
【おすすめ】電気ファンヒーターの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.4.10[更新]
電気ファンヒーターは、「セラミックファンヒーター」とも呼ばれる電化製品です。電源を入れるとすぐに温風が出てくる手軽さが魅力で、テーブルの足元や脱衣所、トイレなどさまざまな場所で便利に使えます。電気ファンヒーターの出力やサイズ、搭載機能はさまざまなので、使う場所や用途に合ったモデルを選ぶ必要があります。
ここでは、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品からプロの視点で選んだおすすめの電気ファンヒーターをご紹介します。電気ファンヒーターを選ぶ際のポイントやメーカーごとの特長も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「つくね」が、電気ファンヒーターのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
電気ファンヒーターは温風で暖める暖房器具
電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)は、セラミックで覆われた電熱線を電気で加熱し、ファンで風を送り込むことで、温風を発生させる暖房器具です。エアコンやガス・石油ファンヒーター、電気ストーブといったほかの暖房器具と比べると、以下のようなメリット・デメリットがあります。
電気ファンヒーターのメリット
電気ファンヒーターのメリットは、スイッチを入れればすぐに利用できることです。また、石油ストーブやガスストーブのように、直接火を使わないので火事のリスクも低減できますし、換気なども必要ありません。また、電気ファンヒーターはコンパクトなモデルも多くそろっているので、テーブルの下やトイレといった狭い場所にも無理なく設置可能です。
電気ファンヒーターのデメリット
電気ファンヒーターのデメリットとしては、温風が届く範囲が狭く、部屋全体を暖めるには向いていないことです。ですから、メインとなる暖房にプラスするサブ暖房として利用することになります。また、エアコンなどに比べると、時間あたりの電気代は高い傾向があります。

電気ファンヒーターは、スイッチひとつで温風が出る使いやすさが魅力。軽量かつコンパクトなものが多いので、トイレなどの狭い場所でも使えます。一方、居室全体を暖めるほどのパワーはないので、サブ暖房として使うのがおすすめです!
電気ファンヒーターを選ぶ際のポイントとは?
電気ファンヒーターは、シンプル機能でコンパクトなサイズのモデルから、多機能で大きなモデルまで登場しているので、使う場所と目的に応じて選ぶことが大切です。ここでは、電気ファンヒーターを選ぶ際に、チェックしておきたいポイントをご紹介しましょう。
サイズ:適用畳数の表示を目安に選ぶ
電気ファンヒーターを選ぶ際のサイズは、「適用畳数:約◯畳」と記載された数値が目安となります。記載がない製品もありますが、その場合はリビングなど広めの部屋で使うなら大型モデルを、テーブルの下や脱衣所、トイレなどで使うなら小型モデルを選びましょう。
パワー:使用場所に応じて選択
電気ファンヒーターのパワーはワット数で表示され、数値が大きいほどより暖かい風を送り出せます。ですから、寒い場所や広い場所で使用する場合、1,000W以上のハイパワーモデルを選びましょう。トイレや脱衣所などの狭い場所で使うなら、500W 前後の小型モデルで十分です。
省エネ機能:無駄な運転を抑え、電気代を節約
ハイパワーのモデルは広範囲を暖めますが、消費電力が大きいモデルは電気代が高くなるので、省エネ機能付きのモデルや、状況に合わせて出力を切り替え(風力調整)できるモデルがおすすめです。
電気代を抑えつつ効率的に暖房するなら、省エネ運転のエコモードや人感センサー、温度センサーを備えたモデルが向いています。人感センサーは、人の動きを感知して自動でスイッチをオン・オフしてくれる機能です。温度センサーは、自動でスイッチをオン・オフして設定温度になるように調整してくれる機能で、無駄な運転を抑えて電気代を節約するのに役立ちます。
静音性:寝室などで使うなら静音モード搭載モデル
電気ファンヒーターを寝室や仕事部屋、リビングなどで使う場合は、運転音の大きさも重要なチェックポイントになります。電気ファンヒーターの中には運転音が大きいモデルがあり、特にハイパワーで運転した場合は音が大きくなりがちです。寝室などで使うなら、会話を遮らない程度の音量である50dB(デシベル)以下のものを選ぶか、静音モードを搭載したものを選ぶといいでしょう。
首振り機能:広範囲に暖かさを届けるなら必須
電気ファンヒーターは構造上、暖かくなるのは温風があたる場所だけですから、広い部屋で使う場合は首振り機能があると便利です。例えば、エアコンなどのメイン暖房が届きにくいキッチンには、足元を含めた広範囲を暖めやすい、背が高い首振り機能付き電気ファンヒーターが最適です。
タイマー機能:睡眠時間を考慮してセレクト
電気ファンヒーターを寝室で使う場合は、タイマー機能を搭載したモデルがおすすめです。タイマー機能があれば、起床前に運転を開始してベッドの周りを暖めておくことができます。また、就寝後に設定した時間にオフにさせることで、眠ってからも暖かさを保てるので、とても便利です。なお、タイマーを設定できる時間などはモデルによって違うので、選択時にはご注意ください。
安全機能:万が一の火災の発生を防ぐ
電気ファンヒーターの安全機能としては、「転倒時に自動で電源が切れる」「異常な加熱を検知するとブザーが鳴り自動で電源が切れる」「連続使用が一定時間を超えると自動で電源が切れる」といったものがあります。ほかにも、小さなお子様がいる場合は、ボタンの長押しでロックをかけられる「チャイルドロック」機能があると安心です。
デザイン:吹き出し口の位置で暖まり方が違う
部屋にマッチするデザインかどうかはもちろんですが、注目したいのは温風の吹き出し口の位置と幅です。基本的に吹き出し口の位置が低く左右の幅が広いほど足元を暖めやすいので、足元の暖房がメインの場合は、こうしたモデルを選びましょう。キッチンでサブ暖房として使うなど、足元以外の部位も広く暖めたい場合は、吹き出し口が縦に長いモデルがおすすめです。
そのほかの機能:部屋をより快適にする便利機能もある
電気ファンヒーターの中には、加湿機能や空気清浄機能を搭載しているモデルもあります。電気ファンヒーターは温風を出すため、部屋の空気は乾燥しがちですから、加湿機能を搭載したモデルはおすすめです。また、空気清浄機能を搭載したモデルであれば、暖房のために窓などを締め切ることで汚れやすい部屋の空気を、きれいに保つことができます。
使用場所:使う場所や用途で選ぶ
どの電気ファンヒーターが最適かは、使う場所や用途で決まります。例えば、キッチンでサブ暖房として使うなら首振り機能付きで足元を含む広い範囲を暖められる縦長モデル、脱衣所やトイレで使うならコンパクトサイズで温度センサーや人感センサーを備えたモデル、仕事部屋で使うなら静音性に優れたモデルがおすすめです。また、ベッドの中から操作したいなら、リモコンが付属しているモデルが便利に使えます。

