【おすすめ】布団クリーナーの比較＆選び方！人気のメーカーもご紹介
2025.6.13[更新]
梅雨の時期や花粉の季節など、布団を外に干す機会が減ると、湿気を含んだ布団ではダニや雑菌が発生しやすくなります。この状態を放置すると睡眠環境が悪化し、アレルギーや不快感の原因にもなりかねません。そのようなときに役立つのが、布団クリーナーです。最近の布団クリーナーは、軽量化や操作性が向上し、ダニやハウスダストを除去する機能が搭載されたモデルも登場しています。そこで今回は、布団クリーナーの選び方のポイントをわかりやすく解説。併せて、Joshin web の家電担当者が、プロの視点で厳選したおすすめのメーカーとモデルをご紹介します。
Joshin web 家電担当者「いなりもち」が、布団クリーナーのポイントやおすすめモデルを紹介いたします！
布団クリーナーは、布団掃除に特化した小型の掃除機
布団クリーナーは、敷き布団やマットレスを清潔に保つための布団専用の小型掃除機です。ここでは、布団クリーナーと掃除機の違いや、布団クリーナーでダニ対策ができるかどうかについて解説します。
掃除機との違いは布団掃除に特化しているかどうか
布団クリーナーは、布団掃除専用に設計された掃除機で、一般的な掃除機とは構造が異なります。布団クリーナーのヘッドは、布団に吸い付きにくい構造で、布団の上をスムーズに滑らせることができます。また、取り回しがしやすいよう、持ち手や全体のデザインに工夫が施されているのも特長です。なお、布団クリーナーには、布団のみに使える「専用タイプ」と、ソファや車内などほかの用途にも使える「兼用タイプ」の2種類があります。用途に応じて、ご自身のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。
布団クリーナーでダニ対策はできる？
布団クリーナーを定期的に使用することで、ダニ対策に一定の効果が期待できます。一般的な掃除機と異なり、布団クリーナーはダニの死骸やフン、ハウスダストなど、目に見えない微細なゴミも吸引可能な設計になっています。また、ダニを除去するための専用機能を搭載したモデルなら、清潔な環境を保てるでしょう。とはいえ、布団クリーナーだけでは、生きたダニを完全に駆除するのは難しいのが現状です。布団クリーナーは、ダニが繁殖しにくい清潔な環境を作る補助的な役割として考え、ダニ対策として布団乾燥機や日干しなども併用することをおすすめします。
布団クリーナーの最新トレンド
最近の布団クリーナーは、除菌機能や使いやすさが大幅に進化しています。続いては、布団クリーナーの最新のトレンドを見ていきましょう。
温風機能により湿気・ダニ対策できるモデルが人気
布団内の湿気を取り除く、温風機能を備えた布団クリーナーが人気です。約50～65℃の温風を発生させ、布団の湿気を除去してふっくらとさせるだけでなく、ダニやカビなどの繁殖を抑える効果にも期待できます。
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軽量・コードレス化で使いやすいモデルが人気
最新の布団クリーナーは、従来モデルに比べて大幅な軽量化が進んでいます。特に、ハンディ型は1.4～1.6kgのモデルが登場。中には、1kgを切る超軽量モデルもあり、持ち運びや操作がさらに手軽です。また、コードレスかつ高性能なバッテリーを搭載し、長時間の使用が可能なモデルも増えています。
ダニやほこりの量を検知する最新のセンサーを備え、掃除状況を可視化できる布団クリーナーも人気です。また、布団専用ではなく、ソファや車内などにも使用できる兼用タイプも一定の人気があります。
布団クリーナーの種類
布団クリーナーはゴミの集塵方式によって、主に3つのタイプに分けられます。それぞれの特長を知り、ご自身のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。
サイクロン式:遠心力を利用してゴミと空気を分離し、ダストカップに集める方式
サイクロン式は、遠心力を利用してゴミを空気と効率的に分離してダストカップに集め、さらにフィルターを使用して微細なゴミも捕集する方式です。目詰まりによる吸引力の低下が起こりにくく、紙パック式に比べてランニングコストを抑えられるメリットがあります。ただし、ゴミ捨ての頻度が高めで、捨てる際にほこりが舞いやすい傾向があります。また、フィルターの性能を維持するためには、定期的なお手入れが必要です。
カプセル式:フィルターでゴミを捕集する方式
