
【おすすめ】冷房専用エアコンの比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.3.24[更新]
エアコンは、冷暖房の両方を備えたものが主流ですが、冷房専用のエアコン(クーラー)もあります。暖かい地域に住んでいて暖房機能が不要な方や、暖房にはエアコンではなく石油ストーブやガスヒーターを使用する方には、必要な機能だけを備える冷房専用エアコンがおすすめです。 本記事では、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で厳選した冷房専用エアコンをご紹介。冷房専用エアコンを選ぶ際のポイントや、メーカーごとの特長についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「K」が、冷房専用エアコンのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
冷房専用エアコンは夏場にのみエアコンを使う方にピッタリ
冷房専用エアコンは、冬に暖房が不要な暖かい地域に住んでいる方や、寒い地域に住んでいて暖房にはエアコンではなく石油ストーブやガスファンヒーターを使用する方におすすめです。以前は、北海道などでは夏でも涼しく、エアコンがなくても不便を感じませんでした。しかし、近年はエアコンがないと厳しい暑さになることが増えています。
すでに暖房設備が整っている場合、エアコンは冷房用にしか使わないので、冷房専用エアコンがおすすめです。

モデルによって多少異なりますが、冷房専用エアコンの価格は、冷暖房機能を備えたエアコンに比べて抑えられる傾向があります。そのため、暖房機能が不要な方は、冷房専用エアコンを選んだほうがお得です。
冷房専用エアコンを選ぶ際のポイントとは?
冷房専用エアコンを選ぶ際には、タイプや適用畳数、定格出力など、いくつかチェックしたいポイントがあります。特に、タイプによって工事の有無や対応できる部屋の広さなどが大きく異なりますので、どちらのタイプがご自宅に合っているかよく確認しましょう。
タイプ:窓用エアコンか壁付けタイプか
冷房専用エアコンには、一般的な冷暖房機能付きエアコンと同じように壁に取り付けるタイプと、窓に取り付ける窓用エアコンがあります。窓用エアコンは、取り付け枠を使って設置します。それぞれの違いは下記のとおりです。
窓用エアコン
窓用エアコンは、設置工事不要で窓に取り付けられるコンパクトなエアコン。壁付けタイプは室外機と室内機に分かれていますが、窓用エアコンは一体化しているのが特長です。
窓用エアコンのメリットとしては、設置工事が不要なことや、本体価格が抑えられる傾向があること、手が届く高さなのでフィルター掃除といったメンテナンスが簡単なことなどが挙げられます。デメリットは、出力が小さいので大きい部屋には不向きなこと、壁付けタイプに比べて音が大きいこと、窓の一部が開いた状態であるため防犯面に不安があることなどです。

壁付けタイプ
壁付けタイプは、一般的な冷暖房機能付きエアコンと同じように壁に取り付けるエアコンです。室外機と室内機に分かれており、見た目は冷暖房機能付きエアコンとほとんど変わりません。
壁付けタイプのメリットとしては、窓用エアコンに比べて冷房効率がいいことや、大きい部屋に対応したモデルがそろっていること、電気代が抑えられることなどが挙げられます。デメリットは、設置には取り付け工事が必要なことや、室外機の設置スペースが必要になることなどです。

適用畳数:設置したい部屋の広さに合っているかをチェック
エアコンには、設置する部屋の広さに見合った冷房能力が求められます。エアコンの性能に対して部屋が広すぎると力不足で十分な冷房ができず、反対に部屋が狭すぎると冷房能力の無駄遣いになってしまいます。エアコンの適用畳数をチェックして、使いたい部屋の広さに合ったモデルを選びましょう。
エアコンには、「6畳(6~9畳用)」のように適用畳数の記載がありますので、設置したい部屋の広さに合った機種を選んでください。なお、6~9畳と表示に幅がある場合、木造住宅なら6畳、鉄筋コンクリート住宅なら9畳が適用畳数であることを表します。
窓用エアコンの適用畳数は最大でも7~8畳なので、広い部屋には向きません。8畳より大きい部屋に使いたい場合は、壁付けタイプがおすすめです。

