【おすすめ】スチームアイロンの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2025.1.19[更新]
蒸気を使って衣類のしわをきれいに伸ばせるスチームアイロンは、ワイシャツやブラウス、スーツを着る機会が多い方は、特に使う機会が多いアイテム。アイロン台を使ってしっかり仕上げるタイプからハンガーにかけたまま使えるタイプ、コードレスタイプなど、多彩な製品が登場しています。ここでは、Joshin web の家電担当者が、各メーカーの製品の中からプロの視点で選んだおすすめのスチームアイロンをご紹介します。選ぶ際のポイントやメーカーごとの特⾧も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Joshin web 家電担当者「K」が、スチームアイロンのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
スチームアイロンはしわ伸ばしの必需品
スチームアイロンとは、蒸気(スチーム)を利用して衣類のしわを伸ばすアイロンのことです。アイロン本体のタンク内に水を溜めておき、アイロンのかけ面(底面)の温度が一定以上になると、送られた水がスチームとなってかけ面の穴から出る仕組みになっています。スチームをあてた所にアイロンの熱を加えることで、衣類のしわをきれいに伸ばします。
スチームアイロンは、ウール素材のしわ取りやスーツ・スラックス・スカートなどの折り目付け、セーターをふっくらさせたいとき、細かいしわをとりたいときなどに活躍するほか、熱い蒸気による除菌・消臭効果も期待できます。
ドライアイロンとの違い
アイロンには、スチームアイロンとドライアイロンの2種類があります。ドライアイロンとは、スチームが出る機能を持たず、熱とアイロンの重さによってしわを伸ばす仕組みのアイロンです。水が苦手な素材や合成素材、綿、麻、絹素材をパリッと仕上げたいときなどに向いています。
しわ取りに水分を使いたい場合、スチームアイロンならそのまま対応できますが、ドライアイロンは別途霧吹きなどを用意しなくてはいけません。ただ、ドライアイロンはスチームアイロンと違って水を入れておくタンクがないので、水垢などが溜まらずお手入れがラク、機能がシンプルな分、リーズナブルなモデルが多いといった特⾧があります。
スチームアイロンは、襟やスラックス・スカートの折り目をつけたり、ワイシャツやブラウスのしわを伸ばしたりするのにピッタリ。また、洗濯して縮んでしまったり、たたんだときにしわがついてしまったりしたニットやセーターを、ふんわりさせるのにも活躍します。
スチームアイロンを選ぶ際のポイントとは?
スチームアイロンは、各社からさまざまな大きさやデザイン、機能を持った製品が登場しています。その中から、自分にとって使いやすいものを選ぶには、下記の項目がポイントになります。
タイプ:選ぶポイントは使用頻度や生活スタイルに合わせて
スチームアイロンには大きく分けて、「プレスタイプ」「衣類スチーマータイプ」「兼用タイプ」の3種類があります。
プレスタイプ
プレスタイプは、アイロン台の上で使うスチームアイロンです。ほかの2つよりスチームの量が多いのが特⾧。スチームをあてた上で、アイロンの重みと手で圧をかけてしっかりしわを伸ばせるので、頑固なしわにも対応できます。スラックスやスカートに折り目をつけたり、ワイシャツをパリッと仕上げたりするときに最適です。かけ面が大きいため、一度にたくさんの衣類にアイロンがけをする機会が多い場合にも適しています。重量はほかの2つより重く、アイロンをかけるには別途アイロン台が必要になります。
衣類スチーマータイプ
衣類スチーマータイプは、ハンガーにかけたまま使えるスチームアイロンのモデルです。アイロン台や広いスペースがなくても使えるので、気になった箇所のしわをサッと直したいときに便利。また、プレスしにくいジャケットのしわ伸ばしや部分的なしわ伸ばし、やわらかい素材の衣類のしわを取りたいときなどに向いています。一方、蒸気をピンポイントであてるのは難しいので、ボタン周りなどの細かい部分のしわ伸ばしには向きません。
兼用タイプ
