【おすすめ】600L台の冷蔵庫の比較&選び方!人気のモデルもご紹介
2024.11.30
冷蔵庫は、家族の人数やライフスタイルに応じて最適な容量が異なります。5、6人の家族や、食材のまとめ買いをする方、頻繁に料理を作り置きする方には、収納力に優れた600L台の冷蔵庫がおすすめです。
600L台の冷蔵庫は、東芝、三菱、日立、パナソニックなど、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。各メーカーには独自の機能や特長があるため、比較検討した上で選ぶことが重要です。
そこで本記事では、Joshin webの家電担当者が、600L台の冷蔵庫を選ぶ際のポイントを解説します。いっしょに使うと便利な関連商品についてもご紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
Joshin web家電担当者「マルちゃん」が、600L台冷蔵庫のポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
600L台の冷蔵庫は5、6人の家族にピッタリ
冷蔵庫選びでまず重要なのは、容量が大きすぎず、小さすぎないモデルを選ぶことです。容量が大きすぎると、設置場所を多く取るだけでなく、エネルギー消費が増えて電気代も高くなることがあります。
一方で、容量が小さすぎると食材の収納に困ったり、詰め込みすぎて冷却効率が悪くなったりすることがあります。最適な容量を選ぶことで、こういった問題は避けられるでしょう。
家族の人数に応じた適切な冷蔵庫の容量は、下記の計算式で求めることが可能です。
例えば、6人家族の場合、6人×70L+100L+70L=590Lとなるため、600L台の冷蔵庫がおすすめです。
ただし、この計算式で求められる容量はあくまで目安。例えば、4人家族でも食材をまとめ買いする方や、週に一度大量に作り置きする方には、600L台の大型冷蔵庫が使い勝手がいい場合もあります。
冷蔵庫の容量は家族の人数に加えて、ライフスタイルも考慮して選ぶことをおすすめします。
600L台の大型冷蔵庫なら、作った料理を鍋ごと保存できる庫内の広さがあります。タッパーなどの保存容器に移し替える手間がなく、食べるときにそのまま火にかけられるので便利です。
600L台の冷蔵庫の最新トレンド
最近の600L台の冷蔵庫は、さまざまな進化が見られます。最適な温度管理を行うAIを搭載したモデルや、庫内の様子を映し出すカメラを搭載したモデル、手がふさがっていても簡単にドアを開けられるタッチオープン機能付きモデルなど、便利でユニークなモデルが充実しています。
また、野菜室も大きく進化しており、野菜の鮮度を保つ機能を搭載するようになりました。東芝は「もっと潤う 摘みたて野菜室」、日立は「新鮮スリープ野菜室」、三菱は「朝どれ野菜室」、パナソニックは「Wシャキシャキ野菜室」という名称で、それぞれ独自の保存技術を採用しています。
さらに、冷蔵・冷凍機能も多様化しています。一般的な-18℃前後の冷凍室や0℃前後のチルド室に加え、刺身やお酒などを最適な温度に保つのに便利な-3〜-7℃の温度設定が可能な冷凍室、洋菓子・ビールなどの保存に適した0〜6℃程度の温度調整ができる冷蔵室を備えたモデルも登場。収納する食材によって、最適な温度に調整できます。
600L台の冷蔵庫には、食材を素早く冷凍する急速冷凍機能がついたモデルもあります。この機能を使えば、食材や料理のおいしさや風味を損なわずに冷凍保存ができます。作り置きや買い置きが多い方におすすめの機能です。
600L台の冷蔵庫を選ぶ際のポイントとは?
