【おすすめ】布団乾燥機の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2024.12.14[更新]
ふわふわの気持ち良い布団で眠りたい!でも雨が降ったり、春は花粉や黄砂の心配があったり、ウィークデーは仕事で布団を干す暇がなかったり……布団を天日干しするのは意外と大変です。でも、布団乾燥機があれば天気や季節、時間帯に関係なく、布団をカラッと乾燥できます。しかも、最近の布団乾燥機は、ちょっとした洗濯物や靴の乾燥、クローゼットの除湿もできちゃいます!そこでこの記事では、布団乾燥機の多彩な機能や特長、選び方、人気メーカーとおすすめモデルなどを紹介します。布団乾燥機は一家に一台あるととても便利。ご購入を検討してみませんか?
布団乾燥機のトレンド
一年中、布団をふわふわで快適にしてくれる布団乾燥機。近年は、布団の乾燥や暖めだけにとどまらず、衣類や靴の乾燥など、生活の中での活躍シーンが増えています。ここでは、布団乾燥機の最新トレンドについてご紹介します。
パワフル&多機能なモデルが登場
布団乾燥機のトレンドとしては、パワフル&多機能化が挙げられます。例えば、象印の「RF-FB型」は、ツインファンを搭載。最大風量が、同社従来品の約30%アップしたことで、布団の隅々までしっかり温風が届き、35分でのスピード乾燥(※)を実現しています。また、マットレス・ホースレスモデルで吹き出し口の角度が調整できるため、衣類や靴の乾燥などにも使用できるのがポイント。革製品やブーツなど、温風に弱いものを乾燥させる「送風コース」も備えています。※標準「冬」コース、シングルサイズの場合
梅雨時期を快適にする機能
最新の布団乾燥機は、梅雨時期の布団を快適にする機能が充実しています。例えば、アイリスオーヤマの「ハイパワー」シリーズは、1,000Wのハイパワーで広範囲に温風を送り、わずか5分でスピード乾燥させる「ターボモード」を搭載。布団をカラッと乾燥させることで、布団についた汗や皮脂のにおいをケアできるほか、梅雨時期でもカビの繁殖を抑制し、カビ臭も軽減できます。また、50℃以上の温風で80分(※)暖めることで布団に潜むダニを退治する「ダニモード」や、付属アタッチメントを使用して靴を乾燥させるモードなどを搭載。湿気が多くじめじめしがちな季節も、快適に過ごせる機能を満載しています。※ダニモードの運転時間はモデルによって異なります。
布団乾燥機は1年中使える便利な家電
布団乾燥機は、その名称通り布団を乾燥させるためのものです。「布団を干したい!」と思っても、天気が悪い、春は花粉や黄砂が気になる、日中は家にいないなど、なかなか思い通りにいかないものです。でも、布団乾燥機があれば、天気や季節、時間に関係なく布団乾燥ができます。また梅雨や夏場は、布団の湿気対策やダニ対策にも使えます。寒い冬には、就寝前に冷え切った布団を温めておくことも。なお、ベッドのマットレスにも使えますが、熱に弱い素材の場合は溶けたり縮んだりすることがあるので、マットレスの耐熱温度を確認することが必要です。 さらに、最近の布団乾燥機は多機能に進化して、靴の乾燥機能や洗濯物の部屋干しを助ける機能、靴箱やクローゼットなどの湿気対策機能などを搭載したモデルもあります。中には、脱臭機能やイオン発生機能、アロマ機能などが備わったものもあり、布団乾燥機は1年を通してさまざまなシーンで活躍するアイテムだと言えるでしょう。
布団乾燥機の選び方
布団乾燥機を選ぶ際にチェックしたいポイントを解説します。
【乾燥時間】消費電力が大きいものはパワー大