兼用タイプは、取りたいしわや衣類の素材に合わせ、プレスタイプと衣類スチーマーを使い分けられるモデルです。スラックスの折り目付けから、ワイシャツの仕上げ、ハンガーにかけたままのしわ取りまで一台でできるので、場所やシーンに合わせて使い分けたい方にピッタリです。ただし、プレスタイプと比べるとアイロンのかけ面が小さく、衣類スチーマーと比べると重いので、それぞれの機能としての使いやすさは専用タイプにはかないません。アイロン台を使用してプレスをすることが多い方は、アイロンのかけ面の小ささから、作業効率が悪く感じる可能性があります。
コード:使い方によってコードの有無を確認
コードの有無は、スチームアイロンの取り回しの良さと使用時間に関わってきます。本体にコードがついていない「コードレスアイロン」と、電源コードがついた「コードつきアイロン」があります。
コードレスアイロン
コードレスアイロンはコードが絡むことがないので取り回しがしやすく、持ち運べるので場所を選ばず使えるのが魅力。ハンガーに衣類をかけたまましわを伸ばしたい場合などは、こちらのタイプが便利です。一方で、充電式のため連続使用時間には制限があるので、購入前にしっかり確認することが大切になります。
コードつきアイロン
コードつきアイロンは使用時間に制限がないので、一度に大量のアイロンがけをする場合に向いています。収納時にコードが邪魔にならないように巻き取れる、コードリールつきのモデルがおすすめです。
かけ面の素材:素材の滑りやすさと価格が比例する
アイロンのかけ面の素材の違いは、アイロンの滑り具合に影響します。「フッ素」「チタン」「セラミック」の3つが主流ですが、パナソニックの「ミラーマジ軽ベース」や東芝の「美(ミ)ラクルベース」など、メーカー独自の素材を使った製品もあります。チタンやセラミック、メーカー独自の素材は、滑りが良い分、製品価格は高めで、フッ素を使ったものは滑りにくい分、価格はリーズナブルになっています。
重量:取り回しのしやすさを考慮して選ぶ
アイロンの重さは、取り回しのしやすさや持ち運びやすさ、しわ伸ばしのしやすさと関係しています。プレスタイプでは、プレス時の圧力が弱まり、しわが伸びづらくなってしまうので、ある程度重さのあるものがおすすめです。取り回しを考えて、水タンクがいっぱいの状態で1kg前後のものを選ぶといいでしょう。衣類スチーマーなら、700g前後の軽いものが便利です。
立ち上がり時間:時短を目指すなら60秒以内が目安
立ち上がり時間とは、電源を入れてから使用可能な温度に達するまでの時間のこと。立ち上がりが早いほど、アイロンがけを素早く始められるので、できるだけ短いものを選ぶのがおすすめです。60秒以内での立ち上がりを目安にするといいでしょう。特にコードレスタイプの場合、立ち上がり時間が⾧いと連続使用時間が短くなってしまうので、立ち上がり時間は必ずチェックしてください。
スチーム:大量のスチーム噴射がおすすめ
スチームの噴射量や時間はモデルによって異なります。基本的には、大量のスチームを噴射できるほうが広範囲のしわを一気に伸ばせるので、作業効率は上がります。ただし、大量のスチームを噴射すると、その分タンクの水が速く減るので、噴射時間も必ずチェックしましょう。噴射量が多くても、タンクが大きいタイプであれば安心です。噴射量、噴射時間に加え、タンク容量も忘れずにチェックしてください。
そのほかの機能:あると便利で必要な機能をチェック
スチームアイロンには、ほかにも便利な機能が搭載されています。ご自身の用途や使用場面に合わせて、必要な機能を備えたものを選ぶといいでしょう。主な便利機能としては、以下のようなものがあります。
ハンガーショット
ハンガーショットはアイロンを立てた状態でスチームを噴射し、衣類をハンガーにかけたまましわを伸ばしたり、消臭したりできる機能です。アイロン台が不要なので、外出前など時間がないときでもラクに仕上げることができます。
オートオフ
オートオフは、一定時間アイロンの電源が入っていると、自動で電源が切れる機能です。消し忘れによるやけどや火災など、もしもの事故防止に役立ちます。
温度調整機能
温度調整機能とは、衣類の性質や素材に合わせてアイロンの温度を切り替えられる機能です。素材に応じた温度を選ぶことで、生地を傷めにくく、またしわを伸ばしやすくなります。
