
【おすすめ】温水洗浄便座の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.4.20[更新]
快適な生活に欠かせないアイテムのひとつとして、広く普及している温水洗浄便座。現在使っている便器に温水洗浄の機能が搭載されていない場合は、便座だけを取り替える、もしくは便器ごと交換することで、温水洗浄機能を使用できるようになります。また、すでに使っている温水洗浄便座を新しいものに買い替えたい方もいらっしゃるでしょう。この記事では、Joshin web の家電担当者が、温水洗浄便座の比較と選び方のポイントを解説。おすすめの人気モデルについてもご紹介します。

Joshin web 家電担当者「マルちゃん」が、温水洗浄便座のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
温水洗浄便座は快適にトイレを利用するために必要不可欠
温水洗浄便座は、温水でおしりを洗浄したり便座部分を温めたりする機能を備えた洋式便座です。「ウォシュレット」や「シャワートイレ」と呼ばれることもありますが、これらはメーカーが商標登録をした商品名。温水でおしりを洗浄することで、トイレットペーパーで拭く回数を少なくして肌への負担を軽減できるほか、寒い季節でも快適に使えることがメリットです。
温水洗浄便座は、その利便性と快適さ、清潔さから多くの家庭や公共施設で採用されており、日本だけでなく海外でも人気があります。

温水洗浄便座を使用することで、手に付着する菌やウイルスの量が抑えられ、感染病の予防につながるともいわれています。多くのメーカーからさまざまなモデルが登場しているので、十分に比較検討して選ぶことをおすすめします。
温水洗浄便座を選ぶ際のポイントとは?
温水洗浄便座にはいくつかタイプがあり、搭載されている機能もさまざまです。温水洗浄便座を選ぶ際に注意しておきたいポイントをご紹介しましょう。
給湯タイプ:お湯切れの頻度や消費電力に違いがある
温水洗浄便座の給湯タイプには、主に「瞬間式」と「貯湯式」の2つのタイプがあり、消費電力などに違いがあります。それぞれの特⾧は下記のとおりです。
瞬間式
瞬間式は、使用時にノズルから出る水をその都度温める方式です。メリットとして、お湯切れすることなく連続して使えることが挙げられます。お湯を瞬時に作るため、使用時のヒーターの消費電力は大きくなりますが、お湯を保温し続けているわけではないため、使用していないときの消費電力を節約できます。その分、貯湯式よりも無駄が少ないといえます。

貯湯式
貯湯式は、温水タンクの水を常時ヒーターで温めておいて使用する方式です。ただし、貯めておけるお湯の容量が限られているため、一定時間続けて使用するとお湯切れとなり水に変わります。瞬間式よりもランニングコストは高くなりますが、最大消費電力は低いため、ブレーカーの容量が少ない場合には適しています。
本体のタイプ:取り付け方や設置費用の違う2つの型から選ぶ
温水洗浄便座の本体には、今ある便器に後付けで設置できる「便座型」と、お手入れしやすい「便器一体型」の2つのタイプがあります。それぞれの特⾧について見ていきましょう。
便座型
便座型は、既存の便器に便座のみを後付けで設置できるタイプです。比較的簡単に取り付けることができ、設置にかかる費用も抑えられるので、手軽に温水洗浄便座を導入できます。ただし、便器と便座のサイズが合っていないと、便座の先端が出っ張ったり便器のふちが見えたりすることがあるなど、注意すべき点もあります。

便器一体型
便器一体型は、便座と便器、タンクが一体となったタイプです。デザイン性に優れるほか、お手入れがしやすいというメリットがあります。一方で、取り付けに専門的な技術が必要になるため、設置費用が高価になる傾向があります。また、部分的に故障した場合でも、便器全体の交換となることが多い点にも注意が必要です。
リモコンのタイプ:多機能なモデルが多いのは壁リモコン
温水洗浄便座のリモコンのタイプは、便座本体にリモコンが付属している「袖リモコン」とトイレ内の壁に取り付ける「壁リモコン」があり、設置工事の有無などの違いがあります。
袖リモコン
袖リモコンは、温水洗浄便座本体の横に設置された、便座と一体型のリモコンです。操作ボタンが便座のすぐそばに備え付けられています。一体型のためリモコン設置工事は不要ですが、リモコン部分が本体から突き出る形状となるため、壁とのあいだにある程度のスペースが必要です。

壁リモコン
壁リモコンは、温水洗浄便座本体とは別に壁に取り付けるタイプのリモコンです。リモコンの位置を自由に決められ、便座本体はすっきりとしたシンプルな見た目。袖リモコンよりも多機能なものが多いのですが、温水洗浄便座本体とのワイヤレス接続に電池を使用するため、交換作業が発生します。また、リモコンを固定するのにネジやフックを利用するため、壁に穴を開ける必要があります。

