
【おすすめ】スチームクリーナーの比較&選び方! 人気のメーカーもご紹介
2025.5.31[更新]
スチームクリーナーは、高温の蒸気を使って頑固な汚れを簡単に落とすことができる掃除機器です。蒸気の力で汚れを浮かせて、洗剤を使わず家中をきれいにすることができます。スチームクリーナーは、各メーカーからさまざまなタイプのモデルが登場しているので、用途に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、Joshin web の家電担当者が、スチームクリーナーを選ぶ際のポイントをプロの視点でご紹介します。メーカーごとの特長やおすすめのモデルについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「K」が、スチームクリーナーのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
頑固な汚れにはスチームクリーナーが効果的
スチームクリーナーは、高温の蒸気を利用して汚れを効果的に浮かせ、除去する掃除機器です。水を高温に熱して蒸気を作り、汚れに直接吹き付けることで、汚れを浮かせて取り除きます。カビや雑菌の除去や、布製品の汚れ落としにも効果的です。
高温の蒸気が吹き出ることから「扱いが難しそう」「安全面で心配」と思われがちですが、そんなことはありません。各メーカーが、手軽に使える家庭用スチームクリーナーを展開しています。モップや通常の掃除機では手強い汚れも、スチームクリーナーなら簡単にきれいにできるでしょう。
スチームクリーナーのメリット
スチームクリーナーを使うメリットは、洗剤を使わずに頑固な汚れを落とせることです。レンジフードや換気扇にこびりついた汚れなどは、洗剤とブラシではなかなか取り除けません。ですが、スチームクリーナーなら、高温の蒸気を噴射して汚れを浮かせ、洗剤なしで落とすことができます。
また、スチームクリーナーは、高圧洗浄機と違って大量の水を使うことなく掃除ができるため、キッチンやバスルームだけでなく、家具やカーテン、カーペット、ソファーなどにも使用できます。殺菌・除菌効果があるモデルを選べば、お部屋をより清潔に保つことが可能です。そのほか、洗剤を使用せず水だけで掃除ができるスチームクリーナーは、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

スチームクリーナーのデメリット
スチームクリーナーには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。特に注意が必要なのは、スチームクリーナーの使用に適さない素材があることです。例えば、熱に弱いプラスチック製品や革製品は、色落ちや変形のおそれがあるので、スチームクリーナーの使用は避けてください。また、無垢フローリングも、変質や劣化、色ムラの原因になる可能性があります。不安な場合は、目立たない場所でテスト使用を行い、問題がないことを確認してから全体に使用することをおすすめします。スチームクリーナーが使用できる素材と、注意が必要な素材は下記のとおりです。
■スチームクリーナーが使用できる素材・注意が必要な素材の例
スチームクリーナーが使用できる素材 | スチームクリーナーの使用に注意が必要な素材 |
---|---|
複合フローリング、クッションフロア、カーペット、ラグ、畳、フロアタイル、タイル、モルタル、コンクリート など | 無垢フローリング、シートフローリング、ワックスの密着不良や経年劣化などがあるフローリング、プラスチック、革、壁紙、人工大理石 など |

スチームクリーナーは蒸気の力で汚れを落とす道具ですが、洗剤を併用することで、さらに洗浄効果をアップすることができます。何年も蓄積して落ちづらくなってしまった頑固な油汚れには、洗剤の併用がおすすめです。
スチームクリーナーを選ぶ際のポイントとは?
スチームクリーナーは、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。それぞれ本体の形状や加熱方式、タンクの容量などが異なり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。スチームクリーナーを選ぶ際には、いくつかのポイントを確認することで、ご家庭にピッタリのモデルを見つけることができます。具体的なポイントは下記のとおりです。
タイプ:使いたい場所に応じて選ぶ
スチームクリーナーには、「ハンディータイプ」「スティックタイプ」「キャニスタータイプ」の3種類があります。使い方や掃除したい場所によって最適なタイプが異なるので、タイプごとの特長を押さえておきましょう。
ハンディータイプ
ハンディータイプは、軽量かつコンパクトなデザインで、片手で操作が可能なスチームクリーナーです。家の中で汚れが気になる部分を見つけたらサッと取り出し、手軽に掃除ができます。本体が軽いので、キッチンのコンロ周りや水回りなどの高さがある場所も簡単に掃除できるのがメリットです。また、小回りがきくので、電子レンジの庫内や車内など、狭い場所を掃除する際にも活躍します。一方、給水タンクの容量が小さいため、長時間連続して使用することは難しく、一般的に10分程度の使用が限界です。そのため、床など広範囲な掃除には向いていません。

スティックタイプ
スティックタイプは、床や壁などの広い面の掃除に適しているスチームクリーナーです。本体が小さく軽いため、汚れが気になるときにサッと取り出して掃除ができます。先端部分の角度を変えられるものを選べば、ソファーなどの家具の下を掃除するのも簡単です。また、ホースを取り外すことでハンディータイプとして使えるモデルもあり、さまざまな場所の掃除に活用することができます。

