【おすすめ】キャニスター掃除機の比較＆選び方！人気のメーカーもご紹介
2025.6.16[更新]
キャニスター掃除機は、パワフルな吸引力が魅力で、広いスペースを効率良く掃除するのに適した家電です。主に、紙パック式とサイクロン式の2種類があり、それぞれ特長が異なります。また、近年では軽量化や静音性の向上に加え、自走式ヘッドによる使いやすさの向上など、性能面も進化しています。そこで今回は、キャニスター掃除機を選ぶ際に知っておきたいポイントをわかりやすく解説。さらに、Joshin web の家電担当者がプロの視点で厳選した、おすすめのメーカーの特長や最新のモデルをご紹介します。
Joshin web 家電担当者「いなりもち」が、キャニスター掃除機のポイントやおすすめモデルを紹介いたします！
キャニスター掃除機は、広いスペースを掃除したい方におすすめ
キャニスター掃除機とは、ヘッド部分とゴミを溜める本体部分が分かれた構造の掃除機のこと。キャニスター掃除機は、リビングやダイニングなどの広いスペースを効率的に掃除したい方におすすめです。
キャニスター掃除機のメリット
キャニスター掃除機は、大容量のダストボックスと安定した吸引力を備えており、広い範囲を効率的に掃除できるのが大きな魅力です。また、コード式のため、充電を気にせずに長時間使用できる点も人気の理由でしょう。さらに、スティッククリーナーの掃除機と比較して耐久性が高いため、長期間使用可能で経済的な点や、比較的安価で手に入る点もメリットとして挙げられます。
キャニスター掃除機とスティッククリーナーの違い
キャニスター掃除機は、1960年代から2000年代にかけて家庭用掃除機の主流として愛用されてきました。一方、2010年代半ば以降、急速に普及し始めたのがスティッククリーナーです。掃除する範囲や頻度に応じて、どちらがご自身のニーズに合っているかで選ぶといいでしょう。キャニスター掃除機とスティッククリーナーの主な違いは、下記のとおりです。
キャニスター掃除機
キャニスター掃除機はコード式であるため、安定した強力な吸引力を発揮し、広い場所を一気に掃除できるのが特長です。そのため、広いリビングやダイニングの掃除にはキャニスター掃除機が適しています。
スティッククリーナー
多くのスティッククリーナーはバッテリー駆動のコードレス式で、軽量かつコンパクト。取り回しが良く、こまめに掃除したい方に向いています。ただし、ダストボックスの容量が小さいため、広いスペースを一度に掃除するのには不向きな場合があります。また、1回の充電で掃除しきれないことも。
安定して強力なパワーがあり、充電切れの心配がないのがキャニスター掃除機の強み。特に、部屋が広い場合や、週末に一気に掃除をすることが多い場合は、キャニスター掃除機が便利です。
キャニスター掃除機の最新トレンド
キャニスター掃除機は近年、従来の高い吸引力を維持しながら、さらなる使いやすさや効率性を追求したモデルへと進化しています。続いては、キャニスター掃除機の最新トレンドをご紹介します。
軽量でコンパクトなモデルに進化
近年のキャニスター掃除機は、高効率モーターや軽量素材の採用により、軽量化とコンパクト化が進んでいます。最新モデルでは、本体重量が2kg台前半まで軽量化されているものも多く、部屋から部屋への移動や階段の上り下りが簡単になりました。この進化により、従来の重いキャニスター掃除機にあった扱いにくさが、大幅に改善されています。
省エネ性能の向上
キャニスター掃除機の軽量化が進む一方で、吸引力はさらに向上しています。小型高性能モーターの採用により、軽さとパワフルさを両立。加えて、エネルギー効率の良いモーターを使用することで、省エネ性能も向上しています。これにより、電気代を抑えながら効率的に掃除ができるようになりました。
最新の付加機能を搭載
最新のキャニスター掃除機は、微細なハウスダストを検知するセンサーを搭載したモデルが登場しています。このセンサーにより、見えないゴミまで効率良く吸引可能に。掃除の精度をさらに高めることができます。
コードレス式モデルの登場や静音性の向上など、最近のキャニスター掃除機は従来の弱点を補う特長が多く見られます。キャニスター掃除機に古いイメージをお持ちの方は、最新のモデルに注目してみてください。
キャニスター掃除機を選ぶ際のポイントとは？