カプセル式はサイクロン式の一種で、より簡易的な構造の方式です。フィルターを使ってゴミを捕集し、カプセル状の容器内に集めます。シンプルな構造で故障リスクが低く、紙パックが不要なためランニングコストを抑えることが可能です。一方で、ゴミ捨て時にほこりが舞いやすいのはサイクロン式と同様。また、サイクロン式よりもフィルターが汚れやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。
紙パック式:ゴミを紙パック内に集める方式
紙パック式は、布団クリーナーの中に紙パックをセットして、ゴミを紙パック内に集める方式です。ゴミ捨てが簡単かつ衛生的で、ゴミ捨ての頻度も比較的少ない点が特長。一方、定期的に紙パックの交換が必要なため、コストがかかります。
布団クリーナーを選ぶ際のポイントとは？
布団クリーナーを選ぶときは、タイプや細かい部分の違いを考慮する必要があります。ここでは、布団クリーナーを選ぶ際に注目したいポイントについてご紹介します。
タイプ:専用か兼用かを選ぶ
布団クリーナーを選ぶ際は、布団の「専用タイプ」か、布団以外にも使える「兼用タイプ」か決めましょう。使用目的に応じて、選ぶことをおすすめします。
専用タイプ
専用タイプは、布団掃除に最適化された形状をしています。温風機能や汚れを感知するセンサー、布団を叩くブラシといった機能が搭載されているのもこのタイプ。また、布団以外の場所に使用しないため、雑菌が布団に付着するリスクが低いこともメリットです。
兼用タイプ
兼用タイプは、ハンディクリーナーやスティッククリーナーのヘッドを交換することで、ソファや車の中、カーペットなどにも使用できます。汎用性が高いのがメリットですが、専用タイプに搭載されたセンサーやブラシといった、布団に特化した機能は搭載されていないことがほとんどです。
コードの有無:使用時間に合わせて選ぼう
「コード付きタイプ」か「コードレスタイプ」かも、布団クリーナーを選ぶ際のポイントとなります。それぞれにメリットがあるため、ご自身の使用時間や使用頻度に合わせて選びましょう。
コード付きタイプ
コード付きタイプは、電源から直接電力を供給するため吸引力が安定しており、長時間の使用が可能です。3枚以上の布団を一度に掃除したい場合や、じっくりと時間をかけて掃除したい方に適しています。コード付きタイプを選ぶ場合は、コードが3m以上のモデルを選ぶと、取り回しがしやすく便利です。コード付きタイプの布団クリーナーは、バッテリー切れを気にせず、安定したパフォーマンスを求める方におすすめといえるでしょう。
コードレスタイプ
コードレスタイプは、コードに縛られず取り回しが良いことに加えて、軽量で扱いやすいことがメリットです。短時間でサッと掃除を済ませたい方や、2 枚程度の布団を掃除する場合に適しており、本体の軽さや掃除の手軽さを重視する方におすすめといえます。ただし、バッテリーの持続時間には注意が必要で、20分以上の連続使用が可能なモデルを選ぶといいでしょう。
付加機能:布団を衛生的に保てる機能に注目
専用タイプの布団クリーナーを選ぶ場合は、搭載されている付加機能にも注目してみてください。特に、寝具を清潔に保ちたい方にとって、布団をより衛生的にする機能は見逃せないポイントです。下記は、布団クリーナーの代表的な付加機能の例です。
たたき機能
毎分4,000～24,000回という高速振動で布団を叩き、布団に絡みついたダニやほこりを浮き上がらせます。
温風機能
約50～65℃の温風を布団に送り込み、ダニを死滅させながら湿気を除去します。
ダニ・ゴミセンサー
布団に存在するダニやほこりを検知し、センサーが光って反応します。この機能を使うことで、掃除しながらどれだけダニやゴミが取れているかを確認可能です。
お手入れのしやすさ:ダストカップの形状や集塵方式をチェック
布団クリーナーのお手入れのしやすさは、ダストカップの形状や集塵方式によって異なります。ダストカップの構造がシンプルで、出口が広いほどゴミを取り出しやすく、お手入れが簡単です。ワンタッチで取り外しできる上、水洗い可能なモデルがおすすめ。また、ダストカップに透明な素材が使われていれば、ゴミの量を一目で確認できます。集塵方式では、最も手入れが簡単なのは紙パック式です。ゴミが溜まったら紙パックごと捨てるだけで済むため、ほこりが舞いにくく衛生的です。サイクロン式は、ダストカップを取り外してゴミを捨て、水洗いできるモデルであれば清潔に保ちやすいでしょう。また、フィルターの定期的なお手入れが必要ですが、一部のモデルでは使い捨て式のフィルターを採用している製品もあり、お手入れの手間を軽減できます。
重さ:2kg以下がおすすめ
布団クリーナーは軽量なほど取り回しがしやすく、軽快に布団を掃除できます。目安として2kg以下のモデルがおすすめです。それ以上の重さになると、日常的に掃除をすること自体が負担になるおそれがあります。一方、軽量であるほど吸引力は弱くなる傾向があり、十分な掃除性能を確保できない場合も。また、バッテリー駆動の場合は、使用時間も短くなりがちです。軽量でも性能的に問題がないかどうかを確認して選ぶことが大切です。
