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2026.10.26

Joshin 試用レポート

「いつもの味と全然違う!」タイガー『ADG-A060KO』のハイブリッド抽出は何がすごいの? ハンドドリップやデカフェ豆で飲み比べてみた

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タイガー 全自動コーヒーメーカー HYBRID BREW ADG-A060KO

タイガーより透過式と浸漬式を組み合わせたハイブリッド抽出が行える、コニカル式ミルを内蔵した全自動コーヒーメーカー『ADG-A060KO』が登場!
透過式、浸漬式、ハイブリッド抽出で、コニカル式ミル。
なんだか凄そうな単語が多くて、雰囲気だけで凄いのが分かる!
でもレポートでは雰囲気に惑わされずに全部理解した上で、ハンドドリップと『ADG-A060KO』で抽出したコーヒーを飲み比べてみよう! ライター:ぴよこ

ハイブリッド抽出×全自動! タイガー『HYBRID BREW ADG-A060KO』

  • 凄みを感じさせないスリムでコンパクトな本体
    凄みを感じさせないスリムでコンパクトな本体
  • 本体パネルがマットで機械感が少ない
    本体パネルがマットで機械感が少ない
容量 0.85L(目安:約1〜6杯分)
サイズ(約) 幅16.0×奥行33.3×高さ41.2cm
重量(約) 3.6kg
コード長(約) 1m
セット内容 本体、計量スプーン、お手入れブラシ、取扱説明書

なんてシンプルな見た目!
正面から見た時のスリムさ、横から見た時の浮いているかのようなドリッパー、ハンドルが本体の上下の突起(ベースと上部スタンド)のラインにぴったりと収まる直線的なデザイン。
シンプルこそ美の頂点だと思っている筆者には、最高の姿である。

一般的なコーヒーメーカーは、コーヒー粉にお湯を通り抜けさせて抽出を行う透過式(DRIP)を採用しているが、『ADG-A060KO』は透過式に加えて、お湯の中にコーヒー粉を一定時間つけ込む浸漬式(HOLD)を交互に繰り返すハイブリッド抽出が出来る。
旨味や香りを引き出す透過式と、余分な雑味を排除して、甘味とコクを引き出す浸漬式の合わせ技で、豆本来のおいしさを最大限に感じられるというのだ。

「ADF-A060KO」との違いは?

  • 左が「ADF-A060KO」、右がレポートする『ADG-A060KO』
    左が「ADF-A060KO」、右がレポートする『ADG-A060KO』
  • グラインド機能がある分、少し『ADG-A060KO』が大きい
    グラインド機能がある分、少し『ADG-A060KO』が大きい

ちなみにタイガーには、既にハイブリッド抽出が行える「ADF-A060KO」が存在する。
今回登場した『ADG-A060KO』は、「ADF-A060KO」にグラインド機能を搭載したモデルといった位置づけになる。

グラインド機能が追加された分「ADF-A060KO」よりも少しサイズは大きいが、「ADF-A060KO」がコンパクトすぎるだけで『ADG-A060KO』も全自動コーヒーメーカーとしてはかなりスリム。

メニューの違い

  • 『ADG-A060KO』は抽出数ボタンは無くなりメニューが増えた
    『ADG-A060KO』は抽出数ボタンは無くなりメニューが増えた
  • サーバー台やサーバふたの有無など、パーツも少し違う
    サーバー台やサーバふたの有無など、パーツも少し違う
ADG-A060KO搭載メニュー
Rich 豆の持つ風味を引き出しつつ、後味はスッキリ仕上げるように抽出
Strong 力強い味わいとコクを楽しめる抽出
Decaf デカフェ豆を風味豊かに抽出
Iced 雑味を抑えた、アイスコーヒーに適した濃度で抽出
Grind グラインド機能のみを使用
Cleaning 本体側のお手入れや本体内部経路のミネラル成分を取り除くときに使用

他にも違いはある。
「ADF-A060KO」は抽出数をボタンで選択したが、『ADG-A060KO』は給水量で抽出数が決まるためボタンはない。

「ADF-A060KO」は抽出メニューは3種だが、『ADG-A060KO』はデカフェ豆を風味豊かに抽出できる「デカフェ」が加わった。

あとは、『ADG-A060KO』にはグラインド機能に合わせて、豆挽き機能だけでも使用する「グラインド」メニューと、抽出前に「コーヒー豆」か「コーヒー粉」を使うかを選択するボタンが配置。

