テレビが映らない原因とは?対処法と主なエラーコード、寿命を解説
2026.2.22[更新]
テレビが突然映らなくなり、困った経験がある方もいるのではないでしょうか。テレビが映らない原因としてはいくつかのケースが考えられるため、原因を特定して対処する必要があります。この記事では、テレビが映らないときの主な原因と、その対処法を紹介しています。また、よくあるエラーコードの種類やテレビの寿命についても解説しますので、参考にしてください。
Joshin web 家電担当者「ちよ」が、テレビが映らない原因と対処法を紹介いたします!
テレビが映らない8つの原因と対処法
テレビが映らない原因は、テレビの故障とは限りません。アンテナやケーブルの不具合、チャンネル設定の誤りなど、さまざまなケースが考えられます。まずは、テレビが映らないときにありがちな8つの原因と、それぞれの対処法についてご紹介します。
原因1 アンテナの故障や劣化、向き
地上デジタルテレビ放送(地デジ)を視聴するには、アンテナが必要です。通常、アンテナは電波を受信しやすい場所・向きに設置されていますが、アンテナ自体の故障や劣化のほか、何らかの原因で向きが変わるといったことが原因で電波が受信できなくなり、テレビが映らなくなることがあります。
アンテナは、常に屋外で雨風や紫外線などにさらされているため、故障や部品・ケーブルの劣化により、受信能力が低下する可能性があります。このようなケースでは、アンテナを修理または交換しなくてはなりません。また、強風などの影響でアンテナの向きが変わってしまった場合にも、専門業者に依頼して適切な向きに直してもらう必要があります。ご自身で屋根に上がって作業するのは、危険なので避けましょう。
アンテナに何らかの異常がある場合、テレビの画面に「E201」と「E202」のエラーコードが表示されることがあります。エラーコードについて詳しくは後述しますが、E201は天候不良などによる一時的な電波の受信強度(アンテナレベル)低下であることが多く、時間を置けば回復するケースがあります。なお、一時的なものではなく、普段からアンテナレベルが低い場合は、下記の3つの方法でアンテナレベルを上げることが可能です。ただし、いずれの方法も詳しい知識が必要な作業なので、専門業者に依頼することをおすすめします。
アンテナレベルを上げる方法
- ブースター(増幅器)を設置する
- アンテナの向きを調整する
- 受信感度の強いアンテナに交換する

E202とともに「信号が受信できません」「アンテナを調整してください」といったメッセージが表示されたときは、最初にアンテナ端子からケーブルが抜けていないか確認してください。続いて、テレビを再起動したり、アンテナケーブルの再接続を試してみたりします。それでもE202 が表示されているようであれば、専門業者に相談するのがおすすめです。
原因2 ケーブルの劣化や長さ
アンテナで受信した電波(信号)は、アンテナケーブルを通じてテレビ本体に伝わり、映像と音声に変換されます。このとき、ケーブルが劣化していたり、長すぎたりすることで、信号が弱まってしまうケースがあります。
アンテナ端子とテレビを接続するケーブルの状態を確認し、古いケーブルを使い続けている場合は、新品へと交換するのもひとつの方法です。また、ケーブルが長すぎるようなら、できるだけ最短距離で接続できる長さのものに変えるといいでしょう。

原因3 電源コードの抜け落ち
テレビが突然映らなくなってしまう原因として、意外に多いのが電源コードの抜け落ちです。掃除のためにテレビ台を移動させたり、テレビ背面に掃除機をかけたりした際に、コンセントから電源プラグが抜けてしまったり、テレビ本体から電源コードが抜けてしまったりする場合があります。テレビの主電源そのものが入らないときや、本体のボタンなどを操作してもまったく反応がないときは、電源コードがしっかりと挿し込まれているかチェックしましょう。

