

2026.7.1[更新]
話しかけることで音楽やニュースが聴けたり、家電製品を操作したりすることができるスマートスピーカー。「OK Google」や「Hey Siri」など、起動するためのウェイクワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? スマートスピーカーとは、クラウド型人工知能(AI)を搭載したスピーカーのことで、AIスピーカーとも呼ばれています。ウェイクワードで起動させ、音声操作によりさまざまな機能を利用できるのが特長です。
例えば、音楽の再生やインターネット検索、エアコンやテレビなどの家電の操作、メモやスケジュール管理などを「音声」だけで行うことができます。また、使用履歴などを学習し、利用者好みに最適化していく機能もあります。
スマートスピーカーはどのようなシーンで使われているのでしょうか。スマートスピーカーの主な機能を紹介します。
音楽サービスを利用して、スマートスピーカーで音楽を楽しむことができます。
曲名やアーティスト名だけでなく、登録しているプレイリストや人気の曲といった指定でも再生可能です。音量の調整や一時停止、スキップなども音声だけで操作できるため、手が離せないときでも自由に音楽を楽しむことができるでしょう。
ただし、製品によって利用できる音楽サービスが異なるため、利用したいサービスに対応しているか確認が必要です。
スマートスピーカーの代表的な機能で、声をかけるとその音声を認識し、対話形式でさまざまなアシストをしてくれる音声アシスタント機能です。
天気予報を聞いたりニュースなどの読み上げをしたりタイマーやアラームのセット、調べもの、ショッピングなどさまざまなことをアシストしてくれます。全て音声で行えるため、身支度や料理中、掃除中など手がふさがっていても大丈夫です。
近年よく耳にするインターネットにつながる家電「IoT(Internet of Things)」も、スマートスピーカーで行うと、生活がもっと便利になります。
IoTに対応した家電製品であれば、インターネットを介してスマートスピーカーでコントロールすることができます。照明やテレビ、エアコンのON/OFFだけでなく、テレビのチャンネルや音量を変えたり、エアコンの設定温度を変えたり、好みの温度を記憶させることも可能です。冷蔵庫や掃除機、洗濯機まで、ますますスマートスピーカー対応の家電製品が増えてきています。
また、IoT対応していない家電製品でも、スマートプラグやスマートリモコンを介することで、音声操作が可能になります。
さまざまなスマートスピーカーが登場していますが、デザインや価格だけで選ぶと失敗してしまうかもしれません。ここでは、ご家庭での利用シーンに合ったスマートスピーカーの選び方のポイントを紹介していきます。
スマートスピーカーに搭載されているAIアシスタントには、Google、Amazon、Appleが開発した代表的な4種類があり、それぞれ得意分野が異なります。
次に紹介するそれぞれのAIアシスタントの特長や利用できるサービスから選ぶことがポイントです。
| Googleアシスタント | Googleが提供するAIアシスタントで、「OK Google」の呼びかけで起動します。 Google検索、Googleカレンダー、Googleマップ、Google Play Music、Chromecastなどと連携し、検索に強いことが特長です。 |
|---|---|
| Alexa(アレクサ) | Amazonが提供するAIアシスタントで、「アレクサ!」の呼びかけで起動します。 できるスキルが多く、Amazon Prime VideoやPrime Music、Kindle、レシピ検索、Amazonでのショッピングなどが可能です。 |
| Siri(シリ) | Appleが提供するAIアシスタントで、「Hey Siri」の呼びかけで起動します。 スマートスピーカー以外にもiPhoneやiPad、Apple Watchなどの数多くのApple製品に搭載されているSiriは、iPhoneやiPadの遠隔操作、音声操作が可能です。 |
音楽の再生をメインに楽しみたい方は、スピーカーの音質にこだわって選ぶのもよいでしょう。スマートスピーカーは、BOSEやONKYO、Sonyなど、音響機器メーカーからも登場しています。360°全方位に音が広がったり、重低音に優れていたり、ハイレゾ対応など、高音質な音楽を楽しむことができるモデルがございます。
ただし、高音質なスピーカーの特長として重量があり大きいものが多いため、置き場所をあらかじめ決めてから選ぶと安心でしょう。また、利用したいストリーミングサービスを利用できる製品かも事前に確認しておきましょう。
スマートスピーカーの音声認識の精度はAIアシスタントによって異なります。音声認識能力が高いものほど、スムーズにコミュニケーションが取れてストレスなく使用することができます。
音声認識の精度は、GoogleアシスタントとAlexaが優れている傾向にあり、特にGoogleアシスタントは日本語の音声認識能力が高いと評判です。また、Clovaは読み上げ能力がスムーズだといわれています。
利用シーンに適した機能があるかチェックしましょう。
例えば、キッチンなどの水回りや水辺でのアウトドアで使用する場合、防水性能の高いものがおすすめです。アウトドアで使うなら、防塵性能やバッテリー性能もチェックしましょう。ディスプレイを搭載した製品なら、動画を楽しむことができ、レシピを検索して見ながら調理できて便利です。
