【おすすめ】防災ラジオの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2026.7.4[更新]
台風や地震、水害などの災害に遭ったとき、気象情報や避難情報、被害状況、支援情報といった情報を得る重要なツールとなるのが防災ラジオです。防災ラジオにはどんな機能があり、それらの機能はどのように役立つのでしょうか。防災ラジオを選ぶときにチェックしておきたいポイントと選び方のほか、人気のメーカーや機種についてご紹介します。
Joshin web オーディオ担当者「ジョニ」が、防災ラジオのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
防災ラジオは災害時の貴重な情報源
防災ラジオは、台風や地震などの災害発生時に、災害情報を受信するために役立つラジオです。一般的なラジオのようにAM/FM放送を受信できるだけでなく、電波障害などに強い特性を持つワイドFMにも対応しているのが一般的です。電源は乾電池や充電池のほか、手回しやソーラーパネルで充電できるタイプのものも多く見られます。
災害発生時には、電気の供給が止まってしまう可能性があり、スマートフォンなどもバッテリーが尽きてしまうおそれがあります。防災ラジオは、そうしたときに頼れるアイテムのひとつといえます。
防災ラジオは、災害時の情報を取得することを第一の目的とした製品です。スマートフォンでも情報を得られますが、ラジオは電力消費が少なく、通信インフラに依存しないのが強みです。さらに、手動で電力を供給できる防災ラジオもあり、持っていれば必ず役に立ちます。
防災ラジオを選ぶ際のポイントとは?
防災ラジオは、通常のラジオとは異なるさまざまな機能を備えています。それらの機能別に、モデルを選ぶときにチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
周波数:AM/FM+ワイドFM対応
防災ラジオを選ぶ際に重要なポイントとなるのが、受信できる周波数です。現在は、AM/FMに加えて、ワイドFMにも対応している製品が大半です。それぞれの放送の特性や役割をご紹介します。
AM放送
AM波は到達距離が⾧いため、比較的遠くの放送局の番組も受信可能です。AM放送では普段、トーク番組やスポーツ番組、ニュースなどを中心に放送していますが、状況に応じて気象情報や災害情報もいち早く提供します。特に台風が接近しているときなどは、広いエリアの情報を得られます。ただし、AM放送は電気雑音や混信の影響を受けやすいという弱点があります。その弱点を補うために、2015年から始まったのがワイドFMです。
FM放送
FM波は到達距離が短いため、地域ごとにFM放送局が存在しています。音質が良く、普段の放送は音楽番組などが中心です。また、FM波は電波が届く範囲が限られる代わりに、災害や電波障害に強いという特性を持ちます。そのため、災害時には住んでいるエリア内の情報を確実に得やすいのがメリットです。さらに、通常のFM放送以外にも、市区町村が「コミュニティFM」を使って必要な情報を発信することもあります。コミュニティFMでは被害状況や避難所の案内から、炊き出しやゴミ収集といった細かい情報まで得られるので、非常に有益な情報源となるでしょう。
ワイドFM
ワイドFM は、難聴対策や災害対策のために、AM放送をFMの周波数で放送するものです。災害時に聞き取りにくくなる可能性のあるAM放送を、FMで聞くことができます。ワイドFMを聴取するには、従来のFM放送用の周波数(76.1〜89.9MHz)に加えて、新たに使用を認可された周波数(90.0〜94.9MHz)に対応したラジオが必要です。通常時、ワイドFMの番組内容はAMと同じ内容を同時放送する形となっていますが、緊急時に情報を得るための手段のひとつとしてぜひ確保しておきましょう。
電源:複数の給電方法があるかを確認
災害時には、ラジオの電源をどのようにして確保するかも重要なポイントです。防災ラジオの給電方法には主に乾電池、充電して使う内蔵バッテリー、手回し充電、ソーラー充電の4種類があります。これらのうち、複数の充電方法が用意されている製品を選ぶのがベターです。
乾電池
乾電池が使用できるラジオであれば、停電したときでも放送を聞くことができます。大半の防災ラジオが乾電池で動作するようになっているのはこのためです。もっとも、乾電池も尽きてしまえば、通常の電気が使えないのと同じ状況に陥ります。そのため、災害時に備えて必ず乾電池をストックしておくべきです。また、乾電池の使用期限もチェックしておきましょう。
内蔵バッテリー