原因4 ブースターの電源が入っていない
テレビ本体の電源が入っていても、ブースターの電源が切れていることが原因でテレビが映らない場合もあります。ブースターとは、アンテナが受信する電波が弱い場合に、適切な強さまで信号を増幅するための増幅器です。ブースターはどの住宅にも必ず設置されているわけではないため、まずはブースターの有無を確認しましょう。
ブースターには屋外用と室内用の2種類があります。屋外用の場合は屋根の上などに設置されているケースが多いことから、状態を確認するには専門業者への依頼が必要です。室内用はテレビの背面などに設置できるコンパクトなタイプもあるため、テレビ周辺にブースターが設置されているか確認することをおすすめします。その上で、ブースターの電源プラグがきちんとコンセントに挿し込まれているか、ブースター本体の電源は入っているかを確認してください。

原因5 チャンネル設定の誤り
テレビのチャンネル設定を誤っている場合にも、テレビが映らなくなることがあります。テレビを設置した際にお住まいの地域ごとのチャンネル設定を行っているはずですが、何らかの原因で設定が変わってしまった場合、番組を視聴できなくなってしまう可能性があります。設定された地域がご自身のお住まいの地域か確認しましょう。
チャンネル設定の方法はテレビの機種ごとに異なりますが、一般的には「チャンネル設定」などのメニューから設定し直すことができます。また、テレビが設置されている地域で受信可能なチャンネルを、自動で検知する機能が搭載されているモデルも少なくありません。取扱説明書を参照しつつ、必要に応じて正しいチャンネル設定に変更してください。

原因6 電波障害
テレビやアンテナに問題がなかったとしても、電波障害が起きていればテレビが映らなくなる場合があります。電波障害の主な原因としては、下記の4つが考えられます。
無線による電波障害
居住地域一帯で電波障害が発生している場合には、別のテレビ電波塔や中継局の電波が混信していたり、アマチュア無線などの電波が干渉していたりする可能性があります。あるいは、携帯電話の電波が何らかの原因で混信していることもありえます。いずれも、影響は一時的なものと考えられるため、少し時間を置いてテレビが映るかを試してみましょう。
近隣の工事による電波障害
自宅の近隣に高層の建物などが建造されたり、すでに建てていたマンションなどで大規模な工事が行われたりすると、その影響で電波障害が発生する場合があります。近隣で大規模な工事が行われているようなら、近所の方々にテレビを問題なく視聴できているか聞いてみるといいでしょう。ほかの家庭でも同様の問題が発生しているようなら、総務省の各総合通信局等の窓口やNHKの技術相談窓口、一般社団法人700MHz利用推進協会などに電波障害の状況を伝え、相談してみることをおすすめします。
模様替えによる電波障害
部屋の模様替えをして、テレビやほかの電化製品を移動したようなら、その影響で電波の受信状態が変化した可能性も否定できません。テレビ周辺の電化製品や電子機器の電源を切り、受信状態が変化するか確認しましょう。特定の電化製品などの電源をオフにした状態でテレビが正常に映るようなら、その電化製品が何らかの原因でテレビの電波と干渉していると考えられます。
天候による電波障害
強風や雷といった悪天候の際には、電波の受信状態が一時的に悪化することがあります。この場合の電波障害はあくまでも一時的なもののため、天候が回復するのを待ってテレビが映るか確認しましょう。
原因7 放送局側の問題
テレビの特定のチャンネルが映らない場合には、放送局側で何らかの問題が発生していることも考えられます。該当する放送局のウェブサイトなどで、何らかの障害やトラブルに関する情報が掲載されていないかを確認してください。
放送局側の問題だった場合、どの世帯でもその放送局の番組は映らない状態になっています。放送局側で問題が解消されるのを待ちましょう。

