「ストリーマ」は、プラズマ放電の一種であるストリーマ放電によって生まれたイオン（プラスやマイナスの電気を帯びた原子）の力で、有害物質を酸化分解する技術です。

ストリーマ放電によって発生した高速電子が空気の成分と衝突・合体することで、強い酸化分解力を発揮するイオンを生成。空気清浄機内に吸い込んだ花粉や排ガス、PM2.5などを分解します。また、浮遊ウイルス、付着ウイルス、浮遊カビ菌、付着菌などの分解・抑制効果を持つほか、においの元となる成分にも作用し、脱臭効果をもたらします。

さらに、ストリーマで生まれたイオンは、本体内部の「集塵フィルター」「脱臭フィルター」「加湿フィルター」などの除菌・脱臭も行うため、本体内部も常に清潔な状態に保たれます。

なお、ストリーマは本体内に吸い込んだ有害物質を分解する機能ですが、プラズマ放電により生成したイオンを空気中に放出する、「アクティブプラズマイオン」を併用するモデルも登場。ダブルのイオンの力で、より強力な空気清浄力を発揮します。

空気清浄機に搭載されたフィルターの中でも、空気の清浄能力の決め手となるのが集塵フィルターです。多くの空気清浄機は集塵フィルターに、0.3μm（1,000分の3mm）の粒子を99.97％以上捕集する「HEPAフィルター」や、静電気の働きで粒子を吸着する機能を持った「静電HEPAフィルター」を採用しています。

ダイキンの空気清浄機に搭載されている「TAFUフィルター」は、撥水・撥油効果の高い素材を使った静電HEPAフィルター。従来のHEPAフィルターと比較すると、10年使用後の集塵効率が約1.4倍もアップしています。経年劣化が少ないので、長期間安心して使用できるでしょう。

なお、体に悪い影響を与えるといわれるPM2.5は、2.5μm以下の粒子です。
TAFUフィルターやHEPAフィルターを搭載したモデルであれば、花粉やPM2.5など大部分の粒子をキャッチできると考えられるでしょう。

「全自動しつどコントロール」は、空気を清浄しながら、部屋の温度に合った目標湿度になるよう、除湿・加湿を自動で切り替えてコントロールする機能です。
快適な湿度は温度によって変わりますが、空気清浄機に任せておくことで、常に空気環境をベストな状態に整えてくれます。また、適切な湿度のコントロールは、カビの発生予防にもつながります。

• 除湿・加湿機能搭載タイプ

「水de脱臭」は、壁紙やカーテン、衣類などのにおいを、その名のとおり水で脱臭する機能です。加湿してにおい分子を浮き出させた後、除湿することでにおい分子を回収し、ストリーマ機能により、においを本体内部で分解・除去します。部屋の壁紙やカーテンに染みついたにおいを落とすのはなかなか難しくやっかいなものですが、この機能を使えばそんなにおいを除去する効果が期待できます。また、スーツやジャケットといった、ご家庭で洗いにくい衣類に染みついてしまったにおいにも効果的です。

ただし、このモードでは強力な加湿・除湿運転を行うため、外出時など、お家に不在のときに稼働させるのがおすすめ。部屋のにおいが気になるとき、家の洗浄をするつもりで利用するといいでしょう。

「UVC LED」は、強力な除菌作用を持つ、波長265nmの深紫外線（UVC）を照射する機能です。UVCは、太陽光線に含まれているものの、通常はオゾン層によって地表には到達しない波長の短い紫外線。水や空気を強力に除菌し、ウイルスや菌に対する抑制効果が高いことで知られています。

ダイキンは、業界で初めてUVC LEDを空気清浄機に採用。深紫外線が、フィルターに捕らえた細菌を素早く除菌し、ウイルスを抑制します。

「特化型脱臭フィルター」は、室内の特定のにおいを脱臭したい方におすすめの、別売りフィルターです。「靴・下駄箱臭用」「介護臭用」「ペット臭用」「トイレ臭用」「加齢臭用」の5つのタイプを用意。それぞれのにおいの原因物質を捕らえて、脱臭作用を発揮します。

• フィルター・関連商品

ダイキンの空気清浄機には、製品ごとに「適用床面積（適用畳数）」が設定されています。適用床面積とは、簡単にいえば「30分で空気をきれいにできる部屋の広さ」を示す数値です。

例えば、適用床面積が8畳の空気清浄機は、8畳の部屋の空気を約30分できれいにします。ですが、適用床面積が16畳の空気清浄機を使うと、同じ8畳の部屋の空気を、約半分の時間できれいにすることができます。素早く部屋の空気をきれいにできるほど空気清浄機がフル稼働する時間が短くなり、電気代の節約にもつながるでしょう。

空気清浄機の適用床面積は、部屋の広さと同じモデルを選ぶのではなく、実際の部屋の2～3倍のモデルを選ぶのがおすすめです。

• 21畳以上の空気清浄機

ダイキンの空気清浄機はすべてストリーマを搭載していますが、より強力な空気清浄機をお求めであれば「ツインストリーマ」モデルがおすすめです。
標準モデルに比べて2倍のストリーマユニットを搭載し、フィルターに効率良く照射する設計となっているのが特長。ダイキンは試験の結果、有害ガスの除去スピードや脱臭性能、除菌スピードなどが約2倍になるとしています。
さらに、空気中にイオンを放出するアクティブプラズマイオンも搭載したダブル方式のモデルであれば、より高い空気清浄効果が期待できるでしょう。

一度稼働させた空気清浄機は、電源をオンオフせず、基本的に24時間365日稼働させるようにしましょう。こまめに電源を入り切りすると、各種センサーが毎回リセットされてしまい、正しく空気の状態を感知できずに動作効率が悪くなってしまいます。
その結果、かえって電気代がかさむことにもなりかねません。

ダイキンの空気清浄機には基本的に、大きなゴミを取り除く「プレフィルター」、空気中の汚れを捕集する「集塵フィルター」、においをとるための「脱臭フィルター」という、3種類のフィルターが搭載されています。これらのフィルターは、定期的な掃除が欠かせません。
プレフィルターは約2週間に1度、脱臭フィルターはにおいや汚れが気になるときに掃除しましょう。集塵フィルターはお手入れ不要で、約10年を目安に交換してください。

また、ストリーマランプが点滅したときは、ストリーマユニットの掃除が必要です。加湿機能付きモデルの場合は、給水のたびに加湿タンクの内側を掃除しましょう。

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