充電タイプの防災ラジオには、本体に内蔵バッテリーが組み込まれています。スマートフォンなどと同じように、AC電源やUSBで充電して使用することができます。一度充電すれば比較的⾧時間使用できますが、再び充電する際にはコンセントや充電バッテリーが必要です。そのため、避難生活が⾧引いた場合などは、充電するための電源確保に苦労する可能性があります。ただ、防災ラジオの場合、内蔵バッテリーのみを備えた製品はほとんどなく、乾電池や手回し充電などと組み合わせて使えるものが一般的です。
手回し充電
手回し充電は、手でハンドルを回すことで発電し、内蔵バッテリーを充電できる機能です。停電時でも手動で充電でき、防災ラジオを使用できます。回した回数に対する使用時間は、製品によって異なります。労力と時間を使って充電しても、10分程度しかラジオを聞けないという防災ラジオもあるので要注意です。また、ハンドルの握りやすさや回しやすさも確認しておきましょう。
ソーラー充電
ソーラー充電がついていれば、本体に備えられたソーラーパネルにより、太陽光を利用して内蔵バッテリーを充電できます。晴れた日であれば、自然エネルギーを利用して充電し、ラジオを聞くことが可能です。ただし、ソーラー充電は、手回し充電以上に時間がかかります。充電が完了するまでに⾧時間の日照が必要で、天候にも左右されるので、あくまで補助的な充電方法と考えておくべきでしょう。
なお、防災ラジオでは、ソーラー充電のみを備えているものよりも、手回しとソーラーのどちらでも充電可能という製品が主流です。
操作性:大型ダイヤルやオートスキャン選局機能が便利
操作性の良さも確認しておきたいポイントです。防災ラジオには、どんな状況でも、誰にでも使いやすいことが求められます。つまみやスイッチ類は、細かい操作をしいられる小さなものより、大きくてシンプルなもののほうが扱いやすく、高齢者でも操作が簡単です。また、液晶ディスプレイがバックライトで明るくなったり、操作部が蓄光式で光ったりする製品は、停電時や暗い場所でも使いやすいので便利です。
チューニングは、特定のボタンを押すだけで自動的に放送局を探してくれる「オートスキャン選局」対応の製品がおすすめ。ダイヤルを回して放送局を探さなくても、自動チューニングで素早く聞きたい放送局を探し出せます。
ライト:懐中電灯やランタン代わりに使えるライト
多くの防災ラジオにはライトが搭載されていますが、懐中電灯代わりに使えるスポットライトタイプ、ランタン代わりに使える広範囲ライトタイプなどがあります。両方とも使えるタイプならさらに便利でしょう。ライトは、消費電力が少ないLEDを採用しているものが主流です。
ブザー・サイレン:救助を待つときなどに役立つ
防災ラジオの中には、ブザーやサイレンを鳴らす機能を持つものもあり、自分の居場所を周囲に知らせるために役立ちます。建物が倒壊して閉じ込められたといった救助が必要な状況に陥ったときに、ブザーやサイレンを鳴らせば大声を出さずに済み、体力を温存しながら救助を待つことができます。
モバイルバッテリー機能:スマートフォンなどを充電できる
モバイルバッテリー機能により、スマートフォンや携帯電話を充電する機能を持つ防災ラジオも増えています。災害時には、家族との連絡やSNS での情報収集など、スマートフォンも重要なアイテムです。そのため、防災ラジオがモバイルバッテリーとしても使えれば、非常に助かります。手回しハンドルを使うことで、ラジオだけでなく、スマートフォンなどを充電できる製品もあります。
ただ、防災ラジオによる充電はかなり⾧い時間がかかるため、スマートフォンのフル充電に使うのはあまり実用的ではありません。基本的に、モバイルバッテリー機能は補助的なものと考えておきましょう。
ワンセグ対応:テレビからも情報を得られる
ラジオだけでなく、「防災ワンセグラジオ」として使える製品もあります。ワンセグテレビを見るための画面が搭載されていて、ラジオを聞く以外に、テレビ番組の視聴も可能です。ワンセグとは地上デジタル放送の携帯端末向けサービスで、携帯電話やAndroid スマートフォンにワンセグ(またはフルセグ)のテレビチューナーが搭載されているものもありました。
防災ワンセグラジオは、緊急時にラジオだけではなく、テレビも携帯したいという方におすすめです。音声だけでなく、映像による情報も得られるのは大きなメリットです。
イヤホン端子:周囲がうるさくても確実に音声を聞き取れる
大半の防災ラジオには、イヤホン端子がついています。3.5mm のミニプラグを備えた有線イヤホンを接続して使用するというのが一般的です。イヤホンを使えば、人が多く周囲が騒がしい状況でも音声を聞き取りやすくなります。また、避難所で寝起きしているときでも、ラジオの音によるトラブルを避けられます。防災ラジオを非常持ち出し袋などに入れるときには、イヤホンもいっしょに入れるのを忘れないようにしてください。