そのほかの便利機能:必要な機能が搭載されているかチェック
温水洗浄便座には、おしりを温水でシャワー洗浄する機能や便座を温める機能、女性向けのビデ機能などのほかに、さまざまな便利機能を搭載したモデルがあります。温水洗浄便座に採用されていることが多い脱臭機能や自動開閉機能、自動洗浄機能などについてご紹介しましょう。
脱臭機能
脱臭機能は、トイレの不快なにおいを軽減するための機能です。一般的に、便座に脱臭フィルターが搭載されていて、便器内の臭気をファンで吸い込むといった仕組みが採用されています。また、入室を検知して自動で脱臭を開始するものや、蓋を開くと脱臭が始まるものなどもあります。

自動開閉機能
自動開閉機能は、便座の前に立つと自動で蓋や便座が開く機能です。便座に内蔵されたセンサーが人を検知すると開閉用のギアボックスが作動し、人がその場から離れて一定時間が経つと、自動で蓋や便座が閉まります。この機能があれば、蓋や便座にふれることなく衛生的に便器を使用することができるほか、閉め忘れを防ぐこともできます。

自動洗浄機能
自動洗浄機能は、トイレを使用後に立ち上がると自動で便器を洗浄する機能です。人の着座状態を検知するセンサーによって作動します。

便器面コート
便器面コートは、便器をあらかじめミストや泡でコーティングすることで、便器に汚れをつきにくくし、お手入れの手間を軽減する機能です。TOTO の「プレミスト」、パナソニックの「泡コート」、東芝の「ウルトラファインバブル プレケアミスト」など、メーカーごとにさまざまな方式があります。

W 瞬間式便座
W 瞬間式便座は、センサーで入室を検知してからノズルからの水と便座を温める機能です。便座の温めのタイミングを使用直前にすることで、待機電力を大幅に節約することができます。


最近の温水洗浄便座には利便性の高いさまざまな機能が搭載されています。数ある機能の中から、必要な機能と不要な機能をご自身のニーズに合わせて選び、モデルを絞り込んでいってください。
メーカー別・温水洗浄便座の特⾧
温水洗浄便座は、いくつかの住宅設備機器メーカーや家電メーカーから登場しています。ここでは、おすすめの3つのメーカーと代表的な製品の特⾧をご紹介します。
TOTO:多彩な機能を持つモデルをラインナップ
TOTOは、トイレや洗面器などの衛生陶器で高いシェアを持つ国内のトップメーカーです。ウォシュレットの名称で広く知られているTOTOの温水洗浄便座は、便器との隙間や段差を極力抑えたすっきりとしたデザインがポイント。使用後に除菌水でノズルの内側と外側を洗浄する機能を備えたモデルもあります。また、便器の表面に汚れをつきにくくするプレミストや、トイレの使用が少ない時間帯は便座の温度を自動的に下げるおまかせ節電、使用後のオートパワー脱臭など、多彩な機能を持つモデルを選べるのも特⾧です。

パナソニック:好みの洗い心地を選べる洗浄機能を搭載
パナソニックは、東京に本社を置く大手電機メーカーです。パナソニックの温水洗浄便座は、「ビューティ・トワレ」という名称で複数のシリーズを展開しています。多くのモデルで、汚れがつきにくく傷に強いステンレスノズルを採用しているほか、防汚コートやノズル除菌クリーニング機能により、汚れにくさを強化しています。多彩な水流により好みの洗い心地を選べる充実した洗浄機能も特⾧です。また、センサーが入室を感知し、トイレを使用しない時間帯を学習して自動で節電できる省エネ機能を搭載したモデルも人気があります。

東芝:ウルトラファインバブル洗浄が特長
東芝は、多くのグループ会社を持つ総合電機メーカーです。東芝の温水洗浄便座は、瞬間式と貯湯式をそれぞれ複数モデル展開しています。中でも注目は、ナノサイズの泡を作り出すウルトラファインバブル洗浄という機能を搭載したモデルです。ウルトラファインバブル水のミスト噴射が、便器の黒ずみを抑制・除去することでトイレ掃除の手間を減らすことができます。また、ノズルやおしりの洗浄にもウルトラファインバブルが活用されています。

温水洗浄便座の購入前に確認・準備すること
温水洗浄便座の取り付けが可能かどうかは、ご自宅のトイレの状況によって変わることがあります。コンセントの有無やトイレのタイプなどのポイントを事前に確認しておきましょう。
コンセントの有無:コンセントが無い場合は設置工事が必要
温水洗浄便座を取り付ける際には、必ず電源供給のコンセントが必要になるため、トイレ内にコンセントがない場合は、新たに設置工事を依頼しなければなりません。
温水洗浄便座の電源コードは、正面から見て左側に取り付けられているのが一般的ですが、その場合は、コンセントも便器に向かって左側に取り付けることになります。なお、電源コードが見えないようにコンセントを便器の後ろに設置する方法もありますが、ほこりなどが付着しやすく、掃除や修理がしにくいのが難点です。安全のためにも側面の壁が見える所に設置することをおすすめします。

