
【おすすめ】レンジフードの比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.5.31[更新]
レンジフードは、調理中に発生するにおいや煙を吸い取り、排気する役割を持つキッチンには欠かせない換気設備のひとつです。一般的にレンジフードの推奨使用年数は10~15年とされており、適切な時期になれば交換が必要です。ただし、頻繁に買い替えるものではないため、どれを選べばいいのか迷うことも多いのではないでしょうか。
本記事では、レンジフードを選ぶ際のポイントや、Joshin web の担当者が厳選したおすすめモデルをご紹介します。

Joshin web 家電担当者「マルちゃん」が、レンジフードのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
レンジフードは、料理中のにおいや煙を取り除く換気設備
レンジフードは、キッチンのコンロの上部に設置する換気設備です。換気扇とカバーが一体化しており、調理中に発生するにおいや煙を外に排出することで、キッチンの空気をきれいに保つ役割を果たします。換気設備としては換気扇もありますが、単体の換気扇とレンジフードは別物です。
単体の換気扇は、ファンがむき出しの状態で壁に直接取り付けられています。カバーがないため汚れやすく、ダクト(においや煙を外へ運ぶ管)がないため、外気が室内に入り込みやすいといったデメリットがあります。
一方のレンジフードは、換気扇とカバーが一体化した換気設備です。カバーは換気扇を汚れから守りつつ、においや煙を効率良く排気する役割を担っています。
また、ダクトを通じて外へ排気する仕組みのため、壁に直接取り付ける必要がなく、設置場所の自由度が高いのも特長です。さらに、外気が室内に入りにくい設計になっており、見た目もスタイリッシュなことから、最近の住宅では単体の換気扇よりもレンジフードを設置するのが一般的です。
レンジフードの最新のトレンド
レンジフードにはいくつかの形状がありますが、近年人気があるのは、お手入れがしやすく見た目もスタイリッシュなスリム型です。
中でも、パナソニックやFUJIOHの一部モデルで採用されている、お手入れの手間が軽減できるファンの自動洗浄機能や、FUJIOHのモデルに採用されている、CO2濃度に応じて風量を自動でコントロールする自動換気機能のついたレンジフードが人気を集めています。

スリム型は、見た目のスタイリッシュさに加え、自動洗浄機能など便利な機能を備えているモデルが多いため、最近ではレンジフードを交換する際にスリム型にする方が増えています。
レンジフードを選ぶ際のポイントとは?
レンジフードは、多くのメーカーからさまざまなモデルが登場しています。求める機能や形状、カラー、お手入れのしやすさなどによって選ぶべきモデルは異なります。
ここでは、レンジフードを選ぶ際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
ファンの種類:現在はシロッコファンが主流
レンジフードのファンには、「シロッコファン」と「ターボファン」の2つのタイプがあります。それぞれの特長は、下記のとおりです。
シロッコファン
シロッコファンは、円形の枠に幅の狭い羽根が数十枚取り付けられた形状をしたファンです。戸建てやマンションなど、さまざまな住宅で広く採用されています。動作音が比較的静かで、どのような場所にも取り付けやすい点がメリットですが、風量がやや控えめというデメリットもあります。

ターボファン
ターボファンは、シロッコファンに比べて丈が短く、羽根の枚数が少ないファンです。大きな風力で効率的に換気できるため、短時間で換気をしたい場合に適しています。ただし、動作音はシロッコファンよりも大きめです。
また、排気ダクトが長い場所には設置できないため、設置可能な場所が限られる点もデメリットです。

フードの形状:掃除もしやすいスリム型が人気
レンジフードの形状には、「スリム型」「ファルコン型」「ブーツ型(深型)」「フラット型(平型、浅型)」の4タイプがあり、それぞれ使用感に違いがあります。各タイプの特長は下記のとおりです。
スリム型
スリム型のレンジフードは、薄くて凹凸が少ない、シンプルでスタイリッシュなデザインが特長です。油汚れがつきにくくて掃除がしやすいため人気が高く、最近では買い替えの際にスリム型へ交換する方が増えています。ただし、価格帯はやや高めとなっています。