水漏れ防止機能
水濡れ防止機能とは、かけ面のスチーム孔や空気孔からスチーム用の水が漏れるのを防ぐ機能です。
スマートフォン連携
メーカーや商品ごとの専用アプリを使って、アイロンの温度や蒸気量をスマートフォンから調整できる機能を備えたモデルもあります。
家族が多く一度にアイロンがけをする枚数が多いならプレスタイプ、出勤前にサッとスーツのしわを取りたいなら小型で使いやすい衣類スチーマーなど、使い方によって最適な形は変わります。どんな場面で使いたいのかを考えてみましょう。
メーカー別・スチームアイロンの特⾧
スチームアイロンは、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。ここでは、主要なメーカーの代表的な製品の特⾧を紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
パナソニック:ハイスペックで使いやすい機能が豊富
パナソニックは1918年創業の、日本を代表する大手家電メーカーです。AV機器から家電、パソコン、住宅設備、照明まで、幅広く開発・製造・販売を手掛けています。スチームアイロンはプレスタイプから衣類スチーマー、兼用タイプまで幅広く展開しており、見た目も洗練されたデザインのモデルがそろっています。どんな向きでもしっかりスチームを噴射できる「360°パワフルスチーム」や、連続スチーム機能を搭載したモデルが人気です。
日立:機能的でコンパクトなモデルは普段使いに便利
日立は東京に本社を置く、世界有数の総合電機メーカー。キッチン家電から生活家電、空調季節家電など、幅広い製品を開発・製造・販売しています。スチームアイロンは、コンパクトなモデルが中心。衣類にスチームした後に、細かく裾仕上げや袖仕上げができる「プレスアタッチメント」機能を搭載した、衣類スチーマーが人気です。
東芝:かけやすさにこだわったコードレススチーマーの先駆けメーカー
東芝は、日本を代表する総合電機メーカーのひとつ。全方位に動かしやすい「美(ミ)ラクルベース」やボタン周りの細かい部分のしわも伸ばしやすい「楽がけライン」など、かけやすさにこだわった製品がそろっています。
ティファール:パワフルなスチームでしわを伸ばしウイルスも除菌・除去
ティファールは、フランス生まれの調理器具・小型家電メーカーです。衣類スチーマーと兼用タイプが中心で、1分あたり平均20gのパワフル連続スチームがしわをしっかり伸ばし、除菌やウイルス除去を可能にします。パワフルなスチームを搭載しながらも軽量なモデルがそろっています。
ブルーノ:おしゃれな見た目と立ち上がりの速さが魅力
キッチンアイテムやインテリアアイテムを手掛けるブランドであるブルーノ。立ち上がり時間わずか25秒で、見た目にもかわいい衣類スチーマーが人気です。素材に合わせて、LoモードとHiモードを切り替えられます。
Joshin web家電担当者が厳選!おすすめスチームアイロン
ではここで、プロの視点で厳選したスチームアイロンをご紹介しましょう。いずれもJoshin web の家電担当者によるセレクトです。こちらを参考に、使いやすくて自分にピッタリのモデルを見つけてください。
担当者おすすめのスチームアイロン
- 会員様web価格 15,200円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年10月 発売◆スチーム量がアップ。たっぷり使えてしっかりシワのばし。
◆「Wヘッドベース」搭載でスイッとラクラクかけられる。
◆衣類の除菌はもちろん、抗菌ハンドルでいつも清潔。
・かけ面:ステンレス×ニッケルコート
・給水タンク:カセット式
・収納ケース:あり - 会員様web価格 11,000円 (税込)「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2023年10月 発売◆前後も、左右も、軽いかけ心地「ラウンド美ラクルベース」
◆立ち上がりが早い「立ち上がり時間約80秒(「高」設定時)」
◆水タンクを抗菌
・かけ面:シルバーセラミックコート
・給水タンク:カセット式
