【おすすめ】防犯カメラの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.1.17[更新]
防犯カメラの設置は、ご自宅が犯罪に遭わないための予防策として有効な手段のひとつです。しかし、防犯カメラを設置しようと考えても、どのようなモデルを買えばいいのか、どんなことに注意すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、防犯カメラ選びのポイントや、主要メーカーについて解説します。さらに、Joshin webの家電担当者が選んだおすすめ防犯カメラもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Joshin web家電担当者「たこめし」が、防犯カメラのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
防犯カメラとはセキュリティ対策で設置するカメラ
防犯カメラとは、セキュリティ対策のために自宅の玄関や駐車場などに設置して、映像を撮影するカメラのこと。空き巣や不審者、ご近所トラブル、落書き、不法投棄など、日常にはさまざまなトラブルの可能性が潜んでいます。自分の身は自分で守ることを考えなければいけない昨今、防犯カメラの設置は万が一に備えたセキュリティ対策のひとつといえるでしょう。
防犯カメラを設置するメリット
防犯カメラを設置するメリットとしては、犯罪が起きた際の「証拠映像」を残せることと、犯罪の「抑止力」となることの2つがあります。不審者に侵入されたり、壁に落書きをされたりした場合、証拠映像があれば、犯人を特定する手掛かりとなるでしょう。最近の防犯カメラの画質は高く、有力な証拠となりえます。また、空き巣や強盗などの犯罪者からすれば、防犯カメラが設置してある家を狙うのはリスクがあるもの。さらに、人が近づくと音が鳴ったり、照明が点灯したりするモデルなら、犯人への威嚇効果も期待できます。
防犯カメラと監視カメラの違い
防犯カメラと混同しがちなものに「監視カメラ」があります。では、この2つのカメラは、どう違うのでしょうか?実は、どちらも機械的には同じカメラで、明確な区分はありません。ですが、利用用途で区分しているケースもあります。
例えば、防犯カメラは名前のとおり「犯罪を防ぐ」ことが目的で、わざと目立つ場所に設置して抑止力としての効果を持たせます。一方、監視カメラは犯罪を防ぐ目的もありますが、道路の交通量や河川の水量を計測したり、トラブルが発生しないかどうかを監視したりすることにも使います。防犯カメラと監視カメラは基本的に同じものですが、監視カメラのほうがより広い用途で使われるカメラと考えていいでしょう。
空き巣や強盗などの犯罪者は、「周辺住民に気づかれること」「セキュリティ対策のクリアに時間がかかること」「映像などの証拠が残ること」を嫌がるといいます。防犯カメラの設置は、犯罪の抑止効果が十分にあると考えられるでしょう。
防犯カメラを選ぶ際のポイントとは?
防犯カメラを選ぶ場合、カメラのスペックだけでなく、どのような条件で設置するのかも重要。まずは設置する場所を決めた上で、必要な条件を満たすモデルを探すのがおすすめです。ここでは、防犯カメラを選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介します。
設置場所:屋外設置なら防塵・防水性能は必須
防犯カメラを設置する場所が屋内か屋外かで、カメラに求められる機能は変わります。屋内用であれば特に制限はありませんが、屋外に設置するのであれば、まず風雨に耐えられる防塵・防水性能が必要です。防塵・防水性能は、国際電気標準会議によって定められている「IP(International Protection)規格」で確認できます。防塵・防水性能に関するIP規格は「IP68」のように記載され、3文字目が防塵性能を、4文字目が防水性能を表しています。
防塵性能部分や防水性能部分に数字の代わりに「X」が入っている場合は、その性能については試験をしていません。
■IP規格における防塵性能
名称 | 保護の程度 |
---|---|
IP0X | 保護なし |
IP1X | 直径50.0mm以上の固形物が内部に侵入しない |
IP2X | 直径12.5mm以上の固形物が内部に侵入しない |
IP3X | 直径2.5mm以上の固形物が内部に侵入しない |
IP4X | 直径1.0mm以上の固形物が内部に侵入しない |
IP5X | 動作・運転に有害な影響を与えるほどの量の粉塵が内部に侵入しない |
IP6X | 粉塵が内部に侵入しない |
■IP規格における防水性能