ご家庭にピッタリの冷蔵庫を選ぶなら、必ず押さえておきたいポイントがあります。具体的には、ドアの開き方や収納室の配置、サイズ、デザインなどです。メーカー独自の機能もありますので、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。
ドアの開き方:600L台は観音開きのモデルが多い
600L台の冷蔵庫を選ぶ際には、ドアの開き方を確認することが大切です。冷蔵庫のドアの開き方は、片開き(左開き/右開き)と観音開き(フレンチドア)、両開きの3つのタイプがあります。
600L台の冷蔵庫のドアの開き方は、観音開きが多いのですが、使い方によっては片開きのモデルのほうが適していることもあります。3つのタイプの違いについて解説しましょう。
片開き(左開き/右開き)
片開きのドアは、右から左へ開く「左開き」と、左から右へ開く「右開き」があります。多くの冷蔵庫が左開きモデルと右開きモデルの両方を用意していますので、設置場所に合わせて選ぶことが可能です。片開きはドアポケットの容量が大きく、2Lペットボトルなどの大きな容器を収納するのに便利。ただし、片開きタイプを選ぶ際には、ドアの開く方向がキッチンの動線を妨げないか、必ず確認してください。
観音開き(フレンチドア)
観音開きのドアは、中央から左右両方に開きます。開閉に必要なスペースが小さくて済むため、冷蔵庫前のスペースが狭くても、物を出し入れしやすいのが特長。
また、取り出したい物がある側のドアだけを開けられるので、庫内温度の上昇も抑えられます。
両開き
両開きのドアは、左右どちらからでも開けられます。設置場所を問わず使いやすいのが特長で、引越しや模様替えで部屋のレイアウトが変わっても、設置場所を柔軟に変えることが可能です。
収納室の配置:冷凍室が真ん中か、野菜室が真ん中か
600L台の冷蔵庫を選ぶ際には、収納室の配置にも気をつけてください。収納室の配置は、上から「冷蔵室、冷凍室、野菜室」の順になっているものと、「冷蔵室、野菜室、冷凍室」の順になっているものがあります。
下段よりも真ん中にある収納室のほうが、食材の出し入れの際にかがむ必要がないため使いやすいもの。冷凍室と野菜室のどちらをよく使うかを考えて、使用頻度の高い収納室が真ん中にあるモデルを選ぶのがおすすめです。
サイズ:放熱スペースと搬入経路が確保できるサイズを選ぶ
冷蔵庫を設置する際には、本体の周囲に放熱スペースが必要です。必要なスペースの大きさは、冷蔵庫のメーカーやモデルによって異なります。購入前に、カタログやメーカーサイトのスペックを確認し、設置予定の場所に十分なスペースがあるかどうか測ってみましょう。
また、搬入経路も事前に確認すべきポイントです。冷蔵庫の搬入には、本体サイズに加えて、幅や高さに約10cmの余裕が必要となります。
エレベーターの入り口や階段の踊り場、部屋の入り口のドアといった、搬入経路にある狭い部分の寸法を事前に測り、本体+10cmの幅があるかどうかを確認しておいてください。
デザイン:部屋の雰囲気との相性が重要
600L台の大型冷蔵庫には、ガラス製やスチール製、木目調など、さまざまなデザインのモデルがそろっています。冷蔵庫は存在感の大きい家電なので、デザインや色味がキッチンの雰囲気に合うかどうかも重要なポイントです。ご自身の好みや、部屋全体のインテリアとの調和を考えて選んでください。
省エネ性能:統一省エネラベルをチェック
冷蔵庫は、家の中でもトップクラスに電力を消費する家電。そのため、省エネ性能がどれほど優れているかを確認することも重要です。省エネ性能の高いモデルを選べば、エネルギー消費を抑えられ、電気代の節約につながります。
冷蔵庫の省エネ性能を確認するには、商品説明やカタログに掲載されている「統一省エネラベル」が参考になるでしょう。このラベルは、5つの星や数値で省エネ性能をわかりやすく表したもの。省エネ基準達成率や1年間の目安電気料金も記載されていますので、購入前にチェックしてみてください。
そのほかの機能:各メーカー独自の機能をチェック
600L台の冷蔵庫には、急速冷凍機能や柔軟な温度調整機能、カメラ機能など、さまざまな便利機能を搭載したモデルもあります。メーカー独自の機能も多いため、使いたい機能を搭載しているかどうかも、冷蔵庫選びの重要なポイントになります。
