
【おすすめ】400L冷蔵庫の比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.5.10[更新]
400Lクラスの冷蔵庫は、家族構成が3~4人くらいのご家庭に人気のモデルです。ですが、冷蔵庫選びはサイズだけでなく、ライフスタイルに合わせた機能なども合わせて検討することが重要です。ここでは、Joshin web の家電担当者が、冷蔵庫の必要容量の計算方法や、400Lクラスの冷蔵庫を選ぶときにチェックしたいポイントのほか、プロの目で厳選したおすすめの400Lクラス冷蔵庫などをご紹介します。

Joshin web 家電担当者「青汁」が、400L冷蔵庫のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
冷蔵庫の容量はどう決める?
400Lクラスの冷蔵庫を選ぶ際のポイントをご紹介する前に、400Lという容量がどれくらいの人数のご家族に適しているのかを見てみましょう。基本的な考え方として冷蔵庫の必要容量は、ご家族の人数を基準に下記の計算式で求めることができます。
<冷蔵庫に必要な容量の計算式>
必要な容量=ご家族の人数×70L+常備品容量(100L以上)+予備スペース(70L以上)
例えば、ご家族の人数が3人であれば380L、4人であれば450Lが必要な容量の目安となります。ですが、冷蔵庫は必要な容量よりも大きめのサイズのほうが使いやすいので、設置スペースに問題がなければ、できるだけ大きいモデルを選ぶのがおすすめです。

「大きい冷蔵庫は電気代が心配」という方もいらっしゃいますが、大きい冷蔵庫のほうが省エネ性能は高く、消費電力が少ないこともあります。サイズ選びの際、ランニングコストはあまり意識しなくても大丈夫です。
400L冷蔵庫を選ぶ際のポイントとは?
400Lクラスの冷蔵庫は、大型の冷蔵庫のように機能を詰め込めるだけのスペースがないため、機能面や使い方などの取捨選択が必要です。下記でご紹介するポイントの中から、ご自身のライフスタイルや住宅環境に合わせて優先順位をつけ、最適なモデルを探してみてください。
ドアの開き方:設置する場所に合わせて決める
冷蔵庫選びの重要なポイントのひとつが、「ドア」の開き方です。ドアの開き方には、「片開き」「観音開き」「左右両開き」があり、冷蔵庫と調理台や壁との位置関係、動線などによって最適な開き方は異なります。ご自身の環境には、どのタイプが良いのかを検討しましょう。
片開き(左開き/右開き)
冷蔵庫のドアとして、スタンダードな開き方が「片開き」です。ドアが「右から左へ」開く「左開き」と、「左から右に」開く「右開き」の2種類があります。調理台の横に冷蔵庫を並べる場合、調理台がある方向にドアが開くタイプを選ぶと、ドアが邪魔になり調理の効率が低下します。調理台の左側に冷蔵庫を置くときには左開きを、右側に冷蔵庫を置くときには右開きを選ぶといいでしょう。
また、片開きのドアは90°以上開きますが、ドアを開ける方向に壁があると90°までしか開かず、庫内の物が取り出しにくくなります。そのため、冷蔵庫を正面に見て右側に壁があるなら左開き、左側に壁があるなら右開きの冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。

観音開き
冷蔵庫のドアが縦に2分割されていて、真ん中からドアが左右に開くタイプを「観音開き」、またはフレンチといいます。冷蔵庫の前方のスペースに余裕がない場合でも、ドアを大きく開けられるのが特長です。また、調味料入れなどドアポケットが充実しているモデルが多いのも、観音開きの特長です。

左右両開き
冷蔵庫のドアを、「左開き」にも「右開き」にもできるのが「左右両開き」です。このモデルを選択しておけば、調理台や壁が、左右どちらにあっても問題ありません。また、左右両開きの冷蔵庫なら、「引越し先の部屋のレイアウトが違うため、今まで使っていた冷蔵庫が使いにくくなった」といったトラブルとも無縁です。
省エネ性能:点数が高いほど省エネ性能に優れる
冷蔵庫は常時稼働し続ける電化製品ですから、省エネについて意識することは大切です。メーカーのカタログやウェブサイトには、年間の消費電力や電気代の目安が記載されているので、購入前に確認することをおすすめします。
また、家電量販店の店頭やウェブサイトには、「省エネ性能」として5.0~1.0までの評価点(0.1きざみ)と、それに対応した★を描いたラベルが表示されています。これは、省エネ法で設定された基準に対する、製品の省エネ性能比率を表したもの。点数が高いほど、省エネ性能が優れているということを表します。このラベルには大きなものとミニラベルがあり、大きなラベルには省エネ基準達成率や、年間目安電気料金なども記載されているので、チェックしてみてください。なお、冷蔵庫に食材を詰め込みすぎたり、冷蔵庫を放熱効果の悪い場所に設置したりすると、省エネ性能が低下します。冷蔵庫の使用法にもご注意ください。