布団クリーナーを選ぶ際には、静音性も考慮したいポイントです。特に、夜間に使う機会が多い方や赤ちゃんがいるご家庭では、50～60dB程度の静かなモデルがおすすめ。ノイズカット技術やエコモードなど、静音設計の製品にも注目です。
メーカー別・布団クリーナーの特長
布団クリーナーは、さまざまなメーカーから発売されています。ここからは、代表的なメーカーとそれぞれの製品の特長を見ていきましょう。
アイリスオーヤマ:使いやすさと性能を両立させたモデルが充実
アイリスオーヤマは、生活用品を幅広く展開する総合メーカーで、布団クリーナーにおいても使いやすさと性能を両立させた製品を提供しています。布団クリーナーは、「ハイパワータイプ」と「軽量タイプ」の2種類がラインナップされており、それぞれ異なる特長を持っています。ハイパワータイプは、ヘッド部分に「ワイドたたきパッド」と「高速回転パワーブラシ」を搭載。ヘッド幅が広く、吸引力とハウスダスト除去率を向上させています。重量は約2.2kgです。一方の軽量タイプは、重さ約1.6kgと軽量設計で、握りやすいハンドルと低重心設計により、良好な操作性を実現しています。軽量ながらも3段階のパワー調整機能を搭載し、ハウスダスト除去率はハイパワーに迫る性能を持っています。
ダイソン:強力な吸引力でダニやほこりを一掃
ダイソンはイギリスで設立され、現在はシンガポールに本拠を置いている電気機器メーカーです。サイクロンテクノロジーを使用した強力な吸引力が特長であるダイソンの掃除機は、多くのモデルがスティッククリーナー、ハンディクリーナー、布団クリーナーの一台3役の多機能設計を採用しています。掃除機のヘッドを「フトンツール」に付け替えることで、布団やマットレスの掃除が可能となり、アレルゲンやハウスダストの除去にも効果を発揮。ダイソンの掃除機は、一台でさまざまな用途をカバーできる利便性に加え、ダニやほこり対策を重視する方にも最適な選択肢です。
シャーク:独自のブラシで汚れを効果的にキャッチ
シャークは、アメリカのボストン郊外に本社を置く家庭用フロアケアとキッチン家電を開発・提供する企業・シャークニンジャのブランドです。同社の掃除機の中には、付属のミニモーターヘッドを取り付けることで布団クリーナーとして使用できるモデルがあります。ミニモーターヘッドには、髪の毛が絡みにくいブラシロールが搭載されており、布団、マットレス、ファブリックなどに付着した汚れや髪の毛を効果的に除去できます。多くのモデルが、スティッククリーナー、ハンディクリーナー、布団クリーナーの一台3役の多機能設計を採用しており、強力なモーターで表面に密着し、ムラなく効率良くゴミをキャッチ。さらに、ゴミ捨てはボタンひとつで簡単に行える衛生的な設計が特長で、掃除中も掃除後も快適です。
アクア:高い除菌性能と使いやすさを兼ね備えた最新モデルを展開
アクアは、日本の生活家電メーカーとして、企画から販売までを行う総合メーカーです。2024年8月に発売された布団クリーナーは、専用タイプの「ハイエンドモデル」と「スタンダードモデル」の2機種をラインナップ。いずれも、UV照射と吸引を同時に行う設計で、99.9％の除菌効果を実現しています。ハイエンドモデルはダブルブラシを搭載。「たたきブラシ」が布団に付着したダニやほこり、花粉を浮かせ、「毛とりブラシ」が細かい毛までかき出して吸引します。一方、スタンダードモデルは、2.0kgの軽量設計で扱いやすく、初心者にも適したモデルです。「ゴムブラシ」と「掻き出しブラシ」が交互に作用する仕組みが採用されており、布団表面のゴミやダニを効果的に除去します。どちらのモデルもダストカップはワンタッチで取り外し可能で、お手入れが簡単です。
Joshin web 家電担当者が厳選！おすすめの布団クリーナー
ここからは、プロの視点から厳選したおすすめの布団クリーナーをご紹介します。すべて、Joshin web の家電担当者が選んだモデルですので、布団クリーナーの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
会員様web価格 18,490円 (税込)925 円相当(5％) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷◆高感度ダニちりセンサーを搭載！
◆高速回転パワーブラシ搭載
◆たたき回数アップ＋回転ブラシ搭載
・吸込仕事率：100W
・運転音：-dB
