【おすすめ】モニターヘッドホンの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2026.7.11[更新]
楽曲制作時に音をモニターするために使われるヘッドホンを、モニターヘッドホンといいます。最近では、パソコンで音楽を作成・編集するDTMなど、自宅で楽曲制作をする方も増えています。より良い楽曲づくりのために、モニターヘッドホンに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
正確な音をモニタリングできるモニターヘッドホンは、楽曲を制作する方はもちろん、高音質で音楽を楽しみたい方にもおすすめです。ただ、メーカーやモデルごとに特長が異なるため、自分のニーズに合ったモニターヘッドホンを選ぶのは大変かもしれません。
今回は、家電のプロである、Joshin web オーディオ担当者のおすすめモデルを、選び方のポイントとともにご紹介します。
Joshin web オーディオ担当者「ジョニ」が、モニターヘッドホンのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
モニターヘッドホンがあれば正確な音をモニタリングできる
モニターヘッドホンは、楽曲の制作時に音をモニターする用途で作られたヘッドホンです。「音をモニターする」とは、音の状態や変化を確認すること。限りなく原音に近いサウンドを再生できることが、モニターヘッドホンの特長です。
音楽制作を行うときには、低音域から中音域、高音域にわたってフラットな音質が求められます。特定の帯域が強調されたヘッドホンで音をチェックすると、思ったとおりの音づくりができなかったり、音の乱れに気づけなかったりする可能性も。そのため、微妙な音の聞き分けが求められる場面では、解像度が高く、フラットな周波数特性を持つモニターヘッドホンが使われるのです。
モニターヘッドホンは、レコーディングスタジオなどのプロの制作現場をはじめ、自宅での演奏録音やパソコンで音楽を作成・編集するDTMなど、さまざまな音楽制作シーンで活躍しています。
最近では、キャラクターの視点でプレイするFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)をプレイする際に、モニターヘッドホンが使われることもあります。
モニターヘッドホンと一般的なヘッドホンの違い
モニターヘッドホンに対して、一般的な音楽鑑賞用のヘッドホンを「リスニングヘッドホン」と呼びます。リスニングヘッドホンは、完成された音楽を聞きやすくするために、音質に調整が加えられています。あくまで音楽鑑賞を目的に作られたヘッドホンであり、原音に忠実なサウンドは再現できません。
例えば、特定の音域が強調されているヘッドホンで楽曲制作をした場合、別の環境では聞こえ方がまるで違ってしまうようなことが起こりえます。
モニターヘッドホンがリスニングヘッドホンと違うのは、原音に近いフラットな音を再生できることといえるでしょう。レコーディングやDTMなど、繊細な音の聞き分けが求められるシーンでは、リスニングヘッドホンではなくモニターヘッドホンの使用が適しています。

