MicrosoftのWindowsは世界で最も普及しているOSで、多くのメーカーのパソコンに搭載されています。ビジネスや学習、ゲームなど、幅広い種類のソフトウェアが使用できるほか、対応する周辺機器が豊富なのも特長です。

• Windows

AppleのmacOSは、直感的に操作できるユーザーインターフェースと性能で、ミュージシャンやデザイナーなど、多くのクリエイターから支持されているOSです。Apple製パソコンの「Mac」にのみ搭載されています。

• Mac

Googleが開発したChromeOSは、高速で軽快な動作が特長です。インターネットに接続しての利用に最適化されているほか、Androidスマートフォン対応のアプリケーションも利用できます。ChromeOSを搭載した「Chromebook」はリーズナブルなモデルが多く、初めてパソコンを使うエントリーユーザーにもおすすめです。

• Google Chrome

パソコンの処理能力に最も影響するのが、CPUです。15インチノートパソコンのCPUは、インテルの「Core i」とAMDの「Ryzen」が主流です。

ウェブ会議をしながらの資料作成やブラウザの複数タブを開いての作業など、マルチタスクを行う場合には、「Core i5」および「Ryzen 5」以上が推奨されます。画像・動画編集ソフトを使用する場合や、ゲームをプレイする場合など、高い処理能力が求められる作業を行うためは、「Core i7」および「Ryzen 7」以上のCPUを選ぶと快適な作業が可能です。

• インテル Core i5
• インテル Core i7
• ノートパソコン AMD Ryzen 5
• ノートパソコン AMD Ryzen 7

メモリ（RAM）は、作業中のデータをパソコンに一時保存するためのパーツです。メモリの容量が大きいほど、ソフトウェアの動作が快適になります。

タブを複数開いてのウェブブラウジングや、それと資料作成などを同時に行う場合は、8GB以上のメモリを搭載したモデルがおすすめです。8GB以上あれば、一般的なビジネス用途で快適に作業することができるでしょう。

なお、画像処理や動画編集、ゲームプレイなどと別のタスクを同時に行いたい場合は、16GB以上あると安心です。さらに快適な使用感を求める場合は、32GB以上という選択肢もあります。

ストレージとは、パソコンにデータを保存する場所のことです。ストレージの種類には、主に「SSD（ソリッドステートドライブ）」と「ハードディスク（HDD）」の2つがあります。

最近の15インチノートパソコンのストレージは、SSDが主流です。SSDはデータの読み書きが速く、パソコンの起動時間がハードディスクよりも短縮できます。また、アプリケーションの起動も高速なため、作業を快適に進めることが可能です。容量は、文書作成などの一般的なオフィスワークであれば256GBで十分ですが、動画編集を行ったり、多くのソフトウェアをインストールしたりする場合は、512GB以上をおすすめします。

ハードディスクは、SSDに比べてリーズナブルで、大容量のデータ保存が必要な場合に適しています。SSDの速さを活かすなら、パソコンに内蔵されているストレージとは別に、外付けハードディスクを追加するのがいいでしょう。据置用のハードディスク以外に、ノートパソコンで使いやすいポータブルタイプの外付けハードディスクも登場しています。

• SSD／eMMC 256GB
• SSD／eMMC 512GB
• 外付けハードディスク
• SSD（ソリッドステートドライブ） 外付けタイプ

15インチノートパソコンでは、タッチパネル機能を搭載したモデルも選択できます。タッチパネル機能を搭載したモデルは、スマートフォンやタブレットパソコンのように、指先で画面にふれて直感的に操作が可能です。

また、タッチペン（スタイラスペン）を使用すれば、手書き入力やデジタルイラストの作成も容易になります。特に、デザイン、映像編集などのクリエイティブな作業や、プレゼンテーションを行う際にタッチパネル機能があると便利です。

• タッチパネル搭載

解像度は、画面を構成する点（ドット）の数を表すものです。15インチノートパソコンの解像度は、フルHD（1920×1080）が主流。フルHDは、文字や画像をくっきりと表示できるので、一般的なウェブブラウジングやビジネス用途に適しています。