防塵・防水性能:雨や粉塵に強いと安心
防災ラジオは、防塵・防水性能を備えているものが少なくありません。特に防水性能が高い場合は、台風や雨のときに使用しても故障する確率が低くなります。
カタログなどにある「IPX3」「IPX4」などの表記は、IP規格(IPコード)と呼ばれるもので、国際電気標準会議で規定された保護等級を示します。IPコードでは、IPの文字に続く1桁目の数字が防塵性能、2桁目が防水性能を表します。防塵と防水の両方を備えている(試験している)場合は、「IP54」などと表記され、5が防塵等級を、4が防水等級を示しています。どちらか一方を省略して表す場合は「X」が用いられます。
■IP規格における防塵性能
| 名称 | 保護の程度 |
|---|---|
| IP0X | 保護なし |
| IP1X | 直径50.0mm以上の固形物が内部に侵入しない |
| IP2X | 直径12.5mm以上の固形物が内部に侵入しない |
| IP3X | 直径2.5mm以上の固形物が内部に侵入しない |
| IP4X | 直径1.0mm以上の固形物が内部に侵入しない |
| IP5X | 動作・運転に有害な影響を与えるほどの量の粉塵が内部に侵入しない |
| IP6X | 粉塵が内部に侵入しない |
■IP規格における防水性能
| 名称 | 保護の程度 |
|---|---|
| IPX0 | 水の浸入に対して特には保護されていない |
| IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
| IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
| IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
| IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
| IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
| IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
| IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に没しても、水が浸入しない |
| IPX8 | 水面下での使用が可能 |
多くの防災ラジオの防水性能は、「IPX3」または「IPX4」相当ですが、どちらも完全防水ではないので、水没させてしまうのはNG です。防水に加えて防塵性能を備えている防災ラジオは、「IP5X」相当の場合が多くなっています。
防災ラジオはさまざまな機能を搭載していますが、いざというときにちゃんと使えるよう、メンテナンスも欠かせません。特に、電源管理は重要です。乾電池は定期的に交換してください。充電機能がある製品なら、定期的に充電をしましょう。
メーカー別・防災ラジオの特長
防災ラジオはさまざまなメーカーから登場しています。ここでは代表的なメーカーをピックアップして、各社の防災ラジオの特長をご紹介します。
ソニー:実用性の高い手回し充電
ソニーは、1946年に創業した日本の大手電機メーカーです。防災ラジオとしては、本体上部に充電用のソーラーパネルを備え、側面に手回しハンドルを搭載したモデルがあります。手回し充電、太陽光充電のほか、USB AC 充電(別売のUSB AC アダプターが必要)に対応しており、アルカリ乾電池も使えます。
手回しハンドルはかなり充電効率が良く、約1分間ハンドルを回せば、FMラジオを約50分、AMラジオを約75分聞くことができます。さらに、手回し充電で、スマートフォンや携帯電話を充電することも可能です。ソーラーパネルは、日中の太陽光充電で夜間にラジオを聞ける性能を持っていますが、スマートフォンへの充電はできません。ラジオはAM/FM のほか、ワイドFMにも対応。LEDスポットライトも搭載し、IPX4相当の防水仕様となっています。
パナソニック:コンパクトな防災ラジオ
パナソニックは1918年創業、ソニーと同様に日本を代表する電機メーカーです。同社の防災ラジオは、乾電池と充電式電池が使えて、手回しによる充電にも対応。1分間の手回し充電で、ラジオを約14分使用できます。さらに、手回しでスマートフォンや携帯電話の充電もできます。手のひらサイズといえる大きさで、質量も288g(電池含む)。非常持ち出し袋などに入れても邪魔にならない、軽量コンパクト設計です。ラジオはAM/FMに加え、ワイドFMにも対応しています。デジタル選局、大型デジタル表示で使いやすく、液晶ディスプレイはバックライト付き、電源ボタンも蓄光仕様です。また、懐中電灯代わりに使えるLEDライト、サイレンを鳴らす機能もついています。
