
【おすすめ】ホットカーペットの比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.3.9[更新]
このページでは、ホットカーペット(電気カーペット)の使い方&選び方を徹底解説!ホットカーペットの便利な機能や知っておきたい電気代のことなどをご紹介いたします。
ホットカーペットの特長は?
ホットカーペットはカーペットの中に電線を通して、電線に電気を通すことでカーペットを暖める暖房器具です。多くの暖房と異なり、空間ではなく面を暖めるのが特長です。火傷や火事のリスクも低いので、小さいお子様や、ワンちゃんやネコちゃんなどがいるご家庭の暖房にご購入される方も多い暖房となっています。また、お部屋を選ばないのも人気のポイント。コンセントさえあれば設置でき、デザインも豊富なので、洋室はもちろん、和室においてもお部屋の雰囲気を損ないません。(畳の上でご使用の場合は、必ず「ダニ」と「カビ」の対策をして使用しましょう。)本体価格も手ごろで、お部屋ごとに置くことが可能なのも魅力的な点です。
ホットカーペットは、お部屋全体が暖まる暖房ではないので、エアコンやファンヒーターなど、ほかの暖房器具と併せて使うのがおすすめ。うまく併用すれば、室温が低くても快適な空間を作り出せるので、寒い季節の電気代節約につなげることが可能です。

ホットカーペットの種類
意外と種類があり、「じゅうたんタイプ」「フローリングタイプ」「ホットマット・ホットクッション」の3タイプに分けることができます。「じゅうたんタイプ」は、一般的な生地のホットカーペットです。大きさやデザインが豊富で選びやすく、洋室から和室まで幅広くお使いいただけます。本体のみと本体+カバーのものがあり、本体のみはカバーを別に用意する必要があります。
「フローリングタイプ」は文字通りフローリングのようなデザインで、毛足がなく、防水加工が施されたものが多いので掃除が楽なのが特長です。勉強机やパソコンデスク・書斎には、椅子の座面や一人分の足元を暖める「ホットマット・ホットクッション」が人気。小さいので機能は多くありませんが、その分、電気代を抑えることができますよ。
ホットカーペットのメリット
ホットカーペットのメリットは「導入の手軽さ」「電気代の節約」「安全性の高さ」があげられます。
ホットカーペットは電源とカーペットを敷く広さがあれば、お部屋を選ばずお使いいただけます。燃料の供給や設置工事も必要ありません。大きさも家族にうれしい3畳相当のものから、クッションサイズの「ホットマット・ホットクッション」のようなパーソナルサイズまで幅広くラインナップ。本体価格も手ごろなものが多いので、リビングから子ども部屋など、お部屋ごとに置けるのも魅力です。
大きさやモデルによりますが、消費電力は100~700W前後。3畳相当の大きなもので、1時間あたりの電気代の目安は約18.9円となっています。単体では、ものすごく電気代が安いというわけではありませんが、ホットカーペットがあれば、メインの暖房で床まで暖める必要がありません。その分、メインの暖房の設定温度を低めにしても過ごしやすく、寒い季節全体の電気代節約につながります。また、省エネ機能付きを選ぶと、さらに電気代を抑えることができます。
ホットカーペットは暖房器具の中でも火傷や火事の危険が少ないので、安全性が高く、小さいお子様やペットの暖房にも人気です。ダニ退治機能が搭載されているタイプもございますので、冬場のこもりがちな空間でも安心してお過ごしいただけます。ただし、長時間同じところを暖めることで、低温火傷になる場合も。低温火傷を防止するためにも、自動オフ機能がついているカーペットがおすすめです。
ホットカーペットのデメリット
ホットカーペットはお部屋全体を暖めるのが難しい暖房機器です。そのため、寒い季節はエアコンやストーブなどのヒーターと併用する必要があります。ホットカーペットは表面が暖まるのに少し時間がかかるので、速暖性に乏しいエアコンやオイルヒーターなどと合わせてお使いの場合は、外から帰ってきてすぐに暖を取るのが難しいことも。電気ヒーターなどと組み合わせて、上手にお部屋を暖めましょう。
また、大きくても3畳程度までですので、広いお部屋の床全体を暖めたい場合には不向きです。なるべく床全体を暖かくしたいとお考えの場合は、床暖房の導入を考えてみてもよいかもしれません。
じゅうたんや畳の上など、ご使用の環境によってはダニが発生することも。肌が弱い方や小さなお子様のおられるご家庭では心配ですよね。ダニ退治機能を搭載したモデルをお求めになられるか、掃除機やダニの殺虫剤などでこまめにお掃除しましょう。畳でお使いの場合は、湿気によるカビにも気を付ける必要があります。
ホットカーペットの電気代は?