モニターヘッドホンは、基本的に長時間の利用を想定しているため、リスニングヘッドホンに比べて耐久性の高いモデルが多いことも特長です。最近では音楽制作だけでなく、「解像度の高いサウンドを楽しみたい」と、音楽鑑賞にモニターヘッドホンを利用する方も増えています。
モニターヘッドホンを選ぶ際のポイントとは?
モニターヘッドホンは、各メーカーからさまざまなモデルが販売されています。モニターヘッドホンを選ぶ際には、目的や使い方などに合わせて、下記のようなポイントを比較検討してみましょう。
用途:使用するシーンに適した機能があるか
モニターヘッドホンを選ぶ上でまず重視したいポイントは、どのようなシーンで使うのかという用途です。
例えば、DTMで音楽を制作する際に使用するのなら、細かい音の聞き分けが可能な高解像のモデルを選んでください。また、FPSで使うのであれば、音の方向を確認しやすい定位感や立体的なサウンドを表現できるモデルがおすすめです。DJ用として使う場合には、片耳対応が可能かどうかも忘れずにチェックしましょう。
特に、DTM作業などでは、モニターヘッドホンを長時間使用するケースが多いものです。モニターヘッドホンはモデルによって側圧の強さや重さなどが異なり、締め付けの強いヘッドホンを長時間使っていると、頭や耳を圧迫して頭痛を引き起こす可能性があります。そのため、モニターヘッドホンを選ぶ際には、装着感についても事前に確認することが大切です。
ハウジングの形状:音漏れしても大丈夫かどうか
ハウジングとは、ヘッドホンの両側にある、耳にあてるカップ部分のことです。ハウジングの形状はヘッドホンの外観を左右するポイントであるとともに、音質的にも重要な役割を担っています。
ヘッドホンのハウジングの構造には、「密閉型」と「開放型」の2種類があります。
密閉型
密閉型のモニターヘッドホンは、文字どおり耳を覆う形状で、ハウジング部分が密閉されています。ヘッドホンから音漏れしにくく、外部の音もしっかり遮断できるため、スタジオなどでのレコーディングでの使用に適しています。
特に、マイクを通して歌や演奏を録音するような場合には、密閉型のモニターヘッドホンを選びましょう。ヘッドホンから音漏れすると、その音声がマイクに録音されてしまうことがあるためです。

開放型
開放型のモニターヘッドホンは、ヘッドホンのハウジング部分が密閉されておらず、メッシュ構造になっています。音抜けが良く、広がりと立体感のあるサウンドを楽しむことが可能です。
開放型のヘッドホンは音楽を長時間聞いても疲れにくい一方で、音漏れの可能性があるため、基本的には室内での使用に向いています。

装着方法:オーバーイヤー型かオンイヤー型か
モニターヘッドホンの装着方法は、「オーバーイヤー型」と「オンイヤー型」の2種類に分かれます。それぞれ、どのような特長があるのか見ていきましょう。
オーバーイヤー型
オーバーイヤー型のモニターヘッドホンはハウジングが大きく、耳がすっぽりと覆われます。密閉性が高く遮音性に優れていることに加え、装着感が良く長時間の使用でも疲れにくいのがメリット。
サイズが大きめで重量もあるため、持ち運びはしにくいかもしれませんが、自宅で使う分には問題ないでしょう。
オンイヤー型
オンイヤー型のモニターヘッドホンはハウジングが小さめで、耳にあてるように使います。軽量でコンパクトなので頭や耳に負担がかかりにくく、持ち運びにも適しています。
ただし、ハウジングが小さいため、オーバーイヤー型に比べて音場が狭くなりやすい点に注意が必要です。
そのほかの機能:自分が求めるニーズに合う機能があるか
モニターヘッドホンには、さまざまな機能や特長を備えたモデルがあります。下記のような点にも注目して、自分がモニターヘッドホンを使用するニーズと合っているのかチェックしてみましょう。
再生周波数帯域
より原音に忠実なサウンドを再生したい場合には、再生周波数帯域を確認してみてください。再生周波数帯域とは、ヘッドホンが再生できる音の範囲のことで、帯域の数値が広いほど音の解像度が上がります。
インピーダンス
ヘッドホンのノイズに関わるインピーダンスも、チェックが必要です。インピーダンスとは、交流回路における電流の流れにくさのことで、値が小さいほど電気が流れやすく、大きいと電気が流れにくくなります。繊細な音をミキシングするプロの現場などでは、インピーダンスが高いヘッドホンを用いることが多いものの、再生音量が小さくなるため、アンプを通さないと十分な音で聞けない可能性もあります。
リケーブル対応
耐久性を重視するなら、ケーブルの着脱が可能なリケーブル対応モデルもおすすめです。リケーブルとは、元々接続されていたケーブルを外し、元のケーブルに交換することをいいます。
リケーブル対応のヘッドホンなら、ケーブルの断線や劣化があっても本体を買い替えずに、ケーブル交換だけで済むでしょう。
リスニングヘッドホンに比べて高価なモニターヘッドホンは、長く使い続けられるモデルを選びたいもの。機能や使用する場面に加えて、重さ、装着感なども事前にしっかり確認することが大切です。
メーカー別・モニターヘッドホンの特長
モニターヘッドホンは、メーカーによってそれぞれ特長が異なります。メーカーごとの違いを知っていれば、ヘッドホン選びにも役立つでしょう。続いては、モニターヘッドホンの代表的なメーカーと、それぞれの特長についてご紹介します。
ソニー:音響や使い勝手、機能のバランスがとれたモデルが人気
1946年に創業し、音響機器分野では長い歴史と実績を持つソニー。音響や使い勝手、機能を高いバランスで併せ持つモニターヘッドホンは、プロのレコーディング現場でも多く使用されています。
複数ラインナップされている業務用モニターヘッドホンは、音づくりを熟知するソニー・ミュージックスタジオと共同開発されたもの。独自開発のドライバーユニットにより、可聴帯域を超えるハイレゾ音域に対応し、歪みの少ないクリアな音質が実現されています。
また、背面開放型音響構造という新たな構造を採用したモデルでは、より精度の高い立体音響を再現。ドライバーユニットの背面側が開いた構造でハウジング内での共振を排除しつつ、密閉型ヘッドホンに迫る超低域からの再生も可能となっています。