ファルコン型
ファルコン型のレンジフードは、低い位置に取り付けられるため、手が届きやすく掃除がしやすいタイプです。低い位置でにおいや煙を吸い取れるので、上昇気流が発生しにくいIHクッキングヒーターと組み合わせて使うのがおすすめです。

ブーツ型(深型)
現在主流なブーツ型(深型)のレンジフード。フードが深いため、煙を集めやすい構造になっています。さまざまなタイプのキッチンに設置しやすく、価格も手の届きやすい点が魅力です。ただし、スリム型に比べて、お手入れの手間がかかります。

フラット型(平型、薄型)
フラット型(平型、薄型)のレンジフードは、天井が低いなど設置スペースが限られる場合におすすめです。薄型でコンパクトなため圧迫感が少ないですが、換気時の音はやや大きめです。また、内部に部品が多いため、お手入れにはやや手間がかかります。

サイズ:既存のレンジフードと同じサイズを選ぶ
レンジフードの横幅は規格化されており、標準サイズには60cm幅・75cm幅・90cm幅の3種類があります。交換する際は、現在使用しているものと同じ寸法を選ぶのが基本です。
あらかじめ、既存のレンジフードの寸法を確認しておけば、スムーズに選定や交換ができるでしょう。
カラー:キッチンの雰囲気に合うものを
レンジフードは常に目に入る換気設備なので、キッチンの雰囲気に合ったカラーを選ぶのがおすすめです。モデルによってカラー展開は異なりますが、一般的にはシルバーやグレー、ホワイト、ブラックなどが多く見られます。
お手入れのしやすさ:フィルターや自動洗浄機能の有無をチェック
レンジフードを購入する際には、お手入れのしやすさも重要なポイントです。従来型のレンジフードにはフィルターがついていますが、最新のモデルにはノンフィルタータイプも登場しています。
ノンフィルタータイプは、吸い込まれた油や煙が直接シロッコファンにあたり、専用のトレーに溜まる仕組みで、フィルター掃除の手間がありません。また、交換用フィルターを購入する必要がないため、ランニングコストも抑えられて経済的です。
さらに、ファンの自動洗浄機能の有無やワンタッチでファンを着脱できる仕組みがあるかどうか、汚れがつきにくいコーティングが施されているかといった点も、お手入れのしやすさを大きく左右します。
そのほかの機能:レンジフードをさらに快適にする機能
レンジフードは、便利な機能がついているモデルを選ぶことで、快適に使用できます。特に注目したい機能は下記のとおりです。
タイマー機能
タイマー機能は、一定時間でレンジフードの運転を停止する切り忘れ防止機能です。モデルによっては停止までの時間を細かく設定できるため、無駄な運転を防げます。
常時換気機能
常時換気機能は、レンジフードを24時間稼働させて、部屋の換気を行うモードのことです。室内のにおいを解消したり、結露やカビの発生を抑えたり、花粉・黄砂などを除去したりといった効果が期待できます。
コンロ連動機能
コンロ連動機能を備えたレンジフードもあります。ガスコンロやIHクッキングヒーターの点火・消火に合わせて、レンジフードのオン・オフを自動で切り替えてくれるため、消し忘れを防止できます。

レンジフードには右排気や左排気専用仕様のモデルもあるため、交換時にはご自宅のレンジフードの仕様書などで、排気方向を事前に確認しておきましょう。
また、ブーツ型レンジフードの場合、前幕板は付属しているモデルがほとんどですが、設置場所によっては横幕板やそのほかのパーツが必要になる場合があります。
メーカー別・レンジフードの特長
レンジフードは、さまざまなメーカーから多くの製品が登場しています。ここでは、おすすめのレンジフードのメーカーと、代表的なモデルの特長についてご紹介します。
FUJIOH:高機能でお手入れがしやすいモデルをラインナップ
FUJIOHは1941年創業のメーカーで、家庭用レンジフードや卓上調理専用の空気清浄機のほか、業務用調理機器や空気清浄機などを幅広く手掛けています。
同社のレンジフードは、高機能で使いやすい点が特長。ファンやレンジフード内部への油の浸入を防ぐ「オイルスマッシャー」機能や、ファンの自動洗浄機能、部屋のCO2濃度を検知して自動で換気する「自動換気機能」など、便利な機能を備えたモデルがそろっています。お手入れの手間を減らしつつ、キッチンだけでなく部屋全体の空気を快適に保ちたい方におすすめのメーカーです。

