
【おすすめ】衣類乾燥機の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.5.22[更新]
衣類乾燥機は、洗濯を終えた後の衣類を乾かす乾燥機能に特化した家電です。衣類乾燥機を使えば、衣服をハンガーに掛けて干す手間がなくなり、毎日の洗濯の時短が可能に。天気の悪い日や花粉の飛散時期にも重宝します。近年は、単に乾かすだけでなく、衣類のしわを伸ばせるなど優秀な機能を搭載した製品も増えています。本記事では、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で選んだ衣類乾燥機をご紹介。モデル選びのポイントやメーカーごとの特長も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「パオ村さん」が、衣類乾燥機のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
衣類乾燥機があれば天候を気にせず洗濯できる
衣類乾燥機の魅力は、なんといってもスイッチひとつで手軽に衣服を乾かせること。天気の悪い日でもすぐに衣服が乾く、花粉シーズンで衣類を屋外に干せなくても部屋干しをせずに済む、衣類をハンガーにかける工程を省けて時短になるといった魅力があります。ですが、洗濯機・乾燥機が一体になった乾燥機能付き洗濯機もあるのに、なぜ衣類乾燥機があるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは、衣類乾燥機を使用するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
衣類乾燥機のメリット
衣類乾燥機のメリットは、乾燥機能付き洗濯機と違い、洗濯・乾燥を同時に進められることです。家族が多くて洗濯機を何度も回すようなご家庭では、洗濯にかかる時間を短縮できます。また、衣替えの時期やレジャーの後など、洗濯物が大量にある際にも便利です。機器が故障してしまったときも、洗濯機と乾燥機が別々であれば、一方だけ買い替えれば済みます。また、衣類乾燥機を導入する際は、すでにご家庭にある洗濯機をそのまま使用でき、処分する手間が省ける点も見逃せません。

衣類乾燥機のデメリット
衣類乾燥機には、乾燥機能付き洗濯機にはない「洗濯物を乾燥機に移し替える作業」が発生します。作業自体はそれほど手間ではありませんが、洗濯が終わったタイミングで行う必要があるため、「洗濯は、外出中にすべて洗濯機に任せてしまいたい」という方には不向きといえます。また、洗濯機の上に棚を使って設置することが多いため、洗濯機の上の空間を収納に活用できないというデメリットもあります。
衣類乾燥機の電気代は?
衣類乾燥機を導入するにあたり、気になるのは光熱費です。家庭によって洗濯物の量や使用時間は異なるので一概にはいえませんが、パナソニックの衣類乾燥機「NH-D603-W」を例に、3、4人分の洗濯物量にあたる5kg を乾燥させるのにかかる電気代を試算してみましょう。計算には、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が電気代の目安単価とする31円/kWh(キロワットアワー)を用います。
「NH-D603-W」の消費電力は1,390W、5kgの洗濯物の乾燥目安時間は約3時間10分ですから、洗濯物を乾かすのに消費する電力量は、下記のようになります。
<5kgの洗濯物を乾かすのに消費する電力量>
1,390W×(190分÷60分)÷1,000=約4.4kWh
電気代は1kWhあたり31円なので、5kgの洗濯物を乾かすのにかかる電気代は下記のとおりです。
<5kgの洗濯物を乾かすのにかかる電気代>
約4.4kWh×31円/kWh=約136.5円
5kgの洗濯物を毎日1回衣類乾燥機にかける場合、電気代の目安は下記となるでしょう。
<乾燥機を毎日1回使うのにかかる電気代>
1ヵ月間(30日間):約136.5円×30日=約4,095円
1年間(365日間):約136.5円×365日=約49,825円
衣類乾燥機を選ぶ際のポイントとは?
衣類乾燥機を選ぶ際は、乾燥方式や容量、機能など、比較検討すべき項目が多数あります。ご自宅の間取りや家族の人数、使用する時間帯などによって最適なモデルが異なるため、下記の項目を参考にしてみてください。
乾燥方式:電気式かガス式か
衣類乾燥機は乾燥方式の違いにより、大きく「電気式」と「ガス式」に分けられます。それぞれの特長は下記のとおりです。
電気式
電気式の衣類乾燥機は、電気を使用して乾燥機内の温度を上げ、衣類を乾燥させる方式です。乾燥機能付き洗濯機もこの方式を採用しています。ガス式に比べると乾燥に時間がかかりますが、工事が不要でスペースさえあればどこでも設置ができます。賃貸物件で工事が難しい場合や、洗濯物がそれほど多くなく1日1回の乾燥で問題ない場合は、電気式がピッタリです。なお、電気式は空気を温める方法の違いにより、「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」に分けられます。ヒートポンプ式のほうが省エネ性能は高めですが、その分価格も高めです。