定格出力:使用環境によっては定格出力が大きいものを選ぶ
定格出力とは、冷房能力を表すものです。単位はkW(キロワット)で、数字が大きいほど冷房能力が高く、より広い部屋に対応できることを意味します。
エアコンの冷房能力を考える際、通常は部屋の広さに合った適用畳数のモデルを選べば問題ありませんが、「西日が強く差し込む部屋」「特に日あたりがいい部屋」など、気温が上がりやすい環境下ではパワー不足になることも。そういった場合は、同じ適用畳数のエアコンの中でも、定格出力が大きいものを選びましょう。
なお、定格出力の横に記載されている「0.5~5.4kW」といった表記は、出力の最低数値と最高数値を表しています。最低数値が小さいほどきめ細やかな温度調節ができ、最高数値が大きいほど素早く部屋を冷やすことが可能です。
省エネ性能:地球にも家計にも優しい
経済産業省の「省エネポータルサイト」によると、エアコンは夏季の家庭における電力消費の約34%を占め、最も電力を消費する家電となっています。そのため、エアコンは省エネ性能に優れたモデルを選ぶのがおすすめです。
エアコンには、省エネ基準の達成率や年間電気代の目安などが記載された「統一省エネラベル」がついています。省エネ性能の総合評価が星1個から5個までの多段階で示されていますので、購入前にチェックしてみてください。省エネ性能の高いエアコンは地球に優しいだけでなく、電気代の節約にもつながります。

そのほかの機能:あると便利な4つの機能
冷房専用エアコンのモデルによっては、ほかにも便利な機能が搭載されています。ここでは、あると便利な4つの機能についてご紹介します。
自動お掃除機能
自動お掃除機能は、エアコンのフィルターに付着したほこりや汚れを自動で掃除してくれる機能。フィルターにほこりや汚れが溜まると、目詰まりを起こし冷房効率が下がるので、通常は約2週間に1度のペースで掃除が必要です。この機能があれば、面倒な掃除の手間を減らすことができます。
タイマー機能
タイマー機能がついたモデルなら、設定した時刻にエアコンの運転・停止が可能です。タイマー機能を使えば、就寝時にエアコンをつけておき、決まった時間になったら運転を停止する、または夕方になったらエアコンを入れて帰宅時には部屋を冷えた状態にしておくといった使い方ができます。
AI・センサー機能
AI・センサー機能は、温度センサーや人感センサーといったセンサーの情報にもとづき、AI制御で最適な冷房運転を行う機能です。エアコンが搭載するセンサーの種類や精度、AI制御の性能などは、メーカーやモデルによって異なります。
空気清浄機能
空気清浄機能は、空気中を浮遊するカビ菌やウイルスなどを吸い込んで抑制し、きれいになった空気を室内に送り出す機能です。換気が難しい部屋でも空気をきれいに保つことができ、花粉などの季節も快適に過ごせます。

欲しい機能がわからず迷っている方は、自動お掃除機能とタイマー機能がついたモデルを選べば間違いないでしょう。部屋の快適さを重視する方はAI・センサー機能がついたモデルを、花粉症やアレルギーなどで部屋の空気を清潔に保ちたい方は空気清浄機能を検討してみてください。
冷房専用エアコン購入前に確認・準備すること
冷房専用エアコンを選ぶ前に、まずはご自宅にエアコンを取り付けられるかどうかの確認が必要です。特に、壁付けタイプの冷房専用エアコンを購入する場合は、電気工事や取付工事が必要になることがあるので、事前によくチェックしましょう。
コンセントやプラグの形状

エアコンは消費電力が大きいので、専用のコンセントを使用するのが一般的です。窓用エアコンは、100Vの家庭用コンセントで利用できるものがほとんどですが、壁付けタイプの場合、電圧(V:ボルト)と電流(A:アンペア)の組み合わせによってプラグの形状が4パターンあります。購入するエアコンのプラグとコンセントの形状が一致するかどうか、事前に確認しましょう。
プラグとコンセントの形状が異なる場合でも設置は可能ですが、その場合は電気工事が必要になります。
また、ブレーカーのアンペア数も確認が必要です。契約しているアンペア数が不足していると、エアコンを使用する際にブレーカーが落ちてしまうことがあります。アンペア数の変更が必要な場合は、契約している電力会社にご相談ください。
室内機・室外機の設置スペース
壁付けタイプの冷房専用エアコンを選んだ場合は、室内機と室外機それぞれの設置スペースが必要です。室内機は一般的に、天井や横の壁から5cm 以上離して設置しなければなりません。スペースが足りない場合は、コンパクトサイズのエアコンを検討してみましょう。
室外機は、前方に25cm 以上、後方と側面に5cm 以上のスペースが必要で、十分な距離が取れないと冷房効率が下がってしまいます。
また、室外機の置き場所にも注意が必要です。直射日光があたったり、風通しが悪かったりすると、室外機が熱を持ち、性能が低下する可能性があります。


追加費用の有無
壁付けタイプの冷房専用エアコンの設置には、追加料金が発生する場合があります。エアコンは本体価格+標準据付工事を含む価格で表示していますが、プラグとコンセントの形状が一致せず電気工事が必要な場合や、配管穴を開ける工事が必要な場合、壁や天井裏に配線する隠蔽配管を使う場合などは、追加料金がかかります。
さらに、古いエアコンの廃棄には、別途リサイクル料金が必要です。工事内容によって必要な諸費用が大きく変わることがあるため、事前に工事費の見積もりを取っておきましょう。