『ADG-A060KO』の特徴

  • 挽き目はホッパーの目盛りで調整する
    挽き目はホッパーの目盛りで調整する
  • コニカル式の特徴でもある円錐形状の刃
    コニカル式の特徴でもある円錐形状の刃
  • 抽出量は背面タンクの給水量で決まる
    抽出量は背面タンクの給水量で決まる

ホッパーの側面の目盛りで挽き目を調整する。
目盛りが小さいほど細挽き、大きいほど粗挽きになる。
ホッパーは回すと外れ、本体内側から円錐形状の内刃が姿を現す。

コニカル式とは、この円錐形状の刃を用いてコーヒー豆をすり潰すように粉砕する方式のこと。
低速回転で豆を挽くことで、回転熱が機械にこもりにくく、コーヒー豆本来の香りや風味を損なわずに粉砕ができる。
プロペラ式に比べて粒が均一になりやすく、雑味が少なくクリアな味わいになるのが特徴だ。

背面には着脱式の水タンクが配置。
給水はタンクに書かれた抽出メニューと抽出数に合わせて調整する。

  • 吐出口は6つのシャワーノズル
    吐出口は6つのシャワーノズル
  • 自動開閉弁付きの1穴フィルター
    自動開閉弁付きの1穴フィルター

『ADG-A060KO』は注水口とフィルターにタイガーの独自性が凝縮されている。
吐出口は6つのシャワーノズルで、粉全体を均一に蒸らすことで抽出ムラをなくす。
フィルターに注がれたお湯は、自動開閉弁付きの1穴フィルターで「浸漬(閉じる)」と「透過(開く)」をスムーズにコントロール。
一見普通のフィルターだが、自動でプログラムに合わせた抽出を行ってくれるのだ。

しかもフィルターはマグネットでピタッと固定・着脱ができるので日常的に扱いやすい。

お手入れパーツ

  • 取っ手付きのグラインド&外刃
    取っ手付きのグラインド&外刃
  • お手入れは付属のブラシで粉を取り除く
    お手入れは付属のブラシで粉を取り除く
  • 分解した状態
    分解した状態

グラインドと外刃はそれぞれ取っ手が付いており、持ち上げると取り外せる。
付着したコーヒー粉などは、付属のお手入れブラシで取り除く。
他のパーツも簡単に取り外せるものばかりなので、分解はカンタン。

ハンドドリップと味を比べてみよう

  • 飲み比べ用にハンドドリップも用意!
    飲み比べ用にハンドドリップも用意!
  • 豆は同じ豆を『ADG-A060KO』で挽いて使用
    豆は同じ豆を『ADG-A060KO』で挽いて使用

ハイブリッド抽出の味を確かめるため、『ADG-A060KO』の「Rich」と、ハンドドリップでコーヒーを淹れて違いを確かめる。

コーヒー豆は同じ袋から取り出したものを使い、『ADG-A060KO』の「グラインド」で同じ量だけ挽く。
ハンドドリップはコーヒーチェーンで働いていた事があるスタッフが、グースネック式の電気ケトル「PCZ-A080XP」を使って行う。

ハンドドリップの本気度が割と高いが、筆者は『ADG-A060KO』がより美味しくなると信じて…信じたい。

結果:もはや別物すぎる。

  • 【動画】抽出時の様子を確認いただけます
    【動画】抽出時の様子を確認いただけます
  • 肉眼でみると色から違うのが分かった
    肉眼でみると色から違うのが分かった

それぞれカップに注いで飲み比べ。
見た目は変わらないだろうと思ったが、『ADG-A060KO』は瑞々しく、ハンドドリップは濃い。
どちらも表面にオイルはあったが、『ADG-A060KO』は量が少なく、かなり澄んで見えた。

飲むと、見た目以上に違いが分かる。
違いが分かるというか、もはや違う。別物すぎる。赤の他人じゃないか!
ハンドドリップは重みのある深煎りのガツンとくる香りと味。
『ADG-A060KO』は雑味やえぐみのない、スッキリとした透明感のある味で、スーッと体に入ってくる。

筆者のイメージで言うと、ハンドドリップの味は5分刻みで設定したアラームの7回目で無理やり体を起こし、冴えない頭を絶対起こすぞという時に飲むのに適した味。
『ADG-A060KO』は、前日の夜に精油の香るお風呂に浸かり、洗い立ての寝具に包まれて眠り、朝の日差しで自然と目が覚めた時に飲むような、理想的な整いライフを思わせる。

新搭載の「デカフェ」も飲み比べ!

