冷凍庫の霜取りの方法は?霜がつきにくくする対策も解説
2026.8.11[更新]
冷凍庫の内部に、気がつくと霜がついていることがあります。この霜をどうやって取り除けばいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。霜取りは一見大変そうに見えますが、簡単にできる方法や、霜をつきにくくする方法があるので、知っておくと便利です。本記事では、冷凍庫に霜がつく原因や霜を取る方法のほか、霜取りの際にやってはいけないこと、霜がつかないようにする対策について解説します。
Joshin web 家電担当者「マルちゃん」が、冷凍庫の霜取りの方法や霜がつきにくくする対策を紹介いたします!
冷凍庫に霜がつく主な原因は、ドアの開閉で庫内に入った空気
冷凍庫内に霜がつく主な原因は、ドアの開閉時に外から庫内に入った空気です。湿気を含む空気が冷やされると結露が発生し、それが凍結して庫内に氷の粒がつきます。さらに、ドアの開閉が何度も繰り返されるうちに氷の粒が大きくなり、厚い霜となるのです。また、冷風口の詰まりやドアパッキンの劣化、食品の詰め込みすぎなども霜ができる原因のひとつとなります。
冷凍庫内の霜を放置すると、冷却効率が低下して余計な電気代がかかったり、霜が厚くなって冷凍庫内のスペースを圧迫したりといった問題が生じます。霜は、厚くなる前に早めに取り除きましょう。
冷凍庫の霜の厚さに応じた霜取りの方法
冷凍庫の霜取りは、霜がまだ薄い状態であれば簡単に行えますが、霜が厚くなっている場合は少し手間がかかる作業になります。それでも、手順どおりに進めれば、問題なく取り除けるでしょう。ここでは、霜の厚さに応じた霜取りの方法をご紹介します。
霜が薄い場合
冷凍庫内についた霜が薄い場合は、40℃程度のぬるま湯で温めたタオルを絞り、拭き取るだけで簡単に霜を取り除けます。このとき、タオルをしっかりと絞ってから拭き取らないと、残った水滴が新たな霜の原因になるので注意が必要です。温めたタオルで拭き取った後は、乾いたタオルで庫内をよく拭き、水分をしっかり取り除きます。
庫内の食品が霜取り作業の邪魔にならなければ、取り出す必要はありません。ただし、霜の範囲が広く、食品が邪魔になる場合は、一時的にクーラーボックスなどに移しておくのがおすすめです。

霜が厚い場合
冷凍庫内についた霜が数センチと厚く、温めたタオルで拭くだけでは取れない場合は、冷凍庫の中の食品をクーラーボックスなどに一時的に移し、冷凍庫の電源を抜いてドアを開けておきます。その後、霜が自然に溶けるまで待ち、溶けたらタオルで庫内の水分をしっかりと拭き取りましょう。最後に乾いたタオルで仕上げ拭きをして、完全に水分を取り除きます。
霜が溶けるまでの時間は季節にもよりますが、ほとんどの場合、半日程ドアを開けておけば溶けきります。

霜がかなり厚い場合
冷凍庫内についた霜が非常に厚い場合や冬場などは、ドアを開けておいても霜がなかなか溶けないことがあります。そんなときは、冷凍庫の電源を抜き、ドアを開けてしばらく霜を溶かした後、プラスチック製やシリコン製のへらを使って慎重に霜をはがしていきます。作業中は冷凍庫の周りが濡れないよう、床にタオルを敷いておいてください。
大きな霜の塊を取り除いた後は、残った霜が完全に溶けるまで待ってから、タオルで庫内の水分をしっかりと拭き取ります。最後に、乾いたタオルで仕上げ拭きをします。

冷凍庫の霜取りで避けるべきこと
冷凍庫の霜取りを行う際には、やってはいけないこともあります。冷凍庫が故障するおそれもありますので、下記のような方法は避けてください。
ドライヤーを使う
ドライヤーを使えば効率良く霜を溶かせそうに思えますが、熱によって冷凍庫内が変形する可能性があります。ドライヤーの熱による変形は、多くの場合メーカー保証の対象外となるため、ドライヤーの使用は避けましょう。霜を早く溶かすには、暖房を使って室温を上げたり、日中の暖かい時間帯に作業したりするのが効果的です。

アイスピックやナイフなど、硬い道具を使う
霜を削り取るのにアイスピックやナイフなどの硬い道具を使うと、庫内を傷つけてしまう可能性があります。万が一冷却用パイプに穴を開けてしまい、冷媒が漏れてしまうと、発火や爆発のおそれがあるので絶対にやめてください。霜取りに道具を使う場合は、必ずプラスチック製やシリコン製のへらなど、やわらかい道具を使いましょう。

熱湯を使う
霜取りに熱湯を使うと、急激な温度変化で冷凍庫内が変形したり、故障したりするおそれがあります。また、熱湯を使うと庫内に水滴が残り、かえって新たな霜が発生する原因になってしまうこともあります。お湯の温度が高いほど霜が取れやすいわけではないため、40℃程度のぬるま湯で温めたタオルを使うのがおすすめです。

