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Joshin 試用レポート 筐体周りの面倒な部分は配線済みの半完成キット。
トライオード 真空管プリメインアンプキット TRK-3488 組み立てから音出しまで、チャレンジ!

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真空管の人気ブランド「トライオード」から創立15周年記念として発売されている、真空管プリメインアンプの組み立てキットです。
あらかじめ、難しい部分の配線はされていますので、あまり工作やハンダ付けに慣れていない方でも3〜4時間程度あれば完成するキットになっています。
今回はハンダ付けや、組み立て時の注意点も含めてレポートしますので、是非チャレンジしてみてください。

まずはキット内容を確認します

  • まずはキット内容を確認します
  • 筐体周りはすでに配線済みで、基板を完成させるだけの半完成キットです。
    基板に取り付ける抵抗類やコンデンサーをハンダ付けして、端子類などの配線を付ければ完成します。
    ハンダ付けする箇所はそれなりに有りますが、難しい所は配線済みなので、初心者の方でも失敗は少ないのではないでしょうか。

    箱から取り出した状態では、パーツ類は全て本体の中に収まっています。
    まずは底板を外して部品を取り出しましょう。

部品類をチェック

  • 部品類をチェック
  • 基盤に取り付ける部品類を本体から取り出してみました。
    コードやコンデンサーなどが、わかりやすく小分けにされています。

4本の真空管が付属

  • 4本の真空管が付属
  • 真空管は「EL-34」が2本、「12AX7」が2本の、計4本が付属しています。

高級感のある、美しい塗装です

  • 高級感のある、美しい塗装です
  • 高級感のある、美しい塗装が施されており、組み立てキットとは思えない高い完成度が自慢できます。

制作に必要な工具類です

  • 制作に必要な工具類です
  • 制作にあたって事前に工具類を揃えておきましょう。
    「ハンダゴテ30W〜60W」「プラスドライバー」「ニッパ」「ラジオペンチ」「ハンダ」「カッター」「レンチ」があればまず問題ありません。

    「ハンダ」は出来れば「オーディオ専用ハンダ」を用意しましょう。
    音質がワンランク上げられるかもしれません。

筐体周りの面倒な部分は配線済みです

  • 筐体周りの面倒な部分は配線済みです
  • 底板を外してみると、電源トランス、出力トランス、スピーカー端子、入力セレクター、ボリューム、電源インレットといった筐体に取り付ける部品は最初から配線されています。
    各部品から基板までの内部配線ケーブルもほとんど取り付けられていますので、狭い場所の面倒なケーブルの配線は不要です。

    ※ご注意※
    制作時にはキットの下にタオルなどを敷いてクッションにし、美しい塗装に傷が付かないように配慮しましょう。

パーツの袋には番号がプリントされています

  • パーツの袋には番号がプリントされています
  • パーツの入っている袋には、番号が記入されたシールが貼られており、基盤にプリントされている番号にそれぞれ対応しています。

基板を取り外して部品を取り付けます

  • 基板を取り外して部品を取り付けます
  • 基板に、抵抗類、コンデンサー類、端子類をハンダ付けします。
    パッケージに貼られているシールの番号と基板にプリントされている番号を確認してハンダ付けして行きましょう。

    「抵抗:R○○番」「コンデンサー:C○○番」「ダイオード:D○○番」と記入されています。
    【写真】は抵抗類を全て取り付けた状態です。抵抗には極性はありません。
    「数値」と「容量」と「精度」が色分けして表示されています。

基盤にも番号がプリントされています

  • 基盤にも番号がプリントされています
  • 基板にも、部品の種類と番号がプリントされています。抵抗は「R○○」とプリント。

パーツと基盤の番号を確認

  • パーツと基盤の番号を確認
  • パーツと基盤、それぞれにプリントされている番号を確認して、間違いないようにハンダ付けして行きます。

抵抗を取りつけました

  • 抵抗を取りつけました
  • 抵抗には極性はありませんが、前後を揃えて取りつけると見栄えが良くなります。

基盤の表裏をハンダ付けします

  • 基盤の表裏をハンダ付けします
  • 基板は両面プリント仕様なので、表裏をハンダ付けしましょう。

しっかりと取り付けられました

  • しっかりと取り付けられました
  • 基盤に部品類が確実に取り付けられているかは、目で見るだけなく、じかに触って確認しましょう。

基板へのハンダ付けは完了です

  • 基板へのハンダ付けは完了です
  • コンデンサー類と端子類も取り付けて基板へのハンダ付けは完了です。
    コンデンサーには極性がありますので注意しましょう。
    この段階で、取付場所や極性はもちろん、部品がしっかりハンダ付けされているか触って確認します。
    完成してからの手直しは困難なので、焦らず何度も確認してから次の段階に進みましょう。