名称 | 保護の程度 |
---|---|
IPX0 | 水の浸入に対して特には保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に没しても、水が浸入しない |
IPX8 | 水面下での使用が可能 |
電源タイプ:設置場所の近くにコンセントはあるか
防犯カメラ選びでは、電源タイプも重要です。設置場所の近くにコンセントがあれば「家庭用電源」が使用できますが、コンセントがなければ「ソーラーパネル」や「バッテリー・乾電池」「PoE」から給電方法を選ぶことになります。
家庭用電源
家庭用電源(AC:交流電源)のメリットは、停電にならない限りいつでも給電できることです。ただし、防犯カメラの電源を屋外にあるコンセントから取る場合は、電源コードを引き抜かれないように何らかの工夫を凝らす必要があります。
ソーラーパネル
ソーラーパネルを備えた防犯カメラなら、付近にコンセントがなくても設置できます。また、一度設置してしまえば基本的に電気代がかからないのもメリットといえるでしょう。きちんと太陽光があたる場所に設置できるかどうかがポイントです。
バッテリー・乾電池
バッテリーや乾電池で動作する防犯カメラは、電源の位置を気にせず、好きな場所に手軽に設置できるのが特長です。一方で、充電や電池交換の手間が必要ですし、肝心なときにバッテリー・電池切れを起こす可能性もあります。
PoE
PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを通じて電力を供給する方法です。1本のLANケーブルで、防犯カメラの映像を送る通信と給電の2つの役目を果たすことができます。ただし、PoE対応モデルは、比較的高価な傾向があります。
接続方法:映像が安定しているのは有線方式
防犯カメラが捉えた映像は、ケーブルによる有線接続か、無線接続(Wi-Fi)でモニターや録画機器に送ります。また、一時的に設置するだけであれば、単体で稼働する「トレイルカメラ」という選択肢もあります。
有線接続
有線接続は、同軸ケーブルかLANケーブルを、モニターやレコーダーに物理的に接続して映像信号を送るので、映像が安定しているのが特長。ただし、防犯カメラを設置するとき、配線のために壁に穴を開けるといった工事が必要になるケースもあります。
無線接続
無線接続は、電波を利用して映像信号を送るので、配線のための工事などが必要ありません。ですが、Wi-Fiの電波を妨害することで、撮影できないようにされる可能性があります。
トレイルカメラ
トレイルカメラとは、人や動物をセンサーで感知して自動で撮影するカメラです。モニターやレコーダーは必要なく、撮影した動画はmicroSDカードなどに保存されます。電源は乾電池などですが、必要なタイミングだけ動作するので無駄がなく、むしろ設置場所を選ばないというメリットとなっています。
本体形状:防犯か景観かで選ぶ
屋外用の防犯カメラの形状は、筒状の「バレット(ボックス)型」や、半球の「ドーム型」などがあります。なお、屋内用の防犯カメラであれば、インテリアになじむ形状のモデルなどを選ぶと、目立たずしっかり映像を記録できます。
バレット(ボックス)型
バレット(ボックス)型は、丸い筒や四角い箱型をした防犯カメラです。大きいサイズのモデルが多く、どの方向を撮影しているかがわかりやすいのが特長。存在感があって設置してあることが目立つため、犯罪抑止効果が高いといえるでしょう。
ドーム型
ドーム型は、半球型をした防犯カメラです。小型で撮影範囲も広いため、設置した建物の景観を損ねないのがメリット。目立ちにくいので犯罪抑止効果はあまり期待できませんが、確実に証拠を撮影したい場合に適しています。
設置台数:台数が多いほど死角が少ない
防犯カメラは、設置台数が増えるほど死角はなくなりますが、モニターの台数も増え、複数のカメラを同時に接続できる録画機器なども必要となります。どこまでセキュリティにコストをかけるべきかを検討した上で、設置台数を決めてください。なお、設置台数を減らしながら死角を作らないようにするには、撮影範囲の広いドーム型や、遠隔操作でカメラのパン(左右)・チルト(上下)・ズーム(拡大・縮小)ができる、「PTZカメラ」を設置するのがおすすめです。
画質:フルHD以上のモデルがおすすめ
防犯カメラの目的は犯罪の証拠となる映像を録画することですから、ホームビデオのような高画質を追求する必要はありません。ですが、映像自体が不鮮明であれば、顔や衣類の文字などが認識できない可能性もあります。そこで、最低でもフルHD(1920✕1080画素)級の200万画素以上のモデルを選ぶのがおすすめです。なお、4Kといった高画質な防犯カメラは映像が鮮明ですが、データの通信量が増え、映像の遅延などが起こる可能性もあります。設置場所や利用目的に合わせて選んでください。