急速冷凍機能
急速冷凍機能を備えたモデルは、食材や料理を大風量の冷気で急速に冷やすことで、食材のおいしさや食感をキープしながら冷凍保存できます。肉の旨みを保ったり、ご飯やパンのふんわり感を維持したり、野菜や果物の霜付きや変色を防いだりする効果があります。
柔軟な温度調整機能
モデルによっては、従来の冷蔵庫よりも冷蔵室や冷凍室の温度を細かく調整できる機能を備えています。例えば、冷蔵室全体をチルド室と同等の約2℃に保つ機能を備えたモデルは、菌の繁殖を抑えて食材の鮮度を長持ちさせることが可能です。 また、従来の冷凍温度(‐18℃前後)よりも高い-7℃で冷凍できるモデルなら、食材の解凍が不要で、冷凍室から出してそのまま調理することができます。
カメラ機能
冷蔵室のドアを開けるたびに、室内を自動で撮影するカメラ機能を備えたモデルもあります。この機能があれば、食材の買い忘れや、すでに購入した食材の二重購入を防げます。撮影された写真はスマートフォンのアプリを通して家族全員が確認できるので、買い物を分担しているご家庭にも便利です。
冷凍食品をよく利用する方や作り置きが多い方は、真ん中に冷凍室があるタイプの冷蔵庫が向いています。
一方、料理をする頻度や生野菜を使う機会が多い方は、真ん中が野菜室になっているタイプの冷蔵庫が向いているでしょう。キャベツや白菜といった、かさばる葉物野菜をよく購入する方にも、真ん中が野菜室タイプの冷蔵庫がおすすめです。
メーカー別・600L台の冷蔵庫の特長
600L台の冷蔵庫は、さまざまなメーカーから多くの製品が登場しています。ここでは、おすすめの冷蔵庫メーカーと、代表的なモデルの特長についてご紹介します。
東芝:ラップ無しでも野菜を新鮮に保存
日本を代表する総合電機メーカーである東芝。東芝の600L台の冷蔵庫は、真ん中に広い野菜室を配置しているのが特長です。同社の「もっと潤う 摘みたて野菜室」は、野菜室内にたっぷりの冷気を送り込み、湿度を95%以上に保つことで、袋やラップに入れなくても野菜を新鮮に保存できます。
さらに、一部のモデルは、冷蔵庫に軽くふれるだけでドアが開く「タッチオープン機能」を搭載。両手がふさがっているときでも食材をスムーズに出し入れすることが可能です。
三菱:冷凍した食材を解凍せずに使える
三菱は、1920年代から扇風機、電気冷蔵庫、ラジオ、テレビなど、数多くの革新的な製品を開発してきた家電メーカーです。三菱の600L台の冷蔵庫は、「全室独立おまかせA.I.」を搭載しているのが特長。
これは、開閉が多く温度が上昇した収納室だけ集中的に冷やすなど、収納室ごとの状況に応じて最適な温度に調整してくれる機能です。AIが収納室ごとの使用時間帯や頻度も予測し、精度の高い運転を行ってくれます。
さらに、同社の600L台の冷蔵庫は、冷凍機能も充実。氷点下なのに凍らない「氷点下ストッカーD A.I.」は、肉類や魚を生のままおいしく長く保存できます。
また、約-7℃で食材を凍らせる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」機能も人気です。食材が凍った状態でも、必要な分だけ簡単に切り取ることができるので、解凍せずに調理できます。頻繁に料理をする方にとって、非常に便利な機能といえるでしょう。
日立:冷蔵室全体をチルド室に切り替えられる
日立は、日本を代表する総合電機メーカーのひとつ。同社の600L台の冷蔵庫は、冷蔵室全体をチルド室に切り替えられる「まるごとチルド」機能が特長。約2℃の温度と高い湿度を保つことで、ラップなしでも食材を新鮮に保存することができます。
さらに、一部のモデルには、ドアを開けるたびに庫内を自動撮影する「冷蔵庫カメラ」機能を搭載。撮影した写真はスマートフォンで確認できるため、ドアを開けずに庫内の状況のチェックが可能です。無駄なドアの開閉を減らすことで節電効果が期待できるほか、食材の買い忘れや二重購入の防止にも役立ちます。
パナソニック:冷凍食品を長くおいしく保存
パナソニックは、長年にわたり高品質な製品を開発し続けている、日本を代表する総合電機メーカーです。パナソニックの600L台の冷蔵庫は、シックでスタイリッシュなデザインが大きな特長。キッチンのインテリアにも調和しやすく、空間をおしゃれに見せてくれます。