  • デカフェは透過式の「ADC-G060」で比較!
    デカフェは透過式の「ADC-G060」で比較!
  • 『ADG-A060KO』は「デカフェ」で抽出をする
    『ADG-A060KO』は「デカフェ」で抽出をする

「Rich(ハイブリッド抽出)」は上質な味だった。
新たに搭載された「Decaf」は、デカフェ豆を「浸漬式」で抽出を行い、風味豊かに抽出する※。
今回は、透過式(DRIP)で抽出するコーヒーメーカー「ADC-G060」で抽出した一杯と味を比較する。
もちろん、どちらも同じ袋に入った豆を使い、豆を粉にするのは『ADG-A060KO』だ。

デカフェコーヒーは「味が物足りない…」という声をよく聞くが、どれだけ味が違ってくるのだろうか。

「Cleaning」でカフェインの入った豆を取り除いておこう

  • シャッター周りに粉が残っている
    シャッター周りに粉が残っている
  • 「Cleaning」でお手入れ開始
    「Cleaning」でお手入れ開始
  • ブラシで豆を取り除く
    ブラシで豆を取り除く
  • フィルターに集まった粉
    フィルターに集まった粉

抽出前に、『ADG-A060KO』から先ほどの粉砕したカフェインを含む豆を取り除いておこう。
各パーツをセットした状態で「Cleaning」を実行すると、ピピーッと音がしてシャッターが開く。
ピッと音が鳴ったら、ホッパーとグラインドを外し、付属のお手入れブラシで、開いているシャッターからフィルターに粉を落として取り除く。
取り除いた後は、パーツを元の状態に戻せば自動でシャッターが閉まってお手入れ完了。

結果:やっぱり別物!めちゃくちゃ美味しい!

  • 一見どちらも同じだが…
    一見どちらも同じだが…
  • 『ADG-A060KO』は表面のオイルがかなり少ない
    『ADG-A060KO』は表面のオイルがかなり少ない

お手入れを行い、デカフェの抽出も完了!
「Rich」の時もだったが、『ADG-A060KO』で抽出したコーヒーはオイルが少なく表面が本当に澄んでいる。
香りはよく似ている気がするが、果たして味は…。

やっぱり全然違う!
まずシンプルに『ADG-A060KO』は美味しい!
「Rich」同様に雑味が少ない、澄んだ味ではあるが、しっかりコクがあってコーヒーを飲んでいるという満足度が高い。
「ADC-G060(透過式)」で淹れたコーヒーとの圧倒的な違いは酸味。
『ADG-A060KO』には全く酸味を感じなかったが、「ADC-G060」のコーヒーを飲んだスタッフ全員が開口一番に「すっぱい」と言った。
どちらも淹れたてだったが、「ADC-G060」は『ADG-A060KO』よりも時間が経つのが速いんじゃないかと思うような味だった。

まとめ

今までもコーヒーメーカーのレポートを行ってきたが、これだけ全自動コーヒーメーカーで味の違いを明確に感じられたのはじめてだった。
『ADG-A060KO』は浸漬式で淹れたコーヒーのようなスッキリした味に加えてしっかり香りとコクも楽しめる。

ドリップした余韻の残る香りと味のコーヒーが好きだと、ベースの味が少し好みとは異なるかもしれないが、今回は豆の挽き目を目盛りの中央(中細挽き)にしていたので、細挽き寄りにするなどの調整を行えば濃厚な味になるかと思う。
「グラインド」単体で使うこともできるので、濃い味を楽しみたい時はグラインドしてハンドドリップし、忙しい時や手軽にコーヒーを楽しみたい時には浸漬式と、全く違う味を楽しめるのも良いところ!
雑味の少ないクリアな一杯も、いつもの一杯も、満足のいく一杯がこれ1台で味わえる事自体が贅沢である。 2026.10.26 (ぴよこ)

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