モデルによって布団乾燥にかかる時間が異なるため、どれくらいの時間で完了できるか「最短乾燥時間」をチェックしましょう。 布団乾燥に時間がかかり過ぎると、面倒で使わなくなってしまいます。シングル布団の目安として、最短乾燥時間30分前後が手軽に使用できて良いでしょう。また「速乾モード」を搭載していれば、忙しいときや就寝前に布団を急いで温めたいときにも便利です。一方、ダニ対策には高温でしっかりと乾燥させる時間が必要です。ダニ対策のために使用したい場合は、2時間以上加熱できるものがおすすめです。また、ダニ対策は高温の風を送るため消費電力が大きく、運転時間も長くなるため、電気代が気になる場合は省エネ性能に優れたモデルをチェックしましょう。
【ホースの長さ】ベッドをお使いなら1m以上のものを
布団乾燥機を床に置き、ホースを伸ばして布団に差し込んで使用するとき、ホースの長さが短いと布団の奥のほうまで差し込めないことがあります。ホースが奥まで届かないと、まんべんなく温めることができません。特に、ベッドをお使いの場合は、ホースの長さが1m以上あるモデルがおすすめです。それだけの長さがあれば、本体を床に置いたまま、無理なくベッド全体を温めることができます。なお、ホースが短いモデルは、本体ごとベッドにのせて使用することになりますが、どちらかといえば床置きのまま使用できる布団乾燥機のほうが、使い勝手がいいでしょう。
【収納性】毎日使うなら収納のしやすさも重要
布団乾燥機を毎日お使いになるなら、収納のしやすさや取り出しやすさも重要なポイントになります。厚さ15cm前後の厚みのないタイプなら、クローゼット内でも場所を取らず、壁とベッドの隙間や家具と家具のわずかな隙間にも収納できるので便利です。さらに、ホースや電源コードを本体に収納できるタイプなら、付属品がゴチャゴチャとせず、出し入れも簡単です。なお、そのまま部屋に置いておいても景観を損ねない、スタイリッシュなデザインのモデルもあります。
【ダニ対策】「ダニ対策機能」が搭載されているかチェック
ダニは高温に弱く、約50℃で30分以上加熱すると死滅するとされています。布団乾燥機のダニ対策機能は、この性質を利用してダニを退治するものです。現在販売されている多くの布団乾燥機が、ダニ対策機能を搭載しています。選ぶ際は、「ダニ対策機能」がついているモデルの中でも、50℃以上の高温乾燥が可能かどうかを確認しましょう。また、ダニ駆除には一定時間の高温乾燥が必要ですので、タイマー機能が搭載されているモデルがおすすめです。ダニ対策モードが終了した後は、布団全体にまんべんなく掃除機をかけて、ダニの死骸やフンをしっかり吸い取ってください。
【イオン機能】丸洗いの難しい布団を消臭・脱臭
布団乾燥機には、アレルギー物質の不活性化や消臭効果が期待できる、イオン機能を搭載したものがあります。代表的なイオン機能としては、シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイー」などが挙げられます。布団や枕は丸洗いするのが難しく、使っているとにおいが気になるもの。消臭・脱臭機能がついた布団乾燥機であれば、布団や枕のにおいをケアしてくれます。また、湿った靴の乾燥などに使用することで、靴のにおい対策も可能です。
【衣類乾燥・靴乾燥】一年中役立つ
布団乾燥機には、アタッチメントを付け替えることで、靴や衣服の乾燥にも使えるモデルがあります。このタイプなら、梅雨で洗濯物がなかなか乾かないときや、部屋干しによる生乾きが気になるとき、大雨で靴が中まで濡れてしまったときなどに、すぐ乾かすことができるので非常に便利。一年中、さまざまなシーンで役立ちます。なお、衣類乾燥モードや靴乾燥モードは、稼働時間120分前後が主流。乾かしたい物に向けて温風を吹きつける方式が多く、衣類であれば洗濯ハンガーに掛けたまま乾燥が可能です。
【タイマー機能】タイマー設定で家事を効率化
