
【おすすめ】2槽式洗濯機の比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2025.3.17[更新]
洗濯機を選ぶ際には、一般的にドラム式洗濯機や縦型洗濯機などを選びがちですが、「2槽式洗濯機」という選択肢もあります。2槽式洗濯機は、一昔前の洗濯機というイメージがありますが、決してそんなことはありません。2槽式洗濯機は、無駄のないシンプルな機能と高い洗浄力が魅力で、飲食店や美容室などのほか、洗濯にこだわる方にも選ばれています。本記事では、Joshin web の家電担当者が、2槽式洗濯機を選ぶ際のポイントをご紹介します。いっしょに使うと便利な関連商品についてもまとめていますので、ぜひ製品選びの参考にしてください。

Joshin web 家電担当者「パオ村さん」が、2槽式洗濯機のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
洗濯槽・脱水槽が独立した2槽式洗濯機
2槽式洗濯機とは、洗濯槽と脱水槽がそれぞれ独立している洗濯機のこと。洗濯槽で洗い・すすぎが終わった後、洗濯物を手で脱水槽に移し替えて脱水を行います。全自動洗濯機などに比べると手間はかかりますが、洗浄力はとても高く、汚れものが多い方や洗濯にこだわる方に人気があります。 また、洗い・すすぎと脱水を並行して進められるので、洗濯物が多い方にも重宝される洗濯機です。
2槽式洗濯機のメリット
2槽式洗濯機には、洗浄力・脱水力の高さや掃除のしやすさなど、さまざまなメリットがあります。下記のようなメリットに魅力を感じる方は、2槽式洗濯機も選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

洗浄力・脱水能力が高い
2槽式洗濯機は、優れた洗浄力と脱水力がメリットです。全自動洗濯機など、ほかのタイプの洗濯機とは異なり、洗濯槽が一重構造のため、モーターの力が洗濯槽に伝わりやすくなっています。その結果、洗濯物をしっかりこすり合わせることができ、洗浄力が高くなります。さらに、2槽式洗濯機の脱水専用に作られた脱水槽は、洗濯物の水気をしっかり切ることができるため、干した洗濯物が乾きやすいのもメリットです。
掃除がしやすく、カビが発生しにくい
2槽式洗濯機は、洗濯槽が一重構造なので、ほかのタイプの洗濯機のように洗濯槽と外槽のあいだにカビが発生する心配がありません。また、内部が乾きやすい構造になっているため、カビの発生を防ぎやすいのも特⾧。さらに、造りがシンプルなので掃除も簡単で、パーツを取り外してさっとお手入れできる点も魅力です。
比較的手が届きやすい価格帯
比較的手が届きやすい価格帯のモデルが多いことも、2槽式洗濯機の特⾧です。一般的に洗濯容量4kg程度のモデルなら2万円台から、洗濯容量8kgと大きめのタイプでも4万円台から購入できます。ほかのタイプの洗濯機と比べて手が届きやすく、なるべく洗濯機の購入予算を抑えたい方にもおすすめできます。
洗濯が効率的かつ柔軟に行える
洗濯が効率的に行えるのも、2槽式洗濯機のメリットです。洗濯槽と脱水槽が分かれているため、洗濯物の量が多いときでも、脱水しながら次の洗濯を進めることができます。さらに、洗いが終わった後に汚れが十分に落ちていないと感じた場合、脱水の前にもう一度洗いを行うといった柔軟な対応も可能です。洗濯プロセスの自由度が高いので、仕上がりにこだわりたい方にも2槽式洗濯機はおすすめといえるでしょう。
2槽式洗濯機のデメリット
メリットの多い2槽式洗濯機ですが、洗濯にかかる手間や洗濯容量の少なさ、運転音の大きさなど、デメリットとなりうる点もあります。2槽式洗濯機の購入を検討する際には、下記の点も念頭に置いておきましょう。

洗濯に手間がかかる
2槽式洗濯機は、洗濯槽と脱水槽が分かれているため、洗濯が終わったら手動で洗濯物を脱水槽に移すという手間がかかります。洗濯のたびに手動で作業を行う必要があるため、洗濯回数が多いほど手間が増えてしまいます。 また、洗濯のあいだは当然、家にいなければなりません。洗濯から脱水まですべて自動で行ってくれる全自動洗濯機や縦型洗濯機、ドラム式洗濯機に慣れている方にとっては、不便だと感じるでしょう。
洗濯容量・脱水容量が小さい
2槽式洗濯機は、洗濯槽と脱水槽が2つに分かれているため、それぞれの槽が比較的小さい傾向があります。洗濯容量・脱水容量ともに4~5kg程度が一般的なので、毛布など大物の洗濯はできないことがあります。洗濯容量・脱水容量が8kg以上のモデルであれば大物の洗濯も可能ですが、モデルの選択肢は多くはないでしょう。
運転音が大きい
2槽式洗濯機は、運転音が大きくなってしまうこともデメリットといえます。特に、脱水中に内蓋がしっかり閉まっていないと、ガタガタと大きな音がします。集合住宅に住んでいる方や早朝・夜間に洗濯をする方、赤ちゃんがいるご家庭などにとっては運転音が気になるかもしれません。