原因8 テレビの故障
これまでに紹介した原因に該当しておらず映像が映らないようなら、テレビ本体が故障しているのかもしれません。特に、自宅にテレビが複数台あって1台だけ映らないときは、そのテレビに何らかの不具合が生じている可能性があります。テレビ本体の故障の原因として、内部の基板に問題が発生しているケースが挙げられます。この場合、基板を交換するなどの修理対応が必要です。テレビの保証期間を確認し、購入した販売店に問い合わせて修理を依頼しましょう。
なお、雷などの影響で、テレビに不具合が発生する場合もあります。自宅が直接落雷の被害を受けなくても、雷が発生しているエリアでは、電化製品が電磁的な影響を受けるケースも。この場合、一時的な過電流や電波の不具合の影響で、テレビが映らないだけの可能性もあるため、時間を置いて解消されるか確認してください。ただし、内部の電気回路にまでダメージが及んでいる場合には、修理や部品交換が必要です。

テレビに表示されたエラーコード別の対処法
テレビが映らないとき、画面に「E」で始まるエラーコードが表示されることがあります。エラーコードによって発生している不具合がどのようなものかがわかるため、必ず確認しましょう。よくあるエラーコードとその内容、主な対処法は下記のとおりです。
■テレビの主なエラーコードの種類と対処法
| エラーコード | エラーの原因 | 主な対処法 |
|---|---|---|
| E100 | B-CASカードが挿入されていない | B-CASカードを入れ直す |
| E101 | B-CASカードが読み取れない | B-CASカードを入れ直す |
| E102 | B-CASカードが認識できない | B-CASカードを入れ直す |
| E103 | 契約していないチャンネルを選択している | 地デジに切り替える |
| E200 | 放送されていないチャンネルを選択している | 地デジに切り替える |
| E201 | アンテナレベルが低下している | 時間を置いてから確認する アンテナレベルを上げる 受信アンテナ設定を変更する |
| E202 | 電波を受信できていない | アンテナ端子が抜けていないか確認する テレビを再起動する チャンネル設定が正しいか確認する |
| E203 | 放送が休止している | ケーブルの接触不良がないか確認する 受信アンテナ設定を変更する |
| E204 | チャンネルが存在しない | 別のチャンネルに切り替える |
| E205 | 有料放送の契約期限が切れている | 契約状況を確認する |
| E209 | アンテナケーブルがショートしている | アンテナケーブルを確認する |
テレビが映らない際によく表示されるエラーは、「E201」と「E202」です。E201 は、テレビの配線・アンテナの不具合や天候不良により、アンテナレベルが下がっているときに表示されます。E202 は、主にアンテナに不具合があり、電波が受信されない状況を示すコードです。
テレビの平均寿命はどのくらい?
内閣府が公表している「消費動向調査 令和7年3月実施調査結果」によると、テレビの平均使用年数は10.5年です。一般的にテレビの寿命は、10年程度と考えていいでしょう。ただし、テレビの寿命は使用状況や使用頻度など、さまざまな要因によって変わります。購入から10年経過していない場合でも、寿命が近づいている可能性はゼロではありません。一例として、下記のような症状が現れたら買い替え時期が迫っていると考えられます。
テレビの寿命が近づいているサイン
- 電源が入らない
- リモコンや本体のボタンを押しても反応がない
- 以前と比べて画面が暗くなった
- 音が出ない
- 音が途切れたり雑音が入ったりする
- 画面に線が映り込む
- 異臭がする

こうした症状が見られるテレビを使い続けていると、いつどのタイミングでテレビが映らなくなるかわからないだけでなく、火災などの原因になることもあります。できるだけ早期にテレビを修理に出すか、状況によっては新しいテレビへの買い替えを検討するのがおすすめです。
テレビが映らないときは、原因を突き止めて解消しよう
テレビが映らない原因は、さまざまなものが考えられます。テレビ本体やアンテナなどに不具合がなければ、適切に対処することで、すぐにテレビが映る状態になるケースも少なくありません。一方で、テレビそのものが故障していたり、不具合が発生していたりするようなら、修理や買い替えが必要です。
今回ご紹介した内容を参考に、テレビが映らない原因を突き止めて、問題解消を試みてください。










