タイマー機能がついているモデルなら、ほかの家事をしながら効率的に布団乾燥機を使用できます。タイマーで設定できる内容は機種によって異なり、稼働時間の⾧さを選べるだけのものもありますが、開始時刻や終了時刻を指定できるものもあります。時刻設定が可能なタイプであれば、食事の後片付けをしたり、お風呂に入ったりしているあいだに、就寝時間に合わせて布団を温めておくといった使い方が可能です。タイマーを上手に使いこなすことで、就寝前の時間をより充実させることができるでしょう。
【静音性】動作音が気になるなら静音モード搭載モデルを
布団乾燥機の動作音の大きさは、モデルによってばらつきがあります。音の大きさはdB(デシベル)という単位で表され、数字が小さいほど静かであることを指します。布団乾燥機は、通常の運転モードだと50〜65dB のものがほとんどです。静音性を重視するなら、55dB 以下を目安に選ぶのがおすすめです。マンションやアパートに住んでいて周りに音が響かないか気になる方や、お子様がお昼寝しているあいだに使いたい方は、静音モードを搭載したモデルもおすすめです。モデルによっては、約30dB まで動作音を抑えられるものもあります。
【安全機能】万が一の危険を防ぐ
布団乾燥機は温風を出す家電であるため、誤った使用法などにより温度が上がりすぎると、やけどや火災につながる危険性があります。そのため、現在販売されている布団乾燥機のほとんどが、安全機能を搭載しています。布団内の温度を検知して温度を一定に保つ「温度センサー」、温度が上がりすぎたときに自動で運転を停止する「サーモスタット」、故障などにより過電流状態になったときに回路を遮断する「温度ヒューズ」など、さまざまな安全機能があるため、購入前にメーカーのウェブサイトやカタログなどでご確認ください。また、使用の際は、取扱説明書をしっかりチェックし、「電源コードを引っ張ってプラグを抜く」といった禁止事項は行わないよう気をつけてください。
布団乾燥機のおすすめ人気メーカー
布団乾燥機の人気メーカーをご紹介します。メーカーごとに特長があるのでチェックしましょう。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマの布団乾燥機は、マットなしタイプの『カラリエ』シリーズが人気商品です。中でも、約5分で急速に布団を温めることができるハイパワータイプに注目です。ハイパワータイプには、2組の布団を同時に温めることができるツインノズルタイプもあります。業界最高クラスの900W(ツインノズルタイプは1,000W)のハイパワーと、布団を持ち上げる立体ノズルで、敷布団と掛布団の間を広くして温風を遠くまで届けます。1.8kg(ツインノズルタイプは2.1kg)の軽量・コンパクト設計で持ち運びがしやすく、ホースを伸ばすだけですぐに使える手軽さが特長です。
シャープ(SHARP)
シャープの布団乾燥機の特長は、シャープ独自の「プラズマクラスター機能」を搭載していることです。プラズマクラスターは、温風とダブルでのダニ対策や、なかなか洗うことができない布団や枕の消臭、洗濯物の部屋干しや靴、クローゼットなどの消臭・乾燥にも活躍します。マットなしタイプですが、シャープ独自の「きのこアタッチメント」でダブルサイズの布団も乾燥・温めOK。最新モデルはベッド下にも収納できるコンパクトサイズです。
象印(ZOJIRUSHI)
象印の布団乾燥機は、従来の布団乾燥機のようなマットやホースがない独特なシンプル形状が特長です。本体をパッと開くだけでセットができる手軽さで、思い立ったらすぐに運転を開始できます。また、効率良く風を送る構造のツインファンとノズルでパワフルな大風量、ダブルサイズまで対応します。衣類や靴などの乾燥をする際には、温風の吹き出し口の角度を乾かしたいものに合わせて上下に調整でき、とても便利。
日立(HITACHI)