2槽式洗濯機には、洗浄力の高さやシンプルな構造による壊れにくさなど、さまざまなメリットがあります。特に、洗濯にこだわりたい方や、汚れ物を洗濯することが多い方にはおすすめです。
2槽式洗濯機を選ぶ際のポイントとは?
2槽式洗濯機は、ほかのタイプの洗濯機と比較すると数は少ないものの、複数のメーカーからさまざまなモデルが登場しています。ご自身に合ったモデルを選ぶには、次のようなポイントをチェックしてください。
タイプ:洗い・すすぎにこだわるならツマミ式
2槽式洗濯機には、「ツマミ式」と「半自動式」の2つのタイプがあります。それぞれ洗濯の自由度が高かったり、洗濯が効率的に行えたりとメリットがあるので、各タイプの違いを知っておきましょう。

ツマミ式
ツマミ式の2槽式洗濯機は、本体についているツマミを操作することで、洗い・脱水の運転時間を設定したり、給水・排水を行ったりします。洗濯物の汚れ具合や量に合わせて、洗い時間やすすぎ時間、給水量などを柔軟に変えられるので、洗濯の自由度が高いのが特⾧です。ただし、手動での調整が多い分、洗濯物をきれいに仕上げるには経験を積む必要があります。また、洗濯中に洗いからすすぎへの切り替えといった操作が必要なため、洗濯に手間をかけたくない方には向きません。
半自動式
半自動式の2槽式洗濯機は、洗濯槽での給水~すすぎ、脱水槽でのすすぎ~排水を自動で行うことができます。ツマミ式と比べて洗濯中の操作が少なく、洗濯と並行してほかの家事を行えるなど、効率的に洗濯を進めることができます。2槽式洗濯機は使いたいけれど、忙しくて洗濯だけに時間はかけられないといった方におすすめです。
洗濯槽・脱水槽の素材:ステンレス製かプラスチック製か
2槽式洗濯機には、洗濯槽・脱水槽の素材が「ステンレス製」のモデルと、「プラスチック製」のモデルがあります。それぞれの違いを押さえておきましょう。

ステンレス製
ステンレス製の洗濯槽・脱水槽は、黒カビが発生しにくく、衛生面で優れています。また、耐久性にも優れているので、⾧く使い続けられるのが魅力です。
プラスチック製
プラスチック製の洗濯槽・脱水槽は、さびにくいのでベランダなど屋外に設置しての使用に向いています。また、ステンレス製よりも価格が抑えられるため、比較的リーズナブルな価格設定となっています。
洗濯容量:1.5kg×家族の人数+αが目安

洗濯容量とは、一度の洗濯でどれだけの衣類を洗えるかを示すものです。1日あたりに出る洗濯物の量は、1人約1.5kgが目安になります。実際に洗濯機を選ぶ際には、さらに少し余裕を持たせた洗濯容量のモデルを選ぶのがおすすめです。
週末などにまとめ洗いをする場合は、一人暮らしでも5~6kg、2人暮らしなら7~9kg、4人暮らしなら10kg程の洗濯容量があると便利。洗濯容量が8kg以上のモデルであれば、毛布などの大物も洗えます。なお、メインの洗濯機は別にあり、2槽式洗濯機をサブ洗濯機として使うなら、本体サイズが大きすぎない洗濯容量4.5kg以下のモデルがおすすめです。
洗濯機能:つけ置き洗いやソフト洗い対応モデルをチェック
2槽式洗濯機を選ぶ際には、搭載されている洗濯機能もチェックしておきましょう。2槽式洗濯機に採用されている代表的な洗濯機能には、下記のようなものがあります。
つけ置き洗い
つけ置き洗いは、洗剤を溶かした水に洗濯物をつけ置いてから洗濯運転を行うことで、汚れを落としやすくする機能。作業着やユニフォームなど、汚れが多くついた衣類をよく洗う方におすすめです。
ソフト洗い
ソフト洗いは、衣類をこすりすぎず優しく洗う機能。デリケートな素材や下着などを傷めず洗濯したい方におすすめです。
設置場所:本体サイズや防水パンに収まるかをチェック
2槽式洗濯機を購入する際には、本体の幅・奥行・高さを確認し、設置場所に無理なく置けるか確認が必要です。また、設置場所に防水パン(洗濯機から床への漏水を防ぐための樹脂製の土台)がある場合は、その内寸や形状をチェックし、本体が収まることを確認してください。 なお、2槽式洗濯機の洗濯槽・脱水槽の蓋は上向きに開くので、本体の上方に十分なスペースがあるかどうかの確認も必要です。
搬入経路:洗濯機の横幅+6cm 以上のスペースが必要