トイレのタイプ:取り付けられないタイプがあることに注意
トイレのタイプは、温水洗浄便座を取り付ける際に注意したいポイントのひとつです。便器の背中側にタンクがある洋式トイレは、一般家庭で最も普及しています。便器と便座、タンクがそれぞれ独立しており、組み合わせて使用するタイプのトイレであれば、多くの温水洗浄便座を後付けすることができます。
一方、ハイタンク式、ユニットバス、フラッシュバルブタイプトイレ、デザイン便器、タンク一体便器、非水洗便器、幼児用便器などには、温水洗浄便座は取り付けられません。
便器と便座の大きさ:兼用サイズでも使用には問題がない

便器と便座の大きさも温水洗浄便座を取り付ける際には注意しましょう。日本の便器には、主にエロンゲート(大型)とレギュラー(標準)の2つのサイズがあり、温水洗浄便座にもそれぞれに対応したサイズがあります。また、どちらのサイズにも取り付けることができる兼用サイズもあります。
なお、現在登場している温水洗浄便座は、兼用サイズが多くなっています。お使いの便器のサイズがレギュラーの場合、使用に問題はありませんが、エロンゲートに兼用サイズを取り付けると、便座の先端が出っ張ったり便器のふちが見えたりすることがあるため注意しましょう。
給水栓の位置:場合によっては取り付けができないこともある
給水栓の位置も温水洗浄便座の取り付けに影響するため注意が必要です。給水栓が便器の裏側や壁の裏など、便座から見えない場所に隠れている場合は、取り付けが難しかったり取り付け自体ができなかったりすることがあります。


トイレには、便座と便器が一体となったタイプやタンクを隠蔽したタイプ、便器のふちが極端に細いタイプなどもあります。こうしたモデルは、市販の温水洗浄便座への取替えできない場合があるため、ご注意ください。
Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ温水洗浄便座
ではここで、プロの視点で厳選した温水洗浄便座をご紹介します。いずれも Joshin web 家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身にピッタリの製品を見つけてください。
担当者おすすめの温水洗浄便座
- ◆便器に汚れをつきにくくする「プレミスト」
◆きれい除菌水でノズルを除菌「ノズルきれい」
・年間電気代目安:2,270円(税込)※節電機能未使用時2,920円 - ◆便器に汚れをつきにくくする「プレミスト」
◆きれい除菌水でノズルを除菌する「ノズルきれい」
・年間電気代目安:2,300円(税込)※節電機能未使用時2,940円 - 会員様web価格 39,600円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2025年02月 発売◆パナソニックがこだわった心地よいおしり洗浄
◆ノズル洗浄や脱臭の自動機能
・年間電気代目安:3,220円(税込) - 会員様web価格 33,460円 (税込)335 円相当(1%) ポイント進呈「おひとり様2点まで」最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年09月 発売◆エアインすっきり水流◆手元操作式で設置ラクラク◆ノズル位置調節7段階
・年間電気代目安:3,720円(税込)
- 会員様web価格 30,629円 (税込)「おひとり様2点まで」最短 6月23日( 月 ) 出荷2022年04月 発売◆オートパワー脱臭◆本体ワンタッチ着脱◆便座・便ふたソフト閉止
・年間電気代目安:4,290円(税込) - 会員様web価格 21,420円 (税込)1,071 円相当(5%) ポイント進呈「おひとり様2点まで」最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年11月 発売◆薄型すっきりデザインでトイレ空間広々◆キレイを保つ清潔設計でさらに快適◆ムダを抑えて、電気代お得
・年間電気代目安(節電機能使用時):3,810円(税込) - 会員様web価格 23,508円 (税込)最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年09月 発売◆おしり、ビデをキレイにすっきり洗う
◆ノズルを毎回自動洗浄・年間電気代目安:4,130円(税込) ※節電機能を使用しない場合5,930円 - 会員様web価格 17,080円 (税込)854 円相当(5%) ポイント進呈「おひとり様2点まで」最短 6月23日( 月 ) 出荷2023年11月 発売◆薄型すっきりデザインでトイレ空間広々◆キレイを保つ清潔設計でさらに快適◆ムダを抑えて、電気代お得
・年間電気代目安(節電機能使用時):3,810円(税込)
0
温水洗浄便座で快適な毎日を過ごそう
現在お使いのトイレを温水洗浄便座に交換したいと検討している場合は、まず簡単に後付けできる便座型の温水洗浄便座が使えるかどうかを確認してみましょう。その上で、脱臭機能や自動開閉機能、自動洗浄機能など、ご自身が求める機能が搭載されているモデルを選ぶことをおすすめします。利便性と快適さ、清潔さを備えた温水洗浄便座をぜひご検討ください。