ホットカーペットは、大きさにもよりますが、100~700W前後の消費電力が必要となります。3畳相当の大きめのサイズもので、約700W。1ヵ月約2,835円と決して安くはない電気代となっています。
ホットカーペットだけの電気代を見るとランニングコストがいいとは言えませんが、床を暖めることで、室温が多少低くても快適に過ごしていただけます。その分、エアコンやヒーターなどほかのメイン暖房のランニングコストを抑えることができるので、上手に組み合わせることで寒いシーズンの全体のコストを抑えることが可能です。
電気代の計算
電気代は消費電力(W)×使用時間(h)×電力会社の電力使用量料金(円/kWh)で知ることができます。 表にまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。また、モデルによっては1時間あたりの電気代目安を書いている場合があるので、参考にしてみてはいかがでしょう。省エネ機能や面切替などの機能を搭載しているモデルならば、数値より電気代を抑えることも可能です。電気代が気になる方は合わせて確認しましょう。
じゅうたんタイプはモデルによって多少前後しますが、消費電力の数値はあまり変わりません。対して、フローリングタイプはモデルによって消費電力に大きな差が。3畳用のものになると、電気代が月に1,000円前後変わる場合もあるので、迷われた際は確認してみてはいかがでしょう。

じゅうたんタイプの平均的な電気代※
畳数 | 平均的な消費電力(W) | 1時間の電気代の目安(円) | 1ヵ月の電気代の目安(円) 1日5時間使用した場合 |
---|---|---|---|
1畳未満 | 100 | 3.1 | 465 |
1畳 | 200 | 6.2 | 930 |
1.5畳 | 350 | 10.85 | 1,627.5 |
2畳 | 500 | 15.5 | 2,325 |
3畳 | 700 | 21.7 | 3,255 |
フローリングタイプの平均的な電気代※
畳数 | 平均的な消費電力(W) | 1時間の電気代の目安(円) | 1ヵ月の電気代の目安(円) 1日5時間使用した場合 |
---|---|---|---|
1畳 | 200 | 6.2 | 930 |
300 | 9.3 | 1,395 | |
2畳 | 500 | 15.5 | 2,325 |
700 | 21.7 | 3,255 | |
3畳 | 700 | 21.7 | 3,255 |
1,000 | 31 | 4,650 |
※ 1kWhあたりの電気代を31円として計算しています。
ほかの暖房器具との比較
ホットカーペットはほかの暖房器具と比べると電気代はやや高め。ですが、エアコンのようにほぼ一日つけっぱなしというわけではないので、実際は電気代を抑えることが可能です。また、ホットカーペットを設置すると床から熱が逃げづらくなる分、お部屋全体が暖まりやすくなることも。足元が暖かいので、足元を暖めるのが苦手なエアコンと組み合わせて使うことで、より効率的にお部屋を暖めてくれます。
ほかにもホットカーペットはほかの暖房器具に比べて、暖めるのに時間がかかる傾向が。立ち上がりが早い暖房器具と一緒に使うことで、寒い場所から帰ってきてもすぐにお部屋で暖まることができます。

ほかの暖房器具との比較
暖房器具 | ランニングコスト | 暖房スピード | メンテナンス性 | 1時間の電気代※ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
ホットカーペット | ○ | ○ | ◎ | 3畳相当 約21.7円 |
設置しやすく安全性が高い | 部屋全体が暖まらない |
こたつ | ◎ | ○ | ○ | 600Wタイプ 約18.6円 |
設置しやすく安全性が高い | 部屋全体が暖まらない |
エアコン | ○ | ○ | ○ | おもに10畳用(800W) 約26.35円 |
1年中使える | 初期費用・工事が必要 |
電気ヒーター | △ | ◎ | ◎ | カーボンヒーター 約10.85~37.2円 |
即暖性に優れている | 部屋全体が暖まらない |
石油系ヒーター | ◎ | ○ | △ | 石油ファンヒーター FW-3219S (燃焼時)約1.61~3.04円 |
コストパフォーマンスが高い | 燃料の補給が必要 |
ガスヒーター | ○ | ◎ | ◎ | ガスファンヒーター RANK+ 約0.31~0.53円 |
立ち上がりが早い、燃料の補給が不要 | オール電化の家には不向き |
オイルヒーター | △ | △ | ◎ | OHT-1556WH [中]約21.7円 |
安全性が高く、空気を汚さない | 暖まるのに時間がかかる、電気代が高め |
※ 1kWhあたりの電気代を31円として計算しています。
ホットカーペットの上手な使い方は?