・本体質量：2.2kg- 会員様web価格 14,500円 (税込)1,450 円相当(10％) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2020年02月 発売◆バッテリー残量や充電状況を3段階で表示するバッテリーゲージ
◆交換可能なリチウムイオンバッテリーが1個付属
・重量：約0.62kg (★ハンディ使用時)
・電源：充電式(連続使用時間：約12分)
・付属品：
隙間用ノズル、マルチノズル、布団用ノズル
充電ドック、着脱式リチウムイオンバッテリー1個 - 会員様web価格 10,100円 (税込)1,010 円相当(10％) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2020年04月 発売◆ユニークなサイクロンデザインを採用したコードレスハンディ
◆髪の毛が絡みづらい強力なモーターヘッドで、布団クリーナーとしても活躍
・重量：約1.01kg
・電源：充電式(連続使用時間：約10分)
・付属品：ミニモーターヘッド、スクラビングブラシ、隙間ツール - 会員様web価格 11,580円 (税込)1,158 円相当(10％) ポイント進呈2024年08月 発売◆軽量で毎日手軽に使える、スタンダードモデル
◆キレイになったことがひと目で確認できるセンサー搭載
◆まるごと水洗い
・本体質量：2.0kg
布団クリーナーのおすすめ関連商品
布団クリーナーを使うことで、布団の表面や内部のゴミを取り除き、清潔さを保つことができます。さらに衛生的で快適な睡眠環境を実現するためには、布団乾燥機との併用がおすすめです。ここでは、布団クリーナーといっしょに使いたい、布団乾燥機のタイプについて解説します。
布団乾燥機
布団乾燥機は布団の湿気を除去し、ダニの繁殖を防ぐ効果があり、布団クリーナーでは補いきれないケアを行うことができます。
ホースタイプ
ホースタイプの布団乾燥機は、本体から伸びる蛇腹状のホースを布団に差し込み、温風を送り込む仕組みです。このタイプは、セッティングが簡単で使いやすく、収納スペースも取りません。一方で、布団の端まで温風が行き渡りにくい場合があり、マットタイプに比べて乾燥にムラが生じるおそれがあります。
布団乾燥機で湿気を取り除き、布団クリーナーでハウスダストや花粉を除去すれば、布団をより清潔に保つことができます。梅雨の時期や花粉の時期のダニ対策にも、より大きな効果を得られますよ。
布団クリーナーに関するQ＆A
最後に、布団クリーナーに関するよくある質問にお答えします。ご購入の際の参考にしてください。
Q.布団クリーナーの使い方は？
布団クリーナーを使用する際は、布団1枚に対して3～5分程の目安にするといいでしょう。布団クリーナーの使い方は下記のとおりです。
A. 布団クリーナーをかける手順
1.布団を平らな場所に広げてシーツを外します。
2.布団クリーナーを表面にゆっくりと滑らせていきます。均一に動かすことで、全体をしっかりと掃除が可能です。縦方向と横方向の両方向で掃除すると効果的。
3.特に汚れが気になる部分やダニが潜んでいそうな部分は、時間をかけて念入りに掃除しましょう。
Q.布団クリーナーをかける頻度は？
理想は3日に1回程度、最低でも週に1回は布団クリーナーをかけましょう。週に1～2回の頻度で布団クリーナーを使えば、ダニやハウスダストを定期的に除去しながら、清潔で快適な睡眠環境を維持できます。
Q.普通の掃除機を布団に使っても良い？
部屋の掃除などに使用している掃除機を布団に使用することは、推奨できません。床やカーペットを掃除する掃除機を布団に使用すると、ほかの場所のゴミや雑菌が布団に付着してしまいます。布団クリーナーとはヘッドの構造や機能も異なるため、効果もあまり期待できないでしょう。
布団クリーナーは日常的に使用することで、布団を衛生的に保てます。なお、布団クリーナーは布団乾燥機の使用後や、布団を天日干しした後にかけると、より高い効果が期待できますよ。
布団クリーナーを正しく使用して、清潔な睡眠環境を作ろう
ダニやハウスダスト、湿気を取り除き、布団を清潔に保つことは、快適な寝心地と健康的な睡眠環境を作る上で欠かせません。そのための頼れるアイテムが、布団クリーナーです。強力な吸引力やダニ対策に特化した機能を備えた布団クリーナーを使えば、布団をいつでもきれいな状態に保つことができます。本記事で紹介したポイントを参考に、ご自身のニーズとライフスタイルに合った布団クリーナーを見つけてください。
スタッフが実際に使ってみました
床や天井などのおそうじを想定し、キャニスタータイプやスティックタイプのクリーナーをスタッフがレポート！ クリーナーの特長などもチェックしながら、気になる商品のレポートと比較しつつ、購入前の参考にご活用ください！