メーカー別・冷房専用エアコンの特長
冷房専用エアコンは、さまざまなメーカーから多くの製品が登場しています。ここでは、おすすめの冷房専用エアコンのメーカーと、代表的なモデルの特長についてご紹介します。
コロナ:エアコン内部を清潔に保つ機能が豊富
コロナは、壁付けタイプと窓用エアコンの両方の冷房専用エアコンを製造しているメーカーです。壁付けタイプには、6~8畳用のコンパクトタイプのほか、8~12畳や11~17畳用のハイパワータイプがそろっています。また、エアコン内でのカビの発生を抑える「内部乾燥モード」や、フィルター表面に加工を施してカビの発生を抑える「抗菌・防カビフィルター」などの機能を備えるモデルもあります。
窓用エアコンは、開き幅38cmの窓に取り付けでき、約30分で設置可能です。冷房しながら部屋の空気をきれいにする「換気(強制換気)機能」や、部屋の空気をリフレッシュする「マイナスイオン発生機能」などがついたモデルもあり、快適な室内環境を作り出してくれます。

ハイアール:さまざまなタイプの住宅に取り付け可能
ハイアールは、窓用エアコンと壁付けタイプ両方の冷房専用エアコンを製造しているメーカーです。窓用エアコンは、設置可能な高さが777~2,005mmと幅広く、多くの住宅に取り付けが可能。また、イオン効果で室内の空気をリフレッシュする機能を搭載しています。
壁付けタイプは、6~8畳用から11~17畳用までラインナップ。室内機と室外機の熱交換器を自動洗浄する「Wフリーズ洗浄」や、エアコン使用後に熱交換器を自動で加熱し、内部の水分を飛ばしてカビの発生を抑える「内部乾燥」など、エアコン自体を清潔に保つ機能も豊富です。
コイズミ:お手入れのしやすさが魅力
コイズミは、窓用エアコンの冷房除湿専用エアコンを製造するメーカー。同社のエアコンはいずれもコンパクトで、設置が簡単です。
モデルによっては、前面パネルを取り外して熱交換器を洗えたり、パーツを取り外して水洗いできたりと、お手入れがしやすいことも魅力といえます。また、マイナスイオンを搭載し、部屋の空気をリフレッシュできるモデルもあります。
Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ冷房専用エアコン
それではここで、プロの視点で厳選した冷房専用エアコンをご紹介しましょう。いずれも Joshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身に合ったモデルを見つけてください。
- 会員様web価格 47,518円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月24日( 火 ) 出荷2025年04月 発売◆冷やしすぎを防ぐ「おやすみ運転機能」
◆外して洗える運転パネル
◆標準取付枠同梱
◆ノンドレン(ドレンホース不要)
・外形寸法:幅335×高さ770×奥行256mm - 会員様web価格 61,380円 (税込)最短 6月24日( 火 ) 出荷2025年03月 発売◆低振動設計
◆アルミ製標準取付枠同梱
◆ノンドレン(ドレンホース不要)
・外形寸法:幅335×高さ750×奥行240mm - 会員様web価格 83,358円 (税込)最短 6月24日( 火 ) 出荷2025年03月 発売◆換気機能
◆アルミ製標準取付枠同梱
◆ノンドレン(ドレンホース不要)
・外形寸法:幅335×高さ750×奥行240mm - 会員様web価格 94,420円 (税込)(標準工事料金15,400円とのセット)2025年02月 発売
冷房専用エアコンのおすすめ関連商品
続いては、冷房専用エアコンの窓用エアコンを設置する際に必要な、関連商品をご紹介します。商品の選び方のコツについてもふれていますので、ぜひ参考にしてください。
窓用エアコン延⾧取付枠
窓用エアコンの冷房専用エアコンの魅力のひとつは、取付工事が不要で、ご自身で設置できることです。
ただし、設置する窓のサイズが標準よりも大きい場合や、窓のサッシのサイズや形状が合わない場合は、延⾧取付枠などのパーツを別途購入する必要があります。パーツを購入する際は、取り付けが可能な窓やサッシの条件などをしっかり確認しましょう。
お財布に優しくお部屋をしっかり冷やす冷房専用エアコン
冷房専用エアコンは、通常の冷暖房機能を備えたエアコンよりも値頃感のある価格で、お財布に優しいのが魅力です。また、壁付けタイプだけでなく窓用エアコンもあるため、賃貸住宅などで穴開け工事が難しい場合でも、簡単にエアコンを設置できます。
暖かい地域に暮らしているので暖房は使わないという方や、すでに暖房設備があるので冷房だけが欲しい方は、冷房専用エアコンを検討してみてください。