キャニスター掃除機を選ぶ際は、最新トレンド以外にも注目したいポイントがいくつかあります。ただし、すべてのポイントを兼ね備えたモデルを見つけるのは難しいため、ご自身のライフスタイルに合わせて、必要な機能の優先順位を決めると選びやすいでしょう。
コードの有無:広い部屋にはコード式がおすすめ
キャニスター掃除機には、「コード式」と「コードレス式」の2種類があります。
コード式は、コンセントに接続して使用するため、運転時間を気にせずに広い部屋をしっかりと掃除が可能です。一方のコードレス式は、取り回しのしやすさが魅力で、コンセントの位置やコードの長さを気にする必要がありません。特に、狭いスペースや頻繁に掃除をする場合には、コードレス式が便利です。掃除する範囲や頻度に応じて、どちらがご自身に合っているかを考えるといいでしょう。
吸引力:吸込仕事率が高い掃除機がおすすめ
キャニスター掃除機の吸引性能を示す指標として、「吸込仕事率」があります。この数値は、掃除機が空気を吸い込む強さを示すもので、吸込仕事率が高いほど、吸引力が強い掃除機とされています。
吸込仕事率は、異なるメーカーの製品でも吸引力を比較できるため、選ぶ際の基準となるでしょう。一般的に紙パック式では400～600W、サイクロン式では300～400Wが目安とされています。ただし、吸込仕事率は掃除機のヘッドやブラシを取り付けずに測定されるため、実際に床面で使用した際の性能とは異なる場合があるので注意してください。
集塵方法:紙パック式かサイクロン式か選ぼう
キャニスター掃除機を選ぶ際は、集塵方法もチェックしましょう。キャニスター掃除機の集塵方法は、主に「サイクロン式」と「紙パック式」に分けられます。それぞれのメリットとデメリットを考慮して選んでください。
サイクロン式
サイクロン式のキャニスター掃除機は紙パックが不要で、ゴミが溜まっても吸引力が落ちにくいのが特長。ただし、ダストカップからゴミを捨てる際に、ほこりが舞いやすい傾向があり、本体やフィルターの定期的なメンテナンスが必要な点はデメリットです。
紙パック式
紙パック式のキャニスター掃除機は、ゴミに直接ふれずに捨てることができるため衛生的で、ゴミ捨て時にほこりが舞いにくいのが特長。ただし、紙パックを定期的に購入する必要があるため、ランニングコストがかかります。
ヘッドブラシの種類:自走式パワーブラシで負担軽減
キャニスター掃除機のヘッドブラシは、掃除する場所や用途に応じてさまざまな種類があります。主なヘッドブラシの種類は下記のとおりです。
自走式パワーブラシ（モーターヘッド）
自走式パワーブラシは、ヘッド部分に内蔵されたモーターでブラシを回転させながら自動で前進するため、軽い力で掃除ができます。カーペットや絨毯の奥のゴミも効果的に除去できます。
パワーブラシ（モーターヘッド）
パワーブラシは自走式ではありませんが、ヘッド内のモーターでブラシを回転させ、ゴミをかき出します。また、吸引力が強力なのも魅力です。
タービンブラシ
タービンブラシは、吸い込む空気の力でブラシを回転させる構造です。モーターヘッドより軽量かつ安価で、適度な吸引力を持つため、フローリングなどの掃除に適しています。
重さ:軽量タイプだと疲れにくい
キャニスター掃除機は、スティッククリーナーと比較して重いものが多いため、購入前に重量にも注目してください。2～2.4kgの最軽量クラスを選ぶと、掃除中の負担を軽減できます。これくらいの軽量モデルであれば、持ち運びや階段の上り下りも負担が少なくなります。
ただし、本体重量だけでなく、ホースやヘッドを含めた総重量も考慮する必要があります。総重量が3.5kg前後であれば、多くの人にとって扱いやすいでしょう。
静音性:標準モード65dB以下がおすすめ
掃除機の音が気になる場合は、静音性が高いモデルを選びましょう。標準モードで65dB以下のモデルであれば、赤ちゃんのいる家庭や夜間の掃除でも安心して使用できます。さらに、弱モードや省エネモードを搭載したモデルを選べば、状況に応じてさらに静音性を高められます。
キャニスター掃除機を選ぶ際には、収納のしやすさも重要なポイント。ホースを本体に取り付けられるタイプやコンパクト設計のモデルは、使い勝手が良くおすすめです。
メーカー別・キャニスター掃除機の特長
