モバイルバッテリーの安全な捨て方は?無料回収の方法や注意点まとめ
2026.7.11[更新]
モバイルバッテリーの寿命は、毎日使うなら1年から1年半が目安とされています。充電池が劣化したモバイルバッテリーを使い続けたり放置したりすると、膨張や発火のおそれがあり危険です。しかし、いざ処分しようとしても「どこに捨てたらいいのかわからない」「膨らんでしまったものはどうしたらいいの?」など、悩む方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、モバイルバッテリーの3つの捨て方を紹介します。無料で処分できる方法や、安全に捨てるために注意すべきポイントのほか、処分のタイミングについても見ていきましょう。
Joshin web パソコン担当者「うぇげいん・すま緒」が、モバイルバッテリーの安全な捨て方や注意点についてご紹介いたします!
モバイルバッテリーの3つの捨て方
モバイルバッテリーは、燃えるごみや燃えないごみとして捨てることはできません。しかし、資源有効利用促進法の対象となっているため、無料でリサイクルが可能です。まずは、古くなったモバイルバッテリーを安全に処分する3つの方法をご紹介します。
家電量販店などの回収ボックスでリサイクル
モバイルバッテリーを手軽に処分するなら、家電量販店などに設置されている回収ボックスの利用がおすすめです。モバイルバッテリーは、一般社団法人JBRCがリサイクルのために回収しており、全国の家電量販店や町の電気屋に「小型充電式電池リサイクルBOX」が設置されています。
小型充電式電池リサイクルBOXにモバイルバッテリーを入れるだけで、無料で回収してもらえます。買い物のついでに処分できるので、非常に便利です。
小型充電式電池リサイクルBOXを設置しているお近くのジョーシン店舗・回収協力店は、JBRCのウェブサイトから検索できます。

自治体によっては電池類として無料で回収
意外と知られていないのが、自治体によるモバイルバッテリーの回収サービスです。最近では、モバイルバッテリーを乾電池などと同じように、無料で回収している自治体が増えています。まずは、お住まいの自治体のウェブサイトで、どのようなルールになっているか確認してみてください。
例えば、名古屋市では2022年からモバイルバッテリーをほかの電池類といっしょに回収するサービスを開始しました。これは、ごみ処理時の火災事故を防止するための取り組みです。大阪市でも、同じく火災事故防止を目的として、2024年からモバイルバッテリーの訪問回収を実施しています。
ただし、自治体ごとに回収方法や回収日、出し方のルールは異なります。専用の回収袋が必要な地域もありますので、お住まいの地域の詳しいルールを確認してみてください。

不用品回収業者に依頼する
有料になりますが、モバイルバッテリーのほかにも処分したい不用品がたくさんある場合は、まとめて不用品回収業者に依頼するという選択肢もあります。モバイルバッテリー単体での依頼だと割高になってしまうため、この方法はほかの不用品と同時に処分したい場合におすすめです。
特に、冷蔵庫やエアコンなど、処分の手続きや運搬が大変なリサイクル家電を処分する予定がある場合は、モバイルバッテリーもいっしょに回収してもらえるか相談してみてください。
大型家電の処分と合わせてなら、割安で引き取ってもらえることもあります。業者によってサービス内容は異なりますので、見積もりの際には複数の業者に問い合わせてみるといいでしょう。
モバイルバッテリーを捨てるときの注意点
モバイルバッテリーは、ルールに沿って処分しないと火災などの危険があるため、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。安全に処分するための注意点について、詳しく見ていきましょう。
モバイルバッテリーの充電池の種類をチェックする
モバイルバッテリーに内蔵している充電池のほとんどはリチウムイオン電池ですが、機種によっては別の充電池が使われていることもあります。小型充電式電池リサイクルBOXで回収できるのは、「リチウムイオン電池」「ニッケル水素電池」「ニカド電池」の3種類なので、捨てる前に充電池の種類の確認が必要です。
モバイルバッテリーの取扱説明書を見るか、本体に記載されている表示をチェックしてみてください。「Li-ion」と書かれていればリチウムイオン電池、「Ni-MH」ならニッケル水素電池、「Ni-Cd」ならニカド電池です。
本体に記載がなくてわからない場合や別の表示がある場合は、リサイクルBOXに入れることができません。お住まいの自治体のルールを確認して、清掃センターに持ち込むなど、自治体ごとの処分方法に従いましょう。
端子部分にテープを貼って絶縁する
モバイルバッテリーに膨張などの異変がないかを確かめる
処分前に確認しておきたいのが、モバイルバッテリーの状態です。膨らんでいたり、外からの圧力で破損や変形をしていたりする場合は、小型充電式電池リサイクルBOXには入れられません。
このような状態のモバイルバッテリーは、お住まいの自治体に処分方法を相談する必要があります。放置すると危険なので、早めの対処が必要です。
名古屋市や大阪市のように自治体が直接モバイルバッテリーを回収している地域では、膨張や変形があっても同じルールで回収してくれる場合があります。