霜取りスプレーを使う
車のガラスなどに使用する霜取りスプレーを冷凍庫に使うと、成分が食品に付着して人体に入ってしまうおそれがあるため、使用しないでください。霜取りスプレーの主成分はアルコールですが、そのほかにもさまざまな成分が含まれており、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。また、アルコールは冷凍庫のドアパッキンを傷めることもあるため、霜取りスプレーを使うことは避けましょう。

冷凍庫に霜がつきにくくする対策
せっかく霜を取り除いても、これまでと同じ使い方をしていると、再び霜がついてしまう可能性があります。こまめに霜取りを行うのも手間がかかるため、普段から霜ができにくいように対策するのがおすすめです。ここでは、冷凍庫に霜がつきにくくする具体的な対策をいくつかご紹介します。
汚れ防止シートを使う
冷凍庫内に汚れ防止シートを貼っておくと、霜がついてもシートを外すだけで簡単に取り除くことができます。また、汚れ防止の効果もあるため、冷凍庫の掃除が楽になるというメリットもあります。汚れ防止シートは、霜がつきやすい天井やサイドの壁面部分に貼るのがおすすめです。ただし、冷風口をふさいでしまうと冷気の循環が悪くなり、冷凍庫の故障につながるので注意しましょう。
食品を入れすぎない
冷凍庫に食品を入れすぎると、食品を取り出す際にドアを開けている時間が長くなり、霜ができやすくなります。さらに、食品を詰め込みすぎると、冷凍庫のドアがきちんと閉まらず、半ドア状態になることも。
冷凍庫の場合、凍った食品が保冷剤の役目を果たすため、隙間なく詰めるほうが効率良く冷やすことができて、電気代の節約にもなります。ただし、冷凍庫につく霜でお悩みの方は、霜防止の観点から庫内の食品を適度な量に保つことをおすすめします。

熱い料理は冷ましてから入れる
熱い料理を冷まさずに冷凍庫に入れると、庫内の温度が急激に上がり、結露が発生して霜ができやすくなります。霜の付着を防ぐために、料理は粗熱を取ってから冷凍庫に入れるようにしてください。手でふれても熱く感じない程度まで冷ますのがポイントです。
また、料理や食品を冷凍庫に入れる際には、冷凍用保存袋やラップなどでしっかり密閉することも重要。密閉することで水分の蒸発が抑えられ、霜がつきにくくなるだけでなく、味や風味の劣化も防ぐことができます。

ドアの開閉時間や回数を減らす
冷凍庫内に霜ができる主な原因は、ドアを開けた際に外から温かく湿気を含んだ空気が流れ込むことです。そのため、ドアの開閉時間をできるだけ短くすることで、霜の発生を防げます。冷凍庫を開ける前に取り出す食品を決めておいたり、普段から庫内の食品の置き場所を決めて整理しておいたりといった工夫が効果的です。さらに、1回あたりの開閉時間を短くするだけでなく、開閉する回数も最小限に抑えるよう、心掛けましょう。

劣化したドアパッキンを交換する
冷凍庫のドアパッキンが劣化したり汚れていたりすると、ドアがしっかりと閉まらず、隙間から外気が入り込みやすくなります。ドアの隙間を確認するには、紙を一枚挟んでドアを閉め、すぐに紙が落ちてしまうか試してみてください。紙が簡単に抜けてしまう場合は、ドアパッキンが劣化している可能性があるので交換しましょう。ドアパッキンは冷凍庫のメーカーから取り寄せるほか、家電量販店などでも購入できます。

サラダ油を塗る
霜の発生を抑え、霜ができたときも取りやすくする方法として、冷凍庫内に薄くサラダ油を塗る方法もあります。サラダ油で庫内の表面をコーティングすることで霜がつきにくくなり、ついたとしても簡単に取り除けます。使用するサラダ油は、無臭で粘度が低いものを選び、少量をキッチンペーパーに染み込ませてから塗るといいでしょう。塗りすぎるとべたつきが生じて汚れの原因となるため、少量を薄く伸ばすように塗るのがポイントです。

間冷式の冷凍庫を使う
冷凍庫の冷却方式には、「間冷式(ファン式)」と「直冷式」の2種類があります。間冷式の冷凍庫は、冷却器が冷凍庫の外にあり、ファンを使って冷凍庫内に冷気を取り込んで冷やす仕組みです。庫内に冷気をむらなく送れるので、温度が一定に保たれて、霜が発生しにくいのが特長。また、間冷式の冷凍庫には、自動霜取り機能を備えたモデルもあります。
一方、庫内にある冷却器の冷気で直接冷やす直冷式は、庫内をすぐに冷やせるというメリットがありますが、霜が発生しやすい傾向があります。冷凍庫の霜にお悩みの方は、直冷式から間冷式の冷凍庫へ買い替えるのもひとつの選択肢です。

冷凍庫の霜は工夫次第で対策できる
冷凍庫に霜ができる原因は、外から入った空気が冷やされることで結露が発生し、その水分が凍るためです。一度霜ができると、温めたタオルで拭き取ったり、電源を切って溶かしたりといった対応が必要になるので、霜の発生を防ぐ工夫をしましょう。
霜の発生を防ぐには、汚れ防止シートを使ったり、食品を入れすぎないようにしたり、ドアの開閉を最小限にしたりといったさまざまな対策があります。また、根本的な対策として、霜のつきにくい間冷式の冷凍庫への買い替えも検討してみてください。





















































































