日立はマットなしタイプの『アッとドライ』シリーズを展開。V字型の「ふとん乾燥アタッチメント」ですみずみまですばやく温め、布団は約28分のスピード乾燥。さらにV字のアタッチメントを敷布団をはさむようにセットすれば、湿気の溜まりやすい敷布団の裏側まで乾燥する「敷ふとん両面乾燥」も可能。「おまかせコース」や「静音コース」で簡単に運転でき、衣類や靴の乾燥、別売りの専用デオドラント剤を使ってデオドラント乾燥もできます。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは、マットなしタイプの布団乾燥機を展開。ホースの長さは約100cmで様々なベットの高さに対応しています。湿ったふとんをふんわり乾燥させ、夏は乾燥終了後に送風し、ふとんの熱気を取り除きます。冬は冷たいふとんをぽかぽかに暖かくし、寝心地が快適になります。雨に濡れた運動ぐつやくつ下、ハンドタオルなども乾燥できます。パナソニック独自の「ナノイー」機能を搭載したモデルでは、脱臭効果もあります。
布団乾燥機のおすすめモデル
布団乾燥機のおすすめモデルを紹介します。商品選びの参考にしてください。
おすすめ布団乾燥機
本体サイズがコンパクトで軽量なものだと、家の中での持ち運びも楽です。手軽に使えてさまざまなシーンで活躍します。
- ◆ツインノズルタイプでふとん2組を同時にあたためられる
◆多彩なモード(冬・夏・あたため・ダニ・手動)
・重量(約):2.4kg
・マット:なし - ◆マット&ホース不要!セットも片付けもラクラク!
◆収納しやすいコンパクト設計
・重量(約):3.4kg
・マット:なし - ◆出してすぐ使えるホース+アタッチメント一体収納
◆3つの操作ボタンでラクラク操作
・重量(約):2.3kg
・マット:なし - 会員様web価格 17,436円 (税込)175 円相当(1%) ポイント進呈最短 1月24日( 金 ) 出荷2016年10月 発売◆組み立ていらず。ふとんに挿すだけ。「簡単セッティング」
◆ナノイー+温風で気になる枕のニオイも強力脱臭
・質量:約3.3kg
・マット:なし
布団乾燥機を使う前に知っておきたいこと
布団乾燥機は、布団の素材によって適した温度が異なったり、使えない素材があったりするので、布団乾燥機を使用する前に乾燥したい布団の素材を確認しておきましょう。例えば、低反発や高反発素材のウレタンやプラスチックパイプ・ビーズ素材などは熱で溶ける可能性があります。マットレスや枕などは熱に弱い素材が使われたものが多く、注意が必要です。羽毛布団は、高温で羽毛を傷めてしまう場合があるため使用は控えるか、毛布を間にはさみ直接温風が当たらないようにするなどの対策をすると良いでしょう。羽毛布団コースのついた商品もあります。
ダニ対策後はふとん用クリーナーを使おう
布団乾燥機でダニ対策を行った後は、しっかりと布団の掃除をすることが大切です。布団に潜むダニは高温に弱く、布団乾燥機の「ダニモード」を使用することで退治できます。しかし、ダニの死骸やフンはそのまま布団に残ってしまい、アレルギーの原因となってしまいます。ダニ退治の後は、必ず布団を掃除してください。
なお、いつもの掃除機でダニ退治後の布団を掃除しようとすると、ノズルが布団に吸い付いてしまい、上手にかけられません。そのようなときは、ふとん用ノズルを掃除機にセットしてください。また、布団掃除専用に作られたふとん用クリーナーを使用すれば、さらに簡単・手軽にダニ退治後の布団をきれいにできます。
まとめ
布団乾燥機について紹介してきました。布団乾燥機は、布団を乾燥させるだけでなく、ダニ対策やカビ防止、さらには衣類乾燥など、多機能な家電です。特に湿気の多い季節や寒い冬には欠かせないアイテムとなっています。各メーカーからさまざまな商品が販売されているので、紹介した特長から気になるものを選ぶのもおすすめです。毎日使うものだから、寝具は布団乾燥機で清潔にしておきたいですよね。寒い冬は、布団乾燥機で布団を温めておけばぐっすり快適な睡眠が取れるでしょう。是非ライフスタイルに合った商品を見つけてください。