広角レンズ:1台で広い範囲をカバー
少ない台数の防犯カメラで広範囲をカバーしたい場合は、広角レンズを搭載したモデルを検討してみてください。広い範囲を撮影できるため、不審者の姿は小さくなってしまいますが、どこからやって来て、どのようなことをしたのか、一連の行動がわかる映像を撮影することができます。
夜間撮影:赤外線撮影やセンサーライトモデルを
防犯カメラが必要なシーンは、日中の外出中だけではありません。夜間の睡眠中に、自宅や自家用車へのいたずらがないとは限らないのです。そうしたケースにも対応できるのが、赤外線を使用した夜間でも撮影できるモデル。光量の少ない深夜でも、人物や服装の特長などを撮影できます。また、人を感知するとライトを点灯するセンサーライト機能を備えたモデルなら、きれいな映像を撮影できるとともに、不審者に対する威嚇効果も期待できます。
音声録音機能:状況を詳細に記録できる
防犯カメラには、映像だけでなく音声を記録できるモデルもあります。映像と音声があれば、状況を詳細に記録できるので、証拠としての信頼性が増すでしょう。
スマートフォンとの連携:外出先から威嚇も可能
防犯カメラの中には、センサーで動くものを検知すると、スマートフォンへ通知してくれるモデルがあります。専用アプリで通知を確認したら、外出先からでもアラームを鳴らして威嚇したり、スピーカーを通して話しかけたりすることが可能です。
データ保存:データが安全なのはクラウド保存
防犯カメラで撮影した映像データの保存法は、ハードディスクやmicroSDカードなどの記録媒体に保存するか、クラウド上に保存するかの2つの方法があります。
記録媒体
ハードディスクやmicroSDカードなどを利用するモデルの場合、撮影した動画は記録媒体に収められるので、月々の運用コストを抑えることができます。一方で、記録した映像データが増えていくため、定期的に不要なデータを削除しなければ、記録容量がなくなって撮影できなくなってしまいます。また、防犯カメラで決定的な瞬間を撮影できたとしても、犯人が記録媒体を持ち去ってしまえば、撮影データがなくなってしまいます。
クラウド
クラウド上にデータを保存するモデルの場合、データを定期的に削除する手間がかかりませんし、撮影データを盗まれる心配がありません。ただし、クラウドに接続するためのインターネット環境が必要ですし、クラウドサービスを利用するための月額使用料が必要です。
特別仕様:寒冷地・温暖地では専用モデルを
防犯カメラは温度が低すぎたり、高すぎたりすると、機械的な不具合が起きる可能性があります。そうした場所に設置する場合は、温度センサーとヒーターやファンを搭載した、寒冷・温暖地仕様のモデルがおすすめです。
屋外用の防犯カメラには、完全防水ではないモデルもあるのでご注意を。思わぬ悪天候などもあるため、できるだけ雨があたらない場所に設置するのがおすすめです。
メーカー別・防犯カメラの特長
防犯カメラは一般的な製品ではありませんが、多くのメーカーが取り扱っています。ここでは、人気の防犯カメラメーカーと、その特長をご紹介します。
パナソニック:独自のホームネットワークで家を見守る
大手電機メーカーのパナソニックは、屋内用から屋外用まで、さまざまな防犯カメラを取り揃えています。同社の防犯カメラは、独自のホームネットワーク「スマ@ホーム システム」に対応しているのが特長。屋内・屋外の防犯カメラやセンサーライト、ドアホンのほか、窓やドアの開閉センサー、人感センサーなど最大50台の機器と連携して、家を丸ごと見守ってくれます。
マザーツール:計測機器や防犯カメラメインのメーカー
マザーツールは1988年に創業した、計測機器や防犯カメラをメインに扱うメーカーです。同社の防犯カメラは、バレット型やドーム型など種類が豊富で、赤外線照射機能、電子感度アップ機能、デジタルノイズリダクションといった、暗い場所でも撮影できる機能を盛り込んだモデルをラインナップ。また、任意の場所を撮影しないようにもできるプライバシーマスク機能など、使い勝手の良い機能を備えたモデルもあります。
TP-Link(ティーピーリンク):300万画素のフルワイヤレスモデルも
TP-Link(ティーピーリンク)は、1996年に設立されたネットワークデバイスを提供するメーカーです。同社の防犯カメラにもその無線技術が惜しみなく投入されており、Wi-Fi対応のフルワイヤレスモデルでも、300万画素の高解像度で録画が可能です。最大180日のバッテリー搭載で設置が簡単な上、アラーム音とライトで不審者に警告するアラート機能を備えたモデルもあります。