狭いスペースを素早く暖められる電気ファンヒーターは、ヒートショック対策としてトイレや脱衣所に置くこともおすすめです。人感センサーや温度センサーを搭載したモデルを選べば、スイッチの入れ忘れや、切り忘れの心配はありません。
メーカー別・電気ファンヒーターの特長
電気ファンヒーターは、数多くのメーカーから登場しており、多種多様なモデルがあります。ここでは、主要メーカー4社の代表的な製品の特長をご紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
ダイソン:冬はファンヒーター、夏は扇風機として使用可能
ダイソンは、サイクロン式掃除機を開発・製造した、シンガポールに拠点を構える家電メーカーです。ダイソンの電気ファンヒーターは、冬場はファンヒーター、夏場は扇風機として一年中使えるのが特長。空気清浄機能も搭載しており、温風・冷風を届けると同時に、部屋の空気をきれいにします。また、遠くまで風を届ける「フォーカスモード」と広く均一に部屋を暖める「ワイドモード」を使い分けられ、自動温度制御機能も搭載しています。独特のフォルムも人気があります。

シャープ:プラズマクラスター搭載で空気もきれいに
シャープは、大阪府に本社を置く大手家電メーカーです。オーディオから空調家電、生活家電、情報機器まで、幅広い製品を製造・販売しています。電気ファンヒーターは、独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」を搭載した製品をラインナップ。加湿機能もついた大型モデルと、1,200Wのパワフルな暖房性能を備えながらコンパクトで持ち運びやすいモデルの2種類を展開しています。

パナソニック:独自技術のナノイーX できれいな空気を
パナソニックは、1918年創業の日本を代表する大手家電メーカー。AV機器から家電、パソコン、住宅設備、照明まで、幅広く製造・販売を手掛けています。電気ファンヒーターは、コンパクトモデルから大型モデル、縦長モデル、縦横両用モデルまで、種類が多いのが魅力です。カビや花粉、菌・ウイルス、においといった、空気の汚れを抑制する独自技術「ナノイーX」と加湿機能を搭載した高性能モデルなど、さまざまなモデルがラインナップされています。