オーディオテクニカ:プロ仕様でありながらリーズナブルなエントリーモデルも
日本発のオーディオ機器メーカーであるオーディオテクニカは、ヘッドホンやスピーカー、マイクなど、さまざまな音響機器を扱っています。
モニターヘッドホンでは、独自開発の40mm径CCAWボイスコイルドライバーを採用し、広帯域かつフラットな特性で解像度の高いサウンドを実現。イヤーパッドやヘッドバンド素材は、長時間でも快適に装着できるような工夫が施されています。
プロ仕様でありながら比較的リーズナブルなエントリーモデルもあり、ビギナーの方でも試しやすいモデルが多いでしょう。ミュージシャン以外にも、コンテンツクリエイターやゲーマー、リスナーなど、さまざまな方に愛用されています。

ゼンハイザー:生音の再現性の高さに定評のあるモデルが揃う
ゼンハイザーは、1945年に設立されたドイツの音響機器メーカーです。世界で初めて開放型ヘッドホンを生み出したメーカーとしても知られています。
ゼンハイザーのヘッドホンの特長は、ダイナミックドライバーを採用した生音の再現性の高さ。さらに、人間工学にもとづいて設計されたモデルや、非常に軽量で片耳でも使用できるモデルなどがあり、長時間の作業でも負担なく使うことができるでしょう。

マーシャル:ロックサウンドで重視される低音域の再現力に強み
マーシャルは、1962年に創業したイギリスのアンプメーカーで、世界中の多くのミュージシャンから愛されています。
マーシャルのヘッドホンの特長は、老舗アンプメーカーとしての技術に裏打ちされた、音質へのこだわり。特に、ロックサウンドで重視される低音域の再現力は、音楽制作のプロからも高い評価を得ています。ひと目でマーシャルとわかるロゴや洗練されたデザインも、人気を集めている理由のひとつといえるでしょう。

AKG:優秀な原音再生力と解像度の高いクリアな音質が特長
AKGは、1947年に設立されたオーストリアの音響機器メーカーです。設立当初はマイクの開発を中心に手掛けていましたが、その後、ノウハウを活かした高性能なモニターヘッドホンを生み出すようになりました。
モニターヘッドホンは、開放型、密閉型、セミオープン型と幅広いモデルをラインナップ。楽器の微細なニュアンスまで正確に再現できる優れた原音再生力と解像度の高いクリアな音質で、音楽制作のプロからも多く支持されています。