・収納ケース:あり - 会員様web価格 14,850円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2024年03月 発売◆ハンガーにかけたまま、時短でしっかりシワのばし
◆静電タッチ式のスチーム操作でサッと使える
◆大容量なのに軽量・コンパクト
・かけ面:セラミックコート/フラットアイロン面
・給水タンク:一体型
・収納ケース:なし - 会員様web価格 12,510円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2024年03月 発売◆アイロン台不要「プレスアタッチメント」ではさんで仕上げる
◆全方向対応スチーム
◆ワンプッシュ連続スチーム
・かけ面:セラミックコート
・給水タンク:一体型
・収納ケース:なし
コスパの良いスチームアイロン
- 会員様web価格 6,980円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2024年03月 発売◆ハンガーにかけたまま、シワのばし
◆軽量・コンパクト
◆手軽にかけられる
・かけ面:シルバーチタン/フラットアイロン面
・給水タンク:一体型
・収納ケース:なし - ◆パワフルショットスチーム
◆立ち上がり約30秒
◆ハンカチなど小物のアイロンかけもできる
・コード式
・かけ面:チタンコート
・給水タンク:一体型
・タンク容量:約70ml - 会員様web価格 8,480円 (税込)「おひとり様1点」最短 1月24日( 金 ) 出荷2022年11月 発売◆蓄熱ユニットで適温長持ち、軽量・コンパクトで扱いやすい
◆美ラクルベース、全面スチームライン
◆給電開始・終了をブザー音でもお知らせ。 うっかり給電忘れを防止
・かけ面:シルバーセラミックコート
・給水タンク:カセット式 - 会員様web価格 7,767円 (税込)最短 1月24日( 金 ) 出荷2024年04月 発売◆パワフルスチームでしっかりシワをのばす
◆ボタンを押し続ける必要がなく疲れにくい
◆スチームアイロンとしても機能が充実
・かけ面:アルミニウム(フッ素樹脂加工)
・給水タンク:一体型
・収納ケース:なし
スチームアイロンを上手に使うコツ
スチームアイロンはとても便利な家電製品ですが、ちょっとした知識があると、さらに活用場面が広がります。ここでは、アイロンマークの見方や日々のお手入れなど、スチームアイロンを上手に使うためのポイントを解説します。
服のアイロンマークを確認
アイロンのかけ方は、衣類の素材によって異なります。アイロンがけができるかどうか、何℃が最適かといった情報は、タグなどの洗濯表示に「アイロンマーク」として表示されているので、まずはそれをチェックしましょう。
あて布を使用する
アイロンマークの近くに「あて布使用」と記載されている場合は、あて布を使用するのが良いという意味です。あて布には、生地のテカリや熱による傷みを防止する効果があるので、表示がなくても、あて布を使用するといいでしょう。特に、ウールやカシミヤ、シルク、レーヨン、ポリエステルといった生地は、あて布を使うようにしてください。
水は毎回交換する
スチームアイロンのタンクの水は、アイロンをかけ終わったらすべて捨ててください。タンクに水を入れたままにしておくと、残った水が腐ったり、カビや雑菌が繁殖したり、水垢が発生したりといったトラブルの原因にもなります。使用するたび、毎回新しい水を使いましょう。
かけ面から白い粉が出たら掃除をする
アイロンを使っていると、かけ面から白い粉が出ているように見えることがあります。白い粉の正体は、水に含まれるカルキやミネラル成分が結晶になって出てきたものです。白い粉がたまると、スチームの孔が目づまりすることもあるので、綿棒や爪楊枝を使って掃除をしてください。
スチームアイロンで清潔感のある毎日を
衣類のしわを伸ばせるスチームアイロンは、清潔感のある服装をする上でも欠かせない存在。一度に多くの衣類にアイロンをかけるならプレスタイプ、ハンガーにかけたまま使用したいなら衣類スチーマータイプ、どちらも使うなら兼用タイプと適したモデルが変わります。この記事を参考に、ご自身のニーズに合ったスチームアイロンを選んでください。