デロンギ:イタリアらしいおしゃれなデザインが魅力
デロンギは、コーヒーマシーンが有名なイタリアの家具ブランドです。ヒーターの製造も行っており、オイルヒーター、パネルヒーター、ファンヒーターなどを手掛けています。電気ファンヒーターは、コンパクトでおしゃれなデザインのモデルをラインナップ。幅15cm、高さ18cm、奥行き11cmというコンパクトサイズの電気ファンヒーターは、デスクの上に置いて、手や指先を暖めるのにも最適です。静音性にも優れているので、勉強や仕事に集中しているときでも、音を気にせず使用できます。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ電気ファンヒーター
ここからは、プロの視点で厳選した電気ファンヒーターをご紹介しましょう。
いずれも Joshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、最適なモデルを探してみてください。
担当者おすすめの電気ファンヒーター
- 会員様web価格 54,500円 (税込)545 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月21日( 土 ) 出荷2024年04月 発売◆1台3役のシンプルモデル。冬はヒーターとして、夏は扇風機として、常に空機清浄機として。
・本体寸法:幅248×奥行248×高さ764mm
・消費電力(50/60Hz):1400W - 会員様web価格 26,100円 (税込)261 円相当(1%) ポイント進呈最短 6月21日( 土 ) 出荷2022年09月 発売◆ナノイーX搭載で、1年中清潔に。
◆うるおいが欲しい冬、暖房と加湿を1台で。1250W(50Hz時)でパワフル温風、600mL(50Hz時)のたっぷり加湿。
◆ひとセンサーと室温センサー、そして湿度センサーの3つのセンサーで、かしこく運転。
・本体寸法:幅410×奥行187×高さ410mm
・消費電力(50/60Hz):1250/1220W(強) - 会員様web価格 19,800円 (税込)198 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」最短 6月21日( 土 ) 出荷2022年09月 発売◆大風量で届く足元ロング温風
◆加湿フィルターの汚れを抑えるポンプアップ給水方式
◆プラズマクラスター搭載
・本体寸法:幅420×奥行175×高さ420mm
・消費電力(50/60Hz):1200/1150W - 会員様web価格 14,300円 (税込)1,430 円相当(10%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」最短 6月21日( 土 ) 出荷2022年10月 発売◆360度周囲全体に温風が届き、お部屋全体を暖めます。お子様やペットによる思わぬ稼働を防ぐチャイルドロック機能付き。
・本体寸法:幅305×高さ373mm
・消費電力(50/60Hz):最大1200W
コスパの良い電気ファンヒーター
- 会員様web価格 6,580円 (税込)658 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月21日( 土 ) 出荷2024年09月 発売◆パワフル大温風で遠くまで広がり、しっかりと暖かい。簡単便利なシンプル設計。
- 会員様web価格 7,480円 (税込)75 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」2020年09月 発売◆洗練されたイタリアデザイン
◆コンパクトだけど1150Wのハイパワー
◆持ち運びに便利なハンドル付き
・本体寸法:幅195×奥行150×高さ275mm
・消費電力(50/60Hz):最大1150W - 会員様web価格 8,980円 (税込)90 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」最短 6月21日( 土 ) 出荷2022年09月 発売◆温度センサー搭載で設定した温度を保つよう自動的に運転します
◆人感センサー搭載で人の動きを感知して運転します
◆転倒OFFスイッチ、オートオフ機能
・本体寸法:幅280×奥行135×高さ440mm
・消費電力(50/60Hz):1200W - 会員様web価格 9,980円 (税込)100 円相当(1%) ポイント進呈限定 「おひとり様1点」最短 6月21日( 土 ) 出荷2022年10月 発売◆1200Wのハイパワーで、シーンに合わせて使い分けできる2アングル仕様。
◆通常時はデスクの足元やワークススペースに、上向き時はキッチンや脱衣所に、ダイレクトに温風を届けます。
◆送風機能付きで、梅雨時期の衣類乾燥や夏場のファンとしても。
・本体寸法:幅170×奥行250×高さ332mm
・消費電力(50/60Hz):最大1200W
電気ファンヒーターを必要な場所に設置して冬を快適に
電気ファンヒーターは、寒い冬を快適に過ごせるようにしてくれるアイテムです。トイレや脱衣所に設置することで、ヒートショックの防止にも役立つので、ぜひ活用しましょう。
電気ファンヒーターは、どんな場所でどんな風に使いたいかを考えた上で、用途に合ったスペックのものを選ぶのが大切です。場所によっては、高スペックモデルよりコンパクトモデルが適していることもありますし、コンパクトモデルでは暖房性能が十分でない場合もあります。この記事を参考に、ご自身の用途に合った機種を探してみてください。