収納レイアウト:よく使う食材が出し入れしやすいものを
400Lクラスの冷蔵庫は、ライフスタイルにマッチした収納レイアウトのモデルを選ぶのがおすすめです。例えば、野菜を食べることが多い方は、かがまずにアクセスできる位置に、広い「野菜室」があるモデルを選ぶといいでしょう。また、週末に1週間分の料理を作って冷凍保存する方は、取り出しやすい位置に大きな「冷凍室」を備えたモデルを選ぶと、使い勝手が向上します。

サイズ:据付必要寸法にも注意
冷蔵庫を購入する際、設置スペースを意識しない方はいらっしゃらないかと思います。通常は、キッチンの調理スペースの近くに、冷蔵庫の設置スペースがあるのが一般的です。ですが、設置スペースにギリギリ収まるサイズの冷蔵庫では、省エネ効率が悪くなってしまうことがあります。
冷蔵庫は庫内を冷やす代わりに、熱を外へと放出しています。どこから放熱するかはメーカーやモデルによって異なり、冷蔵庫の左右や上部に、ある程度の空間を作るよう、メーカーのウェブサイトや説明書などに記載されています。これを「据付必要寸法」といいます。冷蔵庫の実寸で判断するのではなく、据付必要寸法を考慮して製品を絞り込んでください。


「400Lクラスの冷蔵庫が欲しいけれど、設置スペースに収まらない」という方は、スリムタイプのモデルも検討してみてください。容量は同じでも、横幅がコンパクトになっています!
搬入経路:本体サイズ+10cmが基準
400Lクラスの冷蔵庫は、極端にサイズが大きいモデルもないので、一般的な家であれば搬入しやすいでしょう。ですが、搬入する建物によっては、狭い箇所があって通り抜けられない、ということもありえます。購入前に、必ず搬入経路を確認することをおすすめします。
マンションなどでの搬入経路で、注意すべきところは、エレベーターの入り口や階段の幅です。特に、階段の場合は折り返しなどもありますので、手すりや踊り場も含め、最も狭い部分のサイズを計測してください。その上で、自宅の玄関の幅やドア、廊下のサイズについても、問題ないかを確認しましょう。基本的には、本体サイズ+10cmの幅があれば、冷蔵庫は搬入できると考えられます。
パーシャル機能・チルド機能:食材を完全に凍らせず鮮度を保つ
400Lクラスの冷蔵庫には、食材の鮮度を保ちながら冷やす、「パーシャル機能」や「チルド機能」を備えたモデルもあります。パーシャル機能は、-3℃という食材が凍結する手前の温度でコントロールすることにより、食材が微冷凍の状態を維持できるのが特長。完全に凍結しているわけではないので解凍の手間がいらず、肉や魚などの食材を取り出してすぐに調理ができます。また、解凍時に肉から染み出す赤い汁(ドリップ)の発生を抑えられるのもポイントです。
チルド機能は、約0℃という凍る寸前の状態で冷却保存できるもの。こうした機能を備えた冷蔵庫なら、食材の鮮度を長く保つことができます。

製氷機能:製氷スピードやメンテナンスにも注目
400Lクラスの冷蔵庫の多くは、自動で氷を作ってくれる製氷機能を搭載しています。氷をたくさん使うような生活スタイルであれば、短時間で氷が作れる、スピード製氷機能を備えたモデルをおすすめします。
なお、製氷機能を衛生的に使用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。給水タンクや浄水フィルターなどをこまめに掃除しなくてはいけませんが、お手入れが面倒であれば、製氷に関する部分を自動清掃してくれる機能を持つモデルを選ぶのもいいでしょう。また、「スペースの関係で400Lクラスの冷蔵庫しか置けないけれど、収納量に余裕が欲しい」という方は、あえて製氷機能のないモデルを選ぶという方法もあります。生活スタイルによっては、それほど氷を使わない方もいらっしゃいますし、コストはかかりますが氷は買うこともできます。