スマートスピーカーで音楽を聴きたい方であれば、音楽配信のストリーミングサービスを利用するのがおすすめ。定額制(サブスクリプション)で、さまざまな曲を楽しむことができます。 なお、搭載しているAIアシスタントにより、利用できる音楽配信サービスは異なります。それぞれ、配信楽曲数や定額料金、得意な音楽ジャンルなどが違うので、利用したい音楽配信サービスに合わせて、スマートスピーカーを選ぶのもいいでしょう。
| Amazon Music |
YouTube Music |
Apple Music |
Spotify | AWA | auうたパス | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Googleアシスタント | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Alexa | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Siri | × | × | 〇 | × | × | × |
スマートスピーカーとスマートリモコンを連携させることができれば、可能性はさらに広がります。スマートリモコンとは、家電や照明などを1つのリモコンで操作できる、赤外線タイプの学習リモコンです。スマートリモコンにテレビやエアコン、照明などの操作を覚えさせてから、Wi-FiやBluetoothでスマートスピーカーと連携させれば、家の中の様々な家電を、スマートスピーカーで操作できるようになります。 ただし、スマートリモコンの機種により、連携可能なスマートスピーカーは異なります。すでにスマートリモコンをお持ちの方は、リモコンに合わせてスマートスピーカーを選択するのもいいでしょう。
数多くあるスマートスピーカーの中でも、担当者がおすすめするメーカーとモデルを紹介します。前述した選び方のポイントを含め、ご家庭にぴったりなスマートスピーカーを選びましょう。
Googleは検索エンジンの他、YouTubeやGmail、Googleカレンダー、Googleマップなど、私たちが日頃よく使うさまざまなサービスを提供しています。Googleが提供するAIアシスタント『Googleアシスタント』は、Android端末にも搭載されています。Googleと連携しているので、検索機能が高く、優れた音声認識能力で家族の声を聞き分けることも可能です。
Amazonは、書籍から家電、日用品、食品にいたるまで豊富なラインナップのWeb通販サイトの最大手です。Amazonが提供するAIアシスタント『Alexa』は、BOSEやSONY、YAMAHAなどの家電にも搭載されています。Amazonプライムという有料会員になると、スマートスピーカーでも利用できる動画配信サービスのプライムビデオや、音楽配信サービスのプライムミュージック、電子書籍のプライムリーディングなどさまざまなサービスが利用できるようになります。
音質にこだわりたい方は、オーディオメーカーのスマートスピーカーをチェックしてみましょう。
カメラ付きのスマートスピーカーは、離れて暮らす高齢の親へのプレゼントとしても最適です。部屋の画像を送る機能があれば、「電話に出なくて心配」というときにも活用できます。また、ディスプレイも付いていれば、顔を見ながら通話できて安心です。
キッチンでもスマートスピーカーは大活躍します。音楽を聞きながら楽しく料理をすることも、料理をしながら天気予報やスケジュールを確認することもハンズフリーでOK。ディスプレイ搭載のスマートスピーカーなら、レシピを動画で確認しながら調理できるのでとても便利です。
スマートスピーカーに対応したスマート家電でなくても、音声操作が可能になるのが「スマートプラグ」です。また赤外線リモコンを学習させることで、家電を操作することができる「スマートリモコン」というものもあります。スマートプラグでは、ON/OFFの操作のみ、スマートリモコンでは、エアコンの温度設定やテレビのボリュームやチャンネルを変えるなどの操作もできます。購入する際は、使用しているAIアシスタントに対応した製品か確認をしましょう。
スマートスピーカーを導入するためには、以下のような環境や設定が必要になります。
スマートスピーカーはインターネットとつなぐことでさまざまな機能を使うことができます。設置場所のインターネット(Wi-Fi)環境が整っているか確認しましょう。
スマートスピーカーを快適に利用するために、対応アプリをスマホやタブレットにインストールして、Wi-Fiとの接続やアカウント設定などを行います。
設定が終了したらスマートスピーカーの操作が行えます。電源はウェイクワードを言うことでONになり、ウェイクワードは使用するAIアシスタントによって異なります。「OK Google、音楽かけて」や「アレクサ、今日の天気は?」などのように、ウェイクワードの後に指示を続けることで使用することができます。
とても便利なスマートスピーカーですが、音声を誤認識してしまうこともあります。ショッピングなどでは、間違った商品を購入しないよう注意しましょう。また、高度な音声聞き取り能力や常にインターネットに接続されていることから、セキュリティにも注意が必要です。セキュリティ対策やアップデートをこまめに行い、スマートライフを楽しみましょう。
スマートスピーカーでは、音楽を楽しむだけでなく、家電製品の操作やインターネットでの調べ物、通話、ショッピングなど、いろいろなことを行うことができます。IoTに対応した家電も増えていることから、今後ますますスマートスピーカーを活用される機会が多くなるでしょう。一家に一台、各部屋に一台スマートスピーカーを、という日はそう遠くありません。ぜひ、この記事を参考に、ご家庭に最適なスマートスピーカーを選んでみてください。
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