ガス式
ガス式の衣類乾燥機は、ガスを使って乾燥機内の温度を上げ、衣類を乾燥させる方式です。電気式に比べてパワフルで多くの衣類を素早く乾かせるため、家族が多くて洗濯物の量が多い場合や、1日に複数回洗濯・乾燥をする方は重宝するでしょう。ただし、使用したい場所にガス管がない場合は、ガス栓の増設や排気パイプの設置といった工事が必要になります。また、マンションなどの集合住宅や賃貸物件では、規約や契約によって工事ができない場合があるので注意が必要です。

容量:家族の人数×1.5kg が目安
衣類乾燥機の容量は、一度に乾かせる衣服の量を表します。洗濯物の目安量は1日1人あたり1.5kgなので、使用する人数×1.5kgの値を参考にして、必要な容量のモデルを選びましょう。なお、衣類の量が多すぎると乾燥効率が悪くなるので、迷ったら少し大きめのものを選ぶのがおすすめです。容量が大きいと大量の衣類を一度に乾燥できるので、時間も電気代も節約できます。

サイズ:設置スペースに収まるかをチェック
購入前に設置スペースの寸法を測り、収まるサイズのものを選びましょう。専用のスタンドを使えば、洗濯機の上部に設置することもできます。メーカーやモデルによって、本体と壁とのあいだに必要な距離が異なるので、併せて確認しておいてください。ガス式を設置する場合は、排気パイプの設置場所も確保しておく必要があります。予定どおり設置できるかどうか、購入前にしっかり確認することが大切です。


衣類乾燥機は、ユニット台や自立スタンドを使って洗濯機の上部に設置することが多いです。洗濯機に直接つける場合は、お使いの洗濯機のメーカーの直付けスタンドに対応しているかをご確認ください。また、スタンドは衣類乾燥機と同じメーカーかつ対応機種である必要があるので、購入前にしっかり確認しましょう。
乾燥機能:しわ取りや毛布乾燥など便利な機能も
衣類乾燥機の役割は、「濡れた服を乾かすこと」にとどまりません。アイロンがけを楽にするしわ取り機能や梅雨・花粉の季節にうれしい毛布乾燥機能など、便利な機能がついているものもあります。

しわ取り機能
乾燥中、乾燥器内に風を送ることで、衣類のしわを伸ばしてくれる機能があります。その後のアイロンがけが楽になるので、ワイシャツやブラウスのような、しわになりやすい服を頻繁に着る方におすすめです。
毛布乾燥機能
毛布乾燥に対応している衣類乾燥機なら、毛布を屋外に干す手間が省けますし、季節や天候を気にしなくて済みます。毛布や布団専用の乾燥コースを搭載したモデルもあります。
タイマー機能
タイマー機能は、乾燥の開始・終了時間を設定できる機能です。少量だけを乾かしたい場合や、生乾きの衣類を乾かしたいとき、仕上げにアイロンをかけるので少し湿った状態で取り出したいときなどに便利です。
除菌・消臭機能
除菌・消臭機能は、衣類や乾燥機内の除菌・消臭をしてくれる機能です。衣類の生乾きのにおいが気になる場合は、この機能がついているモデルを選びましょう。花粉を取り除いてくれる機能を搭載したものもあります。
乾燥時間:量ごとに乾燥にかかる時間をチェック
乾燥にかかる時間は、乾燥方式(電気式またはガス式)が同じでも、モデルによって違いがあります。衣類の量に応じた乾燥時間の目安を確認しておきましょう。ガス式は、電気式の約3 倍の速度で衣類を乾かせるので、スピードを重視する方におすすめ。ガス式の設置が難しい場合は、電気式の中でも素早く乾燥できるモードを搭載したモデルをお選びください。