2槽式洗濯機を購入する際には、搬入経路の確認も必要です。エレベーターや階段、廊下、部屋の入り口など、搬入経路の幅を測ってください。経路の一番狭い部分で、洗濯機の横幅+6cm 以上のスペースがあるかどうかが目安となります。 ただし、階段の踊り場が曲がりづらい特殊な形状をしていたり、手すりやドアノブが障害物となってしまったりすると搬入できないことも。判断に迷ったときは、販売店などにお問い合わせください。
静音性:静音性を重視するなら45~50dB 程度のモデルを
2槽式洗濯機は、ほかのタイプの洗濯機に比べて運転音が大きい傾向がありますが、静音性を重視したモデルもあります。集合住宅にお住まいの方や、早朝・夜間に洗濯する機会が多い方などで、静音性が気になるなら、洗濯時の運転音が45dB(デシベル)前後、脱水時の運転音が50dB程度のモデルを選ぶのがおすすめ。
騒音レベルは40dBで図書館内くらい、50dBで静かな事務所の中くらいであるため、集合住宅や夜間の洗濯でも安心です。
■一般的な騒音値の基準と目安
音のうるささ | 生活への影響 | 騒音値 |
---|---|---|
うるさい | 騒音が大きく、かなり声が大きくないと会話ができない | 70dB |
騒音が大きく、声が大きければ会話ができる | 60dB | |
普通 | 騒音が大きいが、通常の会話はできる | 50dB |
騒音が聞こえるが、会話には支障がない | 40dB | |
静か | 騒音は非常に小さく聞こえる | 30dB |
騒音はほとんど聞こえない | 20dB |

保証・アフターサービス
2槽式洗濯機を購入する際は、保証期間やアフターサービスについても確認してください。主要なメーカーの製品であれば、万が一故障したときでも保証期間内なら無料で修理が受けられる可能性があります。ただし、修理内容によっては無料修理規定に該当しない場合もあるので、不具合が生じた場合はメーカーに相談してみましょう。


ツマミ式の2槽式洗濯機は、洗濯中に操作が必要なため手間がかかるイメージがありますが、洗濯の自由度が高いのがメリットです。洗濯物の汚れ具合で洗濯工程をコントロールできる上、ツマミを使って水の量を細かく調整できるため、節水効果にも優れています。2槽式洗濯機のメリットを最大限に活かしたいなら、ツマミ式がおすすめです。
Joshin web 家電担当者が厳選!おすすめ2槽式洗濯機
ではここで、プロの視点で厳選した2槽式洗濯機をご紹介しましょう。いずれも Joshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、ご家庭に合った一台を見つけてください。
- ◆Bigパルセーターが衣類を大きくかくはんするので、泥汚れなどをしっかりと落とします◆脱水槽にはキズや汚れが付きにくいステンレス素材を採用◆風呂水ポンプ(別売)を使うときに便利な給水口を搭載
・容量:洗濯・脱水5.0kg
・寸法:幅785×奥行435×高さ918mm - ◆大容量8kgなので一度に洗える◆大きい文字で見やすい操作パネル採用◆切り替えしやすい新型つまみ
・容量:洗濯8.0kg/脱水5.0kg
・寸法:幅820×奥行465×高さ995mm
- 会員様web価格 39,980円 (税込)3,998 円相当(10%) ポイント進呈最短 6月24日( 火 ) に配送・設置致します2022年02月 発売◆シンプル操作&大型ダイヤルで使いやすさ向上◆洗濯・脱水容量5kgにアップ◆清潔感ある新デザイン
・容量:洗濯・脱水5kg
・寸法:幅830×奥行482×高さ938mm - ◆つけおきタイマー搭載◆お知らせブザー◆ステンレス脱水槽&抗菌パルセーター
・容量:洗濯・脱水6.5kg
・寸法:幅800×奥行434×高さ882mm
2槽式洗濯機のおすすめ関連商品
2槽式洗濯機は、2つの槽を備えているため、同容量の縦型洗濯機やドラム式洗濯機よりも横幅が広くなりがち。設置スペースによっては、適切な位置に設置できなかったり、洗濯機の高さが合わなかったりするケースもあります。ここでは、2槽式洗濯機を上手に設置するために必要な商品をご紹介します。
高さ調節脚・専用台
高さ調節脚や専用台は、2槽式洗濯機の下に置き、床とのあいだに隙間を作るためのアイテムです。排水ホースが取り付けやすくなったり、稼働時の騒音が抑えられたりするだけでなく、洗濯機の下の掃除がラクになったりといったメリットがあります。

2槽式洗濯機は汚れ物の多い方や洗濯にこだわる方にピッタリ
2槽式洗濯機は、一昔前の洗濯機というイメージがありますが、今でも多くの飲食店や美容室のほか、ご家庭でも使われている洗濯機です。洗浄力の高さや掃除のしやすさ、洗濯にかかる時間の短さなど多くの魅力があり、汚れ物をたくさん洗濯する方や洗浄力にこだわりたい方にピッタリ。近年では、汚れが多くついたお子様の衣類などを洗うためのサブ洗濯機として購入される方も増えています。
2槽式洗濯機に興味のある方は、ぜひこの記事を参考に最適な一台を選んでみてください。
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