また、フルHDを超える高解像度ディスプレイを搭載したモデルも増えています。中でも4K（3840×2160）は、フルHDの約4倍の解像度を持ち、より細かく美しい映像を表示することが可能です。映像コンテンツを楽しんだり、グラフィックデザインをしたり、高解像度でゲームをプレイしたりするといった用途には、高解像度のモデルが適しているでしょう。

15インチノートパソコンのキーボードには、テンキーがついたモデルと、ついていないモデルがあります。Excelや会計ソフトを頻繁に利用するなら、テンキーがついていると数値入力がスムーズになり、作業効率がアップします。

また、打鍵音が静かなモデルのキーボードなら、周囲に気兼ねなくタイピングすることが可能です。オフィスや図書館など静かな環境で作業することが多い場合は、静音性の高さもチェックしましょう。

15インチノートパソコンの平均的な重さは、1.5～2.5kg程度です。通勤・通学で頻繁に持ち歩いたり、外出先で作業したりすることが多い場合は、1.5kg以下の軽量モデルをおすすめします。

自宅やオフィスで主に据置用として使用する場合は、重さが2.5kg程度のモデルでも問題ありません。

文書作成や表計算などのソフトをまとめたMicrosoft Officeを利用する予定がある場合は、Microsoft Officeがプリインストールされているか確認しておきましょう。プリインストールモデルなら、パソコンの購入後すぐにMicrosoft Officeを利用できます。パソコンとMicrosoft Officeを別で購入するよりも費用を抑えられますし、インストールをする手間も省けます。

• ノートパソコン Microsoft Office 搭載

インターフェースとは、パソコンと外部周辺機器との接続部分です。15インチノートパソコンを選ぶ際には、インターフェースの数と種類もチェックしてください。

15インチノートパソコンは本体サイズが比較的大きいので、USB Type-Cを含むUSBポート、HDMI端子、SDカードスロットなど、多様なインターフェースを搭載しているのが一般的です。そのため、外部モニターやプロジェクター、USBメモリ、デジタルカメラなど、さまざまなデバイスとの接続ができます。

CDやDVD、ブルーレイといったディスクで提供される音楽・映像を鑑賞したり、ディスクからソフトウェアをインストールしたりすることが多い方は、光学ドライブを搭載したモデルがおすすめです。光学ドライブがあれば、画像や動画などのデータを、ディスクに書き込んで保存することもできます。

なお、光学ドライブを搭載していないモデルでも、外付けの光学ドライブを接続すれば、ディスクを使ったデータの読み書きが可能です。

• BD・DVDドライブ

NECは、コンピューターや通信機器の製造販売、ITサービスの提供、通信インフラの構築など、幅広く事業を展開している日本を代表する電機メーカーです。

同社の代表的な15インチノートパソコンは、光学ドライブやテンキーを搭載した「LAVIE N15」。CPUは、Core i3、i5、i7から、コストパフォーマンスに優れたCeleron搭載モデルまで、用途に応じて選択できます。メモリは最大32GB、ストレージはSSDで最大1TBまでを用意。また、ブルーレイディスクドライブやDVDスーパーマルチドライブを搭載したモデルのほか、光学ドライブを搭載しないモデルも選択可能です。映像処理を担うGPUにインテルのArc A350Mを搭載したモデルなら、デザインや映像編集などのクリエイティブな作業も快適になります。

そのほか、ご自宅でトラブル対応を行う全国出張サービスや、故障で失われたデータを復旧するサービス、メーカー保証期間を延長するサービスパックなど、国内メーカーならではの充実したサポート体制も魅力です。

• NEC ノートパソコン 15～15.9型

MSIは、1986年に台湾で設立された、パソコンとその関連製品を幅広く製造販売するメーカーです。

同社の15インチノートパソコンは、ゲームプレイやデザイン作成・映像編集などのクリエイティブ作業に適したモデルを多くラインナップ。特に、ゲーミングノートパソコンは人気が高く、NVIDIAの最新世代のGPUである「GeForce RTX 40」シリーズを搭載したハイクラスモデルなども展開しています。

ゲーミングノートパソコンの「Katana」シリーズは、CPUにRyzen 9を搭載した、デスクトップパソコンに匹敵するマルチタスク処理性能を持つモデルです。また、AI（人工知能）専用のプロセッサ「AMD Ryzen AI」を搭載しており、CPUやGPUに負担をかけることなくAIを活用できます。ゲームだけでなく、幅広い用途で高いパフォーマンスを発揮する一台といえるでしょう。