デザイン:インテリアとして考えるのもおすすめ
冷蔵庫はかつて「白物家電」といわれていた影響もあり、カラーとして白が当たり前のようにイメージしている方もいらっしゃいます。ですが、現在ラインナップされている冷蔵庫は、さまざまな色や素材を使ったモデルが多く、実用品というだけでなく、インテリアのひとつとしてご自身の趣味や生活スタイルに合ったモデルを選ぶことができます。
例えば、ビビッドなカラーを選んでちょっぴり刺激的な調理スペースを演出したり、スタイリッシュなカラーでクールな調理スペースを演出したりすることも可能です。モダンなカラーで落ち着いた調理スペースを演出するのもいいでしょう。
また、ドアの前面にガラス素材を採用したモデルもあります。デザインがクールなだけでなく、表面の汚れを落としやすいというのがメリット。一方で、冷蔵庫のドアにマグネットでメモを貼るといったことはできません。ご自身の使用スタイルに合わせて選んでください。

その他の便利機能:メーカー独自の機能がたくさん
400Lクラスの冷蔵庫には、メーカー独自の機能を搭載した機種も多くあります。どれも、日常的な冷蔵庫の使い勝手をアップさせてくれる便利機能ばかり。そのすべてを紹介することはできませんが、一部の機能について解説します。
脱臭機能
冷蔵庫を使っていると気になるのが、特有のにおい。さまざまな食材のにおいと、冷蔵庫内にこぼれたカスや汁、カビなどから発生したにおいが混じり合って、独特な悪臭になるとされています。嫌なにおいがすると食欲がなくなってしまいますし、ほかの新鮮な食材や飲み物ににおいが移ってしまうことも。市販の冷蔵庫用脱臭アイテムを使用するのも良いのですが、現在ラインナップされている400Lクラスの冷蔵庫には、脱臭機能がついているモデルも多くなっています。また、脱臭機能だけでなく、除菌効果のあるイオンを使った機能を搭載した機種もラインナップされていますので、衛生的に使用できる冷蔵庫が欲しい方は選択肢のひとつに入れることをおすすめします。
AI機能
400Lクラスの冷蔵庫の中には、AI機能を搭載したモデルもあります。AIが、ユーザーの冷蔵庫の利用スタイルを学んで庫内の温度を自動設定してくれたり、ドアの開閉があまり行われない時間帯は、自動的に省エネ運転に切り替えてくれたりします。また、夕食のメニューといった献立の提案をしてくれるモデルもあります。一口にAIといっても、どのように活用しているかは各メーカーで異なるもの。カタログやメーカーのウェブサイトなどで、どんな機能があるのか探してみてください。
メーカー別・400L冷蔵庫の特長
400Lクラスの冷蔵庫を開発・生産しているメーカーは、優れた技術開発力を活かし、独自機能を搭載した特長的なモデルを数多くラインナップしています。そうしたメーカーごとの特長を知ることで、ご自身のライフスタイルに合った冷蔵庫を見つけやすくなるでしょう。ここでは、400Lクラス冷蔵庫を生産する、人気のメーカーについてご紹介します。
日立:バランスが良く実用性の高いモデルで人気
世界有数の電機メーカーである日立製作所の家電ブランドである日立。全体的にバランスが良く、実用性の高いモデルが特長です。一方で、食品の鮮度を保つ機能も優れています。例えば、野菜を眠らせるように呼吸活動を低下させて、野菜の栄養素の減少を防ぐ「新鮮スリープ野菜室」や、肉や魚が凍らない約-1℃をキープすることでおいしさを保つ「特鮮氷温ルーム」などがあります。また、食品のサイズに合わせて庫内の収納サイズを変えられる「高さかわるん棚」も人気の仕様です。