ブロードウォッチ:窓越しで防犯できるモデルも
ブロードウォッチは、ドライブレコーダーや防犯カメラなどを中心に扱うメーカーです。同社の防犯カメラは、貼るか置くだけという簡易取り付け可能なモデルをラインナップしているのが特長。配線の穴開けといった工事もいらず、窓越しにカメラを設置できます。また、電源やケーブル類の接続も簡単です。
Google:インターネットと連携した安全機能
検索エンジンをはじめ、インターネット関連のサービスを提供するGoogleからも、防犯カメラが登場しています。同社の防犯カメラの特長はインターネットとの連携と、強固なプライバシー保護機能。スマートフォンへの通知機能はもちろん、録画したデータはクラウド上に保存され、安全に守られます。また、いつでもリアルタイムに映像を確認でき、万が一Wi-Fiが停止しても、最大で1時間の映像データを本体に保存します。
セレン:本格的な防犯カメラシステムを構築可能
セレンは、防犯カメラやセンサーライト、防犯ブザーといった、セキュリティ製品の開発・製造を行うメーカーです。同社の防犯カメラの特長は、専門メーカーならではの機能性と堅牢性。赤外線投光器を内蔵した、IP66相当の防塵・防水性能を持つ金属ボディのドーム型モデルもあり、安心して屋外に設置できます。
Joshin web家電担当者が厳選!おすすめ防犯カメラ
防犯カメラ選びのポイントについてご紹介してきましたが、設置場所やコストを考えると、なかなかモデルを絞れない方もいらっしゃるはず。ここでは、Joshin webの家電担当者が、プロの視点でセレクトした防犯カメラをご紹介します。
おすすめの屋内用防犯カメラ
- 会員様web価格 6,246円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年04月 発売◆フィジカルプライバシーモード
◆AIで賢く検知&通知
◆スマートトラッキング - 会員様web価格 4,980円 (税込)50 円相当(1%) ポイント進呈最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年06月 発売◆ペットやご自宅の見守りを手軽に
◆昼でも夜でもはっきりと
◆さまざまな設置方法 - 会員様web価格 12,300円 (税込)123 円相当(1%) ポイント進呈「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2021年11月 発売◆あなたとつながるスマートカメラ(屋内用 / 電源アダプター式)
◆スマートフォンへの便利な通知機能を搭載
◆いつでもリアルタイムで様子を確認 - 会員様web価格 11,088円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2022年08月 発売◆録画用ハードディスク不要、クラウドに映像を保存
◆1080PフルHD画質・180度画角対応の屋内用監視カメラ
◆パソコン/タブレット/スマホからカメラの映像をキャッチ
おすすめの屋外用防犯カメラ
- 会員様web価格 7,776円 (税込)「おひとり様5点まで」最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年10月 発売◆手軽にスマートセキュリティ
◆水平方向に360º・垂直方向に130ºの首振りが可能
◆AIが賢く検知 - 会員様web価格 19,910円 (税込)1,991 円相当(10%) ポイント進呈「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷◆窓ガラスにカメラを貼って、窓ガラス越しに屋外の監視ができます。
◆省スペースに便利な小型モニターで、録画もリアルタイム監視もできます。
◆同梱のケーブルを繋いで電源に接続するだけで、すぐに監視が始められます。 - ◆360度の鮮明な視界で、グレーゾーンを感じさせない
◆重要な場所を重点的に監視
◆ニーズに合わせて選べる、便利な3つのナイトビジョンモード - 会員様web価格 5,980円 (税込)60 円相当(1%) ポイント進呈最短 1月24日( 金 ) 出荷◆人が近づくと自動で撮影・録画
◆電源がない場所など、今まで監視できなかった場所にも簡単に設置
◆赤外線LEDで夜間撮影
防犯カメラは設置目的に合わせて選ぼう
防犯カメラの購入を検討する場合、どこまでのセキュリティを求めるのかが判断基準のひとつになります。機能や性能をアップすると、それだけコストがかかるので、スペック重視で決めるのは難しいかもしれません。ご自身の設置目的や設置場所に合わせて求める機能を絞り、最適なモデルを選んでください。