東芝:被災時の使いやすさを追求
東芝は日本の総合電機メーカーです。2017年に事業の分社化・子会社化を完了させ、本体は事業持ち株会社となっています。同社の防災ラジオは、手回し充電ができるAM/FM対応ラジオがあります。電源は、乾電池と内蔵コンデンサーへの手回し充電の2系統(AC 電源は使えません)。手回し充電は、1分間ハンドルを回せばAM、FMとも約15分使えます。また、手回しでスマートフォンなどの充電ができるのに加えて、乾電池でもスマートフォンなどを充電できるのが特長です。ラジオのチューニングはサーチ選局に対応し、「お好み選局」機能を使ってAM/FM 各3局を登録すればワンタッチ選局も可能です。大型液晶表示部はバックライト付きで、文字も大きく、本体のボタンは蓄光性のものが採用されています。LEDライトは、懐中電灯として使えるスポットモードと、周囲を照らすランタンのように使えるソフトモードを切り替え可能。サイレン機能、IP54等級相当の防塵・防水仕様も備えています。
キュリオム:長期保存による充電池の劣化が少ない
キュリオムは、日本の大手専門商社である山善のブランドです。主にデジタル家電やオーディオ製品を扱っています。防災ラジオは、複数のモデルをラインナップ。手回し充電ラジオ、手回し充電テレビラジオ、手回し充電ランタン+ラジオなどがあり、大半がAM/FM ・ワイドFM 対応、防塵 ・防水対応、スマートフォンへの充電可能、LEDライトといった機能を備えています。
キュリオムの防災ラジオは、「10年ほったらかしでも充電できる」ことをセールスポイントにしています。充電池は長期間放置すると劣化してしまい、充電できなくなりますが、同社では長期保存による充電池の劣化を防ぐコンデンサー充電池を採用しており、いざというときにすぐに手回しなどで充電することが可能です。
WINTECH:低価格でありながら十分な機能を搭載
WINTECH は、日本の電気機器メーカーである廣華物産のブランドです。同社はラジカセやラジオ、生活家電製品などの輸入、企画、製造、販売を行っています。防災ラジオは、ライト付きの手回し充電ラジオを数種類リリース。基本的にどのモデルも、AM/FM ・ワイドFM対応、手回し充電、LEDライト搭載、乾電池対応といった機能を備えています。
WINTECH の防災ラジオは、必要な機能をしっかり搭載していながら、比較的リーズナブルな製品が多いのが魅力です。コスパを求める方におすすめします。
innowa:普段使いもしやすいラジオ+テレビ
innowa は、日本の企業であるNH Technology 合同会社のブランドです。ドライブレコーダーやポータブル電源などのブランドとして知られています。
防災ラジオは、ポータブルラジオとワンセグテレビが一体化したモデルを発売。電源の供給・充電は、充電池、乾電池、手回しで行うことができ、さらにソーラー充電が可能なモデルもあります。AM/FM ・ワイドFM対応に加えて、短波とワンセグテレビも受信可能です。LED ライト、サイレン、スマートフォン充電といった機能も備えています。コンパクトなテレビ+ラジオとして、非常時だけでなく普段使いもしやすい製品となっています。
Joshin web オーディオ担当者が厳選!おすすめ防災ラジオ
防災ラジオは多彩なメーカーから発売されており、機能も多岐にわたります。ここからは、Joshin web オーディオ担当者がプロの目で厳選した、おすすめの防災ラジオをご紹介します。ご自身にピッタリの商品を探してみてください。
担当者おすすめの防災ラジオ
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◆電源:手回し充電、単3形乾電池×2
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◆大きく見やすい字表示の液晶パネルを採用
◆電源:DC3V(単4形乾電池×2本)
- ◆デジタルチューナー搭載で選局がかんたん「らくらくチューニング」
◆電源:単3形乾電池×2
いざというときのために、防災ラジオを準備しよう
災害に遭遇したとき、情報を得るための貴重なツールとなるラジオ。ただし、そのラジオが停電時や避難時に使いづらかったり、すぐに電池がなくなって電力を供給するすべがなくなったりするのでは意味がありません。いざというときに備えて、頼りになる機能を持つ防災ラジオを一台、手元に置いておくことをおすすめします。










































