東芝:野菜のおいしさに定評あり
東芝の冷蔵庫は、野菜の保存機能が充実しているのが特長です。野菜室の気密性を高めて、湿度を逃がさずに乾燥から守る「うるおいラップ野菜室」など、野菜をおいしく食べるための機能が搭載されています。また、重たい野菜をかがむことなく出し入れできるように、冷蔵庫の真ん中に野菜室を設けたレイアウトも特長。銀イオンと低温触媒で冷蔵庫内を除菌する「Ag+低温触媒」や、冷気を強力に送り込んで素早く凍らせる「一気冷凍」など、野菜以外の食材もおいしく保存できる機能を満載しています。

パナソニック:清潔な庫内を実現する「ナノイー」搭載
日本を代表する電機メーカーであるパナソニックは、多くの家電製品を市場に供給してきた高い技術力で知られています。400Lクラスの冷蔵庫にも、パナソニックの独自技術である「ナノイー」を搭載。水から作り出したイオンを冷蔵庫内に放出し、庫内の脱臭や除菌に効果を発揮します。また、-3℃の微凍結で、食材を凍らせずに新鮮保存できる「微凍結パーシャル」も人気の機能。毎日使うものだから、冷蔵室のドアを抗菌ハンドルにするといった、こまやかな心遣いも魅力です。

Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ400L冷蔵庫
400Lクラスの冷蔵庫はラインナップが豊富なので、自分にフィットするモデルを探すのは大変です。ここでは、Joshin web の家電担当者が、各メーカーのラインナップの中からピックアップした、400Lクラスのおすすめ冷蔵庫をご紹介します。ご自身のライフスタイルに合った、最適な冷蔵庫を探してください。
担当者おすすめの400L冷蔵庫
- 会員様web価格 241,200円 (税込)最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2025年02月 発売◆大容量で整理がしやすい3段冷凍室
◆使いやすい高さに変えられるフリー棚
◆食品をいれたまま片手で動かせるドアポケット
・寸法(約):幅600×奥行652×高さ1,850mm
・家族構成の目安:4~5人
・年間電気代目安:7,050円(税込) - 会員様web価格 179,820円 (税込)最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2025年01月 発売◆プラズマクラスター 集中シャワーモード
◆シャキット野菜室
◆低温新鮮モード
・寸法(約):幅600×奥行699×高さ1,829mm
・家族構成の目安:4~5人
・年間電気代目安:7,210円(税込) - 会員様web価格 237,600円 (税込)最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2025年01月 発売◆切れちゃう瞬冷凍A.I.
◆まるごとクリーン清氷
◆全室独立おまかせA.I.
・寸法(約):幅600×奥行708×高さ1,821mm
・家族構成の目安:4~5人
・年間電気代目安:6,750円(税込) - 会員様web価格 268,200円 (税込)最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2025年01月 発売◆「らくうま!ひろin冷凍プラス」
◆冷蔵室の全段どこでもチルド保存「まるごとチルド」
◆食材管理をスマホアプリでサポート
・寸法:幅650×奥行651×高さ1,839mm
・家族構成の目安:4~5人
・年間電気代目安:-円(税込)
コスパの良い400L冷蔵庫
- 会員様web価格 124,800円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します◆たっぷり入って整理しやすい「ダブル冷凍室」
◆氷点下ストッカーA.I.搭載
◆フレッシュゾーンも2段構成
・寸法:幅600×奥行703×高さ1,820mm
・家族構成の目安:3~4人
・年間電気代目安:8,880円(税込) - 会員様web価格 161,820円 (税込)最短 6月23日( 月 ) に配送・設置致します2024年12月 発売◆見えるTWIN LED野菜室
◆DEO FRESHフィルター搭載 フルワイドチルド室
◆おいシールド冷凍
・寸法(約):幅595×奥行720×高さ1,775mm
・家族構成の目安:3~4人
・年間電気代目安:-円(税込)
400L冷蔵庫で食生活をさらに豊かに!
3~4人で400Lクラスの冷蔵庫というと、始めは大きいと思うかもしれません。ですが、外食よりも自炊が多い方であればきっと、しばらく使い続けるうちに適切なサイズだと感じるはずです。冷蔵庫の買い替えタイミングはおよそ10年間隔とされていますが、頻繁に買い替えるものではないからこそ、ご自身の使い方にフィットしたモデルを見つけることが大切。使いやすい機能を備えた冷蔵庫があれば、料理がもっと楽しくなるはずです。400Lクラスの冷蔵庫で、食生活をさらに豊かなものにしてください!