レンチでしっかりと固定します

  • レンチでしっかりと固定します
  • 基盤ハンダ付端子は、レンチでしっかりと固定します。

仕上げにハンダ付けします

  • 仕上げにハンダ付けします
  • 仕上げにハンダ付けすることで、端子が緩むのを防止します。

基板の最終確認をしましょう

  • 基板の最終確認をしましょう
  • 表面だけでなく、裏面もしっかり確認しましょう。
    ハンダが浮いていないか、全てのパーツの取付が出来ているか等々確認します。

完成した基盤を筐体に固定します

  • 完成した基盤を筐体に固定します
  • 部品取付の完了した基盤をプラスドライバーを使って、筐体にネジ止めします。

説明書を見ながら配線します

  • 説明書を見ながら配線します
  • トランス類にも番号が付いているので、説明書を確認しながら配線します。

筐体内の最終チェック

  • 筐体内の最終チェック
  • 筐体内にハンダや配線のくずが残っていないか確認しましょう。

真空管をセットして完成です

  • 真空管をセットして完成です
  • 底板を筐体にネジ止めして、真空管をソケットに差し込んだら完成です。
    今回の所要時間は約2時間でしたが、工作やハンダにあまり慣れていない方でも3〜4時間程度あれば完成するとの事です。

いよいよ緊張の電源入れの瞬間です

  • いよいよ緊張の電源入れの瞬間です
  • 半完成のキットですが、やはり始めて電源を入れるときは緊張しますね〜。
    さっそく電源を入れてみましょう!
    しばらくすると真空管に明かりが灯ります。
    「電源ランプが点灯しない」「真空管が灯らない」「真空管の明るさが左右均等でない」「異音、異臭がする」などの異常が無いか確認します。問題がある場合は配線の誤り、ハンダが浮いている、などの可能性がありますので、基板の再チェックが必要です。
    異常がなければ、スピーカーと入力ソースを接続して音を出してみましょう。

真空管の場合、エージング(ならし運転)に少し時間が掛かります

  • 真空管の場合、エージング(ならし運転)に少し時間が掛かります
  • 真空管自体のエージングも必要ですが、真空管アンプはトランジスタアンプと比べると抵抗などの部品一つ一つが大きいので、全体的にエージングが必要です。
    エージングが進むと音が落ち着いて、真空管ならではの温かみのあるサウンドを聴かせてくれます。

音出ししてみました

  • 音出ししてみました
  • 取りあえず、手持ちで余っていたスピーカー「BOSE 111AD(8Ω)」を接続して音を出してみました。
    真空管なので、少し暖まるまで待ってから音出しします。
    サウンドはオーソドックスで真空管らしい温かく心地よいサウンドを聴かせてくれます。

    搭載されているトランス類がしっかりしているため、出力は10W+10Wと控えめですが、ダンピングの良いサウンドで、JAZZのベースもしっかりと表現してくれました。
    かなり、コストパフォーマンスの高い製品です。

【TIPS】 ハンダの良し悪しで音が変わります

  • 【TIPS】 ハンダの良し悪しで音が変わります
  • ハンダの良し悪しを、見た目で判断するコツをご紹介します。
    良いハンダは、必要以上にハンダが使われておらず、基板の穴に綺麗に流し込まれている状態です。
    一般的には、少ないハンダの方が音が良いと言われています。

    悪いハンダは、ハンダの量が少なすぎて基板が埋まっていなかったり、ハンダの量が多すぎて基板からはみ出してしている状態です。

    沸点が低い(溶けやすい)オーディオ専用ハンダが、使いやすくておすすめです。

  • 良くない例(1)
  • 良くない例(1):ハンダの量が少なすぎて基板が埋まっていません。経年で接触不良の原因となります。

  • 良くない例(2)
  • 良くない例(2):ハンダの量が多すぎて基板からはみ出してしています。

  • 良くない例(3)
  • 良くない例(3):熱を加えすぎて、ハンダの周りが汚れている、ハンダが玉になっている状態です。

付属の標準出力管は「EL34」ですが、自己バイアス方式の回路を採用しているため、スイッチの切替だけで調整することなく「KT-88」に変更することが可能。
規格の違う真空管に変える事によって大きくサウンドの傾向を変えて楽しむ事ができます。

また、同じ「EL-34」でもブランドが違う真空管を使うと音の傾向が変わりますし、前段の「12AX7」を変えても音の違いを楽しめますよ。
もちろん、より高音質を試したい場合は「抵抗」や「コンデンサー」「配線材」を取り替える事によってグレードアップさせる事も出来ます。
いろいろと試して自分好みのアンプに仕上げるのもオーディオの醍醐味ですね。

2012.4.16.公開

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