キャニスタータイプ
キャニスタータイプは、大きな本体と大容量の給水タンクが特長のスチームクリーナーです。このタイプは、長時間連続して使用することが可能なので、広範囲な掃除を効率良く行うことができます。特に、家全体の床の掃除に便利です。また、キャニスタータイプは、蒸気を噴射する先端部分が軽いものが多く、壁や窓枠といった高い位置の掃除にも向いています。

加熱方式:汚れ落ちか手軽さで選択
スチームクリーナーは、加熱方式に応じて「ボイラー式」と「パネル式」の2種類があります。それぞれの特長は下記のとおりです。
ボイラー式
ボイラー式は、密閉したタンク内の水を加熱することで、高温の蒸気を生み出すスチームクリーナーです。大量のスチームを強力に噴射できるため、頑固な油汚れなどを落とす際に効果を発揮します。ただし、タンク内の水が高温になってから蒸気が出るようになるまで、約5分程度の時間(ヒートアップタイム)が必要となります。また、使用中にタンクに水の追加ができないため、連続使用時間に限界がある点にも注意が必要です。

パネル式
パネル式は、高温に熱したパネルに給水タンクから水を流し込み、瞬時に蒸気を発生させるスチームクリーナーです。ヒートアップタイムが約30秒程度と短いため、掃除したいときにすぐに使うことができます。また、使用中にタンクに水を追加することができ、長時間続けて使用することができます。価格を抑えたモデルが多いことから、スチームクリーナーのエントリーユーザーにもおすすめです。ただし、ボイラー式と比べると蒸気の噴射力が弱く、汚れが落ちにくいことがあります。

重量:軽量モデルなら長時間のお掃除も楽々
スチームクリーナーを選ぶ際、本体の重さも大切なポイントです。軽量モデルを選べば、長時間使用しても手や腕への負担が少なく、快適に掃除を行うことができます。スチームクリーナーの一般的な重量は、ハンディータイプでは1~2kg、スティックタイプとキャニスタータイプでは4kg前後です。なお、カタログや製品仕様では、本体重量に水を含まない場合が多いため、給水タンクを満タンにした状態での実質的な重量を計算しておくといいでしょう。

給水タンクの容量:容量が多いモデルほど長時間使用できる
長時間連続して使用したい方は、給水タンクの容量も確認しておきましょう。給水タンクが大きいモデルは長時間使用できるので、一度に広範囲を掃除できますが重量も増えます。一方、給水タンクが小さいモデルは、頻繁に水を追加する必要があるものの、軽量で持ち運びやすく短時間の掃除には便利です。

アタッチメント:さまざまな場所を効率良く掃除できる
スチームクリーナーを選ぶ際には、より効率的に掃除ができるアタッチメントの種類にも注目してください。スチームクリーナーには、布製品用や窓掃除用、フローリング掃除用など、掃除する箇所に応じて使い分けられるアタッチメントが付属することがあります。
例えば、家具の隙間など狭い場所の掃除ができる小さなヘッドや、シンク・風呂場などの汚れを落とせるブラシ型のヘッドなど、アタッチメントの種類はさまざまです。一方、本体の価格が抑えられていても、アタッチメントが別売りの場合、トータルコストが高くなるため注意しましょう。購入前には、欲しいアタッチメントが本体価格に含まれているかどうかを確認することが大切です。

安全性:小さなお子様やペットがいるご家庭は要チェック
スチームクリーナーを選ぶ際、小さなお子様やペットがいるご家庭では、安全性に優れたモデルを選択することが重要です。スチームクリーナーは高温の蒸気を扱うため、事故を防ぐための安全機能が備わっています。例えば、誤って操作しても蒸気が出ないスチームロック機能や、お子様のいたずらによる事故を予防するチャイルドロック機能のほか、空焚き防止機能などがあります。ご家庭の安全を守るためにも、スチームクリーナーを選ぶ際にはしっかりとした安全装置を備えたモデルを選びましょう。