機能面では、独自の「うまもり保存」技術を搭載。冷凍室内での温度変化から食品を守り、霜付きを抑えて長期間おいしく保存できます。
また、冷凍室の「ワンダフルオープン」機能は、引き出しが全開になるまで引き出せるため、奥にある食材も取り出しやすいのが魅力。底面が広く、食材をたっぷり収納することができます。
Joshin web家電担当者が厳選! おすすめの600L台の冷蔵庫
ではここで、プロの視点で厳選した600L台の冷蔵庫をご紹介しましょう。いずれも、Joshin webの家電担当者によるセレクト。こちらを参考に、ぜひ使い勝手のいいモデルを見つけてください。
- 会員様web価格 223,200円 (税込)最短 1月25日( 土 ) に配送・設置致します2024年10月 発売◆すばやく冷やして上手に解凍「速鮮・解凍モード」
◆ドアポケットがスッキリ整理「仕切れるチューブスタンド」
◆明るく照らして奥まで見やすい「シーリングブライト照明」
・寸法(約):幅685×奥行748×高さ1,833mm
・家族構成の目安:5〜6人
・年間電気代目安:8,400円(税込) - 会員様web価格 308,000円 (税込)限定 「おひとり様1点」最短 1月25日( 土 ) に配送・設置致します2023年02月 発売◆「冷蔵庫カメラ」で毎日の食材管理を手軽にラクに◆幅68.5cmでゆとりの大容量617L◆冷蔵室全段のどこに置いても鮮度長持ち「まるごとチルド」
・寸法:幅685×奥行740(カメラ機能使用時795)×高さ1,875mm
・家族構成の目安:6人以上 - 会員様web価格 316,800円 (税込)最短 1月25日( 土 ) に配送・設置致します2024年02月 発売◆おいしさを守る 「 うまもり保存」
◆おいしく半解凍できる 「 パーシャル半解凍」
◆奥の奥まで使いやすい「ワンダフルオープン」
・寸法:幅685×奥行745×高さ1,828mm
・家族構成の目安:6人以上
600L台の冷蔵庫のおすすめ関連商品
600L台の大型冷蔵庫を使用するうえで、いっしょに使うと便利な関連商品があります。ここでは、冷蔵庫内のにおいを清潔に保つ消臭グッズや、冷蔵庫の設置スペースを傷やへこみから守るアイテムなど、おすすめの商品をご紹介します。
消臭グッズ:冷蔵庫内に置くだけでにおいを吸収
冷蔵庫の中は、食材やこぼれた調味料などのにおいが充満しやすいもの。600L台の冷蔵庫には消臭機能を搭載しているモデルもありますが、それでも冷蔵室内のにおいが気になる場合は、消臭グッズを活用するのがおすすめです。
備長炭や活性炭の効果を利用したものなどがあり、製品にもよりますが、一度設置すると3〜5ヵ月程においを吸収してくれます。
プロテクトマット:床の傷やへこみを防ぐ
プロテクトマットは、床を保護するために冷蔵庫の下に敷くマットです。600L台の冷蔵庫は非常に重いため、フローリングの上に直接置くと、床が傷付いたり、へこんでしまったりすることがあります。プロテクトマットを使用すれば、床を傷やへこみから守ることが可能です。
冷蔵庫浄水フィルター:おいしい氷づくりに欠かせない
製氷機能を備える冷蔵庫には、タンクに入った水道水に含まれるカルキや不純物を取り除く、浄水フィルターが搭載されています。おいしい氷を作るためには欠かせないアイテムです。
浄水フィルターを清潔に保つためには、こまめなお手入れや定期的な交換が欠かせません。長期間メンテナンスしないと、カビやヌメリが発生したり、製氷がうまくできなくなったりするおそれがあります。おいしい氷を楽しむためにも、浄水フィルターの掃除や交換を忘れずに行いましょう。
なお、浄水フィルターのメンテナンス法や交換のタイミングについては、各冷蔵庫の説明書をご確認ください。
たっぷり入る600L台の冷蔵庫で食生活を豊かに
600L台の大型冷蔵庫は、大容量の冷蔵室・冷凍室・野菜室を備え、食材を新鮮なまま保存するための多彩な機能が充実しています。中容量のモデルに比べて広い設置スペースが必要ですが、得られるメリットも大きいため、5、6人の家族や、まとめ買い・作り置きをする方におすすめです。
600L台の冷蔵庫は、メーカーやモデルによって機能や仕様が異なるため、自分に合った機能を搭載したモデルを選ぶことが重要といえます。この記事を参考に、ご自身のライフスタイルにピッタリの冷蔵庫を見つけてください。