最適なタイプを選ぶ
まずは、「じゅうたんタイプ」「フローリングタイプ」「ホットマット・ホットクッション」から、最適なタイプを選びましょう。
家族みんなや広い空間に置く場合は、「じゅうたんタイプ」か「フローリングタイプ」。
とくに「じゅうたんタイプ」は多機能でデザインも様々。こだわり機能を盛り込むのならば、「じゅうたんタイプ」です。「フローリングタイプ」は毛足がない分、掃除の手間がないので、キッチンやダイニングなど、食事シーンに最適です。
パソコンデスクや書斎などで使う場合は、1人用の「ホットマット・ホットクッション」。小さい分、電気代も抑えられます。テレワーク中の方で仕事中は暖房を控えめにしている…という方も、足元やおしりなど冷えやすい場所だけ暖めてくれるので、快適な環境で作業ができますよ!
最適なタイプを選んだあとは、使い方にも少し工夫をしてみましょう!床に直接設置すると冷たい床に熱が逃げてしまいますが、 床とホットカーペットの間に保温効果のあるアルミシートなどを敷くことで暖房効率がグっとアップします。ホットカーペットだけでなく、こたつを設置するご家庭にもおすすめの省エネ術です。
また、ホットカーペットはクッションや座布団などを挟むと熱が伝わりづらいくなるので直接座るのがおすすめ。ひざ掛けやブランケットを合わせて使うと、さらに保温効果が高まり、暖かくお過ごしいただけます。
必要な面積だけ使う
ホットカーペットは大きければ大きいほど電気代がかかる傾向にあります。そのため、お使いいただく部屋やシーンに合わせて、最適な大きさをお選びいただくことで、無駄なく快適な空間をおつくりいただけます。
3畳用は家族で過ごす4~6人掛けのテーブルや広いリビングに対応。正方形のものと、やや長方形のものがございます。置く場所やインテリアに合わせた形をお選びいただくことで、無駄なくお使い頂けます。また、モデルによっては「暖房面切替」で暖める範囲の切替が可能。家族が出かけている間は半面、団らん時間は全面を使うなど、上手に活用して電気代を節約しましょう。
ダイニングテーブルや2~3人用のソファには2畳前後のサイズがおすすめ。こちらもモデルによって「暖房面切替」を搭載しているので、使う場所だけ暖めることができます。
1人暮らしや書斎、子供部屋など一人でお使いいただく場合には1畳用前後がおすすめです。キッチンマットのような細長いタイプもあるので、机とソファの間、テレビの前などくつろぎやすいスペースに設置できるサイズになっています。
また、書斎やパソコン前など一人用のスペースには「ホットマット・ホットクッション」はいかがでしょう。ブランケットやひざ掛けなどを併用することで、座ったままでも、ゆっくり暖まることができます。
省エネ機能のついたものを選ぶ
もっと電気代を安くしたい!という方におすすめなのが「省エネ」機能がついたホットカーペット。中には室温センサーを搭載し表面温度を最適に保ってくれる、節電と快適な空間を両立してくれるうれしいモデルも。
「自動切タイマー」は、うっかり切り忘れてお出かけしてしまった…なんて時にも一定時間(6~8時間)で電源がOFFになるので安心です。ホットカーペットの上でついつい寝てしまう、なんて方には、低温火傷のリスク軽減にも役立ちます。
大きなモデルにはほぼついていますが、小さいサイズのモデルだと搭載していないことがあるので、要チェックです。
おすすめはパナソニック製のホットカーペット。ヒーターの性能の高さはもちろん、省エネ性能に優れ、防水やダニ退治など多機能なモデルも多いので寒くてこもりがちな室内を快適な空間にしてくれます。
おすすめのホットカーペット
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・カバー寸法:235×195cm
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まとめ
手ごろな価格でお買い求めやすい「ホットカーペット」。1人暮らしの方から家族向け、お子様からご高齢の方まで幅広く使える暖房器具ですが、実は、意外と電気代がかかる暖房器具です。知らず知らずに使うと電気代が…なんてことも。ですが、ほかの暖房器具とうまく組み合わせれば全体的な電気代の節約につなげることができます。ご購入の際は、お持ちの暖房との相性を考えてサイズや機能性を検討してみてください。
近年は、オフィスや生活環境に合わせて1人用のサイズも多くなってきました。キッチンはちょっと寒いけどヒーターは危なそうだし…、オフィスで冷えるけど我がまま言えないし…と寒さを我慢してた方も、手ごろなホットマットやクッションを活用してみてはいかがでしょう。
この冬は、ホットカーペットをうまく活用して寒い季節を快適に乗り越えましょう。