• MSI ノートパソコン 15～15.9型

Acer（エイサー）は、1976年に台湾で設立された、ノートパソコンやデスクトップパソコンなどの電子機器および関連機器の製造販売を行うメーカーです。

同社の15インチノートパソコンは、一般用途向けの「Aspire」シリーズ、ゲーミングノートパソコンの「Nitro」シリーズや「Predator」シリーズなど、さまざまなモデルを展開しています。

Aspireシリーズは、リーズナブルな価格帯で、文書の作成やウェブブラウジングなど基本的なパソコン作業のニーズを満たせる、コストパフォーマンスに優れたモデルです。Nitroシリーズは、ビギナーからベテランまで幅広いゲーマー向けのモデル。Predatorシリーズは高速のCPUにハイパフォーマンスなGPU、高精細なディスプレイを組み合わせたハイクラスなゲーミングノートパソコンです。いずれも、快適なゲームプレイ環境を実現し、ゲームの世界への没入感を高めてくれます。

• Acer ノートパソコン 15～15.9型

Microsoft（マイクロソフト）は、1975年にアメリカで設立され、世界一のシェアを誇るOSのWindowsを開発するなど、グローバルな市場でリーダーシップを発揮しているメーカーです。

同社の15インチノートパソコンは、「Surface Laptop」シリーズをラインナップしています。CPUにはCore i7を搭載し、日常的な作業からデザイン作成や動画編集といったプロフェッショナルな用途まで幅広く対応。ディスプレイは、鮮やかな色彩と高い視認性の「PixelSense ディスプレイ」を採用しています。また、タッチパネル機能搭載で、直感的な操作が可能です。スリムでスタイリッシュなデザイン、約1.5kgの軽量設計、最大約17時間の長時間バッテリーなども特長となっています。

なお、Surface Laptopシリーズには、Microsoftが提唱する次世代パソコン「Copilot+ PC」に準拠したモデルもあります。AI（人工知能）アシスタントの「Copilot in Windows」を搭載し、調べ物やウェブサイトの要約・翻訳、Windowsの設定変更など、AIを活用したさまざまな機能が使用可能です。

• Microsoft ノートパソコン 15～15.9型

15インチノートパソコンに、大画面のゲーミングモニターを組み合わせると、画面の表示領域が拡張され、より没入感のあるゲームプレイが可能になります。動きの激しいシューティングゲームや格闘ゲームなどをプレイするなら、144Hz以上の高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターがおすすめです。

• ゲーム向けおすすめディスプレイ

ゲーミングマウスは、通常のマウスよりも正確で迅速な操作が可能で、カスタマイズ可能なボタンを備えているモデルも多いのが特⾧です。人間工学にもとづいたデザインにより、⾧時間の使用でも手に負担がかかりにくく、快適にゲームをプレイすることができるモデルもあります。

15インチノートパソコンでゲームをプレイする場合は、ぜひ手に入れたいアイテムのひとつです。

• ゲーミングマウス

ノートパソコンのキーボードに満足できない場合は、外付けのキーボードを使ってみてください。ノートパソコンはコンパクトな筐体にキーボードを収めるために、キーの配列が特殊だったり、キーピッチ（キーの中心から、隣り合ったキーの中心までの距離）が狭かったり、打鍵感が自分の好みでなかったりすることがあります。自分好みのキーボードを接続することで入力ミスが減り、作業効率もアップするでしょう。

また、ゲームをプレイするなら、ゲーミングキーボードを使用するのがおすすめ。ゲーミングキーボードは、複数のキーの同時押しに対応するほか、ショートカットコマンドを登録できるマクロ機能や、気分を盛り上げるLEDイルミネーションなど、ゲームプレイをサポートする機能を満載しています。

• キーボード

頭部に装着できるゴーグルのような形状のVRヘッドマウントディスプレイは、ゲームや映画などの映像コンテンツへの没入感を大幅に向上させる注目アイテムです。

VRコンテンツをスムーズに再生できる性能を備えた15インチノートパソコンと組み合わせると、友人宅や外出先など、あらゆる場所でVRを楽しむことができます。

• VRヘッドマウントディスプレイ