パナソニック:省エネとお手入れの手軽さを両立したモデルを展開
パナソニックは、1918年創業の総合電機メーカー。洗濯機や掃除機、アイロン、ふとん乾燥機など、多岐にわたる家電製品を展開しています。
同社のレンジフードは、独自技術「AIエコナビ」を搭載したモデルをラインナップ。調理物の温度をセンサーで判断し、自動的に必要な換気風量を選択する仕組みを採用しています。効率良く換気を行いながら電気代を節約し、省エネ運転が可能です。
また、油汚れの自動洗浄機能を搭載したモデルなら、フィルターやファンの掃除が簡単に済む点も魅力です。

ノーリツ:お手入れの手軽さや静音設計が魅力
ノーリツは、1951年創業の兵庫県に本社を置くメーカーで、給湯機器や温水暖房機器、ガスファンヒーターなどの住宅設備機器をはじめ、ガスオーブンやレンジフードなどの厨房機器の製造・販売を手掛けています。
同社のレンジフードは、主にスリム型を展開しており、静音性を重視した設計が特長。強運転時でも44dBと、日常会話に差し障りのない騒音レベルを実現しています。また、フィルターレス構造を採用し、ファンも簡単に取り外せる仕様です。お手入れの手間を減らして、快適に使いたい方におすすめといえるでしょう。

Joshin web 家電担当者が厳選! おすすめのレンジフード
それではここで、プロの視点で厳選したレンジフードをご紹介しましょう。いずれも、Joshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身に合ったモデルを見つけてください。
- 会員様web価格 109,800円 (税込)◆サーモ ON サポートでレンジフードの運転開始をサポート
◆ベルマウス一体型オイルトレー
◆ワンタッチ着脱ファン
・製品間口:幅60cm - ◆フラットな整流板を拭くだけのノンフィルタータイプ
◆大きめの文字で見やすく、押しやすい操作ボタン
◆油を弾く、オイルガード塗装
・製品間口:幅75cm - 会員様web価格 174,800円 (税込)◆風量おまかせ運転◆水で油を浮かす親水系コートなので、サッと水洗いするだけで簡単にお手入れができます◆スイッチには「抗菌」効果のある素材を採用
・製品間口:幅75cm - 会員様web価格 204,800円 (税込)2020年09月 発売◆油トルネード機能で羽根のお手入れ目安は3年に1回程度
◆ラクに洗える整流板
◆温度センサーによる自動運転で夏場の室内の熱ごもりを自動排熱
・製品間口:幅75cm
レンジフードのおすすめ関連商品
レンジフードをさらに便利に使うために、関連商品を用意するのもおすすめです。ご自宅の環境に合わせて、必要があれば追加で購入しましょう。
レンジフード用リモコン:調理中も手軽に操作
一部のレンジフードには、リモコン機能を備えたものもあります。キッチンの壁面など使いやすい場所にリモコンを設置することで、わざわざ本体まで手を伸ばさずに済むため、調理中でも快適に使用できます。

ご家庭の環境にピッタリなレンジフードを選ぼう
レンジフードは、毎日の調理を快適にし、キッチンの空気を清潔に保つために大切な換気設備。最近では、静音性に優れたモデルや、部屋全体の空気をきれいにしてくれるモデルのほか、お手入れが簡単にできるモデルなどが増えてきています。
また、タイマー機能やコンロ連動機能など、節電に役立つ機能を備えたモデルが多数登場しているのもポイントです。本記事を参考に、ご家庭にピッタリなレンジフードを選んでください。