スチームクリーナーを選ぶ際のチェックポイントは多くありますが、ご家庭での使い方や使う場所を想像し、最適なモデルを選ぶことが大切です。豊富なアタッチメントを活かせば、一台でさまざまな場所を効率的に掃除できます。
メーカー別・スチームクリーナーの特長
スチームクリーナーは、各メーカーから工夫を凝らした多彩なモデルが登場しています。ここでは、主要なメーカー2社の代表的な製品の特長をご紹介します。製品選びの参考にしてください。
ケルヒャー:業務用の技術を活かした高性能なスチームクリーナー
ケルヒャーは、高圧洗浄機で知られるドイツの清掃機器メーカーです。長年、業務用製品を開発してきた技術力を家庭用製品にも活かし、高性能な清掃機器を世界中で展開しています。同社のスチームクリーナーは、給水タンクの水を素早く沸騰させ、高温のスチームをたっぷり噴射できるのが特長。スチームの噴出が安定しているので、頑固な汚れも素早くきれいにすることができます。また、ラインナップの豊富さも特長です。ハンディータイプからスティックタイプ、キャニスタータイプまで豊富にそろっているため、用途に合わせて選択することができます。さらに、アタッチメントの豊富さも見逃せないポイントです。フロアノズル用のマイクロファイバー製のクロスや使い捨てクロス、ハンドブラシ用のマイクロファイバーカバー、カーペットの掃除に便利なカーペットグライダーなど、ご家庭のさまざまな場所を掃除できるアタッチメントがそろっています。

アイリスオーヤマ:高性能で使いやすいエントリーモデルが豊富
アイリスオーヤマは、家電や家具のほか、ペット用品、工具、ガーデニング用品など、幅広い製品の製造・販売を行う企業です。メーカーでありながら問屋の機能を兼ね備えることで、価格を抑えながらも高品質な製品を開発しています。同社のスチームクリーナーは、高性能かつ使いやすいエントリーモデルが豊富にそろっていることが特長です。約100℃のスチームで頑固な汚れを溶かして落とし、同時に除菌もできるモデルなどがあります。さらに、豊富なアタッチメントがそろっているのも特長です。汚れを落とすのが難しいコンロや鍋の焦げ、カーペットのシミなども、専用のアタッチメントを使えば、スチームクリーナー一台できれいにすることができます。また、多くのモデルにチャイルドロックやセーフティキャップなどの安全機能が付いているため、お子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

Joshin web家電担当者が厳選! おすすめスチームクリーナー
ではここで、プロの視点で選んだおすすめのスチームクリーナーをご紹介しましょう。いずれもJoshinweb の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ぜひご自身のニーズに合ったモデルを見つけてください。
担当者おすすめのスチームクリーナー
- 会員様web価格 29,100円 (税込)1,455 円相当(5%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年04月 発売◆ヒートアップ(待ち時間)約35秒、スチームがなくなったら給水タンクに水を入れて続けて長く使えます
◆洗剤不要で掃除と除菌
◆いろいろな場所のお掃除に
・噴射待ち時間(約):35秒
・連続使用時間(約):2時間
・スチーム温度(約):100℃
・本体質量:3.1kg
・本体寸法:幅236×奥行360×高さ253mm - 会員様web価格 17,950円 (税込)1,795 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年10月 発売◆洗剤を使わず水だけで除菌
◆スチームブラスターで頑固な汚れを狙い撃ち
◆回転モップが従来の2倍の効率で汚れを除去
・ヒートアップ時間(約):20秒
・本体質量(約):3.5kg
・本体寸法(約):幅378×奥行189×高さ1045mm - 会員様web価格 23,030円 (税込)2,303 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月23日( 月 ) 出荷2024年04月 発売◆ヒートアップ(待ち時間)約6分、連続噴射時間約30分。
◆もし30分ぶんのスチームを使い切ったら、キャップが回るようになるまで待ち、水を入れて再スタート
◆家中いろいろ掃除ができるアクセサリーが付属していて、初めてスチームクリーナーを使う方にぴったりのモデル
・噴射待ち時間(約):6分
・連続噴射時間(約):30分
・スチーム温度(約):100℃
・本体質量:2.9kg
・本体寸法:幅254×奥行380×高さ260mm - ◆用途に応じて使い分けできるスティック&ハンディタイプ
◆ドライスチーム方式なのでびちゃびちゃにならず床掃除にも最適
◆いつでも水の継ぎ足しができるパネル式
・噴射待ち時間(約):40秒
・連続使用時間(約):最大10分
・スチーム温度(約):100℃
・本体質量:1.6kg
・本体寸法:幅310×奥行130×高さ240mm
スチームクリーナーで家中すっきり!
頑固な油汚れやカーペットに染み付いた汚れ、フローリングのベタベタ汚れなど、掃除機だけでは手に負えない頑固な汚れに対しては、スチームクリーナーが強力な味方になります。キッチンからバスルーム、リビングまで、家中どこでも掃除することができ、アタッチメントを使うことで掃除できる範囲がさらに広がります。スチームクリーナーは、まだ使ったことがないという方に、ぜひおすすめしたい掃除アイテムです。きれいにするのをあきらめていた汚れをすっきり落として、清潔で快適な家を目指しましょう。
スタッフが実際に使ってみました
床や天井などのおそうじを想定し、キャニスタータイプやスティックタイプのクリーナーをスタッフがレポート! クリーナーの特長などもチェックしながら、気になる商品のレポートと比較しつつ、購入前の参考にご活用ください!