キャニスター掃除機はさまざまなメーカーから発売されています。ここでは、注目したい4つのメーカーとそれぞれの製品の特長をご紹介します。
パナソニック:軽量でさまざまなニーズに応えたモデルを展開
パナソニックは、家電製品を中心に、幅広い分野で事業を展開する大手電機メーカーです。キャニスター掃除機は、サイクロン式と紙パック式の両方を展開。特に、軽量設計が魅力で、本体重量2kg台のモデルが多く、紙パック式の中には2kgの超軽量モデルもあります。
サイクロン式モデルは強力な吸引力とフィルターレス設計が特長で、吸引力の持続性が高いのがポイント。一方、紙パック式モデルも、サイクロン式モデルに劣らない高い吸込力を実現し、広いスペースの掃除にも最適です。さらに、ほとんどのモデルが微細なハウスダストを検知するクリーンセンサーや、軽い力で掃除ができる自走式パワーノズルを搭載しており、利便性に優れています。
東芝:独自の気流システムを採用
東芝は、日本の総合電機メーカーとして、重電から家電、電子機器まで、独自の技術力を活かした製品を展開しています。キャニスター掃除機は、サイクロン式と紙パック式の両方を発売。本体重量が2kg台前半の軽量モデルを中心に展開しています。独自の気流システムを採用し、強力な吸引力を実現します。サイクロン式のモデルの中には、目詰まりするサイクロン部のプリーツフィルターをなくした「パワーキープシステム」を搭載し、お手入れの手間を軽減してくれる製品も。また、ゴミを検知する機能が搭載されたモデルもあり、ベッドやソファの下など、目の届きにくい場所も効率的に掃除できます。
日立:使いやすさと性能のバランスが抜群
日立は、家電製品から社会インフラ、情報ネットワークの構築・運用、ITサービスまで、幅広い分野の製品やシステム・サービスを開発・提供している総合電機メーカーです。
キャニスター掃除機は、サイクロン式と紙パック式をラインナップ。多くのモデルが本体重量2kg台で、中でも紙パック式の「かるパック」シリーズの最軽量モデルは、本体重量2.3kg。取り回しの良さで人気です。また、サイクロン式の「パワかるサイクロン」シリーズでは、日立独自の流体解析技術を活用した高効率な設計が特長で、パワフルな吸引力を発揮します。
サイクロン式、紙パック式どちらも、LEDライトで見えにくいゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」や、髪の毛などが絡まりにくい「からまんブラシ」を採用しているモデルも多く、使いやすさと性能のバランスがとれた製品として注目されています。
三菱:部屋も掃除機も清潔に保てるモデルを展開
三菱は、家電製品から産業機器、情報通信システム、社会インフラまで幅広い製品を扱う総合電機メーカーです。キャニスター掃除機は、サイクロン式と紙パック式を発売しています。モデルによっては、三菱独自の「らくリーニングヘッド」を採用。これは、壁や家具などにヘッド部分があたったときに、ヘッド内部のプレートが回転ブラシからゴミを自動的に絡め取って吸引する機能です。
また、回転ブラシをサッと引き抜くだけで、簡単に毛がらみを除去できる機能も搭載されており、ペットのいるご家庭にもおすすめです。本体のハンドル部や回転ブラシ樹脂部などが抗菌加工されており、掃除機自体を清潔に保てるのもうれしいポイントといえるでしょう。
Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめのキャニスター掃除機
ここからは、プロの視点から厳選したキャニスター掃除機をご紹介します。すべて、Joshin web の家電担当者が選んだモデルです。キャニスター掃除機の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
会員様web価格 25,300円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2025年02月 発売◆「コンパクト」と「パワー」を併せ持つ紙パック式掃除機
◆「ブラシ付き3段伸縮ロングすき間ノズル」付属
・吸込仕事率：約60～560W
・本体重量（標準重量）約：2.7kg(4.0kg)
・電源：コード接続式(コード長：約●.●ｍ)
・付属品：●
