形のスタイルで、ベッドやソファのサイドに置くのに最適。また、テーブル下にLED のムードライトを装備したり、ワイヤレス充電に対応したりするなど、マルチな機能を搭載しています。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ一人暮らし向け空気清浄機
ではここで、一人暮らしにおすすめしたい空気清浄機をご紹介しましょう。
いずれも Joshin web 家電担当者が、プロの目でセレクトしたモデルばかり。ご自身に合った一台が、きっと見つかるはずです。
- 会員様web価格 41,878円 (税込)419 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年09月 発売◆充実の空気清浄能力を備えた、圧迫感のないコンパクトタイプ。
・本体寸法:幅270×奥行270×高さ500mm - 会員様web価格 29,590円 (税込)296 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年09月 発売◆音も、サイズも、性能も、Wフィルター搭載モデル。
・本体寸法:幅235×奥行235×高さ372mm - 会員様web価格 60,500円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年11月 発売◆花粉・ハウスダストを除去する独自の気流
・本体寸法:幅398×奥行257×高さ640mm
・加湿能力(最大):740mL/h
・タンク容量(約):約3.2L - 会員様web価格 24,636円 (税込)247 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年11月 発売◆ペットと私の暮らしを 快適にする空気清浄機。ペットモードで 抜け毛・ニオイに関するお悩みを解決します。
・本体寸法:幅315×奥行315×高さ511mm
- 会員様web価格 85,800円 (税込)8,580 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2021年11月 発売◆微細なPM 0.1までも99.95%除去。H13規格の高性能HEPAフィルターを搭載
・本体寸法:幅312×奥行312×高さ923mm
・加湿能力(最大):350mL/h
・タンク容量(約):--L - 会員様web価格 23,232円 (税込)233 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷◆コンパクトボディで、パワフルに空気清浄。
- 会員様web価格 16,450円 (税込)165 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年09月 発売◆加湿ユニットは取り外し簡単で丸洗いでする!気化式加湿器と空気清浄機の1台2役。
・本体寸法:直径210×高さ450mm
・加湿能力(最大):250mL/h
・タンク容量(約):--L - 会員様web価格 7,650円 (税込)77 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年07月 発売◆操作簡単でお手入れ楽々。極めて分かりやすいワンボタンのタッチパネルは、誰でも簡単に操作できます。
一人暮らし向け空気清浄機を上手に使うコツ
空気清浄機を上手に使うには、いくつかのコツがあります。
一人暮らしの部屋をより快適な空間にしてくれる、空気清浄機の使い方のポイントをご説明します。
フィルターのフィルム包装を確認
空気清浄機の使い始めに注意したいのが、フィルターの包装を外しているかどうかです。
空気清浄機は、箱から出した状態ですでにフィルターが本体に装着されていますが、多くの場合、汚れを防ぐためにフィルターはフィルム包装されています。
このままではフィルターの用をなしませんので、使用開始前に必ずフィルターを取り外し、フィルム包装をはがしてから再び装着してください。

できるだけ部屋の中央に設置する
室内の汚れた空気をできるだけ多く吸入するには、可能な限り部屋の中央に設置して、周囲に何も置いていない状態が理想です。
とはいえ、いつも部屋の中央にあるのは邪魔なもの。また、空気清浄機を使用していると、吸気部分にほこりが付着したり、床面に髪の毛が集まったりします。
そこで便利なのが、車輪の付いたキャスター台。キャスター台の上に空気清浄機を載せれば、外出前に部屋の中央に移動させて効率良く空気を洗浄したり、掃除のときにすいすい動かしたりできるので便利です。

定期的に掃除をする
空気清浄機は、空気中のほこりや汚れを取り除くものですから、使い続けるうち各部に汚れが溜まります。大きなゴミやほこりをこし取るプレフィルターは、2週間に1回程度の頻度で掃除してください。ほこりを掃除機で吸い取り、汚れがひどいようなら水洗いします。
また、脱臭フィルターは水洗いができないので、2週間~1ヵ月に1回は掃除機で汚れを吸い取ります。
さらにイオン発生機能や加湿機能を搭載したモデルでは、イオン発生ユニットの掃除や、加湿ユニットの水洗いなども必要です。取扱説明書に従って定期的にお手入れしましょう。

空気清浄機で一人暮らしの部屋を快適に
空気清浄機は、一人暮らしの部屋の空気やにおいをきれいに保ってくれる、とても便利な家電です。
また、乾燥する冬やジメジメした夏場に使える除湿・加湿機能を備えたモデルなど、付加価値の高い製品も登場しています。
清潔な空気環境は、健康な生活の基本です。
ご自身のライフスタイルや、部屋の広さに合った空気清浄機で、一人暮らしの部屋をさらに快適な空間へと変えてください。