ベイヤー:自社開発テスラテクノロジーなど高い技術力を誇る
1924年に設立された、ドイツのオーディオ老舗機器メーカーであるベイヤー。製品の80%以上をドイツの自社工場で製造し、一切妥協のないクオリティコントロールを実現しています。その高性能なモニターヘッドホンは、ドイツ国内のみならず、世界中のレコーディングスタジオで愛用されています。
ベイヤーの最高峰ともいえる技術が、自社開発の「テスラテクノロジー」です。この技術により、電気信号だけでは表現するのが難しい高い解像度や広いダイナミックレンジ、ひずみ率の低さを可能にしています。

Joshin web オーディオ担当者が厳選!おすすめのモニターヘッドホン
ここからは、Joshin web のオーディオ担当者が、プロの視点で厳選したモニターヘッドホンをご紹介します。選び方のポイントやメーカー別の特長を参考に、ご自身のニーズに合った一台を見つけてください。
- 会員様web価格 9,075円 (税込)907 円相当(10%) ポイント進呈最短 8月2日( 日 ) 出荷◆新開発の強磁力φ40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しプロの現場に耐えうる高音質を獲得。
◆遮音性を高める楕円形状のイヤカップを採用し長時間使用でも快適なモニタリング。
◆取り回しやすく絡みにくい片出しコード。 - 会員様web価格 59,400円 (税込)5,940 円相当(10%) ポイント進呈最短 8月2日( 日 ) 出荷2023年05月 発売◆立体的な空間表現を実現する背面解放型音響構造
◆専用開発されたドライバーユニットによる超広帯域再生
◆長時間使用にも快適な装着性
◆メンテナンスや多様な接続先に対応可能な着脱可能式ケーブル - 会員様web価格 22,374円 (税込)最短 8月2日( 日 ) 出荷1989年02月 発売◆原音イメージそのままのスタジオユースモデル(標準プラグ仕様)
◆再生周波数帯域:5〜30,000Hz ・音圧レベル:106dB
◆型式:ダイナミック密閉型 - 会員様web価格 26,010円 (税込)2,601 円相当(10%) ポイント進呈最短 8月2日( 日 ) 出荷2020年04月 発売◆長年の研究開発で生み出された独自のオープンエアー型構造
◆リボン状のワイヤーを使用した「フラットワイヤー・ボイスコイル」を採用
モニターヘッドホンのおすすめ関連商品
ヘッドホンのケーブルは、劣化や断線などへの対策のほか、音質改善の効果を狙って付け替えるケースもあります。リケーブル対応のモニターヘッドホンと併せて購入したい、おすすめの関連商品をご紹介します。
ヘッドホン用リケーブル
リケーブル対応のモニターヘッドホンは、交換用のケーブル選びもポイントになります。ヘッドホン用のケーブルにはさまざまな種類があるため、ニーズに合ったものを選ばなければなりません。
基本的には、ケーブルが太いほど音の密度や情報量が増えるといわれていますが、その分重くなるため、扱いにくくなる可能性があります。
また、使用シーンに応じた長さのケーブルを選ぶことも大切です。ヘッドホンによっては、メーカーやモデル別に専用のケーブルが用意されている場合があるので、チェックしてみるといいでしょう。

モニターヘッドホンで、フラットな高音質を体感しよう
モニターヘッドホンは、主に楽曲制作において、正確な音をモニターする目的で作られました。低音域から中音域、高音域にわたってフラットな音質であることや、原音に限りなく近い音を再生できることがモニターヘッドホンの特長です。
DTMやレコーディング、FPSなど、微妙な音の聞き分けが求められる場面では、一般的なリスニングヘッドホンではなく、モニターヘッドホンの使用をおすすめします。
モニターヘッドホンを選ぶ際には、用途やハウジングのタイプ、装着方法などを比較検討することが大切です。自分にピッタリなモニターヘッドホンを選んで、フラットな高音質を体感してみてください。
スタッフが実際に使ってみた試用レポート
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