静音設計:夜間に使うなら静音モデルを
衣類乾燥機は稼働時間が長いので、静音性も重要なポイントです。夜間に使いたい場合や赤ちゃんがいるご家庭は、静音設計のものを選びましょう。

メンテナンス性:フィルターのお手入れは必須
衣類乾燥機のメーカーやモデルを比較検討する要素として、フィルターのお手入れの手間が挙げられます。衣類乾燥機は、フィルターにほこりが吸着すると乾燥時間が非常に長くなってしまうため、ほとんどのメーカーが、毎回使用後のお手入れを奨励しています。フィルターのお手入れがしやすいかどうかをご確認ください。


衣類乾燥機を使用する上で、フィルターのお手入れは避けては通れない作業です。使い捨ての紙フィルターを採用しているモデルもありますので、フィルターのお掃除が面倒だと感じる方は、こうしたモデルをご検討ください。
メーカー別・衣類乾燥機の特長
衣類乾燥機は、さまざまなメーカーから登場しています。ここでは、人気のあるメーカーとその特長を紹介します。モデル選びで迷ったときは、メーカーのこだわりポイントを比べてみるのもおすすめです。
パナソニック:カビ、花粉、菌などを抑える「ナノイーX」を搭載
パナソニックは、1918年創業の日本を代表する大手家電メーカー。AV機器から家電、パソコン、住宅設備、照明まで、幅広く開発・製造・販売を手掛けており、カビや花粉、菌、ウイルス、においなどを抑える効果が期待される「ナノイーX」を搭載したモデルも数多くあります。同社の衣類乾燥機は、大風量の温風を衣類全体にあてることでふんわり乾燥する機能や、ドラム内の温度を約75℃まで高めることで生乾きの衣類の除菌ができる「約75℃除菌」コースを搭載しています。ドアを左右どちらにも開くことができる仕様のモデルもあり、引越しや模様替えで置き場所が変わっても使い続けやすいのが特長です。

日立:優れたユーザビリティでビギナーにもおすすめ
日立は、幅広い事業領域で培った高い技術力が特長の家電メーカーです。キッチン家電、生活家電、ビューティ・ヘルスケア、空調家電、季節家電、住宅設備と、幅広い製品を開発・製造・販売しています。製品の操作ボタンのわかりやすさなどにもこだわり、ユーザーに寄り添った使いやすい製品を展開しているのが特長です。同社の衣類乾燥機は、容量4kg、5kg、6kg の3種類をラインナップ。どれも乾燥終了後、取り出すまで約5分ごとに送風運転を行うことで、しわを防ぎつつ衣類のふんわり感を保つ「ふんわりガード」と「低温乾燥コース」を搭載しています。衣類乾燥機を使うのが初めてで、操作がわかりやすいモデルが欲しい方に特におすすめです。

東芝:特別なフィルターで衣類についた花粉を90%除去
東芝は、日本で初めて洗濯機や冷蔵庫を作ったことでも知られる総合電機メーカー。生活家電、キッチン家電、空調機器、音響機器などを広く製造・開発・販売しています。同社の衣類乾燥機は、容量6kgと4.5kgの2種類をラインナップ。衣類に付着した花粉を90%除去する花粉フィルターを搭載しているのが特長で、花粉の季節の洗濯物でお悩みの方におすすめです。また、洗濯物のからみを検知して、ほぐして乾燥させる「からみまセンサー」も搭載しています。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ衣類乾燥機
ではここで、Joshin web の家電担当者が厳選した衣類乾燥機をご紹介します。下記を参考に、ぜひご自身にピッタリのモデルを見つけてみてください。
担当者おすすめの衣類乾燥機
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衣類乾燥機で洗濯物干しの悩みを解消
洗濯機・乾燥機が一体化した洗濯乾燥機でも衣類の乾燥は可能ですが、家族の人数が多い場合や1日に2回以上洗濯・乾燥をしたい場合は、独立した衣類乾燥機があるととても便利です。衣類乾燥機を選ぶ際は、乾燥方式や容量、サイズ、搭載されている機能、乾燥にかかる時間などをしっかりチェックして、最適な一台を選びましょう。