☆「MC-PJ24A」をベースにしたJoshinオリジナルモデル- 会員様web価格 27,410円 (税込)2,741 円相当(10％) ポイント進呈2025年02月 発売◆強烈パワー吸込仕事率（消費電力1,180W）
◆「ごみハンターヘッド」で軽い力で前に進む
・吸込仕事率：約100～620W
・本体重量（標準重量）約：2.7kg(4.4kg)
・電源：コード接続式(コード長：約5.0ｍ)
・付属品：パッとブラシ、すき間用吸口 - 会員様web価格 29,475円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷◆吸引力が99％以上持続！『デュアルトルネードシステム』
◆髪の毛が絡みにくく、軽い操作で、強力にゴミをかき出す自走式『からみレス カーボンヘッド』
・吸込仕事率(約)：20～290W
・本体重量（標準重量）約：2.2kg(3.6kg)
・電源：コード接続式(コード長：約5.0ｍ)
・付属品：お手入れブラシ(本体付属) - 会員様web価格 47,800円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年08月 発売◆独自の「ダブルメタル」採用で、約2年間ほとんどお手入れ不要
◆「クリーンセンサー」でキレイが見える。だから清潔
・吸引仕事率：約190W
・本体重量（標準重量）約：2.6kg(4.1kg)
・電源：コード接続式
・付属品：ワンタッチ手元ブラシ/すき間用ノズル/ふとん清潔ノズル
キャニスター掃除機を上手に使うコツ
キャニスター掃除機には、効果的に使用するためのコツがあります。続いては、掃除機のかけ方の基本と掃除のタイミングについて解説します。
一定の速度で掃除機を往復する
キャニスター掃除機を使う際は、一定の速度でゆっくりと往復させることが重要です。理想は、畳1畳分を約8往復（3分の1重ねがけ）で40～48秒、1往復5～6秒以上かけてゆっくりかけてください。その際、前後のスイングスピードやスイング幅は一定に保ちます。掃除機を床に強く押し付けても吸引力は変わりません。軽くすべらせるようにゆっくりと動かしましょう。
朝一に掃除する
効果的に掃除機をかけるなら、朝がおすすめです。朝に作業をすれば、夜のうちに床に落ちて溜まったほこりが舞い上がる前に、掃除機で吸い込むことができるでしょう。ただし、畳の部屋に関しては、夜に掃除機をかけたほうが、ダニ対策には効果的です。畳に潜むダニは夜行性で、暗くなると畳の表面に出てきます。そのタイミングで掃除機をかければ、ダニを一気に吸い込むことが可能です。
畳の部屋で夜に掃除機をかけるのが難しい場合は、日中、部屋のカーテンを閉めてから1～2時間経ったころで掃除機をかけてみてください。夜だと錯覚したダニを吸い込むことができますよ。
キャニスター掃除機のおすすめ関連商品
紙パック式のキャニスター掃除機を使う場合は、定期的に紙パックを補充する必要があります。紙パック式のキャニスター掃除機を購入する場合は、紙パックを併せて購入しましょう。
紙パック:純正のものがおすすめ
紙パック式のキャニスター掃除機を使う際には、紙パックをセットする必要があります。紙パックの価格はメーカーによって異なりますので、事前に確認するといいでしょう。紙パックは満杯になる少し前に交換すると、掃除機の性能を維持できます。適切な頻度で交換するようにしてください。
紙パックは、メーカー純正を選ぶことをおすすめします。純正品は掃除機本体に最適化されており、吸引力をしっかり維持できるだけでなく、排気のクリーンさにも優れているものが多いですよ。
キャニスター掃除機を使用して、部屋を清潔に保とう
キャニスター掃除機は、広いスペースを掃除したい方、長時間の掃除をする方、パワフルな吸引力を求める方におすすめです。最近は軽量かつコンパクトで、機能性や操作性に優れたモデルが増えています。また、メーカーやモデルによって付加機能なども異なるため、購入前にチェックするといいでしょう。ご自身の用途やライフスタイルに合ったキャニスター掃除機を購入して、部屋を清潔に保ってください。
スタッフが実際に使ってみました
床や天井などのおそうじを想定し、キャニスタータイプやスティックタイプのクリーナーをスタッフがレポート！ クリーナーの特長などもチェックしながら、気になる商品のレポートと比較しつつ、購入前の参考にご活用ください！