燃えるごみや燃えないごみに混ぜない
「小さいから燃えないごみで出してしまおう」と考える方もいるかもしれませんが、これは絶対にNGです。モバイルバッテリーは強い圧力や衝撃を受けると発火するおそれがあり、実際にごみ収集車やごみ処理場で火災事故が起きています。作業員の安全を守るためにも、一般ごみといっしょに出すのは絶対に避けましょう。
もし、お手持ちのモバイルバッテリーが乾電池式のモバイルバッテリーなら、電池を抜いた後の本体は一般ごみとして捨てることができます。

モバイルバッテリーを処分するタイミング
「まだ使えるから大丈夫」と思って、古いモバイルバッテリーを使い続けていませんか? モバイルバッテリーには寿命があり、適切なタイミングで処分することが安全のために重要です。
モバイルバッテリーの寿命の目安は、電池容量が本来の80%になった状態とされています。充放電回数でいうと300〜500回程度で、毎日使った場合は1年〜1年半で買い替えを検討したほうがいいでしょう。
「最近充電に時間がかかるようになった」「以前よりバッテリーの減りが早い気がする」「モバイルバッテリー本体が以前より熱くなる」といった症状が出てきたら、それは劣化のサインです。このような症状が見られたら、安全のためにも新しいモバイルバッテリーへの買い替えを検討してみてください。
古くなったモバイルバッテリーを「もったいないから」と放置するのは危険です。劣化が進むと膨張などのリスクが高くなるため、使わなくなったら早めに処分することをおすすめします。
モバイルバッテリーを長持ちさせるコツ
モバイルバッテリーは使い方次第で、寿命を延ばすことができます。モバイルバッテリーの劣化を遅らせる、ちょっとしたコツをご紹介します。
過充電・過放電しない
モバイルバッテリーの寿命を縮める大きな原因のひとつが、過充電と過放電です。過充電とは、バッテリーが満充電になってもコンセントにつないだまま放置すること。過放電とは、バッテリー残量が0%の状態で長時間放置することです。
「充電器につないだまま寝てしまった」という経験がある方も多いかもしれませんが、これは実はバッテリーにとって良くありません。充電が完了したらコンセントから外し、残量が0%になったら早めに充電することをおすすめします。

高温・低温の場所に保管しない
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池の許容周囲温度は、0〜45℃程度とされています。真夏の車内のような熱がこもりやすい場所や、零下になるような寒い環境での保管は避けるのが無難です。
特に夏場は注意が必要です。「車の中に置きっぱなしにしていたら、モバイルバッテリーが膨らんでしまった」というトラブルも実際に起こっています。
直射日光のあたる場所や暖房器具の近くも避けて、涼しい場所で保管することを心掛けてください。

充電しながらスマートフォンを使わない
ついやってしまいがちなのが、モバイルバッテリーでスマートフォンを充電しながら、そのスマートフォンを使うことです。これは「パススルー充電」と呼ばれる使い方ですが、充電と放電が同時に行われるため、二重に熱が発生してしまいます。この熱は、モバイルバッテリーにもスマートフォンにも悪影響を与える可能性があるのです。
充電中はなるべくスマートフォンの使用を控えるか、充電が完了してから使うようにすると、両方の機器を長持ちさせることができます。
パススルー充電をすることがどうしても多くなる場合は、過熱防止機能を備えたモバイルバッテリーがおすすめです。一定の温度になると出力を調節して高温にならないようにする機能で、バッテリーを劣化させる熱を抑えることができます。

モバイルバッテリーは状態を確認して、安全に処分しよう
移動中や外出先で充電できるモバイルバッテリーは、生活に欠かせない便利なアイテムです。しかし、古くなったものを放置したり、捨て方を間違えたりすると、危険なものでもあります。使わなくなったら、劣化が進む前に早めに処分することが大切です。
モバイルバッテリーはリサイクルの対象となっているため、基本的には無料で処分できます。家電量販店の小型充電式電池リサイクルBOXを利用したり、自治体の回収サービスを活用したりするなど、お住まいの地域に